2026年11月現在、有栖妃華さんは慶應義塾大学環境情報学部の2年生として学びながら、舞台や歌唱活動にも取り組んでいます。
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの音楽神経科学研究室「NeuroMusicLab」の公式プロフィールにも、現在の学生としての情報が掲載されています。
同研究室のプロフィールによると、彼女は2025年4月に大学へ入学。宝塚時代の芸名である有栖妃華と、大学での活動名である平野彩華の両方が紹介されています。
特に注目したいのは、宝塚で培った歌唱経験を、音楽と脳の研究に生かそうとしていることです。
単に舞台から大学へ進路を変えたのではなく、舞台で経験してきた「音を取る」「声を届ける」という感覚を、科学的な視点から掘り下げようとしているのです。
2026年の注目活動は「my ribbon」2026年の活動で注目されたのが、10周年記念ディナーショー「my ribbon」です。
真彩希帆さんの公式サイトに掲載された公演情報によると、次の内容で開催されました。
- 公演名:有栖妃華 10th Anniversary & Birthday Dinner Show「my ribbon」
- 開催日:2026年7月4日
- 会場:ロイヤルパークホテル3階「ロイヤルホール」
- ゲスト:真彩希帆
- 音楽監督:竹内一宏
宝塚歌劇団への入団から10年という節目に、自身の名前を冠したディナーショーを開催したことは、退団後も歌手・舞台俳優として活動を続けていることを示す出来事です。
宝塚時代の舞台で磨いた歌唱力を、卒業後の活動でも披露する機会となりました。
大学生活と舞台活動の両立2025年5月のデイリースポーツの取材では、大学生活についても本人が語っています。
授業と舞台の仕事を両立するために履修を調整し、東京以外で仕事がある場合を除いて、基本的には毎日大学に通っているという内容でした。
また、サークルにも4つ所属していると明かしています。
大学進学後も舞台活動を続けていることから、学業だけに専念する生活ではなく、実践と研究を並行させるスタイルを選んでいることが分かります。
【宝塚時代の経歴】有栖妃華は102期生!5回のエトワールを務めた歌姫

有栖妃華さんの宝塚時代を語るうえで欠かせないのが、102期生としての歩みと、エトワールを5度務めた実績です。
有栖妃華の読み方とプロフィール最初に、基本プロフィールを整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 芸名 | 有栖妃華 |
| 読み方 | ありす・ひめか |
| 出身地 | 東京都世田谷区 |
| 誕生日 | 7月4日 |
| 出身高校 | 日本女子大学附属高等学校 |
| 身長 | 162cm |
| 宝塚歌劇団入団 | 2016年 |
| 入団期 | 102期 |
| 所属していた組 | 雪組 |
| 役柄 | 娘役 |
| 愛称 | ありす、ぴら、ありすひめ |
| 退団日 | 2024年10月13日 |
| 大学 | 慶應義塾大学環境情報学部 |
宝塚音楽学校には2014年に入学し、2016年に卒業。卒業時には声楽ポピュラー部門で優秀賞を受賞しています。
歌唱力を早い段階から評価されていたことが、その後の舞台での活躍にもつながりました。
102期生として星組で初舞台、その後は雪組へ2016年3月、有栖妃華さんは宝塚歌劇団に102期生として入団しました。
初舞台となったのは、星組公演の次の2作品です。
- 『こうもり』
- 『THE ENTERTAINER!』
初舞台後は雪組に配属され、娘役としてさまざまな公演に出演しました。
102期生には、元星組トップ娘役の舞空瞳さん、元宙組トップ娘役の潤花さん、現宙組トップ娘役の春乃さくらさんなどもいます。
トップ娘役を複数輩出した期としても知られていますが、有栖妃華さんは歌唱力を武器に独自の存在感を築いていきました。
5回のエトワールを務めた実績有栖妃華さんの宝塚時代を象徴する実績が、エトワールを計5回務めたことです。
エトワールとは、宝塚歌劇のショーのフィナーレで、パレードの幕開けを飾る歌手のこと。華やかな舞台の最後を歌で導く重要な役割です。
ダンスや芝居とは異なる、歌唱力と舞台上での安定感が大切です。
有栖妃華さんのエトワール歴は次のとおりです。
| 年 | 公演 | 実績 |
|---|---|---|
| 2019年 | 『Music Revolution!』全国ツアー | 初エトワール |
| 2020年 | 『Music Revolution!』梅田芸術劇場公演 | 2回目 |
| 2021年 | 『シルクロード〜盗賊と宝石〜』 | 3回目・本公演初 |
| 2021年 | 『ル・ポァゾン 愛の媚薬-Again-』全国ツアー | 4回目 |
| 2022年 | 『Sensational!』 | 5回目 |
この実績は、慶應義塾大学の音楽神経科学研究室のプロフィールにも掲載されています。
特に2021年の『シルクロード』で本公演のエトワールを務めたことは、彼女の歌唱力を語るうえで大きな節目です。
宝塚時代の主な出演作品エトワール以外にも、芝居やショーで経験を重ねています。
代表的な出演作品には、次のものがあります。
- 『ローマの休日』
- 『夢介千両みやげ』
- 『Sensational!』
- 『蒼穹の昴』
- 『BONNIE & CLYDE』
- 『Lilacの夢路』
- 『ジュエル・ド・パリ!!』
- 『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』
- 『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』
また、2023年にはCS放送「タカラヅカ・スカイ・ステージ」の第7期スカイ・ナビゲーターズを務めています。
舞台上での歌唱だけでなく、番組を通じた発信も経験しており、活動の幅を広げていたことが分かります。
【退団理由を検証】なぜ有栖妃華は2024年に宝塚を卒業したのか?
