『となりの怪物くん』は、勉強一筋の少女・水谷雫と、予測不能な問題児・吉田春が出会うところから始まる青春ラブストーリーです。2012年10月にテレビ東京ほかで放送されたテレビアニメは全13話。戸松遥、鈴木達央、種﨑敦美ら実力派声優が出演し、恋愛だけでなく友情や人間関係の変化も丁寧に描いています。
2026年11月現在、気になるのはアニメ2期の制作発表があるのか、最終回「春遠からじ」は原作のどこまで描いたのかという点です。ここではアニプレックス、テレビ東京、講談社などの公式作品情報をもとに、全13話の内容、声優・キャスト、原作漫画との違い、主題歌まで整理します。
【作品解説】となりの怪物くんアニメのあらすじと基本情報

『となりの怪物くん』は、漫画家・ろびこによる同名漫画を原作としたテレビアニメです。
原作は講談社の少女漫画誌「デザート」で連載され、アニメーション制作はブレインズ・ベースが担当しました。監督は鏑木ひろ、シリーズ構成は高木登です。
物語の主人公は、松楊高校に通う水谷雫。
雫は勉強と将来の目標を最優先にしており、他人との付き合いにはほとんど関心を持っていません。そんな彼女が、入学初日の騒動以来、学校に姿を見せなくなった隣の席の男子・吉田春にプリントを届けたことから、状況が変わります。
春は雫を勝手に友達だと認定し、突然距離を縮めてきます。
人との関わり方が分からない春と、他人に興味を示さない雫。正反対の性格を持つ2人は、衝突を繰り返しながら少しずつ互いを理解していきます。
アニプレックスの公式作品紹介でも、恋愛と友情を軸に、不器用な少年少女が人と向き合う姿を描く作品として紹介されています。
作品の基本データ| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | となりの怪物くん |
| 原作者 | ろびこ |
| 原作出版社 | 講談社 |
| 掲載誌 | デザート |
| アニメ放送年 | 2012年 |
| 放送期間 | 2012年10月~12月 |
| 話数 | 全13話 |
| ジャンル | 青春・恋愛・学園・コメディ |
| 監督 | 鏑木ひろ |
| シリーズ構成 | 高木登 |
| キャラクターデザイン | 岸友洋 |
| 音楽 | 中山真斗 |
| アニメーション制作 | ブレインズ・ベース |
| 制作 | 「となりの怪物くん」製作委員会 |
本作の面白さは、単純な男女の恋愛関係にとどまりません。
雫は春と出会うことで、自分の気持ちを言葉にすることや、誰かのために行動することを覚えていきます。
一方の春も、雫やクラスメイトとの関係を通じて、人との距離感を学んでいきます。
恋愛に不器用な2人だけでなく、周囲の友人たちにもそれぞれの悩みや恋心があるため、物語に広がりが生まれています。
【全13話一覧】となりの怪物くんアニメの各話タイトルと見どころ
テレビアニメは全13話で構成されています。
テレビ東京の公式アーカイブには各話のタイトルとあらすじが掲載されており、第1話から最終話まで物語の進行を確認できます。放送期間は2012年10月1日から12月24日です。
全13話のタイトル一覧| 話数 | サブタイトル | 主な内容 |
|---|---|---|
| 第1話 | となりの吉田くん | 雫と春の出会い |
| 第2話 | 変 | 春と雫の距離が変化する |
| 第3話 | やっかい | 2人の気持ちのすれ違い |
| 第4話 | 夏ブレイク | 春の学校生活に変化が訪れる |
| 第5話 | 吉田くんちの事情 | 春の家庭事情に迫る |
| 第6話 | 彼女達の憂鬱な日々 | 雫や女子たちの心の揺れ |
| 第7話 | 2人の距離 | 春と雫が互いの気持ちを意識する |
| 第8話 | おいでませ!松楊祭 | 文化祭と恋愛模様 |
| 第9話 | 0と1 | 雫が春との関係を考え直す |
| 第10話 | クリスマス | 春の恋心が周囲にも伝わる |
| 第11話 | 山口さんちの賢二くん | ヤマケンと雫の関係 |
| 第12話 | 年は暮れゆく | あさ子の恋心と冬休み |
