両津勘吉の声優を調べる際に、まず区別したいのが旧作と新作の違いだ。
1996年にスタートしたテレビアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』では、タレント・俳優としても活動するラサール石井が主人公を担当した。一方、2027年放送予定の新シリーズでは、青二プロダクション所属の声優・落合福嗣が起用されている。
つまり、どちらか一方が誤情報というわけではない。視聴している作品の制作時期によって、両津勘吉の声を担当する人物が異なるのである。フジテレビの2026年9月5日付の発表でも、新シリーズのキャストとして落合福嗣の名前が正式に掲載されている。
旧作と新作の違い
旧作:ラサール石井
2016年の特別アニメ『THE FINAL』でも続投。
新作:落合福嗣
新シリーズで両津勘吉役に抜てきされた声優。
【旧作を解説】ラサール石井はなぜ両津勘吉の声優として知られるのか

ラサール石井は、1996年から2004年まで放送されたテレビアニメで両津勘吉を演じた人物だ。フジテレビの番組情報でも、両津勘吉役として明確に記載されている。
両津は、金もうけに目がなく、規則を破っては大原部長に怒られる一方、困っている人を放っておけない人情味も持つキャラクターだ。単なる乱暴者ではなく、豪快さ、ずる賢さ、子供のような無邪気さ、そして仲間を思う気持ちが同居している。
ラサール石井の演技は、こうした両津の多面的な性格を表現し、長期間にわたって作品の中心を支えた。旧作を見て育った視聴者にとって、両津の声といえばラサール石井という印象が強い理由もここにある。
2016年の『こち亀 THE FINAL』でも両津役を担当ラサール石井の両津役は、2004年のテレビシリーズ終了と同時に完全に途絶えたわけではない。
2016年9月18日に放送された特別アニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所~THE FINAL 両津勘吉最後の日~』でも、ラサール石井が両津勘吉を担当した。
この作品では、森尾由美が秋本麗子、宮本充が中川圭一、佐山陽規が大原大次郎を演じており、旧シリーズの主要キャストが再集結している。フジテレビの番組情報で確認できる公式キャストだ。
したがって、「ラサール石井はいつ両津役を降りたのか」という疑問に対しては、2004年のテレビシリーズ終了と、2016年の特別アニメ出演を分けて考える必要がある。
【新作の注目情報】落合福嗣が両津勘吉役に選ばれた理由と経歴
2027年放送予定の『新こちら葛飾区亀有公園前派出所』で両津勘吉を演じるのは、声優の落合福嗣だ。
2026年9月5日、フジテレビと制作関係者から新キャストが一斉に発表された。落合福嗣はオーディションを経て両津役を獲得している。単なる話題性を狙ったゲスト出演ではなく、新シリーズの主人公を担う正式なキャスティングだ。
落合福嗣はどんな声優?落合福嗣は、青二プロダクションに所属する声優。アニメ作品では『グラゼニ』の凡田夏之介、『ドラゴンボールDAIMA』の魔人ドゥー、『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』などに出演している。
所属事務所の公式プロフィールには、アニメだけでなく映画や劇場作品などの出演歴も掲載されており、複数のジャンルで活動してきた実績が確認できる。
今回の起用で特に興味深いのは、本人自身が子供の頃から『こち亀』に親しんでいたことだ。
「子供の頃に読んだはじめての漫画が『こち亀』でした。」 落合福嗣・2026年9月5日、フジテレビ発表コメント
本人は、アニメも好きで見ていたと明かし、オーディション合格の連絡を受けたときには、作品の世界に参加できる喜びで胸がいっぱいになったと語っている。
なぜ落合福嗣が両津役に適任なのか公式発表で確認できる起用経緯は、オーディションによる選出という点だ。制作側が落合福嗣を選んだ詳細な評価基準や、ラサール石井との演技上の比較については、具体的な説明は公表されていない。
ただし、落合福嗣には複数のアニメ作品で培った声優としての経験があり、本人も原作と旧アニメへの愛着を持っている。作品への理解と専門的な演技経験の両方が、新シリーズへの期待につながる要素だ。
また、両津のようなキャラクターは、声の低さや大きさだけで成立するものではない。怒鳴る場面の勢い、金もうけを思いついたときの高揚感、仲間に対する情の深さなど、幅広い表現が求められる。新しい両さんがどのような演技で表現されるのかは、作品の大きな見どころになる。
【歴代キャスト比較】ラサール石井から落合福嗣へ、派出所メンバーも一新
今回の声優交代で注目すべきなのは、両津勘吉だけでなく、派出所の主要メンバーも新キャストに切り替わることだ。
