11月5日時点で最も注目したいのは、井口監督が先発の軸として名前を挙げた竹丸和幸と高橋宏斗の役割分担だ。
11月2日の日刊スポーツの報道によると、井口監督は両投手を先発ローテーションの中心に据える考えを示した。
「しっかり勝つ試合をつくってもらうのが一番」
さらに11月3日放送のテレビ朝日系「報道ステーション」では、高橋宏斗について次のように説明している。
「まだどの試合かは決めていないが、確実に一番大事な試合で登板させる」
この発言から読み取れるのは、高橋を単なる先発投手の一人ではなく、優勝を左右する試合を任せるエースとして考えていることだ。
初戦・台湾戦の先発は誰になる?11月12日の初戦で竹丸を予想する理由は3つある。
- 井口監督が高橋宏斗とともに先発の軸として名前を挙げている。
- 2026年シーズンに巨人で22試合に先発し、126回2/3を投げた実績がある。
- 高橋を大会後半の重要な試合に配置する場合、竹丸を開幕投手にするローテーションが組みやすい。
もちろん、高橋宏斗を台湾戦に投入する可能性も残る。台湾戦が大会全体の流れを左右すると判断されれば、エースを初戦に起用する選択も合理的だ。
ただし、11月5日付の日刊スポーツは、高橋宏斗が15日の決勝で先発する可能性にも言及している。現状では、竹丸が初戦、高橋が決勝という配置が有力な予想になる。
高橋宏斗の登板予想は決勝が有力?高橋宏斗は11月4日の宮崎合宿で初めてブルペン入りし、86球を投じた。
直球を中心に変化球も交え、最速153キロを記録。井口監督は投球を見守り、状態を高く評価した。
「群を抜いている」
これは単なる期待だけではない。高橋は2026年シーズンに中日で19試合に登板し、123回2/3、防御率2.62、135奪三振を記録している。
シーズン終盤も安定した投球を見せており、国際大会の経験も豊富だ。
2023年と2026年のWBCを経験している点も、今回の代表では大きな強みになる。投球そのものに加え、ピッチコムやピッチクロックなど国際大会特有のルールへの対応でも、若い投手陣を引っ張る存在になりそうだ。
【先発候補5人を比較】竹丸・高橋・金丸・武内・石田の実力

今回の先発予想では、監督が軸とする2人だけでなく、金丸夢斗、武内夏暉、石田裕太郎の3人にも注目したい。
各投手の2026年シーズン成績をNPB公式記録から整理すると、先発候補としての特徴が見えてくる。
| 投手 | 2026年成績 | 投球回 | 防御率 | 先発予想での評価 |
|---|---|---|---|---|
| 竹丸和幸(巨人) | 11勝9敗 | 126回2/3 | 3.27 | 台湾戦の本命 |
| 高橋宏斗(中日) | 5勝7敗 | 123回2/3 | 2.62 | 決勝など重要試合の候補 |
| 金丸夢斗(中日) | 5勝12敗 | 160回2/3 | 2.91 | 左の先発・中盤の候補 |
| 武内夏暉(西武) | 11勝8敗 | 143回 | 3.27 | 先発ローテーションの有力候補 |
| 石田裕太郎(DeNA) | 5勝8敗 | 120回2/3 | 2.91 | 右の先発候補 |
出典:NPB公式・2026年度個人投手成績。勝敗、防御率、投球回はレギュラーシーズンの記録。
竹丸和幸|台湾戦の先発筆頭候補
竹丸和幸(読売ジャイアンツ)
11勝9敗
防御率3.27・142奪三振
竹丸は2025年ドラフト1位で巨人に入団した左腕。2026年はプロ1年目ながら22試合に登板し、126回2/3を消化した。
11勝を挙げた実績は、代表の先発陣でも目を引く。
国際大会では、相手打線が普段対戦する機会の少ない投手への対応を求められる。左投手である竹丸は、右腕中心の投手陣とは違う角度から攻められる点も魅力だ。
11月4日の宮崎合宿では初めてブルペンに入り、20球を投じたとスポーツ報知が報道。カットボール、チェンジアップ、スライダーなどを試し、本人は状態について「良かった方じゃないかな」と振り返った。