| 第13話 | 春遠からじ | 年明けの雫と春 |
最終回は第13話「春遠からじ」です。
年末年始の騒がしさが落ち着き、学校や日常に平穏が戻ってきた頃、雫は元旦以来会っていない春のことを気にかけています。
すると突然、春が雫の部屋の窓から現れます。
いつも通り予測できない行動を取る春ですが、どうやら何か探し物をしている様子です。
テレビ東京の公式あらすじにも、この場面が最終話の中心的な出来事として記されています。
この最終回の要点は、2人の関係が完全に終着点へ到達するというより、これからも続いていく日常を感じさせるところです。
タイトルの「春遠からじ」も、春という人物と季節の両方を連想させる印象的なタイトルになっています。
全13話を通じて描かれてきた、ぎこちないながらも確かな2人の関係を振り返る締めくくりです。
【声優・キャスト一覧】戸松遥・鈴木達央・種﨑敦美ら出演者と人物相関
『となりの怪物くん』の魅力を支えているのが、個性の異なるキャラクターと声優陣です。
特に主人公2人を担当した戸松遥と鈴木達央の掛け合いは、作品のテンポを作る大きな要素になっています。
アニメ公式サイトとアニプレックスのキャスト情報に基づく主要出演者は次のとおりです。
主要キャラクターと声優の対応表| キャラクター | 声優 | 人物・関係性 |
|---|---|---|
| 水谷雫 | 戸松遥 | 勉強一筋の主人公。春との出会いで変化する |
| 吉田春 | 鈴木達央 | 対人関係が苦手な問題児。雫に好意を寄せる |
| 夏目あさ子 | 種﨑敦美 | 雫のクラスメイト。恋愛や友情に悩む |
| 佐々原宗平 | 逢坂良太 | 通称ササヤン。野球部所属の社交的な友人 |
| 山口賢二 | 寺島拓篤 | 通称ヤマケン。プライドの高い自信家 |
| 大島千づる | 花澤香菜 | 控えめな性格の学級委員長 |
| 吉田優山 | 中村悠一 | 春の兄 |
| 三沢満善 | 樋口智透 | 春の従兄。通称みっちゃん |
| マーボ | 阿部敦 | ヤマケンと行動する友人 |
| トミオ | 小野友樹 | ヤマケンの友人 |
| サエコ先生 | ささきのぞみ | 雫たちの担任教師 |
| 水谷隆司 | 子安武人 | 雫の父親 |
水谷雫を担当。冷静で感情を表に出しにくい雫の性格と、春に振り回される場面のギャップを演じています。
戸松遥は雫役だけでなく、作品のオープニングテーマ「Q&A リサイタル!」も歌っています。
声優としての演技と歌手活動の両方が作品に結びついている点も特徴です。
吉田春役・鈴木達央吉田春を担当。感情表現がストレートで、時に突拍子もない行動を取る春のキャラクターを演じています。
春は乱暴に見える一方、実際には友達を求めており、人との接し方に悩んでいる人物です。
その純粋さと不器用さを表現する声の演技が、雫との掛け合いを印象的なものにしています。
夏目あさ子役・種﨑敦美夏目あさ子を担当。明るく華やかな雰囲気を持ちながら、恋愛には不器用なあさ子を演じています。
あさ子は男子から人気がある一方、本人は周囲との付き合いに複雑な気持ちを抱えています。
物語が進むにつれ、みっちゃんへの恋心も描かれます。第12話では、ササヤンとの会話を通じて自分の気持ちを意識する展開が見られます。
キャラクター相関図から見る恋愛と友情本作は雫と春の関係だけを追う作品ではありません。
周囲の人物が2人に影響を与え、それぞれの恋愛や友情が物語を動かしています。
- 雫と春: 友達関係から始まり、互いの恋心を意識する中心的な関係。
- 雫とヤマケン: ヤマケンの接近によって春の嫉妬や雫の気持ちが揺れる。
- 雫とあさ子: 勉強会をきっかけに親しくなる友人関係。
- あさ子とみっちゃん: あさ子が恋心を自覚していく関係。
- 春と優山: 兄弟でありながら、複雑な感情を抱える関係。
- 春とみっちゃん: 従兄弟同士で、春の生活を支える存在。
このように、恋愛・友情・家族関係が重なり合うことが、作品の人間ドラマを豊かにしています。
【原作は何巻まで?】アニメの続きは漫画5巻から読める?
