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『ようこそ、わが家へ』犯人の正体は?第7話の刺傷事件と最終回の真相を徹底解説

伊部 拓海 伊部 拓海 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
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ドラマ『ようこそ、わが家へ』の犯人は誰なのか。結末から先に明かすと、倉田家への嫌がらせを始めた真犯人は、赤崎信士(市川猿之助)です。正体を隠していた「ニット帽の男」であり、物語を通して倉田家を追い詰めた一連の事件の発端となった人物です。

ただし、第7話で健太を刺した犯人は赤崎ではありません。実際に健太を刺したのは、七菜の友人を装っていた保原万里江(足立梨花)です。加えて、七菜の元恋人・辻本正輝(藤井流星)や陶芸家の波戸清治(眞島秀和)など、複数の人物が疑われる展開も用意されていました。

【犯人の正体を先に解説】ようこそ、わが家へのニット帽の男は赤崎信士だった

ようこそ我が家へ犯人

2015年4月13日から6月15日までフジテレビ系で放送された『ようこそ、わが家へ』は、池井戸潤の同名小説を原作とする全10話のサスペンス・ホームドラマです。

主人公は相葉雅紀が演じる倉田健太。人と争うことが苦手な気弱な青年が、駅のホームで割り込み乗車をしようとした男を注意したことから、家族全員を巻き込む恐ろしい嫌がらせに遭遇します。

事件の中心にいるのが、正体不明の「名無しさん」と呼ばれる人物です。ニット帽を深くかぶり、顔や名前を隠したまま倉田家を監視し、次々と不気味な嫌がらせを仕掛けます。

そして第10話で明らかになる正体が、赤崎信士(あかさき・しんじ)。演じているのは市川猿之助です。

赤崎信士はどんな人物だったのか

赤崎は大手出版社に勤め、週刊誌の副編集長を経験した人物です。しかし、仕事で十分な成果を出せず、以前の役職を外されていました。

一見すると、倉田家とは何の接点もない人物です。しかし、実際には神取明日香と過去に面識があり、彼女に一方的な好意を抱いていました。

この個人的な感情と、駅で健太に注意されたことが結び付き、倉田家への執拗な嫌がらせへと発展します。

最終回では、健太と明日香が赤崎の身元を突き止め、証拠を突き付けて追い詰めます。赤崎は当初、犯行を否定しますが、最終的には自分の行為を認め、警察に逮捕されます。

つまり、ニット帽の男、市川猿之助の犯人役、「名無しさん」の正体は、すべて赤崎信士につながっています。

【第7話の犯人ネタバレ】健太を刺したのは赤崎ではなく保原万里江

『ようこそ、わが家へ』の犯人を調べる際、最も混乱しやすいのが第7話です。

サブタイトルは「健太を刺したのは誰?遂に犯人の正体が明らかに!」。タイトルだけを見ると、ここでニット帽の男の正体まで判明するように思えます。しかし、実際には別の事件の犯人が明らかになる重要な回でした。