井口監督が先発の軸として名前を挙げていることも踏まえれば、台湾戦での起用は十分考えられる。
高橋宏斗|大会の勝負どころを任されるエース
高橋宏斗(中日ドラゴンズ)
2.62
2026年防御率・135奪三振
高橋の最大の強みは、球威と国際大会の経験を兼ね備えていることだ。
2026年はシーズン前半に苦しんだ時期もあったが、7月20日のヤクルト戦で一軍復帰してからは、最終登板まで10試合連続で2失点以下。うち8試合でHQSを達成したと日刊スポーツが伝えている。
HQSとは、先発投手が7イニング以上を投げ、自責点2以下に抑える投球内容を指す。
11月4日のブルペンでも好調ぶりを見せており、井口監督の信頼は厚い。
初戦に投げるか、決勝に残すか。 ここが今回の先発ローテーション最大のポイントになる。
金丸夢斗|左腕の先発候補として注目
金丸夢斗(中日ドラゴンズ)
146
2026年奪三振数
金丸は2024年ドラフト1位で中日に入団した左腕。2026年は25試合に登板し、160回2/3を投げ、防御率2.91を記録した。
勝敗だけを見ると5勝12敗だが、防御率2.91、146奪三振という数字からは、投球内容の安定感と三振を奪う能力がうかがえる。
竹丸と武内も左腕であるため、投手陣の左右バランスだけでなく、相手打線との相性や試合ごとの投球間隔も起用判断に関わってくる。
高橋宏斗と同じ中日所属で、2026年WBCもともに経験。高橋自身が金丸について「一番僕の球をずっと知っている」と話したことも報道されている。
チーム内で互いを理解している点は、代表活動でもプラスに働きそうだ。
武内夏暉|先発ローテーションを支える実績十分の左腕
武内夏暉(埼玉西武ライオンズ)
11勝
2026年・143投球回
武内は2023年ドラフト1位の左腕で、2024年には10勝6敗、防御率2.17を記録した実績がある。
2025年は防御率5.26と苦しんだが、2026年は11勝8敗、防御率3.27まで持ち直した。
143イニングを投げたことからも、長いイニングを任せられる先発候補として評価できる。
台湾戦で竹丸を起用しない場合や、韓国戦で左腕を投入したい場合には、武内の名前が浮上する。
石田裕太郎|右腕の選択肢として期待
石田裕太郎(横浜DeNAベイスターズ)
2.91
2026年防御率・117奪三振
石田は2023年ドラフト5位でDeNAに入団した右腕。2026年は20試合に登板し、120回2/3、防御率2.91という成績を残した。
竹丸、金丸、武内という左腕の候補がいるなかで、右腕の石田は投手起用の選択肢を広げる存在だ。
先発だけでなく、試合展開に応じた複数イニングのリリーフ起用も考えられる。登板間隔や練習試合での調整状況が、最終的な役割を左右しそうだ。
【侍ジャパン投手メンバー一覧】2026年の登録候補13人を紹介
2026年10月7日、侍ジャパン公式サイトはアジアプロ野球チャンピオンシップ2026の出場予定選手を発表した。
投手は合計13人。セ・パ両リーグから若手を中心に選出されている。
| 背番号 | 投手名 | 所属球団 |
|---|---|---|
| 11 | 吉田聖弥 | 中日 |
| 12 | 竹丸和幸 | 巨人 |
| 14 | 石田裕太郎 | DeNA |
| 16 | 武内夏暉 | 西武 |
| 19 | 髙橋宏斗 | 中日 |
| 21 | 金丸夢斗 | 中日 |
| 22 | 髙太一 | 広島 |
| 26 | 鈴木豪太 | ソフトバンク |
| 28 | 松本健吾 | ヤクルト |
| 45 | 九谷瑠 | 楽天 |
| 47 | 森田駿哉 | 巨人 |
| 52 | 篠原響 | 西武 |
| 56 | 中森俊介 | ロッテ |
出典:侍ジャパン公式サイト・2026年10月7日発表。
投手陣の構成から見える井口監督の狙い今回の13人には、実績のある先発投手だけでなく、若手の成長株も含まれている。
