『ウソツキ!ゴクオーくん』の最終回は、実は一度で終わっていない。2021年8月12日発売の『月刊コロコロコミック』9月号に掲載された最終回は、読者を驚かせるための「ウソの最終回」だった。本当の最終回は、その翌月となる9月15日発売の10月号に付属した別冊「ウソツキ!ゴクオーくんファイナルコミックBOOK」に掲載されている。
真の最終回は全100ページの大長編。最大の宿敵・邪仏との決着だけでなく、ゴクオーと小野天子、そして八百小学校の仲間たちが迎える別れまで描かれた。加えて、2022年2月発売の最終25巻では最終回に加筆が施され、2025年には全5巻・各944ページの完全版も刊行されている。2026年現在、どのバージョンを読めば本当の結末まで楽しめるのかも気になるところだ。
【最初に結論】ゴクオーくんの最終回は9月号がウソ、10月号が本当だった!

『ウソツキ!ゴクオーくん』の最終回を調べる際に、まず理解しておきたいのが、2021年9月号と10月号の役割の違いだ。
一般的な漫画なら、最終回が掲載された号で物語が完結する。しかし本作では、作品の中心テーマである「ウソ」を最後の最後に読者へ仕掛けた。
2021年9月号の最終回は「決戦!人間の嘘と絆!!」8月12日発売の9月号には、最終回と銘打たれたエピソードが掲載された。タイトルは「決戦!人間の嘘と絆!!」。
このエピソードでは、ゴクオーの正体が6年2組のクラスメイトたちにも知られてしまうという大きな展開が描かれる。
これまで閻魔大王であるゴクオーの秘密を知っていたのは小野天子だったが、邪仏との対決を通じて、クラス全体が彼の正体と向き合うことになる。
そして天子を中心に、仲間たちがゴクオーを助けるために立ち上がる。正体が分かっても友達であることは変わらないという、作品が積み重ねてきた人間関係が前面に出た展開だ。
一見すると、友情と絆を描いた感動的な最終回。しかし、本来描かれるはずだった卒業やゴクオーとの別れについては、まだ決着していなかった。
ここが要点だ。9月号の物語は単なる未完成の最終回ではなく、読者に本当の最終回だと思わせるために用意された、独立した大きな仕掛けだったのである。
2021年10月号で「真の最終回」が掲載小学館のコロコロオンラインは2021年9月12日、前号の最終回がウソだったことを正式に発表した。
本当の最終回は、9月15日発売の『月刊コロコロコミック』10月号に付属する「ウソツキ!ゴクオーくんファイナルコミックBOOK」に掲載。タイトルは「微笑む閻魔大王」で、全100ページに及ぶ長編として届けられた。
つまり、9月号で物語を読み終えたつもりになっていた読者に、翌月もう一度、作品の本当の完結を届ける構成だった。
この二段構えは、ウソをテーマに10年間続いてきた漫画だからこそ成立した演出だ。読者自身がゴクオーにだまされる側になるという、作品全体を締めくくるための大きな仕掛けだった。
【比較表】9月号・10月号・最終25巻の違いと重要な時系列
最終回を正しく理解するために、掲載時期と各媒体の役割を整理しておこう。
| 時期・媒体 | 内容・出来事 | 作品における意味 |
|---|---|---|
| 2011年6月号 | 別冊コロコロコミックで読み切り掲載 | ゴクオーくんの原点 |
| 2012年9月号 | 月刊コロコロコミックへ移籍 | 本格的な長期連載がスタート |
| 2021年8月12日・9月号 | 「決戦!人間の嘘と絆!!」掲載 | 読者をだますウソ最終回 |
| 2021年9月15日・10月号 | 「微笑む閻魔大王」掲載。ファイナルコミックBOOK付属 | 全100ページの真の最終回 |
| 2022年2月28日 | 単行本25巻発売 | 最終回に加筆された最終巻 |
| 2025年2月27日~6月27日 | 完全版全5巻を順次刊行 | 追加設定や描き下ろしを収録した新装版 |
| 2026年11月現在 | 週刊コロコロコミックなどで公式作品情報を確認可能 | 完結作品を読み直せる環境がある |
