井上尚弥とポール・バトラーの世界バンタム級4団体統一戦は、2022年12月13日に東京・有明アリーナで開催された。試合当日は地上波テレビでの生中継がなく、NTTドコモの動画配信サービス「dTV」と「ひかりTV」を中心にライブ配信された。配信開始は14時30分、メインイベントの開始予定時刻は18時40分だった。
2026年11月現在、当時のdTVはLeminoへリニューアルされ、ひかりTV関連サービスにも変更が生じている。一方、バトラー戦の映像については、当時のアーカイブ配信の記録に加え、海外の公式ボクシングプロモーターによる無料公開映像も存在する。ここでは放送時間、地上波中継の有無、無料視聴の経緯、見逃し配信、現在の視聴先を整理する。
【結論】井上尚弥対ポール・バトラー戦の放送はどこだった?地上波中継も検証

2022年12月13日に開催された井上尚弥対ポール・バトラー戦は、地上波テレビでの生中継がなかった。
当時の主な視聴先は、NTTドコモが提供していた動画配信サービス「dTV」と「ひかりTV」だった。大会全体がインターネット配信を中心とした放送体制で組まれており、テレビの地上波チャンネルを選んでもリアルタイムで試合を視聴できる環境ではなかった。
地上波放送がなかった大会の配信体制対象となったのは「NTTドコモ Presents PXB WORLD SPIRITS WBA・WBC・IBF・WBO 世界バンタム級王座統一戦 井上尚弥 vs ポール・バトラー」という大会だ。
井上尚弥はWBAスーパー、WBC、IBFの3団体統一王者として、WBO王者ポール・バトラーとの4団体統一戦に臨んだ。
日刊スポーツの2022年12月13日付報道では、NTTドコモが井上尚弥のメインスポンサーを務めていたことも、dTVでの配信につながった背景として紹介されている。
つまり、地上波の放送枠を利用するのではなく、スポンサー企業が運営する動画配信サービスを通じて大規模な世界戦を届ける形だった。
AmazonプライムやABEMAでの放送はあった?この試合の国内向けライブ配信先として案内されていたのはdTVとひかりTVであり、Amazonプライム・ビデオやABEMAが当時の公式ライブ配信先だったわけではない。
同じ井上尚弥の試合でも、対戦相手や興行、放送権の契約によって配信事業者は異なる。過去のドネア戦や後年の世界戦と混同しないことが大切だ。
当時の配信情報は井上尚弥公式サイト、日刊スポーツ、格闘技専門メディアのeFightなどでも確認できる。
【放送時間】井上尚弥バトラー戦は何時から?14時30分と18時40分の違い
当日の配信スケジュールで特に重要なのが、14時30分と18時40分という2つの時刻だ。
14時30分は大会全体のライブ配信開始時間であり、井上尚弥対バトラー戦そのものの開始予定時間ではない。メインイベントは18時40分開始予定として案内されていた。
2022年12月13日の配信スケジュール- 14時30分:dTV・ひかりTVで大会の生配信開始。
- 15時00分:第1試合開始予定。
- 16時56分:武居由樹の試合開始予定。
- 18時40分:井上尚弥対ポール・バトラーのメインイベント開始予定。
この時刻は当時の事前発表に基づく予定時間であり、実際の試合開始時刻を保証するものではない。ボクシング興行では前の試合の決着方法や進行状況によってメインイベントの開始が前後する。
そのため、18時40分に井上の試合だけを視聴しようと考えていた人にとっても、14時30分から配信を確認できる状態にしておくことには意味があった。
なぜ大会開始から視聴する必要があったのかこの大会は全6試合で構成されていた。井上尚弥戦だけでなく、井上拓真、清水聡、武居由樹、平岡アンディといった実力者が出場する興行だった。
メインイベントまでの試合展開を含めて大会全体を楽しめることも、ライブ配信の特徴だった。
なお、当時のdTVはアクセス集中による視聴不具合を避けるため、早めのログインと再生確認を呼びかけていた。注目度の高さが配信環境にも影響していたことがうかがえる。
【関係性と時系列】PXB WORLD SPIRITS 2022の放送・配信・試合結果一覧
今回の試合を正確に理解するには、選手、興行、配信サービス、試合結果を分けて整理すると分かりやすい。
特に、dTVとLeminoは同じサービスの名称変更・リニューアルという関係にあり、2022年当時の配信実績と2026年の視聴環境を区別する必要がある。
| 項目・関係者 | 内容 | 時期・備考 |
|---|---|---|
| メインイベント | 井上尚弥 vs ポール・バトラー | 世界バンタム級4団体統一戦 |
| 興行名 | NTTドコモ Presents PXB WORLD SPIRITS | 2022年12月13日 |
| 開催場所 | 有明アリーナ | 東京都江東区 |
| 井上尚弥 | WBAスーパー・WBC・IBF王者 | 試合前は3団体統一王者 |
| ポール・バトラー | WBO世界バンタム級王者 | イギリス出身 |
| ライブ配信 | dTV・ひかりTV | 14時30分配信開始 |
| メイン開始予定 | 18時40分 | 進行状況により変動 |
| 試合結果 | 井上尚弥が11回KO勝利 | 11回1分9秒 |
| dTVからLeminoへ | 動画配信サービスのリニューアル | 2023年4月12日 |
