ドジャースの敗退を振り返るうえで、デーブ・ロバーツ監督とムーキー・ベッツのシーズン成績は欠かせない。
両者の2026年は、チームが残した100勝という数字と、ポストシーズンでの結果が大きく異なるシーズンだった。
デーブ・ロバーツ監督は6度目の100勝を達成ドジャース監督
2026年レギュラーシーズン:100勝62敗
100勝シーズンの監督通算6度目を達成。
2026年9月27日、ドジャースはジャイアンツ戦に勝利し、シーズン100勝を確定させた。
MLB公式報道によると、ロバーツ監督はこれで監督として6度目の100勝シーズンを記録。殿堂入り監督のボビー・コックス、ジョー・マッカーシーに並ぶ歴史的な記録となった。
加えて、ロバーツ監督は2026年6月に通算1000勝にも到達している。
ただし、興味深いのは100勝と世界一が必ずしも一致しないことだ。MLB公式記事によると、ドジャースは過去の100勝シーズンでも優勝を逃してきた。2024年、2025年、短縮シーズンの2020年は100勝未満ながらワールドシリーズを制している。
レギュラーシーズンの強さと、10月の勝負強さは別の評価軸なのだ。
ムーキー・ベッツの2026年ポストシーズン成績背番号50・内野手
2026年レギュラーシーズンでは23本塁打、打率.257を記録。
MLB公式選手データに掲載された2026年の数字は以下のとおりだ。
| 指標 | レギュラーシーズン | ポストシーズン |
|---|---|---|
| 打率 | .257 | .207 |
| 打数 | 478 | 29 |
| 安打 | 123 | 6 |
| 本塁打 | 23 | 0 |
| 打点 | 69 | 0 |
| OPS | .780 | .550 |
ポストシーズンでは29打数6安打、本塁打と打点はゼロ。レギュラーシーズンの成績と比較すると、打撃面で苦しんだことが数字から読み取れる。
もちろん、ベッツ一人の不振だけで4連敗を説明することはできない。野球は投手、守備、打線が連動する競技であり、短期決戦ではチーム全体の状態が結果を左右する。
ただ、主力打者が本来の長打力を発揮できなかったことは、ドジャースにとって無視できない課題だった。
2026年のベッツは、レギュラーシーズンで実績を残しながら、最も重要なポストシーズンで数字を伸ばせなかった選手の一人として記憶されることになる。
【2026年ワールドシリーズ結果】ブルワーズ対レイズは4勝1敗

ドジャースを破ったブルワーズは、ワールドシリーズでア・リーグ王者のタンパベイ・レイズと対戦した。
シリーズ4勝1敗
シリーズ1勝4敗
| 試合 | スコア | 勝者 |
|---|---|---|
| 第1戦 | ブルワーズ 3-2 レイズ | ブルワーズ |
| 第2戦 | ブルワーズ 5-4 レイズ | ブルワーズ |
| 第3戦 | ブルワーズ 10-1 レイズ | ブルワーズ |
| 第4戦 | レイズ 4-3 ブルワーズ | レイズ |
| 第5戦 | ブルワーズ 4-1 レイズ | ブルワーズ |
ブルワーズは最初の3試合を連勝。レイズは第4戦を延長戦の末に制して意地を見せたものの、第5戦で再び敗れた。
2026年10月28日の第5戦では、ジェイコブ・ミシオロウスキーが5回2/3を無失点に抑える好投を披露。打線も効果的に得点を重ね、4対1で勝利した。
この結果、ブルワーズはシリーズ4勝1敗で球団史上初のワールドシリーズ制覇を達成した。
ワールドシリーズMVPはウィリアム・コントレラス
2026年の世界一に大きく貢献した捕手。打撃だけでなく投手陣をリードする役割も評価された。
コントレラスはワールドシリーズ5試合で打率.381、4打点を記録。第5戦でも重要な二塁打を放ち、ブルワーズの優勝を後押しした。
MLB公式の優勝報道でも、捕手としての守備面と投手陣を支えた働きが紹介されている。
ブルワーズにとって、この優勝は単なる1シーズンの成功ではない。
球団は1982年以来44年ぶりのワールドシリーズ出場を果たし、ついに初めての世界一を手にした。2026年のポストシーズンを11勝2敗で終えたことも、その強さを示している。
前年にドジャースに敗れたチームが、翌年には同じ相手を4連勝で退け、最後には世界一になる。このストーリーこそ、2026年MLBを象徴する出来事だった。
【歴代記録】ドジャースのワールドシリーズ優勝回数と出場回数
2026年の敗退によって、ドジャースの歴史的な実績が失われるわけではない。
ブルックリン時代からロサンゼルス移転後までを含めると、ドジャースはMLBでも屈指のワールドシリーズ実績を持つ球団だ。
ドジャースの歴代優勝回数は9回9回
2025年終了時点の球団通算ワールドシリーズ優勝回数
優勝した年は次の9シーズンだ。
- 1955年
- 1959年
- 1963年
- 1965年
- 1981年
- 1988年
- 2020年
- 2024年
- 2025年
