『チェンソーマン』の作画は、なぜTVアニメと劇場版『レゼ篇』で印象が変わったのか。2026年11月現在、この疑問を解く鍵は、単純な作画技術の向上だけではない。監督の交代、原作絵へのアプローチの変化、2D作画と3DCGの連携、そしてアクション演出の再設計にある。
2022年のTVシリーズでは中山竜監督が実写映画を思わせる写実的な映像表現を追求。一方、2025年9月19日公開の劇場版『レゼ篇』では、𠮷原達矢監督と中園真登副監督が中心となり、藤本タツキの原作漫画にある表情や構図、デフォルメ表現を積極的に取り入れた。さらに2026年には続編『刺客篇』のスタッフ情報も公開され、シリーズの映像表現は新たな段階に入っている。
【まず結論】チェンソーマンの作画が変わった最大の理由は演出方針の違い

『チェンソーマン』のアニメを見比べると、TVシリーズと劇場版ではキャラクターの表情、画面構成、色彩、アクションの見せ方に違いがある。
ただし、これを単純に「TV版の作画が悪く、映画版で改善された」と評価するのは正確ではない。両作品は、同じ原作を異なる映像言語で表現しているからだ。
TV版は写実性と映画的な空気感を重視2022年10月から12月に放送されたTVシリーズは、MAPPAが制作を担当。監督は中山竜、脚本は瀬古浩司、キャラクターデザインは杉山和隆が務めた。
特徴的だったのは、キャラクターを必要以上に誇張せず、日常の動作や会話を自然に見せる演出である。
カメラを引いた構図、背景の空気感、光と影のコントロールなど、実写映画を連想させる画面づくりが目立った。
この表現は、原作にある退廃的な都市風景や、デンジたちが暮らす世界の生々しさを伝えるうえで効果的だった。一方、漫画特有の大胆なアップや誇張された表情を期待していた読者には、少し落ち着きすぎた印象を与えた。
レゼ篇は原作漫画の表現を積極的に取り込んだ劇場版『レゼ篇』では、監督が中山竜から𠮷原達矢に交代。TVシリーズでアクションディレクターを担当していた𠮷原が、映画では作品全体を統括する立場になった。
2025年9月の公開に合わせて行われたMANTANWEBのインタビューでは、𠮷原監督が杉山和隆ら作画・演出スタッフと原作のコマ割りや絵面を改めて研究し、漫画の表現をアニメに積極的に取り入れたことを説明している。
具体的には、キャラクターの髪色や瞳のハイライト、表情のデフォルメなど、細部の見直しが行われた。
加えて、レゼとデンジの恋愛的な場面では柔らかな表情や仕草を重視し、戦闘シーンでは大胆なパースや迫力のある動きを採用。静かな日常と激しいアクションの落差を強調した。
つまり、作画が変わったように感じる最大の理由は、作画スタッフの技術だけではなく、原作の魅力をどのような映像表現に翻訳するかという演出の方向性が変化したことにある。
【原作絵とアニメの違い】藤本タツキの作画が持つ独特の魅力とは
『チェンソーマン』の作画を語るうえで欠かせないのが、原作者・藤本タツキの漫画表現だ。
藤本の絵には、整った線で情報を均一に描くというより、構図や表情、余白によって読者の感情を揺さぶる特徴がある。
藤本タツキの原作絵は「線の美しさ」だけではない原作漫画の魅力は、キャラクターのデザインだけでなく、ページ全体の構成にもある。
例えば、人物の顔を大胆にアップで描く場面、広い空間に人物を小さく配置する場面、突然のデフォルメで緊張感を崩す場面など、視覚的な変化が非常に大きい。
また、戦闘シーンでは細かい動きをすべて説明するのではなく、大胆な構図や見開きによって読者に動きを想像させることも多い。
この「描かない部分を読者に想像させる」という漫画独自の手法は、アニメーションに置き換える際の難題でもある。
アニメ化で失われやすい漫画ならではの表現漫画では、読者がページをめくる速度やコマを読む順番を自由に調整できる。一方、アニメでは映像の時間が決まっており、キャラクターの動きや声、音楽も同時に提示される。
そのため、原作の大きなコマをそのまま映像にするだけでは、漫画と同じ感情的な効果が生まれるとは限らない。
TVシリーズでは、原作の大胆な省略を映像として具体化する方向が目立った。対してレゼ篇では、漫画のコマ割りや表情の魅力を映像の中に再構成することが意識された。
特にレゼの日常的な仕草や、デンジの少し間の抜けた表情は、原作の持つユーモアと人間味をアニメーションとして引き出した部分だ。
レゼ篇でキャラクターの印象が変わった理由レゼ篇では、杉山和隆がTVシリーズに続いてキャラクターデザインを担当している。
同じキャラクターデザイナーが続投しているにもかかわらず印象が変わったのは、デザインそのものだけでなく、作画時の表情や影の付け方、色彩設計の運用にも変化があったためだ。
2026年1月31日に開催された制作スタッフのトークショーでは、𠮷原監督がデンジの可愛らしい表情を増やしたことや、レゼの日常的な仕草、瞬きする間に見逃してしまうような細かな芝居にも力を入れたことを語っている。
これは単なるキャラクターの美化ではない。レゼという人物を魅力的に見せるために、デンジ側の表情や反応も含めて演技設計を調整したということだ。
【TV版と劇場版を徹底比較】作画・色彩・アクションはどう違う?
