2026年11月現在も、映画『名探偵ピカチュウ』の声優を調べる人が最初に気になるのは、主人公ピカチュウの日本語吹き替えを誰が担当しているのかという点だ。答えは、日本語吹き替え版が西島秀俊、英語オリジナル版がライアン・レイノルズ。加えて、主人公ティム役には竹内涼真、ヒロインのルーシー役には飯豊まりえが起用されている。
本作は2019年5月3日に日本で先行公開されたハリウッド実写映画。渡辺謙がヨシダ警部補を演じるほか、三木眞一郎や林原めぐみなど、アニメ『ポケットモンスター』シリーズでおなじみの声優も参加している。日英それぞれの配役、吹き替えキャスト発表の経緯、意外と知られていない出演者の関係まで整理する。
【結論】映画『名探偵ピカチュウ』の声優は誰?日本語吹き替え版の主要キャスト

最も知りたいピカチュウの声を担当するのは、俳優の西島秀俊だ。
英語オリジナル版では『デッドプール』シリーズなどで知られるライアン・レイノルズが声を担当しており、日本語吹き替え版では西島秀俊がその役を引き継いでいる。
ここで押さえておきたいのは、映画のピカチュウが一般的なアニメ版とは異なり、人間の言葉を話すキャラクターとして描かれていることだ。
見た目はおなじみの黄色いピカチュウ。しかし、性格はコーヒー好きで、冗談を口にする大人の男性のような雰囲気を持つ。かわいらしい外見と渋い話し方のギャップが、作品の大きな特徴になっている。
西島秀俊がピカチュウ役に起用された理由西島秀俊が担当したのは、単にポケモンの鳴き声を表現する役ではない。ティムと会話し、事件の謎を追い、時にはユーモアを交えながら物語を進める名探偵ピカチュウのセリフそのものだ。
そのため、従来のピカチュウのイメージとは異なる、大人びたキャラクターの表現が求められる。
2019年5月3日の公開初日舞台あいさつで、西島秀俊の起用がサプライズ発表されたことも話題になった。シネマトゥデイの当時の報道でも、発表時の観客の反応が紹介されている。
ピカチュウの声は西島秀俊だけではない?もう一つ知っておきたいのが、ピカチュウのセリフと鳴き声の違いだ。
日本語吹き替え版では、人間の言葉を話す名探偵ピカチュウのセリフを西島秀俊が担当する。一方、通常のピカチュウの鳴き声については、大谷育江が担当したと紹介されている。
大谷育江といえば、テレビアニメ『ポケットモンスター』シリーズで長年ピカチュウを演じてきた声優だ。
つまり、映画版では次のように役割が分かれている。
- 名探偵ピカチュウの会話・セリフ:西島秀俊
- ピカチュウの通常の鳴き声:大谷育江
「ピカチュウの声優は西島秀俊」という情報は正しいが、鳴き声まで含めると担当者は一人ではない。この違いを理解すると、映画の音声表現をより正確に把握できる。
【声優一覧】竹内涼真・飯豊まりえ・渡辺謙ら主要キャストを比較
映画『名探偵ピカチュウ』には、俳優と声優の双方から幅広い出演者が集まった。
日本語吹き替え版では、主要人物を俳優が担当し、脇を固める人物やポケモンには実力派声優が参加している。
以下が英語版と日本語吹き替え版の主要キャストの対応関係だ。
| キャラクター | 英語版キャスト | 日本語吹き替えキャスト |
|---|---|---|
| 名探偵ピカチュウ | ライアン・レイノルズ | 西島秀俊 |
| ティム・グッドマン | ジャスティス・スミス | 竹内涼真 |
| ルーシー・スティーブンス | キャスリン・ニュートン | 飯豊まりえ |
| ヨシダ警部補 | 渡辺謙 | 渡辺謙 |
| ハワード・クリフォード | ビル・ナイ | 中博史 |
| ロジャー・クリフォード | クリス・ギア | 三木眞一郎 |
| アン・ローラン博士 | リタ・オラ | 林原めぐみ |
| ティムの祖母 | ジョゼット・サイモン | 犬山イヌコ |
| セバスチャン | オマール・チャパロ | 三宅健太 |
| ジャック | カラン・ソーニ | 梶裕貴 |
| DJ | ディプロ | 石川界人 |
