劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』のゲスト声優は、女優の上戸彩と、お笑いコンビ・博多華丸・大吉の博多大吉です。上戸彩は毛利小五郎の担当弁護士・橘境子(たちばなきょうこ)役、博多大吉は裁判官を目指していた司法修習生・羽場二三一(はばふみかず)役を担当しました。
2018年4月13日に公開されたシリーズ第22作では、東京サミットをめぐる爆破事件と、公安警察の秘密組織「ゼロ」を軸に物語が展開します。2人が演じるキャラクターも事件の核心に関わる重要人物です。2026年現在、改めて注目したいのは、上戸彩が12年ぶりにコナン作品へ出演した経緯と、博多大吉がコナン初参加で意外な役柄を任された理由でしょう。
【結論】ゼロの執行人のゲスト声優は上戸彩と博多大吉の2人!

『ゼロの執行人』のゲスト声優は、上戸彩と博多大吉の2人です。いずれも作品のために用意されたオリジナルキャラクターを担当しており、単なるカメオ出演ではありません。
2018年2月8日、アニメイトタイムズなどの報道で2人の起用が発表されました。読売テレビの諏訪道彦プロデューサーによる起用理由や、本人たちのコメント、キャラクタービジュアルも同時に紹介されています。
それぞれの配役を整理すると、次のとおりです。
- 上戸彩:橘境子役。毛利小五郎の弁護を担当する女性弁護士。
- 博多大吉:羽場二三一役。橘境子がかつて所属していた弁護士事務所に関係する司法修習生。
2人の役柄には明確なつながりがあります。境子と羽場は同じ弁護士事務所に関係しており、羽場の過去や事件が物語の重要な背景を形作っています。
なお、ゲスト声優という呼称は、作品ごとに特別参加する俳優やタレントを指すものです。高山みなみや小山力也など、シリーズの主要キャラクターを継続して演じる声優陣とは出演上の位置づけが異なります。
【上戸彩の役柄】橘境子は毛利小五郎を担当する女性弁護士
上戸彩が演じる橘境子は、爆破事件の容疑者として逮捕された毛利小五郎の弁護を担当する女性弁護士です。
橘境子のキャラクター紹介境子は公安事件を担当することが多い弁護士です。作中の人物紹介では、公安事件における検察側の勝率が99.9%とされる厳しい状況のなか、これまでの裁判では一度も勝利していない人物として紹介されています。
この設定は、彼女が置かれた立場の厳しさを表しています。小五郎の弁護を引き受けることは、単に容疑者の無実を主張するだけではなく、公安という強大な組織を背景にした事件に向き合うことでもあります。
境子の特徴は、第一印象と内面のギャップです。登場時にはどこか自信がなさそうで、頼りない印象を受ける一方、物語が進むにつれて別の表情が見えてきます。
上戸彩自身も2018年4月9日公開のシネマトゥデイのインタビューで、境子について、最初は何を考えているのかわからない人物であり、後半とのギャップが印象的だったと振り返っています。
上戸彩がコナンに出演するのは12年ぶり今回の出演が話題になった大きな理由は、上戸彩にとって『名探偵コナン』への参加が12年ぶりだったことです。
最初の出演は2006年。劇場版第10作『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』の宣伝隊長を務めた後、テレビアニメのエピソード「上戸彩と新一 4年前の約束」に本人役で登場しました。
つまり、2006年の出演では実在する上戸彩本人を演じ、2018年の『ゼロの執行人』では初めて別のキャラクターである橘境子を担当したことになります。
シネマトゥデイのインタビューによると、上戸彩は今回のオファーを受けた際、再び違う役でコナンの世界に参加できることを喜び、出演を快諾したと語っています。また、父親の影響で小学生の頃から作品を見ていたことも明かしています。
上戸彩の演技で注目したいポイント境子は出番の長さ以上に、場面ごとの印象の変化が重要なキャラクターです。
上戸彩はインタビューで、監督から声にさらに迫力を持たせるよう指示された場面についても説明しています。特に強い声を出すシーンでは、自分でも驚くほど声量を出し、収録後に声がかれるほど力を入れたそうです。