旧シリーズと2016年の『THE FINAL』では、長く親しまれてきたメンバーが出演していた。一方、2027年の新シリーズでは、主要キャラクター4人の担当声優が新しく発表されている。
旧作と新作のキャスト対照表出典:フジテレビ旧作・THE FINAL番組情報、新作公式キャスト発表。
新キャスト4人の特徴
落合福嗣:両津勘吉
旧作の印象を受け継ぎながら、新しい両さんを演じる主人公役。『グラゼニ』などの出演歴を持つ。
蒼井翔太:中川圭一
両津の後輩で、資産家の御曹司でもある中川を担当。旧作の宮本充から交代する。
M・A・O:秋本麗子
美貌と財力を兼ね備えた女性警察官・麗子を担当。旧作の森尾由美から交代する。
坂本頼光:大原大次郎
両津を厳しく指導する大原部長役。活動弁士としても知られる人物で、旧作の佐山陽規から交代する。
このように、新作は両津だけの声優変更ではない。中川、麗子、大原部長も含め、派出所の主要メンバー全体が新しい声の組み合わせになる。
旧作の声優陣を部分的に残す方式ではなく、作品の新たなスタートに合わせて主要キャストを再構成した点が、今回の大きな特徴だ。
【声優交代の真相】ラサール石井は降板した?新こち亀の制作背景
今回の発表を受けて、インターネット上では「ラサール石井が降板したのか」「なぜ両津役が変わったのか」という疑問も生まれやすい。
ここで押さえたいのは、今回のキャスト変更が、旧シリーズの放送中に起きた途中交代ではないという点だ。
旧シリーズから新シリーズまでの時系列- 1996年: フジテレビでテレビアニメ放送開始。両津役はラサール石井。
- 2004年: 旧テレビシリーズが放送終了。
- 2016年9月18日: 『THE FINAL 両津勘吉最後の日』放送。引き続きラサール石井が両津役を担当。
- 2025年12月20日: 原作連載50周年を記念した新アニメプロジェクトの始動を発表。
- 2026年9月5日: 新作の主要キャストと制作スタッフを正式発表。
- 2026年11月2日: 公式サイトがジャンプフェスタ2027関連イベントを告知。
- 2027年: 新シリーズ放送・配信予定。
この経緯を見ると、旧シリーズと新シリーズは制作時期も企画も異なる作品として位置づけられている。特に2016年の『THE FINAL』でもラサール石井が出演していることは、旧作の担当実績を確認するうえで重要だ。
ラサール石井の降板理由は公式発表されている?2026年11月6日時点で公表されている新作の公式情報には、ラサール石井が降板した理由や、本人と制作側の間でどのような話し合いがあったかについての説明はない。
そのため、「年齢が理由」「本人が辞退した」「制作側と意見が合わなかった」といった説明を確定情報として扱うことはできない。
確認できる事実は、新シリーズの両津役として落合福嗣が正式発表されたこと、そして旧シリーズと2016年の特別アニメではラサール石井が両津を演じていたことだ。
つまり、今回の変更はラサール石井の過去の出演実績を否定するものではなく、新しいアニメシリーズにおけるキャストの刷新として理解するのが適切だ。
【2027年新こち亀の最新情報】放送時期・制作会社・スタッフを解説
新作『新こちら葛飾区亀有公園前派出所』は、原作連載50周年を記念して始動したアニメプロジェクトだ。2025年12月20日に制作決定が発表され、2026年9月5日にキャストとスタッフが解禁された。
放送は2027年、具体的な日付は?フジテレビの公式発表によると、放送開始は2027年。フジテレビでの放送に加え、各プラットフォームでの配信も予定されている。
ただし、2026年11月6日時点では、何月何日から放送されるのか、具体的な曜日や時間帯までは発表されていない。2027年放送決定と、放送日時の確定は別の情報として捉える必要がある。
新作の制作スタッフ| 担当 | 氏名 |
|---|---|
| 原作 | 秋本治 |
| 監督 | 大地丙太郎 |
| 脚本 | 神山修一・福嶋幸典 |
| キャラクターデザイン・総作監 | 原憲一 |
| 総作監 | Noh gil-bo |
| 音楽 | 佐橋俊彦 |
| 音響監督 | たなかかずや |
| アニメーション制作 | ぎゃろっぷ |
制作会社は旧作でもおなじみのぎゃろっぷ。監督を務める大地丙太郎は、『おじゃる丸』や『ギャグマンガ日和』などの作品で知られるアニメーション監督だ。
公式コメントでは、初代監督のやすみ哲夫との縁にも触れている。旧作の流れを受け継ぎつつ、新しいスタッフによって令和の『こち亀』を作るという制作体制が見えてくる。
2026年11月の最新動向はジャンプフェスタ20272026年11月2日には、新作公式サイトからジャンプフェスタ2027への参加情報が発表された。