この表から分かるように、連載の終了と単行本の発売は同じタイミングではない。
特に注意したいのが、2021年10月号の真の最終回と、2022年2月発売の25巻は別の段階だという点だ。雑誌で完結を迎えた後、単行本でさらに加筆された内容を楽しめる構成になっている。
【ネタバレ注意】ゴクオーくんの本当の最終回の結末と邪仏との最終決戦
ここからは真の最終回「微笑む閻魔大王」のネタバレを含む。
最終回の中心にいるのは、ゴクオーの過去と深く関係する最大の敵・邪仏だ。物語の最終盤では、単なる強敵との戦いではなく、ゴクオーが人間をどう理解するようになったのか、その変化そのものが試される。
邪仏の目的は全員を同じ存在にすること邪仏は、かつてサトリと呼ばれていた存在で、ゴクオーの古い友人でもあった。
彼が掲げる理想は、争いや過ちのない世界を実現すること。しかし、その実現方法は極端だった。自分以外の存在を信用支配の術で操り、全員を同じ方向へ従わせようとするのである。
それは一見すると平和を目指す考え方に見えるが、個人の意思や違いを認めない支配でもある。
一方、ゴクオーは人間界で天子やクラスメイトたちと過ごすなかで、人間の弱さや愚かさだけでなく、失敗から立ち直る力や他人を思いやる心も知ってきた。
この価値観の違いこそ、最終決戦の本質だ。邪仏が違いをなくすことで平和を実現しようとするのに対し、ゴクオーは違いがあるからこそ生まれる絆を信じている。
ゴクオーの正体を知った6年2組の仲間たち最終回では、邪仏の行動によってゴクオーの正体が6年2組の全員に知られてしまう。
ゴクオーは初代閻魔大王であり、人間の小学生として学校に通っていた存在でもある。その秘密が明らかになれば、これまでの関係が変わってしまう可能性もある。
しかし、天子たちはゴクオーを拒絶しない。むしろ、今度は自分たちが彼を助ける番だと考える。
ここで印象的なのが、卒業制作で作った紙製ステンドグラスを利用する作戦だ。邪仏の信用支配の術を逆手に取り、仲間たちが協力して彼の支配を崩すきっかけを作る。
ウソを見抜くことに長けたゴクオー自身が、天子のウソに引っかかる展開も、本作らしい見どころだ。
それまでゴクオーが人間たちのウソを暴いてきた物語が、最後には人間たちのウソによってゴクオーを救う物語へと変わる。
歴代の仲間たちが集結する100ページの最終決戦真の最終回では、6年2組だけでなく、これまでの物語に登場したキャラクターたちもゴクオーを助けるために集結する。
魔男、ネクスト、サタン、ユーリィなど、過去の章で重要な役割を果たしてきたキャラクターたちが再び登場するのも大きな見どころだ。
加えて、かつての5年2組の仲間たちも加わり、長期連載で積み上げてきた人間関係が最終決戦に結びついていく。
邪仏との戦いは、単純に主人公が強くなって敵を倒すという展開ではない。ゴクオーが一人で戦うのではなく、仲間たちがそれぞれの力を持ち寄ることが勝利につながる。
そして、世界に絶望していた邪仏の理想に対し、過ちを犯しても反省し、他者と協力して未来へ進もうとする人間の可能性が示される。
最終決戦の結末はゴクオーたちの勝利。邪仏は敗れ、地獄へと堕ちる。10年間続いた物語の大きな敵との決着が、ここで描かれる。
卒業と記憶の消去、そして再会を予感させるラスト邪仏との戦いが終わっても、ゴクオーにはもう一つの問題が残されている。
ゴクオーは人間界に永遠に残れる存在ではない。八百小学校の卒業を迎えれば、故郷である地獄へ帰らなければならず、天子をはじめとする人間たちとの別れが待っている。
そして、別れに際してゴクオーは、自分を知る人間たちから自分についての記憶を消すことを選ぶ。
天子にとっても、ゴクオーにとっても、簡単に受け入れられる別れではない。最終回は、これまでの戦いを超えた、二人の気持ちに向き合う場面へと進んでいく。
しかし、ここで完全な断絶にはしないのが本作らしいところだ。