自然体の声を基本としながら、必要な場面では強さを前面に出す。この演技の振れ幅が、境子の人物像を印象づけるポイントになっています。
【博多大吉の役柄】羽場二三一は物語の鍵を握る故人の司法修習生
博多大吉が演じる羽場二三一は、橘境子がかつて所属していた弁護士事務所に関係する男性です。読み方は羽場二三一(はば・ふみかず)です。
羽場二三一のキャラクター紹介公式発表で紹介された羽場の設定は、弁護士事務所の事務員でありながら、裁判官を目指していた司法修習生というものです。
司法修習生とは、司法試験合格後に裁判官・検察官・弁護士などの法曹を目指して実務を学ぶ立場の人を指します。羽場は将来、裁判官になることを志していた人物として設定されています。
しかし、羽場はある事件をきっかけに命を落としてしまいます。つまり、映画の物語が進む時点では、すでに故人となっているキャラクターです。
ここが羽場の大きな特徴です。生きている登場人物として事件を直接捜査するのではなく、過去の出来事や関係者の証言を通じて、現在進行中の事件に影響を与えます。
作品の展開に関わる重要人物でありながら、登場時点ですでに亡くなっているという設定は、一般的なゲストキャラクターとは異なる印象を残します。
博多大吉はコナンシリーズ初参加だった博多大吉は『名探偵コナン』への出演自体が初めてでした。劇場版第1作からシリーズを見ていたファンでもあり、自分が作品に参加することになるとは想像していなかったと、発表時のコメントで語っています。
また、声優経験があまりなかったため、作品の世界観を壊さないか心配していたことも明かしました。
ただし、ここで注意したいのは、コナンシリーズへの初参加と、声優としての完全な初挑戦は別だという点です。大吉は過去に別作品で妖怪役を演じた経験があることを、自身のコメントで説明しています。
今回の出演は、コナン作品への初参加という意味で特別な機会でした。
羽場二三一の名前にも注目羽場の名前は「二三一」と書いて「ふみかず」と読みます。
発表時、大吉は名前についてもコメントしており、当時話題になっていた将棋棋士のひふみんを連想させると冗談交じりに触れていました。
こうした本人のコメントからも、キャラクターの設定だけでなく、名前の読み方や意外な役どころまで、出演発表の段階から話題になっていたことがわかります。
【キャスト一覧】通常キャストとゲスト声優の配役を比較
『ゼロの執行人』のキャストを確認すると、シリーズを支える主要声優陣に加え、上戸彩と博多大吉がゲスト声優として名を連ねています。
トムス・エンタテインメントの公式作品情報に掲載されている主要キャストとゲスト声優を整理しました。
| キャラクター | 担当声優・出演者 | 出演区分・役柄 |
|---|---|---|
| 江戸川コナン | 高山みなみ | 主要キャスト |
| 毛利蘭 | 山崎和佳奈 | 主要キャスト |
| 毛利小五郎 | 小山力也 | 主要キャスト |
| 工藤新一 | 山口勝平 | 主要キャスト |
| 吉田歩美 | 岩居由希子 | 主要キャスト |
| 小嶋元太 | 高木渉 | 主要キャスト |
| 円谷光彦 | 大谷育江 | 主要キャスト |
| 阿笠博士 | 緒方賢一 | 主要キャスト |
| 灰原哀 | 林原めぐみ | 主要キャスト |
| 妃英理 | 高島雅羅 | 主要キャスト |
| 黒田兵衛 | 岸野幸正 | 主要キャスト |
| 風見裕也 | 飛田展男 | 主要キャスト |
| 安室透 | 古谷徹 | 主要キャスト |
| 橘境子 | 上戸彩 | ゲスト声優・弁護士 |
| 羽場二三一 | 博多大吉 | ゲスト声優・司法修習生 |
この一覧からわかるように、ゲスト声優2人はシリーズのレギュラーキャラクターを担当しているわけではありません。映画独自の人物を演じています。
一方で、役柄は本筋から切り離されたものではありません。橘境子は小五郎の弁護を通じて事件に関わり、羽場二三一は境子との過去のつながりを通じて物語の背景に関わります。
特に注目したいのは、毛利小五郎と妃英理という毛利夫妻に関係する人物を軸に、ゲストキャラクターが物語へ組み込まれていることです。
【起用理由を検証】なぜ上戸彩と博多大吉が選ばれたのか?