有栖妃華さんの退団発表は、2024年5月21日でした。
宝塚歌劇団が発表した雪組の退団者一覧には、有栖妃華さんの名前も掲載されていました。
退団日は、2024年10月13日。雪組東京宝塚劇場公演の千秋楽です。
この公演は『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』で、トップスター彩風咲奈さんの退団公演でもありました。
同じタイミングで、野々花ひまりさん、希良々うみさん、聖海由侑さんも退団しています。
退団理由は大学進学と関係している?気になるのは、なぜ有栖妃華さんが宝塚を退団する決断をしたのかという点です。
宝塚歌劇団の退団発表では、個々の退団者について具体的な理由までは説明されていません。
一方、退団後の進路や本人のインタビューからは、大学進学が以前から考えていた人生設計の一つだったことが分かります。
2025年5月のデイリースポーツのインタビューでは、次のような背景が紹介されています。
- 付属高校に通っていたこともあり、将来的に大学へ進学するつもりだった。
- 宝塚在団中も、退団後の進学を念頭に英語の勉強を続けていた。
- コロナ禍で舞台が休止していた時期には、音楽療法カウンセラーやメンタル心理ミュージックアドバイザーの資格を取得した。
- 音楽教育や脳科学に関心を持ち、研究を学びたいと考えていた。
つまり、大学進学は退団後に突然思いついた選択ではありません。
本人の学びへの関心は、宝塚在団中から続いていたものです。
退団はネガティブな出来事だったのか退団をめぐっては、ファンにとって惜しまれる卒業だったことは確かです。
5回ものエトワール経験があり、歌唱力を生かした活躍が続いていたため、今後の雪組での姿を見たかったという思いを持つ観客もいたでしょう。
しかし、退団後の活動を見ると、舞台から離れたわけではありません。
大学での研究と俳優活動を並行させ、自分の専門性を広げています。
退団を芸能活動の終了と捉えるよりも、舞台を続けながら研究という新しい軸を加えた転身と考える方が、現在の活動実態に合っています。
【慶應大学で何を研究?】有栖妃華と音楽神経科学・失音楽症の関係
有栖妃華さんの進路で特に興味深いのが、慶應義塾大学環境情報学部を選んだ理由です。
一般的に、宝塚歌劇団の歌唱経験を生かす進路としては、音楽大学の声楽科なども考えられます。
しかし彼女が選んだのは、音楽を科学的に捉える研究への道でした。
音楽神経科学とは何か有栖妃華さんが所属する研究室は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの「NeuroMusicLab(音楽神経科学研究室)」です。
研究室を主宰するのは、環境情報学部准教授の藤井進也氏。
研究室では、音楽と脳、身体の関係を科学的に解明することを目指しています。
具体的な研究テーマには、次のようなものがあります。
- 音楽を聴いたときの脳の反応
- リズム感や音感の個人差
- 音楽と記憶・感情の関係
- 歌唱や演奏に関係する身体の働き
- 音楽と認知機能の関係
- 音楽療法の効果
音楽を単なる芸術表現として扱うのではなく、人間の脳や身体がどのように音を認識し、反応するのかを研究する分野です。
失音楽症とは?音痴との違いにも注目有栖妃華さんが関心を寄せているテーマの一つが、失音楽症です。
失音楽症は英語でAmusiaと呼ばれ、音楽の知覚や認識に関わる困難を扱う研究テーマです。
研究室の講義内容では、失音楽症の症例や診断に用いるテスト、音痴と脳構造の関係などが取り上げられています。
ここで注意したいのが、失音楽症と一般的にいう音痴を同じものとして扱わないことです。
歌が苦手な人のすべてが失音楽症というわけではありません。
音程を正確に取れない理由には、音の認識、記憶、発声、リズムの処理など、さまざまな要素が関係します。
その違いを科学的に理解しようとすることが、音楽神経科学の面白さです。
