2026年11月5日時点の秋ドラマ視聴率ランキングでは、TBS日曜劇場『VIVANT』第2シーズンが平均世帯視聴率17.0%で首位を走っている。続くのは、テレビ朝日の『アナログナース~デジタルってなんなんだよ!?~』、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』、『相棒 season25』だ。シリーズ作品の強さが目立つ一方、『俺たちの箱根駅伝』や『LOST10』など、新作にも視聴者の関心が集まっている。
ただし、平均世帯視聴率と最新回の視聴率では順位が変わる場合があり、TVerのお気に入り登録数も地上波の視聴率とは異なる指標だ。ビデオリサーチの公表データと各話の放送実績を照らし合わせると、数字の裏側にある作品ごとの勢いも見えてくる。今回は11月5日までに確認できるデータを中心に、平均順位、最新回、放送回別の推移を整理する。
【2026年秋ドラマ】平均世帯視聴率ランキングはVIVANTが17.0%で首位

2026年10月期の平均世帯視聴率ランキングで、圧倒的な存在感を示しているのが『VIVANT』第2シーズンだ。
11月4日更新のドラマ視聴率集計では、10月期の平均世帯視聴率は17.0%。2位の『アナログナース』に7ポイントの差をつけている。
上位5作品を見ると、次のような顔ぶれになった。
1. VIVANT 第2シーズン:17.0%
2. アナログナース:10.0%
3. 豊臣兄弟!:9.9%
4. 相棒 season25:9.8%
5. 俺たちの箱根駅伝:8.5%
6位には『救命病棟24時 第6シリーズ』が8.3%で続き、『南田南弁護士は天才肌』『LOST10』も7%台を確保している。
ここで注意したいのは、ランキングの集計対象だ。
『VIVANT』は2026年7月から放送が続いている作品であり、『豊臣兄弟!』は1月スタートのNHK大河ドラマである。両作品については、秋の放送分を切り出して集計する必要がある。
具体的には、『VIVANT』は10月4日から11月1日までの5回分、『豊臣兄弟!』は同期間に相当する第38回から第42回までの5回分が秋期の比較対象となる。
そのため、『VIVANT』の全13話平均16.49%と、10月期の平均17.0%は別の数字だ。集計期間を混同すると、ランキングの意味が変わってしまう。
平均順位の基礎となる数値は、ビデオリサーチの関東地区の視聴データをもとにした各話の集計情報で確認できる。
【最新回ランキング】11月5日時点ではVIVANTの18.8%が最高記録
平均視聴率と並んで気になるのが、各作品の最新回の数字だ。
11月5日に確認できる最新回ランキングでは、『VIVANT』第13話が18.8%で首位。第12話の18.6%からさらに0.2ポイント上昇し、第2シーズンの最高水準に並んだ。
『豊臣兄弟!』も11月1日放送の第42回で10.4%を記録している。
一方、10月スタートの新作では『アナログナース』が9.9%、『相棒 season25』が9.1%と、安定した数字を残している。
最新回の主な実績は以下の通りだ。
- VIVANT 第2シーズン:18.8%(11月1日)
- 豊臣兄弟!:10.4%(11月1日)
- アナログナース:9.9%(10月29日)
- 相棒 season25:9.1%(11月4日)
- 俺たちの箱根駅伝:8.6%(10月31日)
- 救命病棟24時 第6シリーズ:7.2%(11月2日)
- 南田南弁護士は天才肌:7.2%(11月2日)
- LOST10:6.3%(10月30日)
ここで見逃せないのは、最新回ランキングと平均ランキングの違いだ。
例えば、『相棒 season25』は初回11.0%から第2話9.4%、第3話9.1%と推移している。最新回は平均を下回っているものの、3話平均では約9.8%を維持している。
また、『俺たちの箱根駅伝』は第3話で8.0%まで下がった後、第4話で8.6%に回復した。
単純に最新回だけを見て作品の人気を判断するのではなく、初回からの推移と合わせて評価する必要がある。
【放送回別の視聴率推移】上昇する作品と苦戦する作品の違い
視聴率ランキングをさらに詳しく見ると、作品ごとに異なる動きが表れている。
『VIVANT』第2シーズンは終盤に向けて数字が上昇『VIVANT』は、秋の放送分に入ってから視聴率を伸ばしている。