ゴクオーは記憶を消す際に使ったシガレッチョに、天子が将来自分を思い出す可能性を残す仕掛けを施していた。その確率は800万分の1という極めて小さなもの。
その後、中学生になった天子がある出来事をきっかけにゴクオーを思い出すことを予感させるラストへとつながっていく。
すべてを忘れて終わるのではなく、記憶がなくなっても心に残るものがある。加えて、いつか再会できるかもしれないという希望を残した結末だ。
ゴクオーが最初に興味を持ったのは天子の不器用なウソだった。最後には、そのウソがゴクオー自身の世界を変え、二人の関係を結び直す可能性を残したのである。
【吉もと誠の最終回インタビュー】ウソ最終回の仕掛けが生まれた理由
最終回の二段構成は、作者の吉もと誠と編集部の共同企画として生まれた。2021年9月12日に公開されたコロコロオンラインの特別インタビューでは、その誕生経緯が明かされている。
作者が希望したのは最後に大きなウソをつくこと吉もと誠はインタビューで、作品の最後に何か大きなウソを仕掛けたいと考えていたことを説明している。
「最後に何かデカいウソがつきたい!!」
当初、吉もとは本編中のエピソードとして考えていたという。しかし、秋本じゃけぇ編集長と担当編集のカーくんから、ウソの最終回を実際にやってみてはどうかというアイデアが出された。
作者自身もその企画に強い興味を持ち、最終回を二段構成にするという前代未聞の演出が実現した。
ただし、作者にとっても100ページの大長編になることは想定外だったようだ。インタビューでは、100ページ描くことになるとは思わなかったという趣旨のコメントも残している。
つまり、読者をだますためだけの思いつきではなく、作者自身が最後に大きなウソをつきたいという作品への思いと、編集部の大胆な企画が合わさって生まれたものだった。
ゴクオーくんというキャラクターの誕生秘話同じインタビューでは、ゴクオーというキャラクターの誕生についても語られている。
吉もとは最初から「ウソ」をテーマにした漫画を描こうと考えていた。主人公はウソツキな少年にする構想だったが、当初はクールで頭の切れる人間の男の子を想定していたという。
そこに子どもたちが興味を持てる非現実的な要素を加えようと考え、「ウソ」と閻魔大王を結びつけたことで、現在のゴクオーが誕生した。
また、吉もとはゴクオーについて、最後まで何を考えているのかつかみどころのないキャラクターだったという趣旨の振り返りもしている。
この設定は、作品の最終回にもつながっている。最後まで主人公の本心を簡単には見せず、読者の予想を裏切る構成は、ゴクオーという人物の性格そのものを反映している。
10年間の連載を支えた制作姿勢連載初期は別冊コロコロコミックで掲載されていたが、2012年9月号から月刊コロコロコミックへ移籍した。
吉もとはインタビューで、月刊連載になれば2か月に1話だった制作ペースが1か月に1話になるため、作品のクオリティや締め切りに不安を感じていたと振り返っている。
そこで最初から長期連載を目指すのではなく、まず5話、次に10話、さらに単行本5巻までと、少しずつ目標を伸ばしていったという。
このエピソードからも、10年という連載期間が最初から決められていたわけではないことが分かる。
また、物語のウソのアイデアについては、新聞やテレビ、ラジオ、書店で見つけた情報などから、怒りを感じたことや感動したことをメモし、それを悪者やエピソードに発展させていたと説明している。
作品に登場するウソが単なるギャグにとどまらず、人間の弱さや善意を描くものになっていた背景には、こうした制作姿勢があった。
なお、吉もと誠の公式インタビューで語られているのは、最終回の企画や連載の思い出、作品の誕生秘話などだ。連載終了について、打ち切りや特定の事情が原因だったとする説明は確認できない。10年間の物語を最終章まで描き切った作品として受け止めるのが適切だ。
【最終25巻の加筆内容】雑誌掲載版と単行本版はどう違う?