自身の音感を研究に生かすという発想デイリースポーツのインタビューでは、有栖妃華さん自身が絶対音感ではなく相対音感であることを語っています。
絶対音感と相対音感の違いを理解し、自分が音を取るときの感覚を分析している点が特徴的です。
本人は、音を取れる人と取れない人の双方の気持ちを理解できる立場を、研究に役立てたいと考えています。
インタビューでは、次のような考えも示しています。
音楽教育や脳科学的に音楽の研究をやりたかったんです。
これは大学進学の方向性を端的に表す言葉です。
研究が将来の歌唱指導につながる可能性有栖妃華さんの研究テーマが興味深いのは、舞台経験と学術研究が別々の活動ではないことです。
例えば、歌唱指導では「もっと音をよく聴いて」「音程を意識して」といった感覚的なアドバイスが使われることがあります。
しかし、なぜ音程を外してしまうのか、その人が音をどう認識しているのかを理解できれば、より具体的な指導につながる可能性があります。
もちろん、研究成果によってすべての音痴が解消されると決まったわけではありません。
ただし、本人が舞台で培った実践知と科学的な研究を結び付けようとしている点は、今後の活動を考えるうえで重要です。
【退団後の舞台出演】ダンスカンタービレ2025~VIOLET~からmy ribbonまで
宝塚退団後も、有栖妃華さんは舞台やコンサートなどの活動を続けています。
2025年は舞台出演が本格化退団後の主な活動を整理すると、次のようになります。
| 時期 | 活動・作品 | 内容 |
|---|---|---|
| 2025年3月 | 「my lovely」 | 退団後のディナーショー |
| 2025年4~5月 | 「未来へのOne Step!」 | 宝塚OGによるスペシャルステージ |
| 2025年7~8月 | 「ダンスカンタービレ 2025~VIOLET~」 | 博品館劇場での舞台出演 |
| 2025年9月 | 「I Love Musical 2025」 | ミュージカル関連コンサート |
| 2025年10月 | 「Spicy Jazz」 | ジャズライブ |
| 2026年7月 | 「my ribbon」 | 10周年記念バースデーディナーショー |
2025年4~5月の「未来へのOne Step!」は、大阪・関西万博に関連したOGによるスペシャルステージです。
デイリースポーツの報道では、有栖妃華さんがオープニングでソロを担当したことも紹介されています。
宝塚で培った歌唱力が、退団後の大きな舞台でも生かされたことが分かります。
ダンスカンタービレ2025~VIOLET~ではどんな活動をした?「ダンスカンタービレ 2025~VIOLET~」は、2025年7月30日から8月6日まで博品館劇場で上演された舞台です。
公式制作会社の公演情報には、有栖妃華さんの出演が掲載されています。
主な出演者は次のとおりです。
- 彩凪翔
- 泉まいら
- 留依まきせ
- 有栖妃華
- 音羽みのり
- 白峰ゆり
- 沙弥音
- 篠本りの
- 松本ユキ子
- 中塚皓平
ゲストには東山義久さんが参加しました。
構成・演出・振付は中塚皓平さんが担当しています。
宝塚時代とは異なる外部の舞台で、他の出演者とともにパフォーマンスを披露する経験は、退団後の表現者としての幅を広げる機会になったと考えられます。
「my lovely」から「my ribbon」へ2025年3月にはディナーショー「my lovely」を開催。
その翌年には、10周年記念の「my ribbon」へと活動をつなげました。
「my ribbon」には元雪組トップ娘役の真彩希帆さんがゲストとして出演しています。
宝塚時代に培った歌唱力を軸に、ディナーショーという形で自身の音楽表現を届ける活動も続いています。
2026年は大学での研究と並行して、こうした個人名義の公演を実現した年としても注目できます。
【有栖妃華の評判】歌唱力と舞台での評価は?