特に1955年はブルックリン・ドジャース時代の初優勝。1988年はカーク・ギブソンの劇的な本塁打で知られ、2020年は30年以上続いた優勝から遠ざかる期間を終わらせた。
加えて、2024年にはヤンキースを4勝1敗で下し、2025年にはブルージェイズとの7試合に及ぶシリーズを4勝3敗で制した。
この2025年の優勝が球団通算9度目の世界一となった。
ワールドシリーズ歴代出場回数は23回ドジャースのワールドシリーズ出場は、2025年までに球団通算23回。
この数字には、1958年のロサンゼルス移転前のブルックリン時代も含まれる。
| 項目 | 球団通算記録 |
|---|---|
| ワールドシリーズ出場 | 23回 |
| 優勝 | 9回 |
| 準優勝 | 14回 |
| 最後の出場 | 2025年 |
| 最後の優勝 | 2025年 |
| 2026年の結果 | NLCS敗退 |
2026年は23回目の出場を更新できなかった。したがって、2025年が現時点での直近のワールドシリーズ出場となる。
3連覇を達成できなかった意味ドジャースが2026年に目指していたのは、単なる3度目の優勝ではない。
2024年、2025年に続いて2026年も優勝すれば、3年連続のワールドシリーズ制覇となる。
MLB公式記事によれば、ドジャースが狙っていたのはワールドシリーズ史上5度目の3連覇であり、ナ・リーグ球団としては初の快挙だった。
しかし、その夢を阻止したのがブルワーズだった。
注目すべきなのは、ドジャースが100勝を挙げ、地区シリーズも突破していたことだ。3連覇を逃した原因は、シーズンを通じて弱かったからではない。最後の短期決戦で、相手に上回られたからである。
過去の優勝実績が大きいチームほど、次の優勝への期待も大きくなる。だからこそ、2026年の敗退はドジャースにとって、単なる1シーズンの失敗以上の意味を持つ。
【ドジャースの2026年ワールドシリーズ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ドジャースは2026年のワールドシリーズに出場しましたか?
A1:出場していません。NLDSでブレーブスを3勝1敗で破ったものの、NLCSでブルワーズに4連敗し、敗退しました。
Q2:2026年のドジャース対ブルワーズは何勝何敗でしたか?
A2:ブルワーズが4勝0敗で勝利しました。試合結果は2対1、7対4、6対2、6対4です。
Q3:2026年のワールドシリーズで優勝した球団はどこですか?
A3:ミルウォーキー・ブルワーズです。タンパベイ・レイズを4勝1敗で破り、球団史上初のワールドシリーズ優勝を達成しました。
Q4:ドジャースのワールドシリーズ優勝回数は何回ですか?
A4:2025年までの球団通算で9回です。ブルックリン時代の1955年の優勝も含みます。
Q5:ドジャースのワールドシリーズ出場回数は何回ですか?
A5:2025年までに球団通算23回です。2026年はNLCSで敗退したため、出場回数に変化はありません。
Q6:デーブ・ロバーツ監督は2026年に100勝を達成しましたか?
A6:はい。ドジャースは100勝62敗でシーズンを終了しました。ロバーツ監督にとって6度目の100勝シーズンとなりました。
2026年のドジャースは、レギュラーシーズン100勝という素晴らしい成績を残しながら、ワールドシリーズにたどり着けなかった。
ブレーブスとのNLDSを3勝1敗で突破したものの、ブルワーズとのNLCSでは4連敗。2024年、2025年に続く3連覇への挑戦は、リーグ優勝決定シリーズで終わった。
一方、ブルワーズはドジャースを破った勢いを維持し、レイズとのワールドシリーズも4勝1敗で制覇。球団史上初の世界一という歴史的な成果を残した。
【プロの結論】2026年の結果から読み解くドジャースの本当の課題2026年の結果から得られる教訓は、レギュラーシーズンの勝利数と短期決戦の勝負強さは分けて評価すべきということだ。
100勝を達成しても、ポストシーズンで打線が機能せず、相手投手陣に主導権を握られれば優勝には届かない。
今後のドジャースを見る際には、次の3点が判断材料となる。
1. 打線の勝負強さ: ベッツを含む主力打者が、得点圏や接戦でどれだけ結果を残せるか。
2. 投手陣の安定性: 短期決戦で先発と救援の両方が機能するか。
3. 選手層の厚さ: 長いシーズンの故障や不調を乗り越え、ポストシーズンでも戦える戦力を維持できるか。
ドジャースには球団通算9度の世界一という実績がある。しかし、歴史的な実績は次の優勝を約束するものではない。
2026年はブルワーズが新たな歴史を作った年となった。ドジャースが再び世界一を目指すには、過去の成功を誇るだけでなく、ブルワーズに突きつけられた課題をどう克服するかが問われる。
2026年の敗退は、3連覇という夢の終わりであると同時に、次の王朝を築くための新たな出発点でもある。