両作品の違いは、スタッフ構成を見るとさらに分かりやすい。
TVシリーズでは中山竜が監督、𠮷原達矢がアクションディレクター、中園真登がチーフ演出を担当した。劇場版では𠮷原が監督、中園が副監督となり、重次創太がアクションディレクターを担当している。
同じ制作会社MAPPA、同じキャラクターデザイナー杉山和隆という共通点を持ちながら、映像を統括する役割と演出体制が変化している。
| 比較項目 | TVシリーズ(2022年) | 劇場版レゼ篇(2025年) | 刺客篇(2026年公表スタッフ) |
|---|---|---|---|
| 監督 | 中山竜 | 𠮷原達矢 | 𠮷原達矢 |
| 脚本 | 瀬古浩司 | 瀬古浩司 | 瀬古浩司 |
| キャラクターデザイン | 杉山和隆 | 杉山和隆 | 杉山和隆 |
| 演出・アクション | 𠮷原達矢(アクションディレクター)、中園真登(チーフ演出) | 中園真登(副監督)、重次創太(アクションディレクター) | 現行公式スタッフ欄に個別の担当記載なし |
| 悪魔デザイン | 押山清高 | 松浦力・押山清高 | 押山清高 |
| 3DCGディレクター | CG制作工程のスタッフが担当 | 渡辺大貴・玉井真広 | 山内智史・玉井真広 |
| 制作会社 | MAPPA | MAPPA | MAPPA |
TVシリーズの大きな特徴は、キャラクターを画面いっぱいに配置する漫画的な構図よりも、背景や空間を含めて見せるカメラワークにある。
特に第1話のゾンビの悪魔との戦闘、第3話のコウモリの悪魔との戦闘では、キャラクターの移動やカメラの動きを組み合わせ、戦闘空間を立体的に表現していた。
背景の奥行きや照明の効果も重視されており、アニメでありながら実写映画のような質感を目指した画面づくりが印象的だ。
レゼ篇は人物の表情とアクションの振れ幅が大きい劇場版では、日常パートと戦闘パートの表現の差がより明確になった。
レゼとデンジが親しくなる場面では、細かな表情の変化や自然な身体の動きを丁寧に描写。一方、爆発や変身を伴う戦闘では、パースを大胆に崩した動きや、スピード感を強調した作画を用いている。
𠮷原監督は、原作にある可愛らしさやユーモアを引き出しながら、シリアスな場面との落差を生み出す方針をインタビューで説明している。
映画館の大画面では、キャラクターの細かな表情だけでなく、背景の広がりや爆発の規模も伝わりやすい。そのため、TVシリーズとは異なる映像体験につながった。
2026年時点での評価を示す実績劇場版『レゼ篇』は、2025年9月19日に日本公開。2026年1月6日の公式発表では、公開から103日間で観客動員数655万人、興行収入100億円を突破した。
加えて、第49回日本アカデミー賞では優秀アニメーション作品賞に選出されている。日本アカデミー賞公式の作品紹介では、手描きアニメーションと3DCGを融合させたバトル表現も評価の対象として紹介された。
ただし、興行収入や映画賞だけで個々の作画カットの品質を測ることはできない。これらは作品全体の支持や評価を示す指標として捉えるのが適切だ。
【MAPPAの作画制作の仕組み】3DCGと手描きアニメはどう融合する?