有栖妃華さんの評判を考えるとき、まず注目すべきなのは、歌唱力に関する具体的な実績です。
宝塚時代のプロフィールや公演紹介では、歌唱力に定評のある娘役として紹介されています。
特にエトワール5回という実績は、彼女の舞台評価を考えるうえで分かりやすい指標です。
評価されてきた3つのポイント1. 歌唱力
声楽ポピュラー部門での優秀賞受賞、5回のエトワール経験など、歌を中心とした実績があります。
2. 舞台経験の幅
宝塚時代は芝居とショーの両方に出演。退団後は外部舞台、ミュージカル関連コンサート、ディナーショーなどに活動を広げています。
3. 音楽への探究心
舞台で歌うだけではなく、音楽を科学的に研究しようとしている点も特徴です。
この3つを合わせて考えると、有栖妃華さんは歌唱力を土台に、表現者としての活動領域を広げている人物だと整理できます。
ネット上の評判をどう見るべきか有栖妃華さんについて調べると、「歌姫」「エトワール」「慶應大学進学」といった話題が目立ちます。
ただし、これらはそれぞれ異なる評価軸です。
- 「歌姫」:歌唱力に関する舞台上の評価
- 「エトワール5回」:具体的な出演実績
- 「慶應大学進学」:退団後の進路と学術的な関心
これらを混同せずに見ることが大切です。
特に、SNS上の感想だけで人物全体の評判を決めるのではなく、公演実績や本人のインタビュー、大学の公式プロフィールなどを組み合わせると、活動の実態を理解しやすくなります。
【プロの結論】有栖妃華の転身から見える、舞台芸術と科学の新しい関係
有栖妃華さんのキャリアで注目したいのは、宝塚歌劇団で積み重ねた経験を、退団後も継続的に活用していることです。
通常、舞台俳優としての経験と大学での研究は、別々の進路として捉えられがちです。
しかし、彼女の場合は歌唱経験そのものが研究への関心につながっています。
舞台経験は研究にどう役立つのか舞台で歌うためには、音程やリズムを認識するだけでなく、呼吸、発声、身体の動き、周囲の演奏との調和など、多くの要素が必要です。
長年の舞台経験があれば、こうした現象を実践者の視点から捉えられます。
一方、音楽神経科学では、脳が音をどう処理するのか、音楽に対して身体がどのように反応するのかを研究します。
両方の視点を持つことによって、音楽を教える方法や、音楽を楽しむ人の個人差を理解するための新しい着眼点が生まれる可能性があります。
今後注目したい3つのポイント1. 失音楽症の研究: 音楽の認識や音程・リズムの個人差について、どのような研究に関わっていくのか。
2. 歌唱指導: 自身の舞台経験と研究を結び付けた指導活動が広がるのか。
3. 舞台出演: 大学での学びを続けながら、どのような舞台や音楽活動に参加するのか。
2026年11月時点では、研究成果や将来の研究職への進路が確定しているわけではありません。今後の活動を見守るうえでは、大学での研究と本人名義の公演の両方に注目したいところです。
【有栖妃華に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:有栖妃華の読み方は?
A1:ありす・ひめかです。元宝塚歌劇団雪組の娘役で、愛称は「ありす」「ぴら」「ありすひめ」です。
Q2:有栖妃華は現在何をしている?
A2:2026年11月現在、慶應義塾大学環境情報学部の2年生として学びながら、舞台や歌唱活動を続けています。
Q3:有栖妃華の宝塚退団日はいつ?
A3:2024年10月13日です。雪組公演『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』の東京宝塚劇場千秋楽をもって退団しました。
Q4:有栖妃華がエトワールを務めた回数は?
A4:計5回です。2019年から2022年にかけて、雪組のショーなどでエトワールを務めました。
Q5:有栖妃華はなぜ慶應義塾大学に進学した?
A5:音楽教育や脳科学を研究したいという関心があったためです。特に音楽と脳の関係、音程やリズムの認識、失音楽症などに興味を持っています。
Q6:有栖妃華の退団理由は公表されている?
A6:退団発表では具体的な理由は公表されていません。ただし、大学進学は以前から考えていた進路で、退団後は研究と舞台活動を両立しています。
Q7:有栖妃華の2026年の活動は?
A7:2026年7月4日に10周年記念ディナーショー「my ribbon」を開催しました。また、慶應義塾大学での研究活動も続けています。
有栖妃華さんは、宝塚歌劇団雪組の102期生として2016年に入団し、歌唱力を武器に活躍してきました。
特に、5回のエトワール経験は、宝塚時代を代表する実績です。
2024年10月の退団後は、慶應義塾大学環境情報学部に進学。2026年には大学2年生として音楽神経科学を学びながら、舞台活動も継続しています。
2025年の「ダンスカンタービレ 2025~VIOLET~」や、2026年の10周年記念ディナーショー「my ribbon」は、退団後の活動を象徴する公演です。
彼女の歩みは、舞台で培った経験を新しい学問に結び付ける、一つの興味深いキャリアの形です。
宝塚の舞台で歌声を届けてきた有栖妃華さんが、これから音楽と脳の研究を通じて、どのような新しい表現や歌唱指導の可能性を切り開いていくのか。今後も注目したい人物です。