2019年3月29日、ついに「MOCO'Sキッチン」は最終回を迎えた。
最終回のメニューは、「もこみち流 10種のワンスプーン」。
8年間にわたって披露してきた世界各国の料理を、小さなスプーンの上に再現するという、これまでの歩みを凝縮したような料理だった。
最後の料理にもオリーブオイルが登場したことは、番組を象徴する演出として印象的だった。
MANTANWEBの最終回報道によると、速水もこみちは最後に料理への感謝を伝え、視聴者に週末のあいさつを送った。直筆で「Thank you! 速水もこみち」と記した文字も紹介された。
1896レシピの中から注目したい代表的な料理公式アーカイブには、放送された料理のバックナンバーが残されている。
全1896品の人気順位を示す統一ランキングとは別に、初期の放送からも、料理の幅広さが伝わる代表例を挙げてみよう。
ハンバーグ~そら豆入りクリームソース
2011年4月4日放送
コーナー初期を代表するメニュー。家庭料理の定番に、彩りと洋風のアレンジを加えた一品。
唐揚げ丼~おんたま乗せ
2011年4月11日放送
甘辛いタレを絡めた唐揚げに温泉卵を合わせた、ボリューム感のある丼料理。
ロールケーキ~いちごのモンブラン仕立て
2011年4月27日放送
いちごクリームを使った華やかなスイーツ。メイン料理だけでなく、お菓子作りも扱っていたことが分かる。
マッシュポテトのピザ風
2011年4月29日放送
マッシュポテトをベースに、生ハムやブラックオリーブ、バジルを組み合わせた創作料理。
これらは日本テレビの公式レシピアーカイブで放送日とともに確認できる料理だ。
公式レシピ一覧は現在も探せる?日本テレビの「MOCO'Sキッチン」公式アーカイブには、2011年から2019年までの月別バックナンバーが掲載されている。
レシピを探す際は、次の方法が便利だ。
1. 日本テレビ『ZIP!』のMOCO'Sキッチン公式アーカイブを開く。
2. 放送年と月を選ぶ。
3. 気になる料理名を確認する。
4. 個別のレシピページで材料と調理工程を確認する。
公式ページにはフリーワード検索も用意されており、料理名や食材から探せる構成になっている。
ただし、全1896品が現在も同じ状態で閲覧できることと、バックナンバーの一覧が残っていることは別の話だ。古いページの表示状況は個別に確認する必要がある。
【オリーブオイルの秘密】なぜ大量に使う?「追いオリーブ」誕生の背景

MOCO'Sキッチンを語るうえで欠かせないのが、オリーブオイルだ。
速水もこみちが調理中に大量のオリーブオイルを使い、完成した料理にも仕上げとして注ぐ。この独特のスタイルから「追いオリーブ」という言葉まで生まれた。
視聴者にとっては、料理の完成だけでなく、最後にオリーブオイルが登場するかどうかも楽しみの一つだった。
高い位置から注ぐのは計算されたパフォーマンスだった?意外なのが、本人による演出の裏話だ。
2025年1月25日放送のFMヨコハマ「FUTURESCAPE」で、速水もこみちはオリーブオイルを高い位置から注ぐように見える理由について説明している。
身長186cmの自分と、一般的な高さの日本のキッチンとの関係で、映像上、実際よりも高く見えたという。
さらに撮影スタッフがカメラの角度を工夫したことで、その印象が強まったと振り返っている。
つまり、あの豪快なオリーブオイルの演出は、本人の料理スタイルとテレビ撮影の工夫が重なって生まれたものだった。
オリーブオイルを使いすぎるという批判もあった一方、人気が高まるにつれ、使う量に対する疑問も出てきた。
2017年3月に報じられたBPOへの視聴者意見では、オリーブオイルが健康によいとされていても、料理1品に大量に使うことには問題があるのではないかという声が紹介された。
健康面だけでなく、食材費への配慮を求める内容もあった。
ただし、こうした指摘が番組の終了を招いたという事実はない。
むしろ、賛否両方の反応が生まれるほど、オリーブオイルの使用そのものが番組の認知度を高めていた。
速水もこみち流のオリーブオイルの使い方実際に家庭料理へ取り入れるなら、大量に使う必要はない。
| 使い方 | 料理への取り入れ方 |
