山田裕貴の戦隊デビュー作は、2011年放送の『海賊戦隊ゴーカイジャー』。主人公たちの仲間であるジョー・ギブケン/ゴーカイブルーを演じ、俳優としてのキャリアをスタートさせた。その後も『動物戦隊ジュウオウジャー』第28話・第29話、『爆上戦隊ブンブンジャー』第43話に同じ役で登場している。加えて、2021年の映画『テン・ゴーカイジャー』にも出演した。
特に話題を集めたのが、2025年1月5日放送の『爆上戦隊ブンブンジャー』第43話へのサプライズ出演だ。約14年の時を経てもゴーカイブルーとして帰還し、後輩ヒーローたちと共闘した。2026年11月6日現在、山田裕貴の戦隊出演歴はどこまで広がっているのか。出演作品、登場回、変身シーン、再登場の背景を時系列で整理する。
【デビュー作を解説】山田裕貴は『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイブルーだった

山田裕貴が俳優としてデビューした作品は、テレビ朝日系のスーパー戦隊シリーズ第35作『海賊戦隊ゴーカイジャー』である。
放送期間は2011年2月13日から2012年2月19日まで。全51話が放送された記念すべき作品だ。
山田が演じたのは、ゴーカイブルーに変身するジョー・ギブケン。ゴーカイガレオンに乗る宇宙海賊の一員であり、かつては敵組織である宇宙帝国ザンギャックに所属していたという過去を持つ。
東映の公式ヒーロー紹介でも、ジョーは「元ザンギャックの一員だが仲間になったクールな男」と説明されている。
ジョー・ギブケンの役柄とゴーカイブルーの魅力ジョーは、感情を大きく表に出さない冷静な戦士だ。仲間に対しても多くを語らず、時には厳しい態度を見せる。しかし、その内側には強い責任感と仲間を大切にする気持ちがある。
ゴーカイジャーの中でも剣術に優れたキャラクターで、二刀流を生かした戦闘スタイルが特徴的だ。
山田裕貴の持つ鋭い目線や落ち着いた雰囲気は、この役柄と相性がよく、デビュー作ながら強い存在感を残した。
ジョーの人物像を理解するうえで注目したいのは、単なるクールな戦士ではないという点だ。敵組織にいた過去を持ち、仲間との出会いを通じて自分の生き方を選び直した人物でもある。
こうした背景が、ジョーというキャラクターに厚みを与えている。
山田裕貴にとってゴーカイジャーは俳優としての出発点山田自身も、後年のインタビューで『海賊戦隊ゴーカイジャー』がデビュー作だったことを振り返っている。
ニッポン放送のインタビュー記事では、ゴーカイジャーの撮影を通じて芝居だけでなく、ヒーローショーでの舞台経験や変身後の声のアフレコなど、さまざまな仕事を経験したと語っている。
特に印象的なのは、特撮作品で得られた経験を俳優としての基礎につなげていることだ。
変身前の人物演技、変身後の声の表現、アクションとの連動。これらを同時に経験できる特撮作品は、若手俳優にとって独特の学びの場になる。
山田にとってゴーカイブルーは、単に知名度を得た役ではない。俳優としての表現力を身につけていく最初の重要な現場だった。
【役柄を深掘り】レンジャーキーとゴーカイチェンジの仕組み
『海賊戦隊ゴーカイジャー』を語るうえで欠かせないのが、レンジャーキーとゴーカイチェンジだ。
ゴーカイジャーは、歴代スーパー戦隊の力を使って別の戦士へ変身できるという特徴を持っている。
変身アイテムのモバイレーツにレンジャーキーを差し込むことで、さまざまな戦士の姿に変身する。
ゴーカイブルーのレンジャーキーとは?レンジャーキーは、歴代戦士の力を象徴するアイテムだ。
ゴーカイジャーのメンバーは、自分たちの戦士として変身するだけでなく、過去のスーパー戦隊の力も利用できる。
