『おジャ魔女どれみ』のアニメ版では、春風どれみを中心とする魔女見習いたちと、彼女たちを取り巻く魔女界の住人を実力派声優が演じています。
シリーズを通して中心人物を担当した声優は基本的に変わっていません。物語の進行に合わせて新しいキャラクターが登場し、それぞれに担当声優が加わっていきました。
まずは、東映アニメーションの公式キャラクター・キャスト情報をもとに、主要な配役を整理します。
春風どれみ:千葉千恵巳
主人公。魔女見習いとして成長していく、明るく元気な女の子。
藤原はづき:秋谷智子
どれみの幼なじみ。おっとりした性格で、仲間を支える存在。
妹尾あいこ:松岡由貴
大阪から転校してきた、面倒見のよい活発な女の子。
瀬川おんぷ:宍戸留美
人気アイドルとして活動する魔女見習い。物語に新しい展開をもたらす。
飛鳥ももこ:宮原永海
アメリカから帰国した魔女見習い。シリーズ3作目から仲間に加わる。
ハナちゃん:大谷育江
魔女界の女王候補として生まれた赤ちゃん。どれみたちに育てられる。
春風ぽっぷ:石毛佐和
どれみの妹。姉たちの後を追うように魔女見習いになる。
マジョリカ:長沢直美(現・永澤菜教)
MAHO堂の店主で、どれみたちを導く魔女。
ララ:高村めぐみ
マジョリカのパートナーである妖精。
このうち、どれみ・はづき・あいこ・おんぷ・ももこ・ハナちゃんの6人は、作品を代表する魔女見習いのキャストです。東映アニメーションの各シリーズ公式ページでも、それぞれの担当声優が掲載されています。
【シリーズ別に比較】おジャ魔女どれみ歴代声優の変遷と作品の関係

『おジャ魔女どれみ』は、1999年のテレビアニメ第1作から2004年の『おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ』まで、複数のシリーズにわたって展開されました。
作品ごとに登場人物の構成が変化しているため、声優一覧を調べる際は、どのシリーズを対象にしているのかを確認する必要があります。
特に重要なのは、おんぷ、ももこ、ハナちゃんの登場時期です。最初から全員が同じメンバーだったわけではありません。
アニメ版と舞台版の主要キャラクター・キャスト対応表
舞台版の出演者は、左からコロンチーム/ジュエリーチーム。公式キャスト発表に基づく。
シリーズごとの声優構成シリーズの変遷を年代順に見ると、次のようになります。
1. 『おジャ魔女どれみ』(1999~2000年)
1999年2月7日に放送が始まった第1作です。どれみ、はづき、あいこを中心とする3人が魔女見習いになり、MAHO堂を舞台に物語が展開します。
途中から瀬川おんぷが登場し、物語に新たな緊張感を加えました。マジョリカ役は長沢直美名義でクレジットされています。
2. 『おジャ魔女どれみ』(2000~2001年)
第2作では、魔女の赤ちゃん・ハナちゃんが登場します。大谷育江がハナちゃんを担当し、どれみたちが赤ちゃんを育てるという新しい物語が始まりました。
おんぷも仲間として本格的に活動し、主要メンバーの関係性が深まっていきます。
3. 『も~っと! おジャ魔女どれみ』(2001~2002年)
第3作では、アメリカから帰国した飛鳥ももこが新たに加わります。担当声優は宮原永海です。
マジョリカの公式キャスト表記も、この作品から永澤菜教に変わっています。ただし、これは別人への交代ではありません。
4. 『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』(2002~2003年)
テレビシリーズ第4作で、どれみたちは小学6年生になります。ももこやハナちゃんも引き続き登場し、シリーズの集大成となる物語が描かれました。
主要キャラクターの声優は従来の配役が継続しています。
5. 『おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ』(2004年)
テレビシリーズ終了後に展開された作品です。2004年6月から12月にかけて放映され、これまでの仲間たちが再び登場しました。
主要キャラクターの声優は、テレビシリーズから引き継がれています。
