「冬のソナタ」のチュンサン役で日本中を魅了し、「ヨン様」の愛称で一大ブームを巻き起こした韓国俳優ペ・ヨンジュン。かつて日本のテレビや雑誌で見ない日はないほどの人気を誇った彼は、2026年現在、何をしているのだろうか。
ペ・ヨンジュンは2011年のドラマ出演を最後に俳優活動から遠ざかり、2015年に女優パク・スジンと結婚。2022年には家族とともに米国ハワイへ移住した。2026年9月にはゴルフ場で撮影された近影が公開され、白髪交じりの姿が日本でも話題になった。一方、『冬のソナタ』はBSフジで2026年11月10日から再放送される。現在の活動、結婚生活、投資家としての動き、そして作品が今なお愛される理由を整理する。
【ヨン様の現在】ペ・ヨンジュンは今何をしている?俳優活動最後の出演作と現在の仕事

2026年11月現在、ペ・ヨンジュンは54歳。1972年8月29日生まれで、1994年に韓国KBSのドラマ『愛の挨拶』で俳優としてデビューした。
1996年のドラマ『初恋』で知名度を高め、2002年の『冬のソナタ』でアジアを代表するスターへと成長。2003年の映画『スキャンダル』、2005年の『四月の雪』、2007年の『太王四神記』など、ドラマと映画の両方で活躍した。
しかし、現在の活動状況は、かつての俳優としての華やかな姿とは大きく異なる。
最後のドラマ出演は2011年の『ドリームハイ』ペ・ヨンジュンの俳優としての最後のドラマ出演作は、2011年に韓国KBSで放送された『ドリームハイ』だ。
同作では特別出演という形で登場。ペ・スジ、キム・スヒョン、テギョン、IUら若手俳優や歌手と共演した。これ以降、俳優としての新作出演は確認されていない。
したがって、2026年時点で俳優活動から離れている期間は約15年に及ぶ。なお、俳優活動の長期休止と、本人による正式な引退宣言は区別する必要がある。芸能界から完全に引退すると本人が公表したわけではない。
キーイーストの経営から投資家としての活動へペ・ヨンジュンは俳優として活動する一方、2004年に芸能事務所キーイーストを設立した。俳優のマネジメントだけでなく、韓国エンターテインメント産業への投資や事業展開にも関わってきた人物だ。
2018年には、自ら設立したキーイーストの株式持ち分をSMエンターテインメントに売却。経営の第一線から距離を置くことになった。
さらに2026年3月、韓国金融監督院の電子公示システムを基にした中央日報の報道によると、ペ・ヨンジュンは総合エンターテインメント企業Blitzwayの普通株42万2556株を市場買い付けで追加取得した。
保有株式は430万1876株となり、持ち株比率は8.63%に達したという。Blitzwayは俳優のマネジメント、ドラマ制作、フィギュアやキャラクター商品のライセンス事業などを手がける企業だ。
この動きから分かるのは、ペ・ヨンジュンが俳優として表舞台に戻ることよりも、エンターテインメント産業への投資や事業面で存在感を示しているということだ。株式取得は確認できる事実だが、これだけで具体的な経営参加や新作出演が決まったわけではない。
【冬のソナタのあらすじ】チュンサンとミニョン、ユジンの切ない初恋
ペ・ヨンジュンの名前を語るうえで欠かせない作品が、2002年に韓国KBSで放送された『冬のソナタ』だ。韓国での原題は『冬の恋歌』。全20話の純愛ドラマで、日本では2003年にNHK BS2で初放送された。
物語の舞台は韓国の春川。高校生のチュンサンとユジンが偶然出会い、少しずつ心を通わせていくところから物語が始まる。
高校時代のチュンサンとユジンの出会いヒロインのユジンは、幼なじみのサンヒョクらと高校生活を送る明るい女性。そこに転校してきたのが、物静かでどこか影のあるチュンサンだった。
二人は音楽や日常の会話を通して距離を縮め、互いに惹かれ合う。しかし、周囲の人間関係や複雑な事情が二人の恋愛に影を落とす。
やがてチュンサンは交通事故に遭い、ユジンの前から姿を消してしまう。初恋の相手を失ったユジンは、その後も彼との思い出を胸に抱きながら成長していく。
大人になって再会したミニョンの正体それから数年後、ユジンの前に現れるのが、建築会社で働くイ・ミニョンだ。
ミニョンは洗練された大人の男性で、チュンサンとは異なる雰囲気を持っている。しかし、顔立ちはチュンサンに驚くほどよく似ていた。
ユジンは戸惑いながらもミニョンに惹かれていく。ミニョン自身もユジンに特別な感情を抱くが、二人の間には過去の事故と記憶にまつわる秘密が隠されていた。
物語が進むにつれ、ミニョンとチュンサンの関係、母親ミヒが抱えてきた秘密、そして周囲の人物たちの過去が明らかになっていく。