『チェンソーマン』の映像を理解するうえで、もう一つ重要なのがMAPPAの3DCG制作体制である。
ネット上では「チェンソーマンはCGが多い」「3Dだから作画が不自然」といった議論が見られる。しかし、実際の制作工程は、3DCGか手描きかという単純な二択ではない。
TVシリーズでは2つの制作フローを使い分けていたCG専門誌CGWORLDが2023年に公開したMAPPAの制作取材によると、TVシリーズでは作画先行とCG先行という2種類の制作フローが併用されていた。
作画先行では、まず手描きで動きを設計し、その動きを3DCGに置き換えて立体的に再現する。
一方、CG先行では、3DCG側がカメラやキャラクターの動きを組み立て、作画の雰囲気に馴染むように調整する。
両者を使い分ける理由は、カットによって適した表現が異なるためだ。
- 手描き作画:激しい戦闘、誇張された動き、瞬間的な迫力を表現しやすい。
- 3DCG:複雑な形状のキャラクター、立体的なカメラ移動、細かな芝居を安定して管理しやすい。
- 撮影・合成:背景、光、影、色調を調整し、異なる素材を一つの画面として統合する。
CGWORLDの取材では、TVシリーズ最終話のCGカットについて、約8割がCG先行のフローだったことも紹介されている。これは最終話全体の約8割がCGという意味ではない。
レゼ篇ではCGモデルを完成映像に直接使わない工夫も2026年4月20日にCGWORLDが公開したMAPPAのCGIチームへの取材記事では、劇場版『レゼ篇』における制作方法が詳しく紹介されている。
特に注目したいのが、メインキャラクターの3DCGモデルを、そのまま完成映像に登場させるのではなく、2Dアニメーターの作画参考資料として活用した点だ。
同作では、TVシリーズからCG制作の方針を引き継ぎながら、キャラクター表現の支援方法を変更。使用する主要ツールも3ds MaxからBlenderへと切り替えられた。
具体的な制作工程は次のようになっている。
- 杉山和隆らが設計したキャラクターデザインを基にCGモデルを制作する。
- モデルを回転させ、正面・側面・背面などさまざまな角度から確認する。
- バストアップ、顔のアップ、全身など距離の異なる資料を用意する。
- あおりや俯瞰など、手描きでは難しい構図の参考画像も作成する。
- 2Dアニメーターが資料を活用し、最終的なキャラクターを手描きで仕上げる。
CGWORLDの取材によると、メインキャラクターごとに約1,000枚の作画参考画像が用意されたという。
つまり、観客が画面上でCGモデルを認識できなくても、3DCGは完成映像の品質を支えている。レゼ篇は、3DCGを手描き作画の代用品としてではなく、手描きの完成度を高める補助技術として活用した事例でもある。
色彩と撮影処理も作画の印象を左右するアニメーションの見た目は、原画や動画だけで決まるわけではない。
撮影工程では、背景やキャラクターに光の効果、ぼかし、色調補正などを加える。TVシリーズでは、コントラストや彩度を抑えた実写的な雰囲気を作るため、監督の意図を反映したフィルター処理が行われていた。
レゼ篇では、色彩設計の中野尚美やカラースクリプト担当者などが映像全体の色調を支えている。
そのため、画面の印象が変わったとき、すべてを作画監督や原画担当者の仕事だけに結び付けるのは適切ではない。演出、色彩、撮影、CGが連携した結果として完成映像が生まれている。
【2026年最新】チェンソーマン刺客篇の作画スタッフと注目ポイント
2026年11月現在、次の映像作品として注目されているのが『チェンソーマン 刺客篇』だ。
2025年12月21日に制作決定が発表され、2026年6月19日にはMAPPAの15周年記念ラインナップ発表会で最新ティザーPVが公開された。
公式サイトではスタッフ情報も公開されており、レゼ篇から引き続き参加する主要スタッフと、新たな担当者の存在が確認できる。
𠮷原達矢監督と杉山和隆が続投刺客篇の監督は𠮷原達矢。脚本は瀬古浩司、キャラクターデザインは杉山和隆、音楽は牛尾憲輔が担当する。
特に注目されるのは、レゼ篇で監督を務めた𠮷原が続投する点だ。
TVシリーズではアクションディレクターだった𠮷原が、劇場版では監督となり、さらに刺客篇でも監督を務める。作品のアクション表現や演出の方向性に継続性が期待できる人事である。
押山清高の悪魔デザインにも注目悪魔デザインには押山清高がクレジットされている。
押山はTVシリーズとレゼ篇にも参加しており、独特な造形を持つ悪魔たちのビジュアルを支えてきた。
刺客篇では複数の国や組織から登場人物が集まり、戦闘の規模やキャラクターの種類も広がる。人間と悪魔の境界を視覚的に描くデザインは、作品の世界観を表現するうえで重要な役割を担う。