こうして見ると、シリーズの大きな特徴は、主要キャストを維持しながらキャラクターを段階的に増やしていったことです。作品が長期シリーズになっても、視聴者が慣れ親しんだ声の関係性が保たれていました。
【声優別プロフィール】千葉千恵巳・秋谷智子・松岡由貴ら6人の魅力
ここでは、中心となる6人の声優をそれぞれ紹介します。キャラクターの性格と声優の代表的な出演歴を合わせて見ると、作品のキャスティングの特徴がより分かりやすくなります。
春風どれみ役・千葉千恵巳春風どれみ役
2月25日生まれ、埼玉県出身。高い声を生かしたキャラクター表現で知られています。
主人公・春風どれみを演じた千葉千恵巳は、シリーズの顔ともいえる存在です。
どれみは、失敗することも多い一方で、困っている仲間を放っておけない女の子。元気さだけでなく、悩んだり落ち込んだりする等身大の感情が物語の軸になっています。
代表的な出演作には『ぐ〜チョコランタン』のズズ役、『ローゼンメイデン』の雪華綺晶役、『キラキラプリキュアアラモード』のビブリー役などがあります。
藤原はづき役・秋谷智子藤原はづき役
5月14日生まれ、東京都出身。1999年に藤原はづき役で声優デビュー。
秋谷智子が演じる藤原はづきは、穏やかでおっとりした性格の少女です。どれみの幼なじみであり、仲間の中では冷静な判断ができる存在として描かれています。
自分の意見をなかなか言えないという弱点を持つはづきが、仲間との関係を通して成長していく姿も見どころです。
代表作には『金色のガッシュベル!!』の水野鈴芽役、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のみやび役などがあります。
妹尾あいこ役・松岡由貴妹尾あいこ役
9月13日生まれ、大阪府出身。幅広い性格のキャラクターを演じ分ける声優。
妹尾あいこは、大阪出身らしい関西弁が印象的なキャラクターです。明るく行動的で、仲間を思いやる気持ちが強く、時にはどれみたちを引っ張る役割も担います。
松岡由貴の代表作には、『BLEACH』の井上織姫役、『涼宮ハルヒの憂鬱』の鶴屋さん役、『魔法先生ネギま!』のエヴァンジェリン・A・K・マクダウェル役などがあります。
瀬川おんぷ役・宍戸留美瀬川おんぷ役
11月6日生まれ、広島県出身。歌手・声優として幅広く活動。
宍戸留美が担当した瀬川おんぷは、芸能活動を行う人気アイドルです。最初はどれみたちと異なる立場にいましたが、物語が進むにつれて仲間との友情を築いていきます。
宍戸留美自身も歌手としてのキャリアを持ち、1989年にオーディションでグランプリを獲得した後、歌手デビューしています。
声優としては『ご近所物語』の実果子役や『はなかっぱ』のももかっぱ役などでも知られています。
飛鳥ももこ役・宮原永海飛鳥ももこ役
1月24日生まれ、東京都出身。声優のほか、舞台や音楽活動でも活躍。
飛鳥ももこは、アメリカで生活していた帰国子女です。英語を交えた話し方や、異なる文化的背景を持つキャラクターとして、既存のメンバーとは違った個性を発揮します。
宮原永海の代表作には『甲虫王者ムシキング』のポポ役、『パワーパフガールズ』の豪徳寺みやこ/ローリングバブルス役などがあります。
ハナちゃん役・大谷育江ハナちゃん役
魔女界の赤ちゃん・ハナちゃんを担当。成長前後のキャラクター表現も作品の見どころ。
大谷育江が演じるハナちゃんは、『おジャ魔女どれみ』で登場した重要人物です。
最初は赤ちゃんとして描かれ、どれみたちが母親代わりとなって育てます。その後、『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』では成長した姿で登場し、物語の重要な役割を担います。
赤ちゃん時代から成長後まで、ハナちゃんの存在がシリーズ全体のテーマである成長や家族のつながりを象徴しています。
この6人に加えて、春風ぽっぷ役の石毛佐和やララ役の高村めぐみなど、周囲のキャラクターを担当した声優陣も作品を支えてきました。
【マジョリカの声優変更の真相】長沢直美と永澤菜教は別人ではない
『おジャ魔女どれみ』の声優を調べる際、特に混乱しやすいのがマジョリカの担当声優です。
初期シリーズの公式キャスト欄には「長沢直美」、第3作『も~っと! おジャ魔女どれみ』以降の公式キャスト欄には「永澤菜教」と記載されています。