| 2026年の視聴環境 | Lemino・公式YouTubeなど | 旧dTVのアーカイブと現在の公開映像は別扱い |
ボクシング専門メディア「Boxing News」によると、井上は11回1分9秒、右ボディーから攻勢を強めてKO勝利を収めた。この結果、世界バンタム級の主要4団体の王座を統一し、日本人初の快挙を達成した。
この試合は単なる防衛戦ではなく、バンタム級の4つの世界王座を一人の選手が保持する歴史的な一戦だった。配信先への関心が高かった背景にも、こうした競技上の大きな意味がある。
【見逃し配信を検証】dTVのアーカイブはいつから?無料視聴できた理由
試合当日にリアルタイムで視聴できなかった人にとって重要だったのが、dTVのアーカイブ配信だ。
dTVでは2022年12月14日から見逃し配信が開始エイベックス通信放送株式会社が2022年12月14日に発表したプレスリリースによると、井上尚弥対ポール・バトラー戦のアーカイブ(見逃し)配信は同日から開始された。
つまり、試合翌日にはdTVで録画映像を視聴できる環境が用意されていた。
当時の解説記事には約2週間の配信期間とする情報もあるが、運営元の配信開始告知だけでは終了日時まで確定できない。期間を公式に保証された情報として扱うのは避けたい。
試合当日に無料視聴できたのはなぜ?当時のdTVは基本的に月額550円(税込み)のサービスで、対象試合は個別課金のペイ・パー・ビュー方式ではなく、月額料金で視聴する仕組みだった。
ところが、2022年12月13日の試合当日には、視聴環境をめぐる対応が話題になった。
日刊スポーツの同日22時31分付報道によると、dTVはアクセス集中による視聴不具合を回避するため、一時的に視聴を優先させる措置を実施した。
この対応を受け、SNSでは「無料開放」が話題になった。
ただし、これは恒常的な無料配信ではない。試合当日のアクセス集中への臨時対応であり、通常の月額料金や無料キャンペーンとは区別する必要がある。
ひかりTVでも見逃し配信はあった?ひかりTVは当時のライブ配信先として案内されていたが、dTVのアーカイブ配信開始と同じ条件で、同じ期間の見逃し視聴が保証されていたわけではない。
当時の情報を確認する際は、ライブ中継の実施と録画映像の再配信を混同しないことが重要だ。
また、動画投稿サイトに残っている映像についても、投稿者が権利を保有しているかどうかを確認する必要がある。
【2026年最新】dTV終了とLeminoへの移行後、バトラー戦は見られる?
2026年に井上尚弥対バトラー戦を探す際、最初に理解しておきたいのがdTVとLeminoの関係だ。
dTVは2023年4月12日にLeminoへリニューアルNTTドコモは2023年3月6日、従来のdTVをリニューアルし、新しい映像配信サービス「Lemino」を2023年4月12日から提供すると発表した。
この変更は単純にサービスを終了して別会社の動画サービスへ移ったというものではない。ドコモが既存のdTVを刷新し、独占配信やオリジナル作品、無料コンテンツなどを拡充する形で展開したものだ。
当時dTVを契約していた利用者についても、2023年4月12日からLeminoプレミアムの会員となる移行措置が案内されていた。
したがって、2026年に「dTVで配信された試合だからLeminoで必ず見られる」と考えるのは正確ではない。サービスの継承と、個々の作品の配信権・公開期間は別の問題だからだ。
2026年のLeminoでバトラー戦の全編は視聴できる?2026年11月6日時点で、Leminoはボクシングの世界戦や過去の試合映像、密着ドキュメンタリーなどを扱っている。公式のLemino BOXING特設サイトでも、過去世界戦やボクシング関連コンテンツが案内されている。
ただし、2022年のバトラー戦について、全編アーカイブが現在も視聴可能であると確認できる明確な公式案内は見当たらない。
そのため、Leminoの検索結果に井上尚弥の名前が表示されたとしても、それだけでバトラー戦の全編映像が配信中だとは判断できない。
確認する場合は、作品名「世界バンタム級4団体王座統一戦 井上尚弥 vs ポール・バトラー」または「PXB WORLD SPIRITS」で検索し、作品ページに再生ボタンと視聴可能期間が表示されるかを確認したい。
Top Rank Boxing公式YouTubeには無料公開映像がある2026年に無料で試合映像を探すなら、注目したいのが海外のボクシングプロモーターであるTop Rank Boxingの公式YouTubeチャンネルだ。
同チャンネルは2023年12月13日、井上尚弥がバトラーを破って世界4団体統一王者となった試合を「Inoue Becomes Undisputed Champion | Naoya Inoue vs Paul Butler | ON THIS DAY FREE FIGHT」というタイトルで公開している。
公式チャンネルによる無料公開映像なので、出所が分からない転載動画を探すよりも優先して確認したい選択肢だ。ただし、日本国内での再生可否や公開状態は動画の地域設定などによって変わる可能性がある。
また、映像の公開形式や画質、収録範囲については実際の動画ページで確認する必要がある。