特に注目したいのは次の3点だ。
- 先発の柱:竹丸、高橋、金丸、武内、石田。
- 複数の起用法を検討できる投手:吉田、髙、松本、森田。
- 救援を含めて競争する投手:鈴木、九谷、篠原、中森。
これは確定した役割分担ではない。実際の配置は投手コーチとの協議や実戦結果によって決まる。
また、13人の投手を抱えることで、連日の試合でも先発と救援を組み合わせた柔軟な運用ができる。
先発投手だけに注目しがちだが、国際大会では試合中盤から終盤をどうつなぐかも勝敗に直結する。
【練習試合2026】11月7日・8日の登板内容がローテーションを左右する
侍ジャパンは11月3日から9日まで、宮崎県のひなたサンマリンスタジアム宮崎で秋季キャンプを実施している。
11月5日は休養日で、実戦形式の練習試合はこれから行われる。
侍ジャパン宮崎合宿・練習試合日程
11月7日(土)
13:00開始
侍ジャパン vs 千葉ロッテ
11月8日(日)
13:00開始
広島東洋カープ vs 侍ジャパン
11月9日(月)
合宿最終日
午前練習・東京への移動
出典:侍ジャパン公式・宮崎秋季キャンプ2026。
11月5日現在、両試合はまだ開催されていない。 そのため、練習試合後の確定した登板順や投手別の結果は出ていない。
ここで重要になるのが、単純な失点数だけではなく、投手の状態を総合的に判断することだ。
練習試合で注目したい4つのポイント1.竹丸和幸の投球イニング
台湾戦の先発候補として期待される竹丸が、どの程度の球数で何イニングを投げるか。長いイニングを任せられる状態かどうかが注目点だ。
2.高橋宏斗の調整と登板タイミング
11月4日のブルペンでは86球を投じた高橋。練習試合での実戦登板がある場合、球威だけでなく変化球の精度や試合勘も確認したい。
3.金丸夢斗・武内夏暉の先発適性
左腕の先発候補が複数いるため、相手打線との相性や制球の安定感が比較材料になる。
4.石田裕太郎ら右腕の起用方法
先発陣を左右のバランスで考えた場合、右腕の石田がどの試合で使われるかも重要になる。
井口監督は11月4日の取材で、ピッチコムやピッチクロックへの対応を含め、練習試合で課題を修正する考えを示した。
国際大会では投球技術だけでなく、サイン交換や試合進行への適応も必要になる。練習試合は、その最終確認の場となる。
【侍ジャパンの登板順を予想】台湾・韓国・豪州・決勝のローテーション
大会日程を踏まえると、今回の先発起用は通常のプロ野球のような5人ローテーションとは異なる。
アジアプロ野球チャンピオンシップ2026は11月12日から15日までの4日間で開催される。日本は初戦から3日連続で試合を行い、最終日に決勝または3位決定戦を戦う。
日本代表の試合スケジュール| 日付 | 対戦相手 | 試合開始 |
|---|---|---|
| 11月12日 | チャイニーズ・タイペイ | 19:00 |
| 11月13日 | 韓国 | 19:00 |
| 11月14日 | オーストラリア | 12:00 |
| 11月15日 | 決勝または3位決定戦 | 19:00 |
以下は11月5日時点の監督発言、投手の成績、試合日程から考えた予想だ。公式発表された登板順ではない。
第1戦・11月12日 台湾戦
竹丸和幸
左腕・開幕投手候補
高橋を後半の重要試合に残す構想なら、竹丸が最も自然な選択肢。
第2戦・11月13日 韓国戦
武内夏暉
左腕・対抗候補
143イニングを投げた実績があり、先発を任せられる候補。金丸への変更も考えられる。
第3戦・11月14日 豪州戦
石田裕太郎
右腕・先発候補
右腕を組み込み、先発陣の左右のバランスを取る起用を予想。
第4戦・11月15日 決勝戦
高橋宏斗
エース・重要試合の先発候補
井口監督が「一番大事な試合」での起用を明言していることが最大の根拠。
この並びで特に重要なのは、最終戦に高橋を残すという考え方だ。