この設定によって、ゴーカイジャーは歴代作品とのクロスオーバーを自然に成立させている。
ジョーにとってゴーカイブルーは基本となる姿だが、別の戦隊のレンジャーキーを使えば、その戦隊の戦士として戦うこともできる。
ゴーカイチェンジがシリーズの再登場を面白くする理由ゴーカイジャーの魅力は、歴代ヒーローの力を受け継ぎながら、新しい作品の世界にも登場できることにある。
これは単なる懐かしさの演出ではない。
異なる世代のヒーローが同じ世界観の中で協力することで、過去作品のファンと新作から入った視聴者をつなぐ役割を果たす。
2025年のブンブンジャー第43話で山田裕貴が披露した変身も、この設定を生かしたものだった。
【出演歴・年表】山田裕貴が出演したスーパー戦隊作品一覧
山田裕貴の戦隊出演歴を時系列で整理すると、テレビシリーズへの出演は3作品。加えて、ゴーカイジャー関連の映画にも出演している。
| 時期 | 作品・出演回 | 役柄・出演内容 |
|---|---|---|
| 2011年2月~2012年2月 | 海賊戦隊ゴーカイジャー | ジョー・ギブケン/ゴーカイブルー。俳優デビュー作 |
| 2016年9月4日 | 動物戦隊ジュウオウジャー第28話「帰ってきた宇宙海賊」 | ジョー・ギブケン/ゴーカイブルーとして出演 |
| 2016年9月11日 | 動物戦隊ジュウオウジャー第29話「王者の中の王者」 | ゴーカイジャーとジュウオウジャーの共闘に参加 |
| 2021年 | テン・ゴーカイジャー | ジョー・ギブケンとして映画に出演 |
| 2025年1月5日 | 爆上戦隊ブンブンジャー第43話「豪快なハンドル」 | ゴーカイブルーとしてサプライズ出演。ブンブルーにも変身 |
※テレビシリーズ3作品と、映画作品を区別して整理している。
『テン・ゴーカイジャー』は2021年製作の映画で、東映ビデオの公式作品情報にも山田裕貴の名前が掲載されている。
この作品は、ゴーカイジャーのメンバーが再び集結する作品として、ジョーというキャラクターを追いかけてきたファンにとっても見逃せない一本だ。
また、2023年にはNHK Eテレ『沼にハマってきいてみた』の特撮ヒーロー特集で、山田がゴーカイチェンジの変身ポーズと名乗りを披露したことも話題になった。
テレビシリーズへの出演だけでなく、作品外でもゴーカイブルーとのつながりを感じさせる機会が続いている。
【2016年の再登場】動物戦隊ジュウオウジャー第28話・第29話の出演経緯
山田裕貴がゴーカイブルーとして再登場した重要な作品が、『動物戦隊ジュウオウジャー』だ。
出演したのは、2016年9月4日放送の第28話と、9月11日放送の第29話。
この2話は、スーパー戦隊シリーズ通算1999回・2000回という節目に合わせたクロスオーバーエピソードだった。
第28話「帰ってきた宇宙海賊」第28話では、ジュウオウジャーの前に宇宙海賊ゴーカイジャーが登場する。
ゴーカイジャーのキャプテン・マーベラスが、伝説のお宝に関係するリンクキューブを探していることから物語が動き始める。
やがて大王者の資格をめぐり、ジュウオウジャー、ゴーカイジャー、敵であるバングレイの三つ巴の争奪戦へと発展していく。
ここで重要なのは、ゴーカイジャーが単なるゲストとして顔を見せるだけではない点だ。
過去作品のヒーローとして、新しい世代の戦士たちと同じ物語に参加する構成になっている。
テレビ朝日の第28話公式ストーリーでも、ゴーカイブルー/ジョー・ギブケン役として山田裕貴の出演が記載されている。
第29話「王者の中の王者」続く第29話では、大王者の資格をめぐる戦いがさらに激しくなる。