本作の核心は、単純な三角関係ではない。名前や記憶が変わっても、過去に愛した人をもう一度愛せるのかという問いが、物語全体を貫いている。
【冬のソナタのキャスト・人物相関】チェ・ジウ、パク・ヨンハとの関係
『冬のソナタ』が長く記憶される理由の一つは、主演二人だけでなく、恋愛関係を複雑にする脇役まで丁寧に描かれていたことにある。
主要キャストと役柄の関係を整理すると、作品の構造が分かりやすい。
| 登場人物 | 俳優 | 役柄・人物関係 |
|---|---|---|
| カン・チュンサン/イ・ミニョン | ペ・ヨンジュン | 物語の男性主人公。高校時代の初恋と記憶をめぐる秘密を抱える。 |
| チョン・ユジン | チェ・ジウ | ヒロイン。チュンサンとの初恋を忘れられず、大人になってミニョンと出会う。 |
| キム・サンヒョク | パク・ヨンハ | ユジンの幼なじみ。長年ユジンを想い続ける。 |
| オ・チェリン | パク・ソルミ | ユジンの友人。ミニョンとの関係をめぐって物語を動かす重要人物。 |
| チンスク | イ・ヘウン | ユジンの高校時代からの友人。 |
| ヨングク | リュ・スンス | 高校時代からの仲間で、物語に温かみを添える存在。 |
| カン・ミヒ | ソン・オクスク | チュンサンの母親。過去に関する重大な秘密を抱える。 |
チェ・ジウは、ユジンの純粋さと切なさを繊細に表現した。特に、相手を信じたい気持ちと疑わざるを得ない現実の間で揺れる演技は、作品の感情的な中心となっている。
当時のチェ・ジウは、長い髪のイメージとは異なるショートヘアも印象的だった。ペ・ヨンジュンとの並びは作品を象徴するビジュアルとして定着し、日本での人気拡大にも大きく貢献した。
パク・ヨンハが演じたサンヒョクとその後サンヒョクを演じたパク・ヨンハも、日本で高い人気を獲得した俳優の一人だ。ユジンを長く愛し続ける人物として、チュンサンとは異なる愛情の形を演じた。
パク・ヨンハは『冬のソナタ』をきっかけに日本での知名度を高め、2004年から歌手活動も展開した。しかし、2010年6月30日、32歳で亡くなった。
彼の訃報は日本のファンにも大きな衝撃を与えた。現在『冬のソナタ』を見返すとき、サンヒョクという人物の存在は、作品の思い出とともにパク・ヨンハ自身の俳優人生を振り返る機会にもなっている。
【韓流ブームの理由】冬のソナタはなぜ日本で社会現象になったのか
『冬のソナタ』の人気を、ペ・ヨンジュンの容姿や知名度だけで説明することはできない。作品そのものの完成度、音楽、放送タイミング、視聴者との感情的な結びつきが重なった結果だった。
日本での放送と視聴率が示した圧倒的な人気日本では2003年6月にNHK BS2で初放送され、2004年にはNHK総合でも放送された。
2004年8月21日に放送された最終回の視聴率は、ビデオリサーチの調査に基づく報道で、関東地区20.6%、名古屋地区22.5%、関西地区23.8%を記録。夜11時台の放送としては異例の数字だった。
全20話の平均視聴率も関東地区14.4%、関西地区16.4%に達している。深夜帯の韓国ドラマが、幅広い日本の視聴者を引きつけたことを示す結果だ。
ストーリー・音楽・俳優の三つが支持された2005年に紹介されたNHK放送文化研究所の調査論文では、日本人の38%が『冬のソナタ』を視聴したことがあると報告された。また、作品を知っている人の割合は90%に達していた。
作品の魅力として挙げられた項目は、ストーリーが63%、BGMが51%、俳優が50%。物語、音楽、出演者がそれぞれ高い評価を受けていたことが分かる。
とりわけ、次の要素が日本の視聴者に響いた。
- 一途な純愛:初恋を長い年月にわたって描き、視聴者が主人公の感情に寄り添いやすい。
- 記憶をめぐる謎:チュンサンとミニョンの関係が徐々に明らかになる構成で、次回への期待を高めた。
- 印象的な音楽:映像と旋律が結びつき、ドラマを見終わった後も作品の記憶を呼び起こす。
- 冬の映像美:雪景色や並木道など、季節感のある映像が恋愛ドラマの情緒を強めた。
- 俳優の存在感:ペ・ヨンジュンとチェ・ジウの落ち着いた演技が、登場人物の感情に説得力を与えた。
当時のブームは、ドラマの視聴だけにとどまらなかった。ペ・ヨンジュンの写真集や関連商品、韓国ロケ地への旅行、韓国語学習など、さまざまな分野に関心が広がった。
2005年に紹介された調査では、ドラマを見た後に韓国のイメージが変わったと回答した人が26%、韓国への興味が高まった人が22%だった。
つまり、『冬のソナタ』は一つの恋愛ドラマであると同時に、日本人が韓国の文化や社会に関心を持つきっかけにもなった作品だった。
