メルエムの日本語版声優は、内山昂輝(うちやまこうき)です。
内山昂輝は、1990年8月16日生まれ、東京都を拠点に活動する声優・俳優です。劇団ひまわりに所属し、『機動戦士ガンダムUC』のバナージ・リンクス、『僕のヒーローアカデミア』の死柄木弔、『ハイキュー!!』の月島蛍など、幅広い作品に出演しています。
メルエム役への起用が公表されたのは2013年4月15日。毎日新聞デジタルのMANTANWEBが、2011年版アニメのキメラアント編のキャスト発表を報じ、内山昂輝が王メルエムを担当すると伝えました。
当時の発表では、王直属護衛軍のネフェルピトー役に藤村歩、シャウアプフ役に羽多野渉、モントゥトゥユピー役に立木文彦が起用されています。
2026年現在もメルエムのCVは内山昂輝2026年11月時点でも、メルエムの声優として内山昂輝を確認できます。
その裏付けの一つが、ブシロードの対戦格闘ゲーム『HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT』の公式キャラクター紹介です。メルエムのキャラクター情報に「CV 内山昂輝」と記載されています。
つまり、2011年版だけの過去のキャスティング情報ではなく、現在確認できる公式ゲームのキャラクター情報でも同じ声優名が掲載されています。
声優が交代したという公式発表も確認されていません。
【1999年版との違い】メルエムが登場しない本当の理由

「1999年版のメルエムは誰が演じていたの?」という疑問を持つ人もいますが、答えは明確です。
1999年版には、メルエムというキャラクター自体が登場しません。
理由は、1999年版のアニメがキメラアント編まで制作されていないためです。
1999年版と2011年版のアニメ化範囲1999年版は日本アニメーション制作で、テレビシリーズが全62話。その後、OVAシリーズが制作され、ヨークシン編からグリードアイランド編までを描きました。
一方、2011年版はマッドハウス制作で、全148話。ハンター試験編から会長選挙編までを映像化しています。
両作品は同じ原作を出発点としていますが、1999年版の続編として2011年版が制作されたわけではありません。2011年版は物語の序盤から再アニメ化した別シリーズです。
この違いを整理すると、次のようになります。
| 比較項目 | 1999年版 | 2011年版 |
|---|---|---|
| 制作会社 | 日本アニメーション | マッドハウス |
| 放送開始 | 1999年 | 2011年 |
| テレビ版の話数 | 全62話 | 全148話 |
| OVA | 全30話 | なし |
| グリードアイランド編 | あり | あり |
| キメラアント編 | なし | あり |
| メルエム | 登場しない | 登場する |
| メルエムの声優 | 該当なし | 内山昂輝 |
ここで間違えやすいのが「声優交代」という解釈です。
例えば、同じキャラクターを別の年代のアニメで異なる声優が演じるケースはあります。しかし、メルエムの場合は事情が異なります。
1999年版はキメラアント編まで進んでいないため、そもそもキャスティングの対象になっていません。
したがって、正確には次のように整理できます。
- 1999年版:メルエムは登場しない。
- 2011年版:内山昂輝がメルエムを担当。
- 1999年版から2011年版へのメルエム役の交代:該当しない。
1999年版を見てから2011年版を見た人が、途中から突然登場する新キャラクターとしてメルエムに驚くのは、アニメ化された原作の範囲が違うからです。
【初登場は何話?】メルエムの誕生から最終局面まで
メルエムの初登場話数を知りたい場合、重要なのは「誕生前の描写」と「実際に王として誕生する場面」を区別することです。
2011年版では、キメラアントの女王が王を産もうとする過程が段階的に描かれます。
第91話「キョウシャ×ト×ジャクシャ」で王が誕生メルエムが実際に誕生し、王として登場するのは第91話です。
このエピソードでは、女王の居城でついに王が誕生します。
王直属護衛軍のネフェルピトー、シャウアプフ、モントゥトゥユピーは、王の圧倒的なオーラを前にしてひざまずきます。
生まれたばかりにもかかわらず、周囲を圧倒する力を持つ存在。それまでのキメラアントとは明らかに異なる、種の頂点に立つ王として描かれています。
第92話「ヒトツノネガイ×ト×フタツノチカイ」で名前が明かされる次の第92話では、女王の最期と王の名前にまつわる重要な出来事が描かれます。
メルエムという名前は、女王が息子に託した名前です。
名前の意味は「すべてを照らす光」。
しかし、誕生した王自身は当初、自分の名前を知りません。後にネテロとの戦いで名前を知ることになり、王という立場だけではない、自分自身の存在を意識するきっかけにもなります。
第127話「テキイ×ト×ケツイ」でネテロと激突キメラアント編の大きな転換点が、メルエムとネテロ会長の戦いです。
ネテロは王に対して百式観音を繰り出しますが、メルエムの身体能力と防御力は圧倒的です。
