20周年記念投票だけを見ると、銀時と土方の接戦が印象的ですが、歴代の公式キャラクター人気投票を振り返ると、さらに興味深い傾向が見えてきます。
坂田銀時は、初期から第6回までの公式人気投票で一度も1位を譲っていません。オリコンの2024年11月11日付報道でも、過去6度の人気投票すべてで首位だったことが紹介されています。
第1回から第6回までの順位変動歴代の結果を整理すると、上位キャラクターの顔ぶれは比較的安定している一方、土方、沖田、高杉、神威などの順位には変化があります。
- 第1回:銀時が1位。沖田が2位、土方が3位、高杉が4位、山崎が5位。
- 第2回:銀時が1位、沖田が2位、土方が3位。神威が7位に登場。
- 第3回:銀時が1位、土方が2位、神威が3位。神威が初めてトップ3に入る。
- 第4回:銀時、土方、沖田、高杉、桂の順に上位5人が並ぶ。
- 第5回:銀時が1位、土方が2位、沖田が3位。神楽が5位に入る。
- 第6回:銀時が1位、土方が2位、高杉が3位。最終回記念の大総選挙として実施された。
これらの順位は、コミックス9巻、31巻、40巻、65巻、71巻などに掲載された結果と、第6回のジャンプGIGA掲載結果をもとに整理できます。
特に第1回では、沖田と土方の差はわずか3票でした。第3回では神威が3位に躍進し、第6回では高杉が沖田を上回っています。物語の進行やキャラクターの活躍によって、ファンの支持が変化してきたことが読み取れます。
第6回の最終回記念大総選挙も銀時が首位第6回の応募総数は41,142票。上位10人は次の顔ぶれでした。
- 1位:坂田銀時(7,059票)
- 2位:土方十四郎(6,061票)
- 3位:高杉晋助(5,124票)
- 4位:沖田総悟(3,149票)
- 5位:桂小太郎(3,005票)
- 6位:山崎退(2,383票)
- 7位:神楽(2,356票)
- 8位:志村新八(1,378票)
- 9位:月詠(1,341票)
- 10位:佐々木異三郎(1,336票)
この結果では、高杉が3位に入り、山崎も6位と健闘しています。特に山崎は第1回の5位から第5回の11位まで順位を落とした後、第6回で再び上位に浮上しました。
こうした変動は、単にキャラクターの人気が上がったり下がったりしたという話ではありません。物語の展開、投票が行われた時期、対象キャラクターの増加など、複数の要因が順位に影響しています。
20周年投票で得票数が大きく増えた理由20周年記念投票は、従来のコミックス掲載型の人気投票と規模が異なります。2023年12月17日から2024年1月31日まで投票が受け付けられ、総投票数は約100万票に達しました。
第6回の41,142票と単純比較すると、約100万票という規模は非常に大きく見えます。ただし、投票企画の形式や参加条件、集計規模が同一とは限らないため、得票数の増加をそのまま個々のキャラクターの人気上昇と解釈することはできません。
むしろ重要なのは、連載終了後も大規模な投票企画が成立し、銀時や土方をはじめとするキャラクターが広く支持されたことです。
【公式投票とファンの支持は違う?】2026年のpixiv投稿数ランキングを比較

公式人気投票は、読者やファンが好きなキャラクターに票を投じるランキングです。一方、イラスト投稿数は、ファンが作品を描き、公開し、キャラクターのタグを付けるという創作活動の結果です。
この2つは似ているようで、測定しているものが違います。2026年11月初旬のPixRankによるpixiv関連タグの集計を見ると、公式投票とは異なる人気の傾向が確認できます。
2026年11月初旬のpixivイラスト投稿数TOP10PixRankの集計では、対象となる16キャラクターの投稿数合計は162,578件。総投稿数ランキングの上位10人は次のとおりです。
- 坂田銀時:53,790件
- 土方十四郎:23,606件
- 沖田総悟:23,018件
- 高杉晋助:18,671件
- 桂小太郎:14,810件
- 志村新八:6,952件
- 山崎退:6,225件
- 近藤勲:4,368件
- 神楽:2,884件
- 定春:1,746件
ここで注目したいのは、公式投票の順位と投稿数の順位が完全には一致しないことです。
たとえば、公式20周年投票で6位だった神楽は、投稿数では9位。7位だった神威は12位です。一方、公式投票で8位の志村新八は投稿数で6位、11位だった山崎退は7位に入っています。
公式投票で上位に入ることと、イラストを描く対象として選ばれることは、必ずしも同じではありません。投稿数には、キャラクター単体のイラストだけでなく、複数キャラクターの関係性を描いた作品や、ファンによる創作活動の積み重ねも反映されます。
