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【ランキングの見方】ニホンモニターとビデオリサーチの数字が違う理由

伊部 拓海 伊部 拓海 • 更新: • 公開: • 読了約 10 分
目次

2026年のCM女優ランキングを調べる際、特に注意したいのが調査会社による数値の違いだ。同じ川口春奈でも、ニホンモニターとビデオリサーチでは上半期のCM起用社数が異なる。

2026年上半期の調査結果を比較

ニホンモニターは川口春奈を17社、今田美桜を16社、芦田愛菜を15社と集計した。一方、ビデオリサーチの関東地区データでは、川口春奈が24社、今田美桜が18社となっている。

また、ビデオリサーチでは今田美桜がCM露出タレント1位、川口春奈がCM起用社数1位という結果だった。ここでいうCM露出は、テレビ広告の出稿秒数などから見る指標であり、起用社数とは別のランキングである。

調査方法の違いを理解する

ニホンモニターの調査

- 集計期間:2026年1月1日~6月21日
- 対象:東京地区の民放5局の地上波CM
- 実際にCMが放送されたかどうかで起用社数を集計
- グループ企業内の複数企業は、それぞれ1社として計上
- 番組宣伝、映画CM、ナレーションのみの出演などは除外

ビデオリサーチの調査

- 集計期間:2026年1月1日~6月30日
- 対象:関東地区の民放5局など
- テレビ広告統計の確定データを使用
- CMがいつ、どの局で、どの企業・商品について放送されたかを収集
- CM露出秒数とCM起用社数を別々に分析

両社では集計期間が6月21日と6月30日で異なり、データベースや集計基準も同一ではない。したがって、社数の差を単純に残り9日間の放送だけで説明することはできない。

また、ニホンモニターの17社とビデオリサーチの24社を平均して「実際は何社」と計算するのも適切ではない。ランキングは必ず調査会社と集計期間をセットで確認したい。

CM起用社数・出演本数・露出秒数は別の指標

検索結果では「CM出演本数」「CM起用社数」「CM露出ランキング」という表現が混在しているが、それぞれ意味が異なる。

- CM起用社数:何社の企業がそのタレントを広告に起用したか。
- CM出演本数:出演したCM作品やバージョンの数。
- CM露出秒数:テレビでCMが放送された時間の合計。
- CM放送回数:広告が実際に放送された回数。

例えば、同じ企業が15秒版と30秒版のCMを制作しても、起用社数では基本的に1社として扱われる。一方、露出秒数では放送された尺や回数によって数値が変わる。

「一番CMで見かける女優」を知りたいなら露出秒数、「何社から広告を任されているか」を知りたいなら起用社数を見るのが適切だ。

【CM女優の人気と評判】企業が起用したくなる女優の共通点

コマーシャル女優一覧

CM起用社数が多い女優には、単に知名度が高いというだけでは説明できない共通点がある。広告主が求めるのは、商品の認知を高める力と、ブランドにふさわしい印象を届ける力の両方だ。

1. 幅広い世代に認知されている

川口春奈や芦田愛菜のように、テレビや映画、広告などを通じて長く認知されている人物は、幅広い年齢層を対象とした広告で起用しやすい。

特に食品、日用品、通信、金融などは購入者や利用者の年齢層が広い。特定のファン層だけでなく、多くの生活者に名前や顔が知られていることが広告上の強みになる。

2. 商品ジャンルと本人のイメージが合っている

化粧品なら清潔感や美容への親和性、金融や保険なら信頼感、食品なら親しみやすさなど、広告主が伝えたい価値は業種によって異なる。

今田美桜は美容や食品、通信、金融など複数分野で起用されている。浜辺美波は美容関連の広告に加え、企業広告や食品関連にも出演する。こうした幅の広さは、女優本人のイメージを一つのジャンルに固定しない広告戦略にもつながる。

3. 新しい世代への訴求力がある

畑芽育や出口夏希、見上愛のような若手女優の起用増加も特徴的だ。

若年層への認知を高めたい企業にとって、ドラマや映画で存在感を高めている俳優は有力な広告候補になる。SNSやデジタル広告との連動も含め、テレビだけに依存しない広告展開が増えている。