刺客篇の3DCG体制はどう変わる?公式スタッフ欄では、3DCGディレクターとして山内智史と玉井真広の名前が掲載されている。
レゼ篇では渡辺大貴と玉井真広が同職を担当していたため、玉井が続投する一方、担当体制には変化がある。
また、サブキャラクターデザインには庄一、瀬尾健、駿、齊田博之、千装直樹が名を連ねる。衣装デザインは山本彩と中村七左、美術監督は竹田悠介と宗政拓也が担当する。
こうしたスタッフ構成からは、キャラクターの造形だけでなく、衣装、背景、色彩、CGまで含めた制作体制が整えられていることが分かる。
2026年11月時点で確認できる最新情報2026年11月6日時点で、公式に確認できる刺客篇の主な情報は、制作決定、ティザーPV、スタッフ・キャスト情報である。
一方、公式ニュースおよびスタッフ情報には、具体的な放送開始日や劇場公開日の掲載は確認できない。したがって、2026年放送決定などの情報と混同しないことが大切だ。
なお、現行の公式スタッフ欄では中園真登の副監督クレジットは掲載されていない。中園はレゼ篇では副監督、TVシリーズではチーフ演出を務めた人物だが、刺客篇の担当として確定した情報とは区別する必要がある。
【作画評価を本音検証】MAPPA版チェンソーマンは何が優れている?
『チェンソーマン』の作画評価が分かれる理由は、映像の技術的な完成度と、原作ファンが求める表現が必ずしも一致しないことにある。
評価されているポイント① アクションの立体感MAPPA版の大きな強みは、戦闘シーンの立体感とカメラワークだ。
チェンソーマンの身体構造は、人間とは異なる複雑な形状をしている。チェーンソーの刃、機械的な関節、変身後の身体などを破綻なく動かすには、手描きだけでなく3DCGの知識も必要になる。
MAPPAは両方の技術を組み合わせることで、複雑な動きと手描きならではの勢いを両立させてきた。
評価されているポイント② キャラクターの細かな演技レゼ篇では、戦闘だけでなく日常的な芝居も高く評価できる。
レゼの視線、笑顔、身体の向き、デンジとの距離感など、物語の進行に合わせて変化する仕草が丁寧に描かれている。
2026年1月の制作スタッフによるトークショーでも、𠮷原監督はレゼの日常的な芝居や、見逃してしまうほど細かな動きがキャラクターの魅力を高めたと振り返っている。
これは、単に絵を大量に動かせば良いというものではない。キャラクターが何を考えているかを、動作や表情によって伝える技術である。
賛否が分かれたポイント① TV版の写実的な演出一方、TVシリーズでは映画的な構図やリアルな芝居が、原作の勢いやユーモアを抑えていると感じる視聴者もいた。
Real Soundやマグミクスなどの作品分析でも、TV版の特徴として引きの構図や写実的な演出、抑制されたキャラクター表現が取り上げられている。
特に原作のデンジやパワーは、表情や言動が大胆で、突然のギャグによって作品の緊張感を崩す存在でもある。
TV版の落ち着いた芝居は、作品に現実感を与える反面、漫画的な勢いを期待していた人には物足りなく映った可能性がある。
賛否が分かれたポイント② 原作の情報量とアニメの省略もう一つの論点は、原作の描写をどこまで映像に残すかという問題だ。
漫画では、説明文や数字、見開きの構図などが独立した演出として機能する。アニメでは映像の時間に合わせる必要があるため、同じ情報を同じ形で表現できるとは限らない。
TVシリーズでは、原作にあった一部の説明的な描写が映像化の際に変更・省略された。こうした変更を大胆な再構成として受け止める人もいれば、原作の魅力が薄れたと感じる人もいる。
【プロの結論】作画の良し悪しは動きの量だけで判断できない作画を評価する際は、次の4つの観点を意識したい。
- 動き:キャラクターの動作が自然か、戦闘の速度や重量感が伝わるか。
- 演技:表情や仕草だけで感情が理解できるか。
- 画面設計:構図、背景、色彩が物語の雰囲気と一致しているか。
- 原作との関係:藤本タツキ独特のコマ割りやユーモアが映像に生かされているか。
この基準で見ると、TVシリーズとレゼ篇は優劣だけで比較する作品ではない。TV版は写実的な映像と空気感、レゼ篇は原作の絵柄とキャラクターの魅力を増幅する方向に強みがある。
原作の漫画的な表現を重視する人にはレゼ篇が合いやすく、映画のような映像体験や写実的な演出を好む人にはTV版の魅力も大きい。
そして刺客篇で注目したいのは、レゼ篇で確立された原作寄りの表現と、TVシリーズから蓄積されてきた3DCG技術がどのように融合するかという点だ。
【チェンソーマンの作画に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:チェンソーマンの作画が変わったのはなぜですか?