|---|---|
| 炒め油 | 野菜や肉を炒める際に使う |
| パスタ | にんにくや具材の香りを引き出す |
| ドレッシング | 酢や塩と合わせてサラダに使う |
| 仕上げ | 完成した料理に少量を回しかける |
| マリネ | 肉や魚、野菜の下味に使う |
特におすすめなのは、仕上げに少量を加える方法だ。
オリーブオイルの香りを生かしながら、料理の風味に変化をつけられる。
また、すべての料理にオリーブオイルを使わなければならないわけではない。公式アーカイブの2011年4月18日放送「野菜と豚そぼろの中華風どんぶり」では、ごま油が使用されている。
速水もこみち自身も、2021年のオリコンのインタビューで、オリーブオイルの印象だけでなく、自分が一から考えるレシピや食育など、料理活動の幅広い部分を見てほしいという思いを語っていた。
【2026年最新】速水もこみちは現在何をしている?料理動画と京都のレストラン
2026年11月現在、速水もこみちは俳優業に加え、料理を軸とした活動をさらに広げている。
テレビの料理コーナーが終了したからといって、料理の仕事から離れたわけではない。
むしろ、テレビの短いコーナーでは伝えきれなかった料理へのこだわりを、動画やレストランという形で発信するようになっている。
1. M's TABLEで料理動画を配信2019年9月25日には、公式YouTubeチャンネル「M's TABLE by Mocomichi Hayami」が始動した。
チャンネルでは、速水もこみち自身が考案したオリジナルレシピを紹介。簡単な家庭料理から手の込んだ料理まで、さまざまなジャンルを取り上げている。
2020年には、にんべんとのコラボレーションも実施。だしや調味料を活用した16品のレシピ動画を配信し、料理の専門性をさらに広げた。
そして2026年8月には、京都での新しい挑戦に合わせてYouTubeの発信も再始動。
11月2日には、キャンプ場で豚肉を煮込んでパスタを作る動画も公開されている。テレビ時代の料理パフォーマンスに加え、アウトドアやライフスタイルまで扱う内容に変化している。
2. 2026年8月、京都にレストラン「noden.」をオープン2026年の大きな転換点となったのが、京都でのレストラン開業だ。
2026年8月10日、京都・二条エリアに「noden.(ノーデン)」がオープンした。
速水もこみちが代表を務めるレストランで、築100年以上の京町家を改装した空間が特徴となっている。
公式サイトによると、店名には次のような意味が込められている。
- node:結び目、交点
- en:人と人とのご縁
- no:農家の「農」
地元京都の食材を中心に、全国の生産者から届く食材を取り入れ、ジャンルにとらわれない料理を提供するというコンセプトだ。
加えて、速水もこみち自身も不定期でシェフ・オペレーターとして厨房に立つ。
これは、テレビ番組で料理を披露する立場から、料理と空間を総合的にプロデュースする立場へと活動が広がったことを示している。
3. 2025年には大阪・関西万博にもレシピを提供2025年には大阪・関西万博の「EARTH MART」館内展示「録食」にレシピを提供した。
これは、テレビ出演や動画配信だけでなく、食文化を伝える取り組みにも参加していることを示す実績だ。
速水もこみちの2026年現在の活動まとめ| 活動分野 | 内容 | 現状 |
|---|---|---|
| 俳優業 | 映画・ドラマなどへの出演 | 継続 |
| 料理動画 | M's TABLE、公式YouTube | 発信を継続 |
| レストラン | 京都のnoden. | 2026年8月開業 |
| レシピ開発 | オリジナル料理・企業コラボ | 継続 |
| 食文化への参加 | 大阪・関西万博へのレシピ提供 | 2025年実績 |
速水もこみちの現在を理解するうえで大切なのは、料理が一時的な芸能活動の一部ではなく、長年積み上げてきた専門分野になっていることだ。
【復活の可能性は?】MOCO'Sキッチンが再びテレビで見られる日は来るのか
多くの視聴者が気になっているのが、MOCO'Sキッチンの復活だ。