この表記の違いから、マジョリカ役が途中で別の声優に交代したと思われることがあります。しかし、実際は同一人物です。
旧芸名:長沢直美
所属:センテナリア
代表的な役:マジョリカ、ブー太郎など
決定的な根拠となるのが、2024年発売の『おジャ魔女どれみ』スペシャルプライスBlu-ray BOXに関するハピネットの公式プレスリリースです。
同資料では、マジョリカのキャストが「長沢直美(現:永澤菜教)」と紹介されています。
加えて、永澤菜教の所属事務所センテナリアの公式プロフィールでも、『おジャ魔女どれみ』のマジョリカ役が代表的な出演歴として掲載されています。
なぜ名前が変わったのか?確認できるのは、長沢直美が現在の芸名である永澤菜教へと表記を変更していることです。芸名変更の具体的な理由については、今回確認できた公式資料では説明されていません。
そのため、妊娠や出産、体調不良、降板などを理由とする声優交代説と結び付ける根拠はありません。
シリーズの公式クレジットに旧芸名と現在の芸名が混在しているのは、出演時期による表記の違いです。
マジョリカ役の正しい確認方法
初期シリーズ長沢直美
『も~っと!』以降
永澤菜教
結論:同じ声優が担当
声優交代ではなく、芸名の表記変更として理解するのが正確です。
なお、2026年配信の≠ME ACT LIVEでも、マジョリカの声の出演は永澤菜教が担当しています。現在まで続くキャラクターとの関係を確認できる配役です。
【2026年最新】≠ME ACT LIVEの舞台版キャストとアニメ版の違い
2026年に『おジャ魔女どれみ』の声優情報を調べるうえで、見逃せないのが≠ME ACT LIVE「おジャ魔女どれみドッカ~ン!」です。
この舞台は、アニメ版とは異なる出演者によってキャラクターを表現した作品です。2022年5月15日から22日まで東京の品川プリンスホテル ステラボールで上演されました。
そして、東映アニメーションの25周年公式サイトは、2026年1月から見放題配信が開始されたと発表しています。
配信先として案内されたのは、DMM TV、U-NEXT、Hulu、dアニメストア、シアターコンプレックスTOWNです。配信状況は変更・終了となる場合があります。
コロンチームの出演者コロンチームは、以下のキャストで構成されています。
- 春風どれみ:冨田菜々風
- 瀬川おんぷ:鈴木瞳美
- ハナちゃん:本田珠由記
- 藤原はづき:櫻井もも
- 妹尾あいこ:永田詩央里
- 飛鳥ももこ:落合希来里
もう一つのジュエリーチームは、次の配役です。
- 春風どれみ:蟹沢萌子
- 瀬川おんぷ:谷崎早耶
- ハナちゃん:尾木波菜
- 藤原はづき:菅波美玲
- 妹尾あいこ:川中子奈月心
- 飛鳥ももこ:河口夏音
両チームのほか、女王様役は石井美絵子が担当。マジョリカは永澤菜教が声の出演を務めています。
アニメ版と舞台版は何が違う?最も大きな違いは、アニメ版では声優が声の演技によってキャラクターを表現するのに対し、舞台版では≠MEのメンバーが実際に舞台上で役を演じる点です。
また、舞台版はコロンチームとジュエリーチームという2つの配役体制を採用しています。同じキャラクターでも、チームによって担当する出演者が異なります。
ここで注意したいのは、舞台版の出演者をアニメ版の声優として紹介しないことです。冨田菜々風や蟹沢萌子は舞台版の春風どれみ役であり、テレビアニメ版の千葉千恵巳とは担当媒体が異なります。
アニメ版の声優を知りたい人は東映アニメーションの作品別キャスト表、舞台版の出演者を知りたい人はネルケプランニングの公演情報を確認するのが確実です。
【2026年の最新動向】おジャ魔女どれみ声優の現在と新コンテンツ
2026年の『おジャ魔女どれみ』は、過去作品の配信だけにとどまりません。シリーズの新しいコンテンツも発表され、作品の楽しみ方が広がっています。
2025年のサマーパーティーにオリジナル声優陣が集結2025年8月3日には、パシフィコ横浜で「おジャ魔女どれみ サマーパーティー2025」が開催されました。
東映アニメーションの公式イベントレポートによると、主要キャストとして登壇したのは次の6人です。
- 千葉千恵巳(春風どれみ役)
- 秋谷智子(藤原はづき役)
- 松岡由貴(妹尾あいこ役)