2人の起用理由については、読売テレビの諏訪プロデューサーが発表時に説明しています。単に知名度のある芸能人を起用したという話ではなく、それぞれのキャラクターの性格や作品内での役割を踏まえた選定でした。
上戸彩が橘境子に選ばれた理由諏訪プロデューサーによると、橘境子は毛利夫妻と深く関わる女性であり、役柄には「したたかな強さの中のあやしさ」を表現できることが求められていました。
その人物像を演じられる俳優として、プロデューサー陣から上戸彩以外の名前が出てこなかったと説明されています。
また、上戸彩には2006年のコナン作品への出演実績があり、制作スタッフにとっても以前から縁のある存在でした。
2006年の出演から12年を経て、今度は劇場版の重要人物を演じる。この経緯も、今回のキャスティングを印象深いものにしています。
博多大吉が羽場二三一に選ばれた理由博多大吉については、羽場がすでに故人でありながら、ストーリーに大きく関係する意外性のある人物であることが選考の出発点でした。
諏訪プロデューサーの説明によれば、このような変化球的な役柄には、従来とは違ったアプローチが適しているのではないかと、プロデューサー間で話し合われたそうです。
そのなかで注目されたのが、大吉の持つ独特の存在感でした。
お笑いやバラエティー番組では、派手に前へ出るタイプとは異なり、少し控えめながらも独自の印象を残す。その雰囲気が、羽場という奇妙で重要な人物に合っていると判断されたのです。
また、制作側は大吉が劇場版第1作『時計じかけの摩天楼』を見ていたことにも喜びを示しています。シリーズを長く見てきた人物が、今度は作品を構成する側に参加するという意味でも興味深い配役でした。
2人の起用理由に見える共通点上戸彩と博多大吉の起用理由を比較すると、共通しているのは、単純な知名度だけではなく、キャラクターの個性と出演者の持つ雰囲気を結びつけている点です。
境子には強さと怪しさの共存、大吉には控えめながら独特の存在感が期待されました。役柄の方向性は異なりますが、どちらも物語に必要な人物像を表現するためのキャスティングだったことがわかります。
【作品背景】劇場版第22作『ゼロの執行人』とはどんな映画?
『名探偵コナン ゼロの執行人』は、青山剛昌の漫画を原作とする劇場版シリーズ第22作です。2018年4月13日に全国東宝系で公開され、上映時間は110分です。
監督は立川譲、脚本は櫻井武晴、音楽は大野克夫が担当しました。主題歌は福山雅治の「零 -ZERO-」です。
物語の中心は東京サミットと公安警察物語の舞台となるのは、東京サミットの会場として予定されていたリゾート施設「エッジ・オブ・オーシャン」です。
サミットを前に大規模な爆発事件が発生し、現場の警備にあたっていた警察官にも被害が出ます。その後、現場の遺留品から毛利小五郎の指紋が発見され、小五郎は事件の容疑者として逮捕されてしまいます。
コナンは公安警察による捜査や証拠の扱いに疑問を抱き、安室透の行動にも不信感を募らせます。事件を追うなかで、コナンと安室が対立する展開へと進んでいきます。
ゲスト声優2人が物語に果たす役割境子は小五郎の弁護を引き受けるため、事件の法的な側面と毛利家を結びつける人物です。小五郎が逮捕されたことで、コナンだけではなく毛利家全体にも事件の影響が及びます。
一方、羽場は境子の過去に関係する人物であり、すでに亡くなっているという設定そのものが物語の謎につながっています。
この2人の配置によって、映画は公安警察と探偵の対立だけでなく、過去の事件や人物関係にも焦点を当てています。
つまり、上戸彩と博多大吉の出演は、話題づくりのための特別出演にとどまらず、映画のストーリーを成立させる人物配置の一部だったのです。
【2026年版】ゼロの執行人のゲスト声優で間違えやすい3つのポイント
公開から8年以上が経過した2026年現在でも、出演者やキャラクターを調べる際には、いくつか混同しやすい点があります。