10月以降の推移は次の通り。
| 放送日 | 話数 | 世帯視聴率 |
|---|---|---|
| 10月4日 | 第9話 | 15.4% |
| 10月11日 | 第10話 | 15.5% |
| 10月18日 | 第11話 | 16.8% |
| 10月25日 | 第12話 | 18.6% |
| 11月1日 | 第13話 | 18.8% |
10月初旬の15%台から11月初旬には18%台に到達した。
特に第11話以降の上昇が目立つ。終盤に向けて物語の展開への関心が高まり、リアルタイム視聴につながっている可能性がある。
主演の堺雅人をはじめ、阿部寛、二階堂ふみらが出演する大規模なサスペンス作品として、シリーズの継続的な話題性も強みになっている。
『豊臣兄弟!』は10%前後を維持NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、仲野太賀が豊臣秀長を演じ、池松壮亮らが出演する歴史ドラマだ。
秋期の5回分は次のように推移している。
- 第38回:9.5%
- 第39回:9.4%
- 第40回:9.6%
- 第41回:10.5%
- 第42回:10.4%
一時9%台前半まで下がったものの、第41回で10.5%に上昇。直近の第42回も10.4%と高い水準を保った。
長期放送の大河ドラマは、序盤の話題性だけでなく、登場人物の関係や歴史的な展開が積み重なることで、後半に向けた視聴動向も変化する。
秋期の数字を見る限り、同作は一定の視聴基盤を維持している。
『救命病棟24時』と『LOST10』は初回から下落対照的なのが『救命病棟24時 第6シリーズ』と『LOST10』だ。
『救命病棟24時』は初回10.0%でスタートしたが、第2話8.1%、第3話7.9%、第4話7.2%と下落した。
約13年ぶりの新シリーズという話題性もあり、初回の関心は高かった。しかし、その後の数字を見ると、初回の視聴者を継続視聴につなげることが課題になっている。
『LOST10』も初回9.0%から第2話6.7%、第3話6.3%と推移している。
横浜流星と小栗旬の共演に加え、『最愛』などを手がけた制作陣への期待も集まる作品だが、初回の数字をそのまま維持する展開にはなっていない。
ただし、視聴率の低下だけで作品の評価を決めることはできない。見逃し配信や録画視聴に移る視聴者もいるためだ。
【作品別比較】主要14作品の平均・最新回・出演者を一覧
ここまでの数字を作品別に整理する。
以下は2026年11月4日更新の平均視聴率ランキングと、11月5日までに確認できる各作品の最新放送回の数値をまとめたものだ。
平均視聴率は10月期の集計対象回を基準とし、最新回は作品ごとに直近の放送日が異なる。
| 順位 | 作品・主演 | 平均世帯視聴率 | 最新回 |
|---|---|---|---|
| 1 | VIVANT 第2シーズン・堺雅人 | 17.0% | 18.8% |
| 2 | アナログナース・松下奈緒 | 10.0% | 9.9% |
| 3 | 豊臣兄弟!・仲野太賀 | 9.9% | 10.4% |
| 4 | 相棒 season25・水谷豊 | 9.8% | 9.1% |
| 5 | 俺たちの箱根駅伝・大泉洋 | 8.5% | 8.6% |
| 6 | 救命病棟24時 第6シリーズ・江口洋介、松嶋菜々子 | 8.3% | 7.2% |
| 7 | 南田南弁護士は天才肌・芦田愛菜 | 7.3% | 7.2% |
| 8 | LOST10・横浜流星 | 7.3% | 6.3% |
| 9 | 波うららかに、めおと日和・芳根京子 | 4.9% | 4.3% |
| 10 | いろはの恋は時代をかける・上白石萌音 | 4.7% | 4.0% |
| 11 | ポリティカルパン・石原さとみ | 4.6% | 4.1% |
| 12 | kiDnap GAME・坂口健太郎 | 3.7% | 3.0% |
| 13 | メリーベリーラブ・今田美桜、チ・チャンウク | 3.3% | 3.1% |
| 14 | ハイド&シーク 0秒前の彼女・福士蒼汰 | 3.2% | 3.1% |
出典:ドラマンの2026年10月期平均・最新回ランキング、各話の視聴率更新情報。数値は%。順位は平均世帯視聴率を基準としたもの。最新回の放送日は作品ごとに異なる。