ただし、予選の順位や投手のコンディションによっては、金丸や武内を初戦に回す可能性もある。決勝進出が確定していない段階で、決勝専用の起用を断定することもできない。
また、3位決定戦に回った場合には、決勝を想定したローテーションそのものが変更される。
現段階では竹丸を台湾戦の本命、高橋を大会の勝負どころを任される投手として見るのが妥当だ。
【プロの結論】井口監督の投手起用で見るべき3つのポイント
今回の侍ジャパンは、単純に2026年シーズンの勝利数が多い投手から順番に起用するチームではない。
監督が重視するのは、短期間の大会で勝ち切るための投手配置だと考えられる。
1.エースをどの試合に投入するか高橋宏斗は、監督から重要試合を任される存在として期待されている。
そのため、台湾戦で先発するかどうかだけではなく、大会後半まで状態を維持できるかにも注目したい。
2.左腕と右腕の組み合わせ竹丸、金丸、武内という左腕と、高橋、石田ら右腕の組み合わせは、相手打線に応じた投手起用を可能にする。
同じ投手を連続して起用することが難しい短期大会では、左右のバランスも重要な判断材料になる。
3.練習試合での投球内容を優先するシーズン成績は有力な判断材料だが、代表チームでの状態がそのまま反映されるとは限らない。
ブルペン投球、実戦での球数、制球、変化球の精度、国際ルールへの対応などを総合的に判断する必要がある。
井口監督は投手陣の起用法について、対戦相手とのデータ戦を意識して詳細を明かしていない。
これは相手に手の内を見せないための情報管理という側面もある。したがって、監督の発言と実際の登板順が完全に一致するとは限らない。
【侍ジャパン先発予想2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:侍ジャパンの台湾戦の先発は誰ですか?
A1:11月5日時点では正式発表されていない。予想では巨人の竹丸和幸が本命。高橋宏斗や武内夏暉が起用される可能性も残っている。
Q2:高橋宏斗は2026年のアジアプロ野球チャンピオンシップでいつ投げますか?
A2:井口監督は高橋を最も重要な試合で起用する考えを示している。11月15日の決勝戦が有力な候補として報道されているが、正式な登板日は未発表。
Q3:金丸夢斗は先発しますか?
A3:金丸は2026年シーズンに160回2/3を投げ、防御率2.91を記録しており、先発候補として十分な実績がある。韓国戦や豪州戦を含め、登板機会に注目したい。
Q4:武内夏暉と石田裕太郎は先発候補ですか?
A4:両投手とも代表の投手メンバーに選出されている。武内は左腕の先発候補、石田は右腕の先発候補として起用が考えられる。
Q5:侍ジャパンの練習試合はいつですか?
A5:11月7日に千葉ロッテ戦、11月8日に広島戦が予定されている。いずれも13時開始。11月5日時点では開催前で、登板結果はまだ出ていない。
Q6:侍ジャパンの投手メンバーは何人ですか?
A6:2026年10月7日に侍ジャパン公式が発表した出場予定投手は13人。竹丸、高橋宏斗、金丸、武内、石田らが選出されている。
2026年の侍ジャパン先発予想では、井口資仁監督が先発の軸として挙げた竹丸和幸と高橋宏斗が最も重要な存在になる。
現時点での予想を整理すると、次のとおりだ。
- 台湾戦の先発本命:竹丸和幸
- 大会のエース:高橋宏斗
- 決勝戦の先発候補:高橋宏斗
- 左腕の対抗候補:金丸夢斗、武内夏暉
- 右腕の先発候補:石田裕太郎
特に注目したいのは、11月7日のロッテ戦と8日の広島戦だ。
この2試合で各投手の実戦的な調整状況が確認されれば、初戦の先発や大会全体の登板順がさらに見えてくる。
侍ジャパンの初戦は11月12日19時、東京ドームでの台湾戦。井口監督がどの投手に開幕のマウンドを託すのか、そして高橋宏斗をどのタイミングで投入するのか。2026年大会の投手起用を占う最大の焦点になりそうだ。