1. 上戸彩は橘境子役であり、本人役ではない2006年のテレビアニメでは上戸彩本人として出演しましたが、2018年の『ゼロの執行人』では橘境子という別人のキャラクターを演じています。
「12年ぶり」という情報は、コナン作品への再出演を意味しており、同じ役を再び担当したという意味ではありません。
2. 博多大吉はコナン初参加だが、声優経験がゼロではない博多大吉はコナンシリーズへの初参加です。ただし、本人の発表時コメントでは過去の妖怪役の経験にも触れています。
そのため、「声優として初めて仕事をした作品」と紹介するのは正確ではありません。正しくは「名探偵コナン初参加」です。
3. 羽場二三一は生きている司法修習生ではなく、作中では故人羽場は司法修習生として紹介されていますが、映画の時点ではすでに亡くなっています。
人物紹介の肩書だけを見ると、現在進行形で弁護士事務所に勤務している人物のように感じる可能性があります。しかし、公式発表では事件をきっかけに命を落とした故人として説明されています。
この違いを理解すると、羽場の存在が物語にどのような意味を持つのか、より把握しやすくなります。
ゼロの執行人のゲスト声優に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ゼロの執行人のゲスト声優は誰ですか?
A1:上戸彩と博多大吉の2人です。上戸彩は橘境子役、博多大吉は羽場二三一役を担当しました。
Q2:上戸彩はコナンに何年ぶりに出演しましたか?
A2:12年ぶりです。2006年にテレビアニメへ本人役で出演し、2018年の『ゼロの執行人』では弁護士・橘境子を演じました。
Q3:博多大吉が演じた羽場二三一はどんな人物ですか?
A3:橘境子がかつて所属していた弁護士事務所の事務員で、裁判官を目指していた司法修習生です。ある事件をきっかけに亡くなった故人という設定です。
Q4:博多大吉は声優初挑戦だったのですか?
A4:コナンシリーズへの出演は初めてです。ただし、本人は過去に別作品で妖怪役を演じた経験があるとコメントしています。
Q5:上戸彩と博多大吉の起用理由は何ですか?
A5:上戸彩は橘境子のしたたかな強さと怪しさを表現できる俳優として評価されました。博多大吉は控えめながら独特の存在感が、羽場二三一という意外性のある人物に合うと判断されました。
Q6:ゼロの執行人はいつ公開された映画ですか?
A6:2018年4月13日公開です。劇場版『名探偵コナン』シリーズの第22作で、上映時間は110分です。
『名探偵コナン ゼロの執行人』のゲスト声優は、上戸彩と博多大吉です。上戸彩は毛利小五郎を担当する弁護士・橘境子を演じ、博多大吉は境子の過去に関わる司法修習生・羽場二三一を担当しました。
上戸彩の出演は2006年以来12年ぶりで、かつての本人役から映画独自のキャラクターへの出演という変化がありました。一方、博多大吉はコナンシリーズ初参加ながら、すでに亡くなっている重要人物という意外な役柄を任されています。
制作側が説明した起用理由を振り返ると、上戸彩には境子の強さと怪しさを表現する力、博多大吉には羽場の持つ独特の存在感が期待されていました。
ゲスト声優を調べる際に押さえておきたいのは、出演者の名前だけでなく、担当キャラクターの立場や物語との関係です。橘境子と羽場二三一の関係を理解すれば、毛利小五郎の逮捕をめぐる事件の背景も整理しやすくなります。
2026年現在、作品の配役を確認するなら、トムス・エンタテインメントの公式作品情報と、2018年2月のゲスト声優発表記事が基本資料になります。2人の出演経緯まで知ることで、『ゼロの執行人』のキャスティングに込められた意図も、より深く理解できるはずです。
主な根拠資料: トムス・エンタテインメント公式作品情報、2018年2月8日付アニメイトタイムズのゲスト声優発表・諏訪プロデューサーのコメント、シネマトゥデイの上戸彩単独インタビュー(2018年4月9日)。