この一覧から分かるのは、上位6作品と7位以下の間に明確な数字の差があることだ。
特に『VIVANT』は別格の数字を記録している。一方、『アナログナース』『豊臣兄弟!』『相棒 season25』は10%前後で競り合っている。
また、7位と8位の『南田南弁護士は天才肌』『LOST10』は平均値こそ近いが、放送回別の推移は異なる。前者は7%台を比較的安定して維持し、後者は初回から下落している。
順位だけでなく、数字が安定しているかどうかも作品選びの判断材料になる。
【世帯・個人・TVer】視聴率の違いを理解すると人気の実態が見える
ドラマの人気を判断する際、混同されやすいのが世帯視聴率、個人視聴率、TVerお気に入り登録数だ。
それぞれ測定対象が異なるため、順位が一致するとは限らない。
世帯視聴率と個人視聴率の違いビデオリサーチが公表する視聴率には、世帯単位と個人単位の指標がある。
- 世帯視聴率: テレビを設置している世帯のうち、対象番組をリアルタイムで視聴している世帯の割合。
- 個人視聴率: テレビ放送をリアルタイムで視聴している4歳以上の個人の割合。
例えば、2026年10月19日から25日の週間ランキングでは、次の結果が出ている。
| 作品 | 世帯視聴率 | 個人視聴率 |
|---|---|---|
| VIVANT | 18.6% | 12.1% |
| 豊臣兄弟! | 10.5% | 6.2% |
| 相棒 season25 | 11.0% | 6.1% |
| アナログナース | 10.1% | 5.6% |
| 俺たちの箱根駅伝 | 8.0% | 4.9% |
この比較では『相棒 season25』が『豊臣兄弟!』を世帯視聴率で上回っている一方、個人視聴率ではほぼ同水準だ。
世帯視聴率が高いからといって、個人視聴率も同じ割合で高くなるわけではない。
放送局が番組の広告価値や視聴者層を分析する際にも、この違いは重要になる。
TVerお気に入り数では別の順位になる見逃し配信の人気を測る参考指標が、TVerのお気に入り登録数だ。
2026年11月5日集計のデータでは、秋ドラマ関連作品の上位に次の顔ぶれが並んだ。
| 作品 | TVerお気に入り登録数 |
|---|---|
| VIVANT | 約416.9万 |
| 波うららかに、めおと日和 | 約160.8万 |
| 救命病棟24時 | 約118.7万 |
| 相棒 season25 | 約117.4万 |
| LOST10 | 約107.4万 |
| 南田南弁護士は天才肌 | 約98.4万 |
| ポリティカルパン | 約94.7万 |
| 俺たちの箱根駅伝 | 約80.8万 |
| いろはの恋は時代をかける | 約67.3万 |
| アナログナース | 約53.1万 |
注目したいのは、『波うららかに、めおと日和』が平均世帯視聴率では9位なのに、TVerお気に入り数では2位に入っている点だ。
反対に、『アナログナース』は平均世帯視聴率で2位ながら、TVerお気に入り数では11位となっている。
この差には、作品の視聴スタイルやシリーズとしての蓄積が影響している。
例えば『相棒』はseason25まで続く長寿シリーズであり、過去作品を知る視聴者が多い。『救命病棟24時』も過去シリーズの配信が新シリーズへの関心につながっている。
MANTANWEBの10月24日時点の分析でも、『VIVANT』『波うららかに、めおと日和』『相棒』『救命病棟24時』など、シリーズ作品の登録数が目立っていた。
また、TVerのお気に入り数は実際の再生回数や視聴人数ではない。シリーズ作品は過去のファンの登録も反映されるため、単純な視聴率との比較には向いていない。
視聴率だけでは分からない「注目度」もう一つ興味深いのが、REVISIOが測定する注目度という指標だ。
2026年秋ドラマの初回調査では、世帯テレビオン率の1位は『救命病棟24時』の8.9%、2位は『相棒 season25』の7.3%だった。
ところが、個人全体の注目度では『アナログナース』が68.3%でトップとなり、『救命病棟24時』の68.0%をわずかに上回った。
つまり、テレビがその番組に合わせられていたかという数字と、実際に画面を注視していたかという数字では、異なる結果が生まれる。
これは視聴率を読み解くうえで要点だ。
【プロの結論】2026年秋に今見るべきドラマはどれ?