※キャストは映画公式サイトの日本語吹き替え発表と、ポケモン公式サイト・映画の出演者情報をもとに整理。
ティム役・竹内涼真主人公ティム・グッドマンの日本語吹き替えを担当したのは竹内涼真。
ティムは、行方不明になった父親ハリーの消息を追う青年だ。かつてポケモンが好きだったものの、父親の失踪をきっかけにポケモンとの距離を置いている。
そんな彼が、父親の元相棒だった名探偵ピカチュウと出会い、事件の真相を追うことになる。
竹内涼真は本作が吹き替えへの本格的な挑戦となった。映画公式ニュースで紹介された当時のコメントでは、ジャスティス・スミスが演じるティムの芝居を意識し、キャラクターの成長を表現したいという意欲を語っている。
さらに注目したいのが、竹内自身も本編に登場している点だ。
2019年4月5日、映画公式サイトは竹内がポケモントレーナー役としてカメオ出演することを発表した。ロブ・レターマン監督から出演のオファーを受け、ロンドンで撮影に参加したという。
声だけでなく実際の映像にも登場する、珍しい出演形態となった。
ルーシー役・飯豊まりえヒロインのルーシー・スティーブンスを担当したのは飯豊まりえ。
英語版ではキャスリン・ニュートンが演じている。
ルーシーはライムシティで起きている不可解な事件を追う新米記者。ティムの調査に関わりながら、物語の展開を支える重要な人物だ。
飯豊まりえは、子どもの頃からポケモンに親しんできたことを映画公式のコメントで明かしている。また、実写作品の吹き替えに挑戦するのは初めてだった。
ルーシーの相棒となるコダックとの掛け合いも、作品を楽しむポイントの一つだ。
ヨシダ警部補役・渡辺謙ヨシダ警部補を演じるのは渡辺謙。
この配役には、ほかの主要キャストとは異なる特徴がある。
渡辺謙は英語オリジナル版でヨシダ警部補を演じているだけでなく、日本語吹き替え版でも同じ役を自ら担当している。
つまり、英語版と日本語版でキャストが変更されていない人物だ。
ヨシダ警部補は、ティムの父親ハリーと仕事をしていた警察官であり、ティムに父親の事故を知らせる重要な役割を担う。
【日英比較】ライアン・レイノルズと西島秀俊のピカチュウは何が違う?
『名探偵ピカチュウ』を視聴する際、字幕版と日本語吹き替え版のどちらを選ぶか迷う人もいるだろう。
両者の最も大きな違いは、ピカチュウのセリフを担当する俳優だ。
英語版ではライアン・レイノルズ、日本語版では西島秀俊が担当する。
英語版はライアン・レイノルズライアン・レイノルズは、映画『デッドプール』シリーズなどで知られるカナダ出身の俳優。
本作ではピカチュウの声を担当し、愛らしい見た目と大人びた言動の組み合わせを英語で表現している。
映画の製作を発表したレジェンダリー・ピクチャーズの2018年1月24日付資料では、ライアン・レイノルズ、渡辺謙、ジャスティス・スミス、キャスリン・ニュートンらが主要キャストとして発表されていた。
英語版は作品本来の言語であり、出演俳優の演技や会話のテンポをそのまま楽しめるのが魅力だ。
日本語版は西島秀俊日本語版のピカチュウは、西島秀俊が演じる。
英語版のライアン・レイノルズと同じく、ピカチュウの人間味のあるセリフを担当する役割だ。
一方、ティムやルーシーについては、それぞれ竹内涼真と飯豊まりえが日本語の声を担当する。
日本語版は、物語の内容を理解しながら映像に集中しやすい点がメリットになる。
どちらを選ぶべき?字幕版と吹き替え版は、優劣というよりも楽しみ方の違いで選ぶのがおすすめだ。
- 字幕版がおすすめの人: ライアン・レイノルズの英語の演技や、英語版キャストの声の表現を楽しみたい人。
- 日本語吹き替え版がおすすめの人: 西島秀俊や竹内涼真、飯豊まりえの声の演技を楽しみたい人。
- 両方を楽しみたい人: 同じ場面を見比べ、ピカチュウの表現や会話の雰囲気の違いを確かめたい人。
特にピカチュウのセリフは作品の個性を左右する部分なので、両方を見比べるとキャストによる演技の違いが分かりやすい。
【発表の経緯】西島秀俊のピカチュウ役はいつ明らかになった?