健太が刺されるまでの経緯

倉田家への嫌がらせを止めようとした健太は、自宅に仕掛けられた盗聴器を逆手に取る作戦を考えます。

家族全員が外出しているように見せかけ、犯人を自宅におびき寄せて顔を確認しようとしたのです。

ところが、作戦は思いどおりに進みません。侵入者に気付かれた健太と七菜は追跡を開始しますが、相手の反撃に遭います。

七菜を守ろうとした健太は腰を刺され、緊急手術を受けることになります。医師によれば、刺された位置が数センチ違えば命に関わるほど危険な状態でした。

刺傷事件の犯人は保原万里江だった

警察が確保した容疑者を家族が面通しすると、そこにいたのは七菜の友人だった保原万里江(足立梨花)でした。

万里江は七菜と辻本正輝の関係を妬んでいました。もともと辻本に好意を持っていた万里江は、彼から断られたことをきっかけに七菜を逆恨みするようになります。

辻本が好きだった相手は七菜でした。その事実を知った万里江は、七菜の携帯電話を盗み見て写真を入手し、辻本を脅すなどの行為に及びます。

加えて、倉田家に盗聴器を仕掛け、七菜に対する嫌がらせを続けていました。すでに存在していたニット帽の男による嫌がらせに便乗し、自分の犯行を紛れ込ませていたのです。

健太が刺されたのも、万里江が倉田家に侵入した際に起きた出来事でした。

辻本正輝も疑われた理由

七菜の元恋人である辻本正輝(藤井流星)も、序盤から怪しい人物として描かれています。

別れた後も七菜の周辺を気に掛け、家の近くに現れるなど、不審な行動が目立っていました。健太と明日香も彼の行動を調べています。

しかし、辻本は倉田家への嫌がらせの中心人物ではありません。むしろ万里江の行動を明らかにするための情報を警察に提供し、事件解決に協力します。

第7話の要点は、健太を刺した犯人と、最初から倉田家を狙っていた真犯人は別人だったということです。この違いを理解すると、第8話以降の展開が分かりやすくなります。

【人物関係・犯人一覧】ようこそ、わが家への登場人物と事件のつながり

このドラマでは、複数の人物が異なる理由で倉田家に関わり、疑惑を深めていきます。犯人を一人だけ探すのではなく、それぞれの人物が何を目的に行動していたのかを整理することが、物語を理解するポイントです。

主要キャストと役柄の関係
人物 演者 役割・事件との関係
倉田健太 相葉雅紀 主人公。駅で赤崎を注意し、嫌がらせの標的になる
神取明日香 沢尻エリカ 健太と事件を追う記者。赤崎に一方的な好意を寄せられていた
倉田七菜 有村架純 健太の妹。万里江による嫌がらせの標的
赤崎信士 市川猿之助 ニット帽の男。「名無しさん」と呼ばれる一連の事件の発端
保原万里江 足立梨花 七菜への嫉妬から嫌がらせを行い、健太を刺した人物
辻本正輝 藤井流星 七菜の元恋人。疑われるが、事件解決に協力する
倉田太一 寺尾聰 健太の父。勤務先の不正問題と闘う
波戸清治 眞島秀和 陶芸家。珪子に好意を寄せ、健太からも疑われる
下村民子 堀内敬子 珪子の友人。後半で別の事件を引き起こす

この人物関係で特に重要なのは、赤崎、万里江、辻本の三者です。

赤崎は明日香への一方的な好意と健太への逆恨み、万里江は辻本への恋愛感情と七菜への嫉妬、辻本は七菜を守ろうとする行動という、それぞれ異なる背景を持っています。

一見すると似たようなストーカー行為に見えるため、視聴者は誰が本当の犯人なのか判断しにくくなっています。

【ストーカー・嫌がらせの動機】赤崎信士はなぜ倉田家を狙ったのか

最終回で明らかになる赤崎の動機は、金銭目的でも、倉田家との過去のトラブルでもありません。きっかけは、神取明日香への一方的な恋愛感情でした。

明日香と赤崎には過去に接点があった

赤崎は以前、出版関係者が集まるパーティーで明日香と知り合っていました。その場で名刺を交換し、写真も撮影しています。

赤崎はその後も明日香に好意を抱き、何度かメールを送っていました。しかし、明日香から返信が届くことはありませんでした。

明日香にとっては、仕事上の集まりで一度会った程度の人物です。赤崎の存在を強く意識していなかったため、後に駅で再会しても顔を覚えていませんでした。

駅での注意が逆恨みにつながった

物語の発端となった駅のホームで、赤崎は明日香を見つけて近づこうとしていました。

その際、列に割り込もうとした赤崎を健太が注意します。しかも、好意を寄せていた明日香の目の前で注意されたうえ、明日香には自分のことを覚えられていませんでした。

赤崎にとって、この出来事は自尊心を大きく傷つけるものでした。

最初は健太に直接暴力を振るおうと考えていたものの、追い掛けるうちに標的を倉田家そのものへと変えます。そして自宅を突き止め、花壇を荒らしたり、猫を郵便受けに入れたり、不気味なFAXを送ったりする嫌がらせを繰り返しました。

つまり、健太が勇気を出して行った正しい行動が、赤崎の歪んだ感情によって家族全員を巻き込む事件に発展したのです。

最終回で明らかになるネックレスと吸い殻の意味

最終回では、健太がニット帽の男と再び接触した際に覚えていたネックレスが、犯人を特定する重要な手掛かりになります。

また、健太は以前、倉田家の前で赤崎が吸っていたタバコの吸い殻を保管していました。これをDNA鑑定につながる証拠として示し、赤崎の言い逃れを封じます。

赤崎は最初こそ犯行を否定しますが、健太が証拠を示すと態度を変え、示談で済ませようとします。それでも健太は許さず、最後まで正面から向き合います。

ここで印象的なのは、健太が以前のように逃げたり、相手に合わせたりしなくなっていることです。事件を通して、彼は家族を守るために自分の意思を貫く人物へと成長していました。