最終回で速水もこみちが最後に「また!」とあいさつしたこともあり、いつか再開するのではないかと期待する声が当時のSNSで見られた。
しかし、2026年11月現在、旧コーナーの復活を決定したという日本テレビの公式発表は確認できない。
復活するならどのような形が考えられる?実現するとすれば、必ずしも以前と同じ朝のテレビコーナーとは限らない。
考えられるのは次のような形だ。
1. 『ZIP!』の特別企画として復活
過去の人気コーナーを期間限定で再構成する方法。記念企画や特別ゲスト出演などが考えられる。
2. YouTubeで過去のスタイルを再現
テレビの放送時間に縛られず、料理の工程や食材の背景まで紹介できる。M's TABLEとの親和性も高い。
3. レストランと連動した料理企画
京都のnoden.を舞台に、料理の考案から完成までを映像化する方法。生産者との交流や食材選びもコンテンツにできる。
ただし、これらはあくまで実現可能性を考えた企画案であり、正式な復活計画ではない。
【プロの結論】復活を待つより、料理人としての進化に注目したいMOCO'Sキッチンが残した最大の財産は、番組そのものだけではない。
1896品のレシピ、料理本、キッチン用品、動画配信、そしてレストランへと広がった料理のブランドだ。
テレビの朝番組という枠を離れたことで、速水もこみちは料理をより自由に表現できる環境を手に入れたとも考えられる。
2026年に京都でレストランを開いたことは、その方向性を象徴する動きだ。
過去のコーナーがそのまま復活するかどうかより、MOCO'Sキッチンで培った料理の表現が、今後どのような形で発展していくかに注目したい。
【よくある質問】モコズキッチンに関するFAQ
Q1:モコズキッチンはいつ終了しましたか?
2019年3月29日です。約8年間続いた『ZIP!』の人気料理コーナーとして、最後に「10種のワンスプーン」を披露しました。
Q2:モコズキッチンの終了理由は何ですか?
日本テレビが進めた『ZIP!』全体の番組改革です。オリーブオイルへの批判や速水もこみち本人の不祥事が原因だったという公式発表はありません。
Q3:モコズキッチンは全部で何品のレシピを紹介しましたか?
8年間で1896レシピです。最終回では、その集大成として世界各国の料理を再現した10種のワンスプーンを披露しました。
Q4:モコズキッチンの公式レシピは現在も見られますか?
日本テレビの公式サイトには、過去の放送をまとめた月別バックナンバーや個別レシピが残っています。閲覧できるページは個別に確認してください。
Q5:速水もこみちは現在も料理をしていますか?
はい。公式YouTubeで料理動画を発信し、2026年8月には京都にレストラン「noden.」をオープンしています。本人も不定期で厨房に立っています。
Q6:速水もこみちのオリーブオイルはなぜ有名になったのですか?
調理中に大量のオリーブオイルを使い、完成した料理にも仕上げにかける独特のスタイルが話題になったためです。「追いオリーブ」という言葉も生まれました。
Q7:モコズキッチンが復活する予定はありますか?
2026年11月現在、旧コーナーの復活に関する正式発表は確認できません。ただし、速水もこみちは現在も料理動画やレストランを通じて料理活動を続けています。
MOCO'Sキッチンは2011年4月に始まり、2019年3月29日に最終回を迎えた。8年間で1896レシピを紹介した人気コーナーの終了理由は、日本テレビが進めた『ZIP!』の番組改革だった。
オリーブオイルの大量使用や独特の調理パフォーマンスは賛否を呼んだものの、それこそが番組の個性を形成した大きな要素でもあった。速水もこみち自身が多くのレシピを考案していたという事実からも、単なるタレント企画ではなかったことが分かる。
2026年現在は、M's TABLEでの料理動画、京都のレストランnoden.、レシピ開発など、料理を仕事の柱とする活動が続いている。
朝のテレビから始まった料理の挑戦は、いまや動画配信や実店舗という新しいステージへ進んだ。1896レシピで幕を閉じたMOCO'Sキッチンは、速水もこみちの料理人生にとって終着点ではなく、新たな挑戦につながる大きな出発点だったのかもしれない。