アニメを見終わった人が特に気になるのが、原作漫画のどこから先を読めばよいかという点です。
先に答えると、通常版コミックスの5巻から読むのがおすすめです。
アニメは原作の序盤を中心に描いており、原作4巻に収録された「0と1」「クリスマス」「山口さんちの賢二くん」「年は暮れゆく」などのエピソードもアニメ化されています。
講談社の4巻の目次とアニメ公式の各話情報を照らし合わせると、アニメ後の物語へ進む際には5巻が自然な入口になります。
原作5巻からは何が描かれる?講談社の公式紹介によると、5巻では雫と春の関係が新たな段階へ進みます。
雫は人と向き合うことを覚え、春に再び自分の気持ちを伝えようとします。
しかし、春は雫に興味を示すヤマケンを意識しすぎて、雫の言葉をうまく受け止められません。
加えて、あさ子の恋愛にも新たな動きが出てきます。
つまり、アニメ最終回まででは描き切れなかった登場人物たちの関係が、5巻以降で本格的に展開していくわけです。
原作漫画は全13巻で完結原作は通常版全13巻で完結しています。
ただし、巻数については少し注意が必要です。
| 巻数 | 内容 |
|---|---|
| 1~4巻 | アニメの物語の中心となる序盤 |
| 5巻 | アニメ後の物語を読む入口 |
| 6~11巻 | 雫と春、友人たちの関係がさらに進展 |
| 12巻 | 本編の結末。卒業までを描く |
| 13巻 | その後の日々を描いた番外編 |
講談社の12巻には「3年生」「卒業式」などが収録され、13巻は「<完>」と表記された番外編中心の最終巻です。
アニメだけで満足できる?原作も読むべき?アニメは13話でまとまっていますが、原作ではその先の展開が描かれています。
特に次のような人には、漫画を読む価値があります。
- 雫と春の恋愛の結末まで知りたい人
- ヤマケンを含めた恋愛関係の変化を追いたい人
- あさ子やササヤンなど、脇役の物語も楽しみたい人
- アニメでは描かれなかった卒業までの展開を知りたい人
一方、アニメの雰囲気やテンポを楽しみたい人なら、全13話だけでも作品の魅力を十分に味わえます。
なお、愛蔵版は全7巻で通常版とは巻数が異なります。購入する際は、通常版の5巻と愛蔵版の5巻を混同しないように注意してください。
【主題歌】Q&Aリサイタル!とWhite Wishesが作品を彩る
『となりの怪物くん』は、主題歌も作品の印象を形作る重要な要素です。
オープニングとエンディングは、どちらも2012年にリリースされた楽曲が採用されています。
オープニングテーマ「Q&A リサイタル!」
「Q&A リサイタル!」
歌:戸松遥
発売日:2012年10月17日
作詞・作曲:田淵智也
オープニングテーマは、雫役の戸松遥が歌う「Q&A リサイタル!」です。
ソニーミュージックの公式発表によると、戸松遥の10枚目のシングルとして発売され、アニメのオープニングテーマに起用されました。作詞・作曲はUNISON SQUARE GARDENの田淵智也が担当しています。
明るく勢いのある楽曲で、春の予測不能な行動や、雫の日常に突然訪れる変化とも相性のよいオープニングです。
エンディングテーマ「White Wishes」
「White Wishes」
歌:9nine
発売日:2012年12月12日
エンディングテーマ
エンディングテーマは、ガールズグループ9nineの「White Wishes」です。
2012年12月12日に発売された楽曲で、ソニーミュージックの公式作品情報でも本作のエンディングテーマとして紹介されています。
こちらはクリスマスソングとして制作された楽曲で、冬の季節感や恋愛のもどかしさが作品の雰囲気に重なります。
特に、雫と春のように、相手を大切に思っていても気持ちをうまく伝えられない関係を思い起こさせるエンディングです。
OPが物語の明るく活発な側面を表現し、EDが恋愛の繊細さや余韻を引き出している点も魅力です。
【2026年最新情報】となりの怪物くんアニメ2期・続編の予定は?