視聴率と配信人気を合わせて見ると、2026年秋ドラマは作品ごとに異なる強みを持っている。
高いリアルタイム視聴率を重視するなら『VIVANT』。
平均17.0%、最新回18.8%という数字は、今期の突出した存在感を示している。物語の展開をリアルタイムで追いたい人にも向いている。
安定したシリーズ作品を楽しみたいなら『相棒 season25』や『救命病棟24時』。
長年培われた作品世界や登場人物への愛着があり、シリーズならではの安心感を求める視聴者に適している。
医療ドラマの新しい切り口を求めるなら『アナログナース』。
世帯視聴率だけでなく、初回の個人注目度でも高い数字を記録した。数字の順位以上に、視聴者が番組に集中している点が興味深い。
人間ドラマやサスペンスをじっくり楽しみたいなら『LOST10』。
初回からの視聴率は下がっているものの、横浜流星と小栗旬の共演、北海道を舞台にした物語など、作品としての見どころは多い。
視聴率の順位だけで選ぶより、自分が求めるジャンルや視聴スタイルに合わせて選ぶほうが、作品を楽しみやすい。
【秋のドラマ視聴率ランキング】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年秋ドラマの視聴率1位はどの作品ですか?
A1:2026年11月5日時点では、『VIVANT』第2シーズンです。10月期の平均世帯視聴率は17.0%、11月1日放送の第13話は18.8%を記録しています。
Q2:平均世帯視聴率と最新回視聴率は何が違いますか?
A2:平均世帯視聴率は対象期間に放送された各回の世帯視聴率を平均したものです。最新回視聴率は直近の放送1回分の数字です。初回から下落している作品や、終盤に上昇している作品を比較するときは、両方を確認する必要があります。
Q3:TVerのお気に入り数が多いドラマは視聴率も高いのですか?
A3:必ずしも一致しません。お気に入り登録数は配信への関心を示す指標で、実際の再生回数や地上波の視聴率とは異なります。シリーズ作品は過去のファンによる登録も多くなるため、別々の指標として見ることが大切です。
2026年11月5日時点の秋ドラマ視聴率ランキングでは、『VIVANT』第2シーズンが平均17.0%、最新回18.8%で圧倒的な首位に立っている。
その後を『アナログナース』『豊臣兄弟!』『相棒 season25』が追い、『俺たちの箱根駅伝』『救命病棟24時 第6シリーズ』も上位に入った。
一方、TVerでは『波うららかに、めおと日和』や『救命病棟24時』が地上波の平均順位を上回る人気を示している。
今後のランキングを見るうえで注目したいのは、次の3点だ。
1. 『VIVANT』が18%台の視聴率を維持できるか。
2. 『相棒 season25』『アナログナース』が10%前後を維持できるか。
3. 『LOST10』『救命病棟24時』など、初回から数字が下がった作品が巻き返せるか。
なお、ビデオリサーチの2026年10~12月クールの集計期間は、2026年9月28日から2027年1月3日まで。今回の順位は放送途中の暫定的なものであり、最終回までの平均値とは異なる可能性がある。
本当に人気のあるドラマを見極めるには、平均世帯視聴率だけでなく、最新回の伸び、個人視聴率、TVerのお気に入り数まで確認することが重要だ。 2026年秋ドラマは、年末に向けて各作品の評価がどう変化するかにも注目したい。