告知によると、2026年12月19日・20日にアニメ『新こち亀』の展示が登場し、着ぐるみの両さんによるグリーティングも実施予定だ。
加えて、12月20日(日)14時からは『こち亀』50周年記念特番の配信が予定されている。出演者には落合福嗣とシークレットゲストが名を連ねている。新両津の声を担当する落合福嗣がイベントに登場する点も注目材料だ。
【プロの結論】両津勘吉の声優交代で注目すべき3つのポイント
今回の声優交代を理解するうえで重要なのは、単純に旧キャストと新キャストのどちらが優れているかを比べないことだ。
ラサール石井の両津は、1990年代から2000年代のテレビアニメを代表する声として長く親しまれてきた。一方、落合福嗣の両津は、原作連載50周年を迎えた作品が新しい世代へ向けて再始動する中で誕生する。
両者は同じキャラクターを演じるが、制作時代も作品の位置づけも異なる。
1. 旧作を見るならラサール石井、新作を見るなら落合福嗣最初に、視聴する作品の年代を確認すること。1996年から2004年までのテレビシリーズや2016年の『THE FINAL』ならラサール石井、2027年の新シリーズなら落合福嗣という区別が最も分かりやすい。
2. 声優交代は主人公だけでなく主要キャスト全体に及ぶ中川、麗子、大原部長も新しい声優に交代する。両津の声だけを切り替えるのではなく、派出所メンバー全体の掛け合いが新しくなる点が作品の変化を左右する。
3. 新作の評価は実際の放送と演技を見て判断するキャスト発表だけで旧作との優劣を決めることはできない。両津の豪快な笑い声、怒鳴り声、仲間との掛け合い、そして人情味のある場面など、実際の本編でどのように演じられるかが評価の基準になる。
旧作への愛着を大切にしながら、新しいキャストがどのような個性を加えるのかを見る。それが、2027年の新シリーズを楽しむうえでのポイントだ。
【両津勘吉の声優】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:現在の両津勘吉の声優は誰ですか?
2026年11月現在、旧作の両津勘吉役はラサール石井、2027年放送予定の新作『新こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津役は落合福嗣です。作品によって担当声優が異なります。
Q2:ラサール石井はこち亀の声優を降板したのですか?
ラサール石井は旧テレビシリーズと2016年の『THE FINAL』で両津勘吉を演じました。2027年の新シリーズでは落合福嗣が起用されていますが、公式発表ではラサール石井の降板理由は説明されていません。
Q3:落合福嗣が両津勘吉を演じる新こち亀はいつ放送されますか?
2027年にフジテレビで放送開始予定です。各プラットフォームでの配信も予定されています。具体的な放送開始日や放送時間は、2026年11月6日時点では未発表です。
Q4:2016年のこち亀 THE FINALでもラサール石井が両津を演じていますか?
はい。2016年9月18日放送の『こちら葛飾区亀有公園前派出所~THE FINAL 両津勘吉最後の日~』でも、ラサール石井が両津勘吉役を担当しました。
Q5:新こち亀の中川や麗子の声優も変わりますか?
変わります。中川圭一役は蒼井翔太、秋本麗子役はM・A・O、大原大次郎役は坂本頼光です。旧作から主要キャストが一新されています。
Q6:新こち亀の制作会社はどこですか?
アニメーション制作はぎゃろっぷです。監督は大地丙太郎、音楽は佐橋俊彦が担当します。
両津勘吉の声優は、旧作ではラサール石井、2027年放送予定の新作では落合福嗣だ。
ラサール石井は1996年から続くテレビアニメの両津役を長年担当し、2016年の『THE FINAL』でも同役を演じた。一方、落合福嗣は原作と旧アニメへの思い入れを持ち、オーディションを経て新しい両津役に選ばれた。
今回の変更は主人公だけにとどまらず、中川、麗子、大原部長を含む主要キャスト全体の刷新でもある。原作50周年、アニメ30周年という節目を迎える『こち亀』にとって、大きな転換点となる。
2026年11月時点で確定しているのは、2027年の放送予定と主要キャスト、制作スタッフだ。具体的な放送日時など、今後の公式発表にも注目したい。
懐かしいラサール石井の両さんを大切にしながら、落合福嗣が作り上げる新しい両さんにも期待したい。世代を超えて愛されてきた『こち亀』が、令和の時代にどんな笑いと人情を届けるのか。2027年の放送が待たれる。
主な情報源:フジテレビ公式番組情報、新アニメ『新こちら葛飾区亀有公園前派出所』公式サイト、青二プロダクション公式プロフィール、集英社関連発表。記事情報基準日:2026年11月6日。