人気ランキングだけでは分からないこと

CM起用社数が多いことは、企業から一定の評価を受けていることを示す。しかし、社数だけで演技力、商品の売上への貢献、視聴者からの好感度まで判断することはできない。

CM女優の人気と評判を調べる場合は、次の3点を分けて見ると実態を把握しやすい。

- 起用社数や露出秒数などの客観的な広告データ
- 企業の公式発表やキャンペーンの継続状況
- 視聴者による広告や出演者への反応

この3つを組み合わせることで、単なるランキング上位者と、長期的にブランドを支える広告タレントとの違いも見えてくる。

【プロの結論】2026年のCM女優市場で注目すべき3つのポイント

2026年上半期のデータから見えるのは、CM市場が一人の人気女優だけに集中しているわけではないということだ。

川口春奈は17社で首位を維持し、今田美桜は16社で追走。芦田愛菜は15社で上位を守り、浜辺美波も12社で存在感を示している。さらに畑芽育は8社まで起用を伸ばし、次世代の広告市場を担う候補として浮上した。

特に注目したいのは、次の3つの変化だ。

第一に、長期的な信頼を持つ女優の強さ。川口春奈と芦田愛菜は2024年、2025年の年間ランキングでも上位に入り、2026年もその存在感を維持している。短期的な話題性だけでは説明できない継続的な起用実績がある。

第二に、露出量と起用社数の違い。今田美桜はニホンモニターで2位ながら、ビデオリサーチではCM露出タレント1位となった。広告主の数とテレビで目にする頻度は必ずしも一致しない。

第三に、若手女優の台頭。畑芽育、出口夏希、見上愛などが上位グループに入り、従来の人気女優とは異なる世代の顔ぶれが広がっている。広告市場では、長期的な知名度と新鮮なイメージの両方が求められている。

2026年の年間ランキングでは、下半期の新CMや契約更新、実際の放送状況が順位を左右する。上半期の順位をそのまま年間順位と考えず、年末の正式発表まで追いかけることが大切だ。

コマーシャル女優一覧に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年に最も多くCMに起用された女優は誰ですか? A1:ニホンモニターの2026年上半期ランキングでは、川口春奈が17社で単独1位です。今田美桜が16社、芦田愛菜が15社で続いています。

Q2:今田美桜のCM出演企業は何社ですか? A2:2026年上半期のニホンモニター調査では16社です。AOKI、Indeed、キリンビール、コーセーコスメポート、ジョンソン・エンド・ジョンソン、第一生命保険、ニチレイフーズ、任天堂、楽天モバイルなどが含まれます。

Q3:芦田愛菜はCMに何社起用されていますか? A3:2026年上半期のニホンモニター調査では15社です。味の素、SBI証券、SBI損害保険、JX金属、スズキ、鈴与、山崎製パン、ワイモバイルなどが主な起用企業です。

Q4:浜辺美波のCM出演企業には何がありますか? A4:2026年上半期の調査では12社です。花王、キリンビール、コーセーコスメポート、シャープ、デンヨー、JR東日本、ファンケル、メニコン、ロッテなどが含まれます。

Q5:畑芽育は何社のCMに出演していますか? A5:2026年上半期のニホンモニター調査では8社です。アース製薬、AOKI、花王、クイック、大東建託、TMEIC、日本コカ・コーラ、ブルボンが起用企業です。

Q6:CM起用社数ランキングとCM露出ランキングは何が違いますか? A6:起用社数ランキングは広告主の企業数、露出ランキングはテレビCMの放送時間などを基準にしたものです。同じ女優でも順位が異なる場合があります。

Q7:2026年の年間CM女優ランキングは発表されていますか? A7:ここで取り上げたニホンモニターの最新公表データは2026年上半期版です。上半期の17社という川口春奈の数字を、年間確定順位として扱うことはできません。

2026年のコマーシャル女優一覧で最も注目されるのは、17社でトップに立った川口春奈だ。今田美桜、芦田愛菜、浜辺美波も上位を占め、安定した広告起用を続けている。

一方、畑芽育や出口夏希、見上愛などの若手女優も企業からの起用を伸ばしている。CM市場はベテランの安定感と新世代の成長が同時に進む構図だ。

ランキングを正しく読み解くなら、次の基準を押さえておきたい。

  • 企業からの評価を知りたいなら、CM起用社数を見る。
  • テレビでの存在感を知りたいなら、CM露出秒数を見る。
  • 現在の出演状況を知りたいなら、所属事務所や企業の最新CM発表を見る。
  • 長期的な人気を知りたいなら、複数年の年間ランキングを比較する。

一時的な話題性だけではなく、企業から何度も選ばれる継続性、新しい世代への広がり、テレビ広告での露出量。この3つを合わせて見ることが、2026年のCM女優市場を理解する最も確かな判断基準になる。

年末に発表される2026年年間ランキングでは、川口春奈の首位維持、今田美桜の追い上げ、芦田愛菜の安定感、そして畑芽育ら若手のさらなる躍進が大きな見どころとなる。

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コンテンツディレクター 伊部 拓海
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