最終回を読んだ人が次に気になるのが、2022年2月28日に発売された『ウソツキ!ゴクオーくん』25巻の内容だろう。
小学館の公式書籍紹介では、最終25巻について、雑誌で話題になった最終回に加筆を加えた単行本でしか味わえない一冊として紹介されている。
最終25巻は最終回を加筆した192ページの単行本25巻の基本情報は次のとおり。
- 作品名:ウソツキ!ゴクオーくん 25
- 作者:吉もと誠
- 出版社:小学館
- 発売日:2022年2月28日
- ページ数:192ページ
- 判型:新書判
- シリーズ:全25巻完結
特に注目したいのは、雑誌掲載時の最終回に加筆が行われている点だ。
読者の読後記では、単行本描き下ろしの卒業生全員集合シーンにも言及されている。連載中に登場したキャラクターたちの姿を最後まで見届けたい人にとって、単行本版を読む意味は大きい。
ただし、出版社の公式紹介は加筆の存在を告知しているものの、雑誌版と単行本版の全差分を一覧化しているわけではない。加筆ページ数やすべての変更点が公式に細かく公表されているわけではない点には注意したい。
2025年発売の完全版は全5巻構成2025年2月27日、小学館は『ウソツキ!ゴクオーくん完全版』の刊行を開始した。
この完全版は、通常のコロコロコミックス全25巻を全5巻に再編集した新装版。2025年6月27日の第5巻発売をもって全5巻がそろった。
最大の特徴は、各巻944ページという圧倒的なボリュームだ。通常のコミックスには収録されていない設定資料や描き下ろし漫画なども収録されている。
加えて、カバーは吉もと誠による新規描き下ろし。5冊を並べると背表紙のイラストがつながる仕様になっている。
各巻の収録内容は次のように分けられている。
- 第1巻・地獄王編:2011年4月~2013年8月掲載作品を中心に収録。
- 第2巻・ユーリィ編:2013年9月~2015年9月掲載作品を中心に収録。
- 第3巻・サタン編:2015年10月~2017年9月掲載作品を中心に収録。
- 第4巻・ネクスト編:2017年10月~2019年10月掲載作品を中心に収録。
- 第5巻・サトリ編:2019年11月~2021年9月掲載作品を中心に収録。
完全版は全25巻を5冊に再編集したもので、ストーリー自体が大幅に別物になった作品ではない。すでに25巻を持っている人が、まったく異なる最終回を期待して買うタイプの本ではない点は押さえておきたい。
一方、設定資料や描き下ろし漫画、新しいカバーなど、作品をより深く楽しめる追加要素があるため、長年のファンにはコレクションとしての魅力もある。
【2026年現在】ゴクオーくんの最終回を読む方法とおすすめの順番
2026年11月現在、『ウソツキ!ゴクオーくん』は完結済みの作品だが、紙のコミックス、電子書籍、公式漫画配信サービスなど、複数の方法で読み直すことができる。
方法1:通常版の単行本を1巻から25巻まで読む最もおすすめなのは、小学館のコロコロコミックス全25巻を順番に読む方法だ。
本作は一話完結のウソ暴きエピソードを楽しめる一方で、ユーリィ編、サタン編、ネクスト編、サトリ編といった長期的な物語も展開している。
最終回の邪仏との戦いを本当に楽しむためには、ゴクオーと天子の出会い、サタンとの因縁、ユーリィとの関係、ネクストとの決着などを知っておくことが大切だ。
特に最終回は過去の登場人物たちが集結するため、途中のエピソードを飛ばしてしまうと感動が薄れてしまう可能性がある。
方法2:完全版全5巻で一気に読み直すこれから初めて読む人や、過去に読んだ作品をまとめて買い直したい人には、2025年発売の完全版がおすすめだ。
全5巻に再編集されているため、通常版25巻よりも冊数を抑えられる。さらに各巻944ページの大ボリュームで、追加設定や描き下ろし漫画も楽しめる。
各巻の収録範囲が大きな章ごとに分かれているので、物語の流れを追いやすい点もメリットだ。
方法3:週刊コロコロコミックの公式配信を利用する紙の本を購入する前に試し読みしたい人や、スマートフォンで読みたい人は、小学館の公式漫画サービス「週刊コロコロコミック」も選択肢になる。
2026年現在、公式作品ページでは『ウソツキ!ゴクオーくん』が掲載されており、エピソード一覧には「最終回」と「真最終回」の各話が確認できる。
つまり、雑誌掲載時のウソ最終回と本当の最終回を区別して探すことができる。
ただし、過去に実施された全話無料公開キャンペーンは期間限定だった。2025年の完全版発売時には、週刊コロコロコミックで全話無料公開が行われたが、そのキャンペーン期間は同年3月31日までだった。
2026年に読む場合は、各話の無料公開状況やチケット・購入条件を公式配信ページで確認したい。
最終回だけ読みたい人におすすめの順番すでに本編を読んでいて、最終回の違いだけを確認したい場合は、次の順番が分かりやすい。
- 2021年8月12日発売の月刊コロコロコミック9月号のウソ最終回を読む。
- 2021年9月15日発売の10月号付録「ファイナルコミックBOOK」で真の最終回を読む。
- 2022年2月28日発売の最終25巻で加筆部分を確認する。
初めて読む場合は、先に25巻までの物語を追い、最後に9月号のウソ最終回、10月号の真の最終回という順番で読むのが理想だ。
なお、完全版を選ぶ場合は第5巻がサトリ編に当たる。作品の終盤まで一気に読み進めたい人に適している。
【ゴクオーくんの最終回】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ゴクオーくんの最終回は何月号に掲載された?