『となりの怪物くん』のアニメ2期を待っているファンにとって、最も気になるのが続編の制作状況でしょう。
2026年11月5日時点で、アニプレックスの公式作品ページ、テレビアニメ公式サイト、講談社の作品情報を確認しても、テレビアニメ第2期の制作決定や放送開始時期に関する公式発表は確認できません。
そのため、現在の正確な状況は「2期未発表・放送予定未定」です。
なぜ2期を期待する声があるのか?理由の一つは、原作漫画にアニメ化されていないストーリーが残っていることです。
テレビアニメは全13話で、原作の物語すべてを映像化したわけではありません。
通常版の5巻以降には、雫と春の恋愛の進展や、周囲の人物たちの成長、卒業までの展開が収録されています。
原作自体は全13巻で完結しているため、物語の続きに相当する原作素材は存在します。
ただし、原作が完結していることと、アニメ2期の制作が決定していることは別の話です。
2期の可能性を考える際に押さえたい事実| 確認項目 | 2026年11月時点の状況 |
|---|---|
| 第1期 | 2012年放送・全13話 |
| 第2期制作決定 | 公式発表なし |
| 第2期放送時期 | 未発表 |
| 続編の公式予告 | 確認できず |
| 原作漫画 | 全13巻で完結 |
| アニメ未映像化部分 | 原作5巻以降に展開あり |
今後の情報を確認する場合は、アニプレックスの公式作品ページや作品公式サイト、講談社の作品情報を優先するのが確実です。
SNS上の「2期決定」「2026年放送開始」といった投稿も、制作会社や公式製作委員会による発表が伴っているかを確認する必要があります。
2018年の実写映画とアニメ2期は別作品もう一つ注意したいのが、2018年に公開された実写映画との混同です。
同じ『となりの怪物くん』という作品名であるため、実写映画の情報をアニメの続編情報と取り違えるケースがあります。
しかし、実写映画はアニメ第2期ではありません。
アニメの続きを知りたい場合は、通常版コミックス5巻以降を読むことで、雫と春の物語を追えます。
【よくある質問】となりの怪物くんアニメに関するFAQ
Q1:となりの怪物くんのアニメは全何話ですか?
A1:2012年放送のテレビアニメは全13話です。最終話は第13話「春遠からじ」です。
Q2:となりの怪物くんのアニメ2期はいつ放送されますか?
A2:2026年11月5日時点で、2期の制作決定や放送日は公式発表されていません。放送時期も未定です。
Q3:アニメの続きは原作漫画の何巻からですか?
A3:通常版コミックス5巻から読むのがおすすめです。アニメは原作序盤を中心に描いています。
Q4:原作漫画は全何巻で完結していますか?
A4:通常版は全13巻です。本編の結末は12巻で、その後の日々を描いた番外編が13巻に収録されています。
Q5:水谷雫と吉田春の声優は誰ですか?
A5:水谷雫役は戸松遥、吉田春役は鈴木達央です。夏目あさ子役は種﨑敦美が担当しています。
Q6:オープニングとエンディングの曲名は何ですか?
A6:オープニングは戸松遥の「Q&A リサイタル!」、エンディングは9nineの「White Wishes」です。
Q7:アニメ最終回のタイトルは何ですか?
A7:第13話「春遠からじ」です。年明けの日常に戻った雫の前に、春が突然現れるエピソードです。
Q8:アニメだけで物語は完結しますか?
A8:アニメは全13話で一区切りを迎えますが、原作漫画ではその後の恋愛や友情、卒業までの物語が描かれています。最後まで知りたい場合は原作を読む必要があります。
『となりの怪物くん』は、水谷雫と吉田春という正反対の2人が出会い、恋愛や友情を通して成長していく青春ラブストーリーです。
2012年放送のアニメは全13話で、戸松遥、鈴木達央、種﨑敦美をはじめとする声優陣が個性的な登場人物を演じました。
特に、最終話「春遠からじ」は、雫と春の関係がこれからも続いていくことを感じさせるエピソードです。
一方、アニメでは原作の物語すべては描かれていません。続きを読みたい場合は通常版5巻から進み、12巻の本編完結、13巻の番外編まで楽しめます。
2026年11月5日現在、アニメ2期の公式発表はありません。しかし、原作にはアニメ以降の物語がしっかり残されています。
【プロの結論】
この作品を楽しむうえで押さえておきたいのは、アニメと原作を別々の完結度で捉えることです。
- アニメの雫と春の掛け合いを楽しみたいなら、全13話を視聴する。
- 2人の恋愛の結末まで知りたいなら、原作5巻から読む。
- 登場人物それぞれの人生や卒業後まで追いたいなら、13巻まで読み進める。
- 2期の情報を探すなら、公式発表とファンの予想を区別する。
『となりの怪物くん』の魅力は、好きという気持ちを伝える難しさと、誰かと向き合うことで人が変わっていく過程にあります。
アニメを見終わった後も、原作漫画を読むことで雫と春の物語を最後まで見届けられます。