- 宍戸留美(瀬川おんぷ役)
- 宮原永海(飛鳥ももこ役)
- 大谷育江(ハナ役)
加えて、石毛佐和(春風ぽっぷ役)、永澤菜教(マジョリカ役)、高村めぐみ(ララ役)も友情出演しました。
テレビ放送開始から長い年月が経過した後も、主要キャストが同じイベントに集まったことは、作品と声優陣のつながりを感じさせる出来事でした。
2026年3月に「おジャ魔女どれみにょん」が始動さらに大きなニュースとなったのが、東映アニメーションが発表した新コンテンツ「おジャ魔女どれみにょん」です。
2026年3月28日から、公式YouTubeやTikTokなどでショートアニメの配信が始まりました。
ハナちゃんの涙から生まれた小さなどれみたちが、ハナちゃんと一緒に日常を過ごすという内容です。従来のキャラクターを新しいデザインで再解釈し、短い動画で楽しめるコンテンツとして展開されています。
キャラクターデザインは、いもむしが担当。アニメーション制作はKOO-KIです。統括プロデューサーは関弘美、企画プロデューサーは高柳香織となっています。
注目したいのは、東映アニメーションの発表資料には、この新コンテンツの声優キャストが掲載されていないことです。したがって、従来のアニメ版声優がそのまま出演していると断定することはできません。
2026年現在、オリジナルキャストは変わったのか?テレビアニメ版の主要キャストについては、2026年時点でも東映アニメーションの公式作品情報に従来の担当声優が掲載されています。
少なくとも、春風どれみ、藤原はづき、妹尾あいこ、瀬川おんぷ、飛鳥ももこ、ハナちゃんの主要6役について、新しい声優への一斉交代を示す公式発表は確認できません。
ただし、作品の種類によってキャストの扱いは異なります。次のように整理すると混乱しません。
- テレビアニメ版:従来の主要声優陣。
- 『おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ』:従来の声優陣が続投。
- ≠ME ACT LIVE:舞台版の出演者が担当。
- 「おジャ魔女どれみにょん」:2026年の新ショートアニメ。発表資料に声優名の記載なし。
「声優の現在」を調べる際は、過去の出演情報だけでなく、2025年の公式イベントや2026年の新作発表など、時期と媒体を区別して見ることが大切です。
【よくある質問】おジャ魔女どれみの声優に関するFAQ
Q1:おジャ魔女どれみの主人公・春風どれみの声優は誰ですか?
A1:春風どれみ役は千葉千恵巳です。1999年のテレビアニメ第1作から主人公を担当し、シリーズを代表する声優として知られています。
Q2:マジョリカの声優は途中で交代したのですか?
A2:別の声優に交代したわけではありません。初期作品では長沢直美、後期作品では永澤菜教と表記されていますが、同一人物です。ハピネットの公式資料でも「長沢直美(現:永澤菜教)」と紹介されています。
Q3:おジャ魔女どれみの舞台版とアニメ版の声優は同じですか?
A3:異なります。アニメ版の春風どれみ役は千葉千恵巳ですが、2022年上演の≠ME ACT LIVEでは冨田菜々風と蟹沢萌子がチーム別に演じました。舞台版は2026年1月から見放題配信されています。
『おジャ魔女どれみ』の魅力を支えてきたのは、千葉千恵巳、秋谷智子、松岡由貴、宍戸留美、宮原永海、大谷育江を中心とする声優陣です。
シリーズを通じて主要キャラクターの配役は受け継がれ、ももこやハナちゃんなどの新しい登場人物が加わることで、物語とキャストの広がりが生まれました。
特にマジョリカ役については、長沢直美と永澤菜教が同一人物である点が重要です。声優交代という情報だけを見てしまうと、事実を取り違えてしまいます。
また、2026年には≠ME ACT LIVEの見放題配信に加え、新ショートアニメ「おジャ魔女どれみにょん」も始動しました。アニメ版、舞台版、新コンテンツでは、それぞれキャスト情報の確認方法が異なります。
声優を調べるときは、作品名・放送年・担当キャラクター・出演媒体の4点を照らし合わせることが、正確な情報にたどり着く近道です。長年愛されてきたオリジナルキャストの演技と、新しい舞台・映像表現の両方に注目すると、『おジャ魔女どれみ』の魅力をさらに深く楽しめます。