【2026年最新】ペ・ヨンジュンの近況9月報道とハワイでの生活、BSフジ再放送
2026年に入ってからのペ・ヨンジュンは、芸能活動よりも家族との生活や投資関連のニュースを通じて名前が取り上げられている。
2015年にパク・スジンと結婚、2022年にハワイへ移住ペ・ヨンジュンは2015年7月、女優で元ガールズグループSugarのメンバーだったパク・スジンと結婚した。
二人の間には2016年に第1子、2018年に第2子が誕生しており、1男1女の親となっている。
夫妻は2022年に米国ハワイへ移住。韓国での芸能活動から距離を置き、家族との生活を大切にしていると報じられてきた。
2026年6月には、ペ・ヨンジュン夫妻が子どもたちとともにシンガポールのチャンギ国際空港を訪れた姿が報道された。韓国のNEWSISや朝鮮日報系メディアなどが伝えたもので、久しぶりに家族での近況が話題になった。
ただし、こうした報道で分かるのは家族の外出や生活拠点に関する情報であり、日々の生活の詳細や子どもたちのプライベートが公開されているわけではない。
2026年9月、ゴルフ場で公開された白髪交じりの近影2026年9月13日、日本の日刊スポーツが報じたのは、ペ・ヨンジュンのゴルフ場での近影だった。
写真はアマチュア女子ゴルファーが自身のSNSに投稿したもので、ペ・ヨンジュンと一緒にラウンドした際の様子が写っていた。
緑色のゴルフウエアと淡い色のキャップを身につけ、笑顔でポーズを取る姿が公開された。帽子の横からは白髪が見えており、かつての黒髪のヨン様を知るファンの間で話題になった。
この写真が注目された理由は、単に外見の変化だけではない。長期間メディア出演がなかったペ・ヨンジュン本人の姿を、久しぶりに確認できたからだ。
報道によると、2026年9月時点でも俳優としての新作出演はなく、生活の中心はハワイにあるとされている。ゴルフ場での写真は本人の公式な芸能活動再開を意味するものではない。
2026年11月10日からBSフジで冬のソナタ再放送2026年の日本での大きな話題は、BSフジによる『冬のソナタ』の再放送だ。
BSフジの公式番組情報によると、放送開始は2026年11月10日(火)。月曜日から金曜日まで、午前9時58分から午前11時までの時間帯で放送される予定となっている。
今回の放送は字幕付きの全26話版。韓国で放送されたオリジナル版は全20話だが、日本の放送版では編集や話数の構成が異なるため、20話と26話の両方の情報が存在する。
2026年2月24日にも同じBSフジで放送が始まっており、今回の11月の放送は同年の再放送にあたる。
久しぶりに作品を見返したい人にとっては、チュンサンとユジンの出会いから結末までを改めて楽しめる機会となる。
【プロの結論】ヨン様の現在を理解するには俳優・実業家・家族の3つの視点が必要
ペ・ヨンジュンの2026年の姿を理解するうえで大切なのは、かつての人気俳優という一つのイメージだけで現在を判断しないことだ。
彼のキャリアには、明確に異なる三つの段階がある。
- 俳優としての時代:『初恋』『冬のソナタ』『太王四神記』などで人気を確立した時期。
- 経営・投資に関わる時代:キーイーストを設立し、2018年の株式売却を経て、2026年にはBlitzwayの株式取得が報じられた時期。
- 家族との生活を重視する現在:2015年の結婚、2022年のハワイ移住を経て、メディアへの露出を抑えた生活を送っている時期。
特に注意したいのは、「俳優として活動していない」という事実と「正式に芸能界を引退した」という表現を混同しないことだ。2011年以降、出演作が確認されていないことは事実だが、本人による明確な引退発表とは別の話である。
また、2026年9月のゴルフ写真が公開されたからといって、ドラマ復帰が近いと判断する根拠にはならない。株式取得も、俳優活動再開とは別の経済活動として捉える必要がある。
一方、『冬のソナタ』の人気は、主演俳優が表舞台から離れても衰えていない。作品を支えているのは、初恋、記憶、再会という普遍的なテーマと、ペ・ヨンジュン、チェ・ジウ、パク・ヨンハら出演者が作り上げた人物関係だ。
つまり、ヨン様の現在を追うことと、『冬のソナタ』を楽しむことは、関連していても別のテーマである。新作出演を期待する人は公式発表を確認し、作品そのものを楽しみたい人は2026年11月のBSフジ放送をチェックする。この区別が、現在のペ・ヨンジュンを正しく理解するための判断基準になる。
【ヨン様と冬のソナタ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ペ・ヨンジュンは2026年現在、何をしている?