公式投票とpixiv投稿数で違いが出る5つの理由1. 投票はキャラクターへの総合的な支持を反映する
公式投票では、作品全体への愛着、ストーリー上の活躍、キャラクターの生き方など、さまざまな要素が一票に集約されます。銀時が長年首位を維持している背景には、主人公として物語を支え続けた実績があります。
2. イラスト投稿は創作意欲を反映する
pixivの投稿数は、キャラクターのデザイン、表情、衣装、他キャラクターとの関係性など、創作の題材としての魅力に左右されます。
3. コンビやカップリングの人気が影響する
銀魂では、銀時と土方、土方と沖田、銀時と桂など、キャラクター同士の関係性もファンの関心を集める要素です。単体の人気投票では拾いきれない創作需要が存在します。
4. タグの付け方によって件数が変わる
pixivのタグは投稿者が設定するため、表記揺れや複数キャラクターのタグ付け、公開範囲などによって集計対象が変わります。投稿数は固定された人気の尺度ではありません。
5. 累計投稿数と直近の勢いは別の指標
長期間にわたって作品が投稿されているキャラクターは累計数が大きくなります。一方、週間投稿数や日間投稿数は、直近の創作活動の動きを見るための指標です。
なお、上記の件数はPixRankが公開する非公式のタグ別集計であり、pixiv公式が発表した人気ランキングや公式投票の結果ではありません。集計対象や更新時点によって数値が変わる点にも注意が必要です。
【上位キャラクターの人気の理由】銀時・土方・高杉・沖田・桂・神楽を分析
ランキングの数字だけでは、それぞれのキャラクターがなぜ支持されるのかまでは分かりません。銀魂の魅力は、ギャグとシリアスを行き来する人物描写にあります。
万事屋、真選組、攘夷志士、春雨といった異なる立場の人物が、物語の中で交差する構造も人気を支える大きな要因です。
1位・坂田銀時:普段のだらしなさと譲れない信念
pixiv関連投稿数 1位
銀時の人気の根幹にあるのは、相反する性格の共存です。
普段は甘いものに目がなく、家賃の支払いにも苦労する怠け者。しかし、仲間や大切な人が危機に陥ると、かつて白夜叉と呼ばれた侍としての力を発揮します。
過去の戦争で背負ったものや、師である吉田松陽との関係も、銀時の人物像に深みを与えています。
強さを誇示するタイプではなく、弱さや迷いを抱えながらも守るべきもののために立ち上がる。この人間臭さが、長期にわたる1位の背景にあると考えられます。
2位・土方十四郎:鬼の副長とマヨラーのギャップ
pixiv関連投稿数 2位
土方の人気の理由として外せないのが、厳格な副長としての顔と、極端なマヨネーズ好きという私生活のギャップです。
真選組の副長として規律を重んじ、組織を守るために厳しい判断を下す一方、マヨネーズを大量に使う重度のマヨラーでもあります。
加えて、近藤を支える忠誠心や沖田との掛け合い、銀時との奇妙な対抗関係も見どころです。
真面目で責任感が強いのに、どこか抜けている。シリアスな場面とコメディーの両方で存在感を発揮できる点が、安定した人気につながっています。
3位・高杉晋助:過去と信念を背負う危険なカリスマ
pixiv関連投稿数 4位
高杉は、銀時や桂と同じく攘夷戦争を経験した人物です。かつての仲間でありながら、銀時とは異なる道を選んだ存在でもあります。
鬼兵隊を率いる危険な男として描かれ、物語の重要な局面で大きな役割を担います。彼の魅力は、単純な悪役では片付けられない複雑な感情にあります。
失ったものへの執着、師への思い、銀時との因縁。過去の出来事が現在の行動につながっているため、物語を読み進めるほど人物像の見え方が変わります。
20周年投票で10万票を超えたことは、こうしたドラマ性が長く支持されていることを示す結果です。
4位・桂小太郎:シリアスと天然ボケを両立する攘夷志士
pixiv関連投稿数 5位
桂は、攘夷志士として真面目に活動する一方、銀魂屈指のギャグ要員でもあります。
「狂乱の貴公子」という異名を持ち、銀時とは戦友としての関係を築いています。しかし、登場するたびに変装や突拍子もない言動で周囲を振り回すことも少なくありません。
シリアスな場面では仲間を思う強さを見せ、コメディーでは徹底的に笑いを取る。この振れ幅が桂の大きな魅力です。
5位・沖田総悟:ドSな性格と圧倒的な剣の腕
pixiv関連投稿数 3位
沖田は、真選組一番隊隊長を務める剣の達人です。爽やかな外見とは裏腹に、毒舌でドSな性格をしています。