ジュウオウジャーとゴーカイジャーは、敵のバングレイに対抗するため協力。最終的には両チームが力を合わせて敵を撃破する展開となった。
第29話は、スーパー戦隊シリーズ通算2000回記念のエピソードでもある。
この記念すべき回に、シリーズ第35作のゴーカイジャーが再び登場したことには大きな意味がある。
2011年に登場したヒーローが、2016年の新しい戦隊作品に先輩戦士として帰ってくる。シリーズが長年積み重ねてきた歴史を、物語そのものに取り込んだ演出だった。
なお、この再登場はジョー・ギブケンという役柄を引き継いだクロスオーバー出演であり、ジュウオウジャーの新メンバーとして加入したわけではない。
【2025年最大の話題】爆上戦隊ブンブンジャー第43話でサプライズ出演
山田裕貴の戦隊出演歴で、特に大きな注目を集めたのが2025年1月5日放送の『爆上戦隊ブンブンジャー』第43話だ。
エピソードのタイトルは「豪快なハンドル」。
山田は、かつて演じたジョー・ギブケン/ゴーカイブルーとして登場した。
再登場はいつから予告されていた?実は、第43話の放送前からゴーカイジャーの登場を示す演出があった。
2024年10月27日放送後に公開されたブンブンジャーの最終章ビジュアルには、ゴーカイジャーの旗が確認されていた。
加えて、2024年12月22日の放送後に公開された次回予告でゴーカイジャーの登場が告知され、視聴者の間では誰が登場するのかという期待が高まった。
そして2025年1月5日、ついに山田裕貴がゴーカイブルーとして登場した。
テレビ朝日の公式ニュースでも、この出演はサプライズ出演として紹介されている。
ゴーカイブルーからブンブルーへの豪快チェンジ第43話で見逃せないのが、山田の変身シーンだ。
物語では、仲間の裏切りによって動揺するブンブンジャーの前に、突然ゴーカイブルーが現れる。
その後、ジョーはブンブンジャーのレンジャーキーを使い、ブンブルーへとゴーカイチェンジする。
さらに二刀流のアクションで敵の苦魔獣を撃破。ゴーカイブルーらしい戦い方を見せながら、後輩たちのピンチを救った。
ここで混同しやすいのが、使用したレンジャーキーの意味だ。
この場面でブンブルーに変身するために使われたのは、ブンブンジャーのレンジャーキーである。ゴーカイブルーのキーを使ってブンブルーになるという演出ではない。
ジョーが後輩たちに伝えた言葉戦闘後、ジョーは変身を解除し、ブンブンジャーのメンバーを激励する。
その際に伝えた言葉が印象的だった。
「世界を敵にまわしても、自分の道を行くんだろ」
これは、ブンブンジャーが厳しい状況に追い込まれている中で、彼ら自身の信念を思い出させる言葉だった。
さらにジョーは、かつてブンブンジャーが助けた惑星トリクルの王女ニコーラのペンダントを届けるという重要な役割も担っていた。
単なる懐かしのヒーロー登場にとどまらず、ストーリーの進行にも関わっている。
山田裕貴本人が語った再登場への思いテレビ朝日の公式インタビューで、山田は再びゴーカイジャーに変身できたことについて喜びを語っている。
特に印象的なのは、当時の衣装を着たときの感覚だ。
「当時の衣装を着たら、自然とジョーの気持ちがよみがえってきましたね。」
また、共演したブンレッド/範道大也役の井内悠陽についても言及。後輩俳優が緊張している様子を感じながら撮影に臨んだという。
井内も山田との共演について、俳優人生の目標がかなったとコメントしていた。
このエピソードは、かつて先輩ヒーローに憧れていた俳優が、今度は後輩ヒーローを支える立場になったという点でも印象深い。
【2026年最新情報】山田裕貴の戦隊出演は現在どうなっている?