A1:TVシリーズと劇場版で監督が交代し、演出方針が変わったためです。レゼ篇では原作漫画のコマ割りや表情、色彩をより積極的に取り入れています。
Q2:チェンソーマンのアニメは全部CGで制作されていますか?
A2:いいえ。手描き作画と3DCGを組み合わせています。特にレゼ篇では、メインキャラクターのCGモデルを作画参考資料として利用する制作方法が採用されました。
Q3:レゼ篇の作画監督は誰ですか?
A3:公式スタッフ欄では杉山和隆がキャラクターデザインを担当しています。また、庄一がメインアニメーター、重次創太がアクションディレクターを担当しています。キャラクターデザインと作画監督は異なる役職なので、混同しないようにしましょう。
Q4:レゼ篇とTV版は同じ作画スタッフですか?
A4:一部の主要スタッフが共通しています。杉山和隆、瀬古浩司、押山清高、𠮷原達矢、中園真登などが両作品に関わっています。ただし、担当する役職や制作体制は異なります。
Q5:チェンソーマン刺客篇の監督は誰ですか?
A5:2026年11月時点の公式スタッフ発表では𠮷原達矢です。脚本は瀬古浩司、キャラクターデザインは杉山和隆、悪魔デザインは押山清高、制作はMAPPAです。
Q6:チェンソーマン刺客篇は2026年に放送されますか?
A6:2026年6月19日に最新ティザーPVとスタッフ情報が公開されていますが、11月6日時点で公式サイトに具体的な放送開始日や公開日の掲載はありません。
Q7:チェンソーマンの作画が好きな人はどこに注目すればいいですか?
A7:アクションの動きだけでなく、キャラクターの表情、背景の光、カメラワーク、手描きと3DCGの切り替えに注目してください。TV版とレゼ篇を同じ場面の延長として比較すると、演出の違いが分かりやすくなります。
『チェンソーマン』の作画は、TVシリーズから劇場版『レゼ篇』へと進む中で、表現の方向性を大きく広げてきた。
TVシリーズでは中山竜監督が写実的で映画的な演出を追求。劇場版では𠮷原達矢監督と中園真登副監督が、藤本タツキの原作絵にある表情や構図、ユーモアを積極的に映像へ取り込んだ。
その変化を技術面から支えたのが、杉山和隆のキャラクターデザイン、押山清高らの悪魔デザイン、そしてMAPPAによる手描き作画と3DCGの連携である。
2026年の『刺客篇』では、𠮷原監督、瀬古浩司、杉山和隆、押山清高らが続投する体制が明らかになった。さらに3DCGディレクターには山内智史と玉井真広が名を連ねている。
レゼ篇で得られた制作上の経験が、刺客篇でどのように生かされるのか。特に大規模な戦闘シーン、複数の悪魔の造形、キャラクターの繊細な演技が見どころになる。
作画の魅力を正しく理解するためには、単に「どちらが綺麗か」を比較するのではなく、原作の魅力をどのような技術と演出で映像化したかを見ることが大切だ。『チェンソーマン』は、作品ごとに異なる映像表現を楽しめるシリーズへと発展している。
主な根拠資料
- アニメ『チェンソーマン』公式スタッフ・キャスト情報
- 劇場版『チェンソーマン レゼ篇』公式スタッフ情報
- 『チェンソーマン 刺客篇』公式スタッフ情報
- CGWORLD「レゼ篇の3DCG制作工程」およびTVシリーズの制作技術取材
- MANTANWEBの𠮷原達矢監督・中園真登副監督インタビュー
- 第49回日本アカデミー賞公式作品情報