A1:俳優としての新作出演は2011年の『ドリームハイ』以降確認されていない。現在は米国ハワイを生活拠点とし、2026年にはエンターテインメント企業Blitzwayの株式追加取得も報じられている。
Q2:ペ・ヨンジュンの最後の出演作は何?
A2:2011年に韓国KBSで放送されたドラマ『ドリームハイ』。特別出演という形で登場した作品で、2026年現在まで俳優としての新作出演は確認されていない。
Q3:ペ・ヨンジュンの妻は誰?子どもは何人?
A3:2015年に女優パク・スジンと結婚している。二人には1男1女がおり、2022年から米国ハワイに移住して生活していると報じられている。
Q4:2026年9月のペ・ヨンジュンの近況は?
A4:9月にゴルフ場で撮影された写真が公開された。白髪交じりの姿で笑顔を見せており、久しぶりの近影として日本や韓国のメディアで報じられた。
Q5:冬のソナタは2026年にBSフジで再放送される?
A5:BSフジでは2026年11月10日から再放送がスタートする。月曜日から金曜日の午前9時58分から午前11時まで、字幕付き全26話版が放送される予定だ。
Q6:冬のソナタのチュンサンとミニョンは別人?
A6:別人ではない。ペ・ヨンジュンが演じるチュンサンとミニョンは、物語の秘密に関わる同一人物である。事故と記憶喪失をきっかけに異なる名前と人生を歩むことになった。
Q7:冬のソナタの日本での人気はどれくらいだった?
A7:2004年の最終回は関東地区で20.6%、関西地区で23.8%を記録した。2005年に紹介された調査では、日本人の38%が視聴経験あり、90%が作品を知っていると回答しており、当時の社会的な影響の大きさが分かる。
ペ・ヨンジュンは2026年現在、54歳。『冬のソナタ』で日本の韓流ブームを牽引した俳優は、2011年の『ドリームハイ』以降、俳優活動から長く距離を置いている。
2015年にパク・スジンと結婚し、1男1女の父親となった後、2022年にはハワイへ移住。2026年にはゴルフ場での近影やBlitzwayの株式追加取得が報じられ、俳優以外の側面にも関心が集まった。
一方、『冬のソナタ』は2026年11月10日からBSフジで再放送される。チュンサンとユジンの純愛、ミニョンをめぐる秘密、チェ・ジウやパク・ヨンハら共演者の演技は、放送から年月が経った今も作品の魅力として残っている。
ヨン様が再び俳優としてスクリーンに登場するかは分からない。しかし、彼が演じたチュンサンとミニョンは、今も日本の視聴者の記憶に刻まれている。2026年の再放送は、当時の感動を思い出す人にも、初めて作品を見る人にも、『冬のソナタ』がなぜ特別なドラマだったのかを確かめる機会になりそうだ。
主な事実確認資料: ペ・ヨンジュン公式プロフィール、BSフジ番組公式情報、日刊スポーツ(2026年9月13日)、AFPBB News(2026年9月14日)、中央日報(2026年3月11日)、朝鮮日報(2026年6月9日)、NHK放送文化研究所の調査を紹介した資料。