2026年11月6日現在、山田裕貴の戦隊出演歴で最後に確認できるテレビシリーズへの出演は、2025年1月5日の『爆上戦隊ブンブンジャー』第43話である。
2026年の新たなスーパー戦隊作品やPROJECT R.E.D.への出演については、山田本人の新規出演発表を確認できない。
スーパー戦隊シリーズは2026年に大きな転換点を迎えた2026年はスーパー戦隊シリーズにとって50周年の節目だった。
50周年記念作品『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』は、2026年2月8日にテレビシリーズ最終回を迎えた。
その翌週の2月15日からは、テレビ朝日の新たな特撮ヒーローブランド「PROJECT R.E.D.」第1弾となる『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』がスタートしている。
さらに2026年7月には、第2弾『角醒ハンター オメガホーン』も展開された。
つまり、2026年の特撮ヒーロー番組は、従来のスーパー戦隊シリーズとは異なる新しいブランドへと展開している。
この変化は、山田裕貴の今後の戦隊関連出演を考えるうえでも押さえておきたい背景だ。
今後ゴーカイブルーとして再登場する可能性は?ファンが期待するのは、もちろんジョー・ギブケンとしての再登場だろう。
これまでの出演歴を振り返ると、山田は2011年のデビューから2016年、2021年、2025年と、ゴーカイジャーに関わる機会を持ってきた。
特に2025年のブンブンジャー出演では、当時の衣装を着用し、ゴーカイブルーへの変身も披露している。
一方、2026年の所属事務所の公開プロフィールには、ドラマ『GIFT』『ちるらん 新撰組鎮魂歌』や映画『キングダム 魂の決戦』『ゴジラ-0.0』などの出演情報が掲載されている。
現時点で確認できる範囲では、新たな戦隊出演は発表されていない。
過去の出演実績と今後の出演予定は分けて考える必要がある。ゴーカイブルーとしての再登場を期待することはできても、具体的な出演作品や放送日が決まったと判断できる段階ではない。
【山田裕貴と戦隊】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:山田裕貴の俳優デビュー作は何ですか?
A1:2011年放送の『海賊戦隊ゴーカイジャー』です。ジョー・ギブケン/ゴーカイブルー役で出演し、俳優としてのキャリアをスタートさせました。
Q2:山田裕貴は『動物戦隊ジュウオウジャー』の何話に出演しましたか?
A2:第28話「帰ってきた宇宙海賊」と第29話「王者の中の王者」です。2016年9月4日と11日に放送された、ゴーカイジャーとのクロスオーバーエピソードです。
Q3:山田裕貴が『爆上戦隊ブンブンジャー』に出演したのは何話ですか?
A3:2025年1月5日放送の第43話「豪快なハンドル」です。ジョー・ギブケン/ゴーカイブルーとして登場し、ブンブンジャーのレンジャーキーを使ってブンブルーにも変身しました。
山田裕貴とスーパー戦隊シリーズの関係は、2011年の『海賊戦隊ゴーカイジャー』から始まった。
ジョー・ギブケン/ゴーカイブルーという役柄で俳優デビューを飾り、2016年の『動物戦隊ジュウオウジャー』第28話・第29話、2025年の『爆上戦隊ブンブンジャー』第43話で同じ役を再び演じている。
さらに2021年の映画『テン・ゴーカイジャー』にも出演しており、ゴーカイジャーとのつながりは一度きりのものではない。
注目すべきなのは、再登場するたびにジョーのキャラクター性を受け継ぎながら、新しい世代のヒーローと関わっていることだ。
2011年には新人俳優としてヒーローを演じ、2025年には経験を重ねた俳優として後輩を激励する立場になった。その変化こそ、山田裕貴の戦隊出演歴を振り返る最大の見どころである。
2026年現在、新たな戦隊出演は発表されていない。しかし、ゴーカイブルー/ジョー・ギブケンは、山田裕貴の俳優人生を語るうえで欠かせない代表的な役柄として、今も強い存在感を残している。