ひかりTVの2026年の状況にも注意ひかりTV関連では、「ひかりTV for docomo」のインターネット配信が2026年3月31日18時に終了したことも押さえておきたい。
これはNTTドコモが2026年3月13日に公式告知した内容である。ただし、終了したのは「ひかりTV for docomo」のインターネット配信であり、ひかりTVのテレビサービス全体が同時に終了したという意味ではない。
2022年当時の視聴方法を、そのまま2026年にも利用できると考えないことが大切だ。
【プロの結論】井上尚弥バトラー戦を無料で見る方法と失敗しない映像の探し方
今回の試合を2026年に見直す場合、最も重要なのは「当時の有料配信」「臨時の無料開放」「現在の公式公開映像」を別々に考えることだ。
現在の視聴方法を判断する3つの基準1. 無料で試合映像を見たい人
まずTop Rank Boxing公式YouTubeチャンネルの無料公開映像を確認する方法がある。公式チャンネルの動画であることを確認し、日本から再生できるかをチェックしたい。
2. Leminoで過去の試合を探したい人
Leminoのボクシング特設ページや作品検索を利用する。ただし、Leminoプレミアムへの加入だけでバトラー戦が視聴できるとは限らない。作品ごとの配信状況を先に確認することが必要だ。
3. 試合の一部やハイライトだけを見たい人
公式プロモーターや権利元の公開動画を優先する。非公式の転載映像は、突然の削除や地域制限、画質の問題があるほか、権利面でも安心できない。
2022年と2026年では無料視聴の意味が違う2022年の無料視聴は、dTVがアクセス集中に対応するために一時的な視聴優先措置を行ったという経緯がある。
一方、2026年に利用できる無料映像は、Top Rank Boxing公式チャンネルが公開した試合映像など、権利元による公開コンテンツが中心となる。
同じ「無料で見られる」という言葉でも、配信の仕組みや公開期間、視聴条件はまったく異なる。
また、2026年現在のLeminoでは井上尚弥の新しい世界戦やボクシング興行も配信されている。過去の試合を探す人は、最新の試合配信と過去のアーカイブを分けて検索することが、目的の映像にたどり着く近道になる。
【井上尚弥バトラー戦の放送】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:井上尚弥対ポール・バトラー戦は地上波で放送された?
A1:地上波での生中継はなかった。2022年12月13日はdTVとひかりTVを中心にライブ配信された。
Q2:井上尚弥バトラー戦は何時から放送された?
A2:大会全体の配信開始は14時30分、メインイベントの開始予定は18時40分だった。実際の進行によって開始時刻は前後する予定だった。
Q3:dTVで見逃し配信はあった?
A3:あった。2022年12月14日からアーカイブ配信が開始された。現在は当時のdTVサービスでは視聴できず、旧配信の公開期間も終了している。
Q4:2026年現在、Leminoでバトラー戦を見られる?
A4:Leminoではボクシング関連の過去映像を扱っているが、バトラー戦の全編が現在も配信中であるという明確な公式確認は取れていない。作品ページで最新状況を確認する必要がある。
Q5:井上尚弥バトラー戦を無料で視聴する方法はある?
A5:Top Rank Boxing公式YouTubeチャンネルが2023年12月13日に無料公開映像を掲載している。日本からの再生可否は動画ページで確認したい。
Q6:井上尚弥とポール・バトラーの試合結果は?
A6:2022年12月13日、井上尚弥が11回1分9秒KO勝利を収めた。この勝利によって日本人初の世界バンタム級4団体統一王者となった。
井上尚弥対ポール・バトラー戦は、2022年12月13日に有明アリーナで開催された歴史的な世界バンタム級4団体統一戦だった。
当時は地上波中継がなく、dTVとひかりTVを中心に配信。14時30分に大会全体の生配信が始まり、メインイベントは18時40分開始予定だった。試合翌日の12月14日にはdTVで見逃しアーカイブ配信もスタートしている。
その後、dTVは2023年4月12日にLeminoへリニューアル。2026年現在、旧dTVのアーカイブがそのまま引き継がれていると考えることはできない。
現在、無料映像を探すならTop Rank Boxing公式YouTubeチャンネルの公開映像が有力な選択肢となる。一方、Leminoでの全編アーカイブについては作品単位での確認が必要だ。
井上尚弥が11回1分9秒KOで歴史を作った一戦は、単なる過去の試合映像ではなく、日本ボクシング界の大きな転換点として記憶される試合でもある。放送サービスの名称や配信形態が変わっても、当時の試合結果と公式映像の価値は変わらない。
主な情報源
- 井上尚弥オフィシャルWEBサイト:2022年大会の告知
- NTTドコモ:Lemino提供開始に関する2023年公式発表
- エイベックス通信放送:2022年12月14日のアーカイブ配信開始発表
- 日刊スポーツ:当日の配信状況と無料開放に関する報道
- Boxing News:試合結果・11回1分9秒KOの記録
- Lemino BOXING公式サイト:2026年の配信情報
- Top Rank Boxing公式YouTubeチャンネル:無料公開映像