特に土方との関係は、作品を代表する掛け合いの一つです。副長の座を狙いながら、何かと土方を困らせる沖田。しかし、いざというときには真選組の一員として行動します。
実力の高さ、いたずら好きな性格、土方との関係性という複数の魅力が、公式投票とファン創作の両方で高い順位を支えています。
6位・神楽:圧倒的な戦闘力と家族への思い
pixiv関連投稿数 9位
神楽は、万事屋の一員であり、夜兎族という宇宙最強クラスの戦闘民族の少女です。
大食いで口が悪く、銀時や新八と騒動を巻き起こす一方、仲間を大切にする優しさを持っています。
父の星海坊主や兄の神威との関係など、家族をめぐるエピソードも重要です。強さだけではなく、年相応の悩みや成長が描かれる点が、幅広いファンに支持されています。
7位・神威:夜兎族の強さと家族との対立
pixiv関連投稿数 12位
神威は神楽の兄で、春雨第七師団を率いる人物です。
圧倒的な戦闘能力と、常に笑顔を浮かべながら相手に迫る独特の雰囲気が特徴です。
ただ強いだけではなく、夜兎族の価値観や家族との確執を抱えています。神楽との対比も物語を理解するうえで要点です。
公式投票では7位ですが、イラスト投稿数では12位。これは神威が物語上の重要人物として高い支持を集める一方、創作投稿の累計では別のキャラクターが上回っていることを示しています。
志村新八・山崎退も見逃せない人気キャラクター志村新八は、20周年投票で8位。万事屋のツッコミ役として、銀時と神楽の暴走を受け止める存在です。
目立たないようでいて、誰よりも人間らしい感情を持ち、仲間のために行動できる人物でもあります。原作者の空知英秋は20周年投票の結果に寄せたメッセージで、新八が8位だったことに触れています。
「新八の八はやっぱり8位の8で」
このユーモアのあるコメントも、新八というキャラクターの立ち位置を象徴する出来事でした。連載終了から時間が経過しても、作品の定番ネタとして愛されていることがうかがえます。
山崎退も注目したい人物です。真選組の監察役で、地味さを自覚しているキャラクターですが、第6回では6位、2026年のpixiv関連投稿数では7位に入っています。
派手な戦闘能力や強烈なカリスマ性とは別の、親しみやすさやコメディーでの存在感が支持につながっていると考えられます。
【2026年の銀魂人気を左右する最新展開】新劇場版と再上映の影響
2026年の銀魂を語るうえで外せないのが、2月13日に公開された『』です。
原作の人気エピソード「吉原炎上篇」を新作アニメーションとして映画化した作品で、万事屋の銀時、新八、神楽を中心に、神威、月詠、鳳仙、阿伏兎などが物語に関わります。
興行収入15億円突破でシリーズへの関心が再燃映画公式サイトの2026年3月30日付発表によると、3月29日時点で観客動員数は1,008,657人、興行収入は15億1,419万5,250円を突破しました。
公開から3週間で興行収入10億円を突破し、アニメ劇場版シリーズ歴代No.1のヒットとして推移していることも公式に発表されています。
本作は、銀時と神楽、新八の万事屋としての絆だけでなく、神威と鳳仙の関係、吉原を守る月詠の存在など、複数のキャラクターの魅力を改めて見せる作品です。
特に神威は、20周年人気投票7位のキャラクター。劇場版での活躍によって、原作やテレビアニメを知らない新しい視聴者にも、その人物像が伝わる機会になっています。
9月25日からは「超炎上版」として再上映2026年9月25日には、200カットを超える映像のリファインを施した「超炎上版」の再上映がスタートしました。
公式発表によると、キャラクターの表情や質感、アクション、カメラワーク、光源処理などがブラッシュアップされています。ただし、新規シーンの追加や上映時間の変更はありません。
劇場公開後も映像表現を磨いた特別版が展開されることは、銀魂のキャラクターや物語を再び大画面で楽しむ機会になっています。
2026年11月30日からPrime Videoで配信加えて、2026年10月30日には、映画公式サイトと制作会社のバンダイナムコピクチャーズから、11月30日(月)午前0時よりPrime Videoで見放題独占配信することが発表されました。
2026年11月5日時点では、配信開始まで約3週間。映画館で見逃した人や、過去の銀魂を見返したい人にとって、新たに作品へ触れるきっかけとなります。
2026年の人気を考える場合、20周年投票の結果だけでなく、こうした映像作品の展開も押さえておく必要があります。
【銀魂人気キャラに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:銀魂で一番人気のキャラクターは誰ですか?