戦闘の中でネテロは、メルエムに自分の名前を伝えます。
そして、ネテロは自らの命と引き換えに貧者の薔薇を起動します。
王を直接倒すことが難しい人類が、最後に選択した手段でした。
第135話「コノヒ×ト×コノシュンカン」がメルエムの最期メルエムの最期が描かれるのは第135話です。
ネテロとの戦いで貧者の薔薇の毒を受けたメルエムは、一度は護衛軍の力によって復活します。しかし、毒の影響から逃れることはできません。
その後、ウェルフィンの言葉をきっかけにコムギの存在を思い出し、彼女のもとへ向かいます。
二人は再会し、最後の軍儀を始めます。
メルエムは自分の残された時間が短いことを理解していました。それでも、王としての支配や戦いではなく、コムギと過ごす時間を選びます。
第136話「キキョウ×ト×ホンミョウ」では、王の死によって人類とキメラアントの戦いが終幕を迎えたことが描かれます。
したがって、メルエムの最期を見たい場合は第135話、死後の物語まで確認したい場合は第136話まで見るのがおすすめです。
【人物像を解説】メルエムとコムギの関係が物語を変えた
メルエムは、単純に強い敵キャラクターとして登場したわけではありません。
キメラアントの女王から生まれた王であり、種の頂点として圧倒的な能力を持つ存在です。
誕生直後は他者を自分より下の存在として扱い、力による支配を当然のものと考えています。
しかし、コムギとの出会いが、その価値観を大きく変えていきます。
メルエムの基本的なキャラクター設定メルエムの特徴は、圧倒的な戦闘能力と、知性の高さです。
相手の能力や行動を短時間で分析し、戦闘中にも学習していきます。また、念能力者を捕食することで、オーラや能力を取り込む性質も持っています。
しかし、彼の変化を理解するうえで最も重要なのは、戦闘能力ではありません。
軍儀を通じて出会ったコムギに対して、自分の力が通用しない経験を重ねることです。
コムギはなぜメルエムにとって特別なのかコムギは軍儀の天才であり、メルエムが何度対局しても勝てない相手です。
それまでの王は、自分より強い存在や優れた存在を認める必要がありませんでした。
しかし、コムギは王の地位や身体能力とは関係なく、軍儀という一つの分野でメルエムを上回り続けます。
ここで初めてメルエムは、自分の力がすべてではないことを知ります。
加えて、コムギは王に対して媚びることなく、自分の信念を持って対局します。
この関係によって、メルエムは他者を支配する対象として見るのではなく、尊重すべき相手として認識するようになります。
ネテロとの戦いとコムギとの対局の対比メルエムの物語には、二つの重要な勝負があります。
一つはネテロとの命を懸けた戦い。もう一つはコムギとの軍儀です。
ネテロとの戦いでは、圧倒的な力を持つ王と、人類の知恵と執念がぶつかります。
対してコムギとの対局では、力や地位ではなく、純粋な知性と相手を認める姿勢が中心になります。
この対比が、メルエムというキャラクターの奥深さにつながっています。
【共演声優・関係者一覧】メルエムを取り巻く主要キャラクター
メルエムの物語は、内山昂輝だけで成立するものではありません。
王直属護衛軍やコムギ、ネテロなど、それぞれ異なる価値観を持つ人物との関係が、キャラクターの変化を生み出しています。
| キャラクター | 声優 | メルエムとの関係 |
|---|---|---|
| メルエム | 内山昂輝 | キメラアントの王 |
| コムギ | 遠藤綾 | 軍儀を通じて王の心を変える人物 |
| ネフェルピトー | 藤村歩 | 王直属護衛軍 |
| シャウアプフ | 羽多野渉 | 王直属護衛軍 |
| モントゥトゥユピー | 立木文彦 | 王直属護衛軍 |
| ネテロ | 永井一郎 | 王と命を懸けて戦うハンター協会会長 |
特に重要なのは、コムギ役の遠藤綾との掛け合いです。
メルエムが王として命令する場面と、コムギに対して一人の対局相手として接する場面では、会話の空気が大きく変わります。
また、護衛軍との関係も見逃せません。
護衛軍は王に絶対的な忠誠を誓っていますが、王が人間であるコムギに関心を示すことに複雑な感情を抱きます。
王の変化を受け入れられる者と、受け入れられない者。その違いもキメラアント編の重要なテーマです。
【内山昂輝の代表作と評判】メルエム役が評価される理由
内山昂輝は、少年役から複雑な心理を持つ人物まで幅広く演じてきた声優です。
所属する劇団ひまわりの公式プロフィールにも、複数の代表的な出演歴が掲載されています。
内山昂輝の主な代表作| 作品名 | 担当キャラクター |
|---|---|
| 機動戦士ガンダムUC | バナージ・リンクス |
| ハイキュー!! | 月島蛍 |
| 僕のヒーローアカデミア | 死柄木弔 |
| DEVILMAN crybaby | 不動明 |
| キングダム ハーツ | ロクサス |
| ユーリ!!! on ICE | ユーリ・プリセツキー |
| ドラゴンボールDAIMA | グロリオ |