A1:本当の最終回は2021年9月15日発売の『月刊コロコロコミック』10月号に掲載された。8月12日発売の9月号にも最終回が掲載されたが、こちらは読者を驚かせるためのウソ最終回だった。
Q2:ゴクオーくんの本当の最終回は何ページ?
A2:全100ページの長編。10月号の別冊付録「ウソツキ!ゴクオーくんファイナルコミックBOOK」に収録されている。
Q3:ゴクオーくんは最終回で邪仏に勝つ?
A3:勝利する。邪仏との最後の戦いでは、ゴクオーだけでなく天子やクラスメイト、歴代の仲間たちが力を合わせる展開が描かれる。
Q4:最終25巻には雑誌版にない加筆がある?
A4:ある。小学館の公式紹介でも最終回への加筆が告知されている。読者の読後記では卒業生全員集合の描き下ろし場面にも触れられている。
Q5:ゴクオーくん完全版は全何巻?
A5:全5巻。2025年2月27日から5か月連続で刊行され、同年6月27日に第5巻が発売された。通常版全25巻を再編集したもので、各巻944ページの大ボリュームとなっている。
Q6:2026年現在、ゴクオーくんの最終回は無料で読める?
A6:週刊コロコロコミックに公式作品ページがある。無料話やチケットの対象は変わるため、最終回と真最終回の各話の配信条件を確認する必要がある。過去の全話無料キャンペーンは終了している。
Q7:ゴクオーくんは打ち切りで終わったの?
A7:打ち切りだったとする公式発表は確認されていない。作者の吉もと誠は最終回インタビューで、ウソ最終回の企画や10年間の連載を振り返っている。作品は全25巻で完結している。
【プロの結論】ゴクオーくんの最終回が10年間の物語に残したもの
『ウソツキ!ゴクオーくん』の最終回が特別なのは、単に9月号で読者をだましたからではない。
本当の魅力は、ウソという作品の中心テーマを、最後には人と人との信頼や絆を描くための仕掛けに変えたことにある。
最初は人間を愚かな存在だと考えていたゴクオーが、天子や仲間たちと出会い、人間の弱さだけでなく、誰かを思いやる心や未来を諦めない強さを知っていく。その変化が、邪仏との最終決戦や卒業の場面に集約されている。
9月号のウソ最終回は、天子や仲間たちがゴクオーを救う物語。10月号の真の最終回は、その後に訪れる本当の別れと、記憶を超えて残る絆まで描いた物語だ。
そして25巻の加筆や2025年の完全版によって、完結後も作品を改めて楽しめる環境が整った。
2026年に初めて読む人には、完全版全5巻または通常版全25巻を最初から読むことをおすすめしたい。すでに読んだ人には、雑誌掲載版と最終25巻を読み比べ、さらに完全版の追加要素を確認する楽しみがある。
最後に覚えておきたいのは、ゴクオーくんの本当の最終回は2021年10月号の「微笑む閻魔大王」であり、25巻はその結末に加筆を加えた最終単行本だということ。
読者までだました最後のウソ。そして、ウソから生まれた本当の絆。10年間の連載を締めくくるにふさわしい、作品のテーマを最後まで貫いた結末になっている。
まだ真の最終回を読んでいないなら、ぜひネタバレをいったん離れ、100ページの物語を自分の目で確かめてほしい。
ゴクオーくんが最後に残したものは、ウソでは消せない人と人とのつながりだった。