日本語吹き替えキャストは、映画公開までに段階的に発表された。
特に西島秀俊の起用は、公開初日の発表という印象的な形で明らかになっている。
2018年1月:ハリウッド版の主要キャスト発表レジェンダリー・ピクチャーズは2018年1月24日、映画の撮影開始を発表。
この時点で、ライアン・レイノルズ、渡辺謙、ジャスティス・スミス、キャスリン・ニュートンらの出演が公表されていた。
北米公開日は2019年5月10日と発表されている。
2019年3月20日:竹内涼真と飯豊まりえの出演発表日本語吹き替え版のキャストについては、2019年3月20日に映画公式サイトが追加発表を行った。
主人公ティム役が竹内涼真、ルーシー役が飯豊まりえと公表され、渡辺謙演じるヨシダ警部補については本人が日本語吹き替えも担当すると発表された。
この時点では、名探偵ピカチュウの日本語吹き替え担当者はまだ発表されていなかった。
2019年4月5日:竹内涼真のカメオ出演が判明続いて4月5日、竹内涼真が声の出演だけでなく、ポケモントレーナー役として本編にも登場することが明らかになった。
ロブ・レターマン監督のオファーによって実現した出演であり、吹き替えキャストと実写出演の両方を経験することになった。
2019年5月3日:西島秀俊の起用が発表そして日本公開日となった2019年5月3日、初日舞台あいさつで西島秀俊が名探偵ピカチュウ役であることが発表された。
映画公式サイトには、同日付で三木眞一郎、林原めぐみ、犬山イヌコ、三宅健太、梶裕貴、山寺宏一などを含む日本語吹き替えキャストも掲載された。
日本先行公開に合わせたこの発表は、作品のキャスト情報を整理するうえでも重要な節目となった。
【実力派声優にも注目】三木眞一郎・林原めぐみらの出演一覧
本作の日本語吹き替え版には、俳優だけでなく、アニメ『ポケットモンスター』シリーズをはじめとする作品で活躍してきた声優も多数参加している。
三木眞一郎:ロジャー役三木眞一郎が担当するのはロジャー・クリフォード。
英語版ではクリス・ギアが演じる人物で、ハワード・クリフォードに関係するキャラクターだ。
三木眞一郎は、アニメやゲーム、洋画吹き替えなど幅広い分野で活動する声優。ポケモン関連作品にも関わってきた実績があり、本作でも重要な役を担当している。
林原めぐみ:ローラン博士役ローラン博士を担当するのは林原めぐみ。
英語版ではリタ・オラが演じている。
林原めぐみは『ポケットモンスター』シリーズをはじめ、数々のアニメ作品に出演してきた声優だ。
本作では、アニメで知られる声とは異なる役柄を担当している点にも注目したい。
そのほかの日本語吹き替え声優映画公式サイトに掲載された出演者には、次のような顔ぶれも並ぶ。
- ハワード:中博史
- ティムの祖母:犬山イヌコ
- セバスチャン:三宅健太
- DJ:石川界人
- ジャック:梶裕貴
- ミュウツー:山寺宏一、木下紗華
- コダック:愛河里花子
- プリン:かないみか
- メタモン:金魚わかな
こうした声優陣の参加によって、実写映画でありながら、ポケモンシリーズに親しんできた視聴者にもなじみのある声の魅力が加わっている。
特に、犬山イヌコや林原めぐみ、三木眞一郎など、アニメシリーズを知る人にとっておなじみの声優が異なるキャラクターを担当している点は見逃せない。
【プロの結論】名探偵ピカチュウの声優情報で間違えやすい3つのポイント
映画の声優を調べる際には、作品の種類や担当している音声の違いに注意したい。
1. 英語版と日本語吹き替え版を混同しないライアン・レイノルズは英語版のピカチュウ、西島秀俊は日本語吹き替え版のピカチュウを担当している。
どちらか一方が誤りということではなく、同じキャラクターに対する異なる言語の配役だ。
2. 三木眞一郎と林原めぐみはピカチュウ役ではない三木眞一郎はロジャー役、林原めぐみはローラン博士役。
ピカチュウ役と混同されることがあるが、担当キャラクターは異なる。
3. 映画とゲームの声優は別作品として整理するもう一つの大きな混同ポイントが、ゲーム版との違いだ。
2023年発売のゲーム『帰ってきた 名探偵ピカチュウ』では、ピカチュウ役を山寺宏一、ティム役を上村祐翔が担当している。
一方、2019年公開の実写映画では、ピカチュウ役が西島秀俊、ティム役が竹内涼真だ。
同じ名探偵ピカチュウというキャラクターでも、作品ごとに声の担当者が異なる。
検索するときには、映画版なのかゲーム版なのかを先に区別すると、情報を取り違えにくい。
【よくある質問】名探偵ピカチュウの声優に関するFAQ
Q1:映画『名探偵ピカチュウ』の日本語版でピカチュウを演じているのは誰?
A1:西島秀俊。人間の言葉を話す名探偵ピカチュウのセリフを担当している。通常の鳴き声は大谷育江が担当したと紹介されている。
Q2:名探偵ピカチュウの英語版の声優は誰?
A2:ライアン・レイノルズ。映画『デッドプール』シリーズで知られる俳優で、英語オリジナル版の名探偵ピカチュウを担当している。
Q3:竹内涼真と飯豊まりえは何役?
A3:竹内涼真は主人公ティム役、飯豊まりえはヒロインのルーシー役。さらに竹内涼真は、ポケモントレーナー役として映画本編にもカメオ出演している。
映画『名探偵ピカチュウ』の日本語吹き替え版で、主人公のピカチュウを演じるのは西島秀俊。英語オリジナル版ではライアン・レイノルズが担当している。
主要キャストは、ティム役が竹内涼真、ルーシー役が飯豊まりえ、ヨシダ警部補役が渡辺謙という顔ぶれだ。
加えて、三木眞一郎や林原めぐみ、犬山イヌコ、山寺宏一など、実力派声優が脇を固めている。
本作の魅力は、ポケモンの世界を実写で再現した映像だけではない。英語版と日本語吹き替え版で異なる俳優の声の表現、そしてアニメシリーズでも親しまれてきた声優陣の参加が、作品に独自の個性を与えている。
声優情報を正確に把握する要点は、「2019年の実写映画版」「英語版か日本語吹き替え版か」「セリフか通常の鳴き声か」の3点。
この違いを押さえておけば、映画とゲームのキャスト情報も混同せずに楽しめる。