これらの役柄を見ると、内山昂輝が演じてきたキャラクターには、冷静さや繊細さ、内面に複雑な感情を抱える人物が多く含まれています。
メルエムも、こうした演技の幅を感じられる役柄の一つです。
メルエム役の評判は?2019年にアニメイトタイムズが実施した内山昂輝の代表作アンケートでは、メルエムも代表的なキャラクターとして取り上げられました。
読者コメントでは、次のようなポイントが評価されています。
- 王としての威圧感や圧倒的な存在感。
- 登場した瞬間に周囲の空気が変わるような迫力。
- 冷徹な王から感情を知る存在へ変わる過程の表現。
- 台詞の多さに頼らず、声の変化で心情を伝える演技。
これはアンケートに参加した読者の感想であり、すべての視聴者を対象にした評価調査ではありません。ただ、メルエム役が内山昂輝の印象的な出演キャラクターとして認識されていることは読み取れます。
メルエム役で特に注目したい演技メルエムの声を聴く際は、物語の序盤と終盤を比較すると違いが分かりやすくなります。
序盤は王としての自信や威圧感が前面に出ています。
ところが、コムギと関わるようになると、相手の言葉を受け止める間や、感情の揺れが見えてきます。
終盤では、王としての強さを誇示する必要がなくなり、コムギとの対話そのものが中心になります。
この変化を一人の声優が一貫して演じていることが、メルエム役の大きな魅力です。
【プロの結論】メルエムというキャラクターを理解する3つの視点
メルエムの声優情報を調べるときは、次の3点を押さえておくと、作品への理解がさらに深まります。
1. 声優の交代ではなく、アニメ化範囲の違い
1999年版にはキメラアント編がありません。したがって、メルエムの声優が1999年版から2011年版へ交代したという説明は正しくありません。
2. 第91話と第135話をセットで見る
第91話は王の誕生、第135話はコムギとの最後の時間です。この二つを比較すると、メルエムの価値観がどのように変化したのかを理解しやすくなります。
3. 内山昂輝の演技はキャラクターの変化に注目する
単に威厳のある低い声という観点だけでは、メルエムの魅力を十分に理解できません。
序盤の冷徹さと終盤の穏やかさ、その間にある葛藤や変化まで聴くことで、内山昂輝の演技の特徴が見えてきます。
【よくある質問】ハンターハンターのメルエムの声優に関するFAQ
Q1:メルエムの声優は誰ですか?
A1:2011年版アニメ『HUNTER×HUNTER』でメルエムを演じているのは内山昂輝です。
Q2:メルエムは1999年版にも登場しますか?
A2:登場しません。1999年版はOVAを含めてもグリードアイランド編までの映像化で、キメラアント編は制作されていません。
Q3:メルエムの初登場は何話ですか?
A3:実際に王として誕生するのは2011年版の第91話「キョウシャ×ト×ジャクシャ」です。第88話では胎児の王についても描写されています。
Q4:メルエムが死亡するのは何話ですか?
A4:第135話「コノヒ×ト×コノシュンカン」です。コムギと最後の軍儀を指す場面が描かれます。第136話では王の死後の世界が描かれます。
Q5:メルエムとコムギの声優は誰ですか?
A5:メルエム役は内山昂輝、コムギ役は遠藤綾です。二人の対話はキメラアント編の重要な見どころです。
Q6:内山昂輝の代表作は何ですか?
A6:『機動戦士ガンダムUC』のバナージ・リンクス、『ハイキュー!!』の月島蛍、『僕のヒーローアカデミア』の死柄木弔、『キングダム ハーツ』シリーズのロクサスなどがあります。
Q7:2026年現在、メルエムの声優は変わっていますか?
A7:2026年時点で確認できる『HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT』の公式キャラクター紹介でも、メルエムのCVは内山昂輝と掲載されています。
『HUNTER×HUNTER』のメルエム役を担当する声優は、内山昂輝です。
1999年版にはキメラアント編が存在しないため、メルエムも登場していません。声優交代という噂や誤解は、二つのアニメシリーズの制作範囲を混同したことから生まれやすいものです。
メルエムの誕生は第91話、コムギとの最後の時間は第135話、死後の展開は第136話で確認できます。
そして、メルエムというキャラクターの魅力は、単なる圧倒的な強さではありません。
王として生まれた存在が、コムギという一人の人間と出会い、他者を認め、最後には誰かと過ごす時間を大切にするようになる。その変化を表現した内山昂輝の演技こそ、キメラアント編を語るうえで欠かせない要素です。
主な事実確認資料
- 日本テレビ・第135話、第136話の公式ストーリー紹介
- VAP・キメラアント編の各話紹介
- 劇団ひまわり・内山昂輝公式プロフィール
- MANTANWEB・2013年4月15日のキャスト発表報道
- アニメイトタイムズ・内山昂輝の代表作アンケート
- ブシロード・『HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT』公式キャラクター紹介