A1:2024年11月発表の20周年記念オールキャラクター人気投票では、坂田銀時が142,310票で1位でした。歴代の第1回から第6回までの人気投票でも首位を維持しています。
Q2:銀魂の公式人気投票で土方十四郎は何位ですか?
A2:20周年記念投票では2位、137,623票です。歴代投票でも2位や3位を獲得しており、銀時と並ぶ人気キャラクターとして定着しています。
Q3:高杉晋助と沖田総悟はどちらが人気ですか?
A3:20周年記念投票では高杉晋助が3位、沖田総悟が5位でした。一方、歴代投票では沖田が高杉を上回る回もあります。調査時期や投票企画によって順位が変わるため、一方が常に上とは限りません。
Q4:神楽や神威の人気ランキングは何位ですか?
A4:20周年記念投票では神楽が6位、神威が7位です。神楽は万事屋の中心人物としての成長や家族との物語、神威は圧倒的な戦闘能力と複雑な家族関係が魅力です。
Q5:2026年最新の銀魂公式人気ランキングはありますか?
A5:2026年11月時点で確認できる大規模な公式オールキャラクター投票の最新結果は、2024年11月発表の20周年記念ランキングです。2026年のpixiv関連投稿数ランキングは別の非公式指標であり、新しい公式投票の結果ではありません。
Q6:pixivのイラスト投稿数が多いキャラクターは誰ですか?
A6:2026年11月初旬のPixRank集計では、坂田銀時が53,790件で1位、土方十四郎が23,606件で2位、沖田総悟が23,018件で3位でした。タグ別の投稿数に基づく非公式集計です。
2026年の銀魂人気キャラを整理すると、坂田銀時が歴代公式人気投票と20周年記念投票の両方で首位を獲得していることが、最も大きな特徴です。
土方十四郎は20周年投票2位、pixiv関連投稿数でも2位。高杉晋助、沖田総悟、桂小太郎も両方の指標で上位に入り、作品を代表する人気キャラクターとして存在感を示しています。
一方、神楽や神威、志村新八、山崎退などは、公式投票とイラスト投稿数で順位に違いがあります。この差は、キャラクターの総合的な支持と、ファンによる創作活動の活発さが別の側面を持っていることを教えてくれます。
人気キャラを調べる際の判断基準は、次の3つです。
- 幅広い読者からの支持を知りたい:20周年記念オールキャラクター人気投票を確認する。
- 長期的な人気の安定性を知りたい:第1回から第6回までの歴代順位を比較する。
- ファンの創作活動や現在の投稿傾向を知りたい:pixivのタグ別投稿数や週間増加数を参考にする。
また、2026年は『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』の公開と再上映、Prime Videoでの配信開始によって、作品に触れる機会が広がっています。今後の人気動向を見る際には、こうした新作展開も重要な材料になります。
銀魂の魅力は、単に強いキャラクターや格好いいキャラクターが支持されることだけではありません。笑わせてくれる人物、仲間を守る人物、過去に苦しむ人物、それぞれが物語の中で異なる役割を担っています。
だからこそ、ランキングの順位だけで優劣を決めるのではなく、公式投票、歴代の順位、ファンの創作活動を組み合わせて見ることで、銀魂という作品が長く愛され続けている理由が見えてきます。
主な情報・資料:週刊少年ジャンプ公式サイト、ジャンプチャンネル公式動画、オリコンニュース、SPICE、MANTANWEB、銀魂20周年記念サイト、映画『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』公式サイト、PixRankの2026年11月初旬集計。