【第10話・最終回の結末ネタバレ】赤崎逮捕後に明日香が告白した秘密

2015年6月15日放送の第10話では、ニット帽の男の正体だけでなく、倉田家をめぐる事件全体に決着がつきます。

赤崎信士が逮捕され、ストーカー事件は解決へ

健太と明日香は、出版社に仕掛けられた盗聴器などから情報が漏れていたことを突き止め、赤崎の居場所を追います。

赤崎は健太を突き飛ばして逃げようとしますが、明日香の協力もあって自宅を特定されます。最後は健太に追い詰められ、警察に逮捕されました。

これによって、倉田家を苦しめた一連のストーカー事件は大きな区切りを迎えます。

明日香もまた「名無しさん」だった

しかし、事件が解決した後、もう一つの秘密が明らかになります。

警察から赤崎も自転車のサドルを切られる被害に遭っていたと聞かされた健太は、誰がそんなことをしたのか疑問に思います。

その答えは明日香でした。

明日香は、倉田家に温かく迎え入れてもらったことで、家族のような存在として受け入れられたと感じていました。だからこそ、赤崎が事件の犯人だと分かったとき、自分の過去の接点が倉田家を危険にさらしたことに強い責任を感じます。

そして、怒りに任せて赤崎の自転車のサドルを傷つけてしまったのです。

明日香は、自分も赤崎と同じように、名前を隠して卑怯な行動を取ってしまったと悔やみます。健太は彼女を責めるのではなく、警察へ行って正直に話すよう促します。

この展開によって、タイトルにある「わが家へ」という言葉にも別の意味が生まれます。誰かを排除するのではなく、過ちを認めた人を受け入れ、家族のような関係を築くことが描かれているのです。

倉田家のその後はどうなった?

最終回では、ストーカー事件以外の問題にも決着がつきます。

父の太一は、勤務先のナカノ電子部品で営業部長・真瀬博樹(竹中直人)の不正を追及。部下の西沢摂子(山口紗弥加)らの協力によって、真瀬の不正を明らかにします。

会社から残留を求められた太一は、自分ではなく西沢を総務部長に推薦して会社を去ります。

七菜はテレビ静岡のアナウンサー試験に合格し、希望していた道へ進みます。辻本との関係にも明るい兆しが見えます。

健太はデザイナーとして仕事の幅を広げ、明日香が書いた本の表紙を担当することになります。明日香も自分の経験をもとに本を完成させ、倉田家との交流を続けていきます。

最後に現れた黒い影の正体は?

最終回には、もう一つ気になる場面があります。

事件が解決し、いつもの日常を取り戻した倉田家。しかし、ある朝、健太が出勤しようとすると、珪子が大切にしていた花壇が再び荒らされていました。

加えて、健太の背後には黒い人影が現れます。

この場面は、事件が完全に終わったと思わせた直後に新たな不安を残す演出です。ただし、黒い影の人物が誰なのかは作中で特定されていません。赤崎が再び犯行に及んだと確定したわけでもありません。

赤崎の逮捕によって主要な事件は解決したものの、悪意が再び現れる可能性を感じさせる余韻のあるラストでした。

【池井戸潤の原作小説との違い】ドラマ版ならではの犯人構成と脚色

『ようこそ、わが家へ』は、池井戸潤の同名小説を原作としています。ただし、ドラマ版は小説の内容をそのまま映像化した作品ではありません。

特に大きな違いは、主人公の描き方とストーリーの構成です。

原作では父・太一、ドラマでは息子・健太が中心

原作小説では、父親の倉田太一が物語の中心人物です。一方、ドラマ版では相葉雅紀演じる倉田健太を前面に押し出し、太一とのダブル主人公に近い構成へと変更されています。

また、ドラマ版では健太が大学生ではなくデザイナーとして描かれ、沢尻エリカ演じる神取明日香という相棒役も登場します。

こうした変更によって、企業不正を追う池井戸作品らしい社会派ドラマに、家族の絆や恋愛、正体不明の人物を追うサスペンスが加わりました。

ドラマ版では複数の犯人と人間関係が絡み合う

ドラマ版の大きな特徴は、赤崎だけでなく、万里江や民子など、異なる理由で事件を引き起こす人物が登場することです。

視聴者は一人の犯人を追っているつもりでも、途中で別の事件や人物の動機が明らかになります。そのため、犯人の正体が判明した後も新たな謎が生まれ、最終回まで関心が途切れにくい構造になっています。

マイナビニュースの作品分析でも、ドラマ版は原作の主人公を変更し、ホームドラマとサスペンスを組み合わせた大胆な脚色が特徴として紹介されています。

池井戸潤作品の企業ドラマとしての魅力を残しながら、家族それぞれの視点を描いたことが、テレビドラマ版ならではの見どころです。

この作品の犯人を正しく理解するには、単純に「誰が犯人だったか」だけでなく、事件ごとの目的と人物の関係を区別する必要があります。

1. 赤崎信士が一連の嫌がらせの発端

ニット帽の男の正体は赤崎信士であり、演じたのは市川猿之助です。明日香への一方的な好意と、健太に注意されたことへの逆恨みが、倉田家への嫌がらせにつながりました。

2. 第7話の保原万里江は別の犯人

健太を刺したのは保原万里江です。辻本への恋愛感情が拒絶されたことで七菜を逆恨みし、嫌がらせを重ねていました。赤崎とは別の動機で動いていた人物です。

3. 最終回は明日香の告白まで含めて完結する

赤崎が逮捕されて終わりではありません。明日香自身も赤崎の自転車を傷つけていたことを告白し、自分の過ちと向き合います。健太が彼女を受け入れる展開まで見て、初めて最終回のテーマが完成します。

犯人探しの面白さだけでなく、善意と悪意、家族の支え合い、そして人が自分の過ちを認めることの意味まで描いた作品です。

【ようこそ、わが家への犯人】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ドラマ『ようこそ、わが家へ』の真犯人は誰ですか?
A1:真犯人は赤崎信士です。市川猿之助が演じたニット帽の男で、倉田家への嫌がらせを始めた人物です。最終回の第10話で正体と動機が明らかになります。

Q2:第7話で健太を刺した犯人は誰ですか?
A2:保原万里江(足立梨花)です。七菜の友人を装いながら、辻本への恋愛感情から七菜を逆恨みしていました。赤崎とは別の犯人です。

Q3:市川猿之助が演じた犯人の役名は何ですか?
A3:赤崎信士です。大手出版社の元週刊誌副編集長で、ニット帽の男として正体を隠していました。

Q4:赤崎信士が倉田家に嫌がらせをした動機は何ですか?
A4:神取明日香に一方的な好意を寄せていた赤崎が、駅で健太に割り込みを注意され、さらに明日香に自分を覚えられていなかったことでプライドを傷つけられたためです。

Q5:辻本正輝も犯人だったのでしょうか?
A5:いいえ。辻本は七菜の元恋人で、当初はストーカーのような行動を取っていたため疑われました。しかし、実際には万里江の行動を明らかにするために協力しています。

Q6:最終回で赤崎は逮捕された後、どうなりましたか?
A6:赤崎は警察に逮捕され、一連の嫌がらせ事件は決着します。その後、明日香も自分が赤崎の自転車を傷つけたことを認め、警察に出頭して謝罪する展開になります。

ドラマ『ようこそ、わが家へ』の真犯人は、ニット帽の男こと赤崎信士(市川猿之助)です。

ただし、第7話で健太を刺した犯人は保原万里江(足立梨花)であり、赤崎とは別人です。この二つの事件を混同すると、最終回で明かされる真相が分かりにくくなります。

赤崎が倉田家を狙った理由は、明日香への一方的な恋愛感情と、健太に注意されたことへの逆恨みでした。そして事件の最後には、明日香自身の過ちも明らかになります。

2015年の放送から時間がたった2026年に改めて振り返っても、犯人の正体を隠す演出、複数の人物が絡む人間関係、そして家族が協力して困難を乗り越える展開は、本作の大きな魅力です。

犯人の名前だけを知って終わるのではなく、第7話の万里江の正体、第10話の赤崎の動機、そして明日香の告白まで確認すると、『ようこそ、わが家へ』というタイトルに込められた意味も、より深く理解できます。

主な事実確認資料: フジテレビ公式番組情報・各話あらすじ、マイナビニュースの原作とドラマの比較記事、ナビコンの最終回解説、出演者・役名を掲載した作品データベース。

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コンテンツディレクター 伊部 拓海
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