青木年男を理解するうえで欠かせないのが、特命係との複雑な人間関係です。
単に警察嫌いの変わり者というだけではなく、相手によって態度が大きく変わるところが青木の魅力です。
青木年男と杉下右京:恨みと信頼が入り交じる関係
杉下右京(水谷豊)
青木にとって、警察嫌いをこじらせるきっかけを作った人物です。初登場回で捜査協力を拒んだ青木を、右京は独自の推理と手段で捜査に巻き込みました。
青木はその一件を長く根に持ち、右京への嫌味や反発を繰り返します。
しかし、右京は青木のコンピューター知識を高く評価しており、事件解決に必要な場面では積極的に頼ります。
青木も文句を言いながら協力することが多く、単純な敵対関係ではありません。
season21第11話「大金塊」では、内調が保管していた音声データを右京に渡す展開もあります。組織上の立場を超えて、二人の間に一定の信頼が残っていることを感じさせる場面です。
青木年男と冠城亘:警察学校の同期から特別な友人へ
冠城亘(反町隆史)
青木と同じ警察学校の同期です。二人で飲みに行くほどの交流があり、青木にとって数少ない友人に当たります。
二人の関係は、最初から良好だったわけではありません。
青木は冠城にも反発し、先輩風を吹かせたり、嫌味を言ったりします。
それでも、season20では関係の変化がはっきり描かれました。
第18話「詩集を売る女」では、冠城が危機に陥った際、青木が本気で心配する様子が描かれています。
さらに最終回では、冠城との約束をすっぽかされたことへの怒りから、青木が冠城に関する怪文書を警察内部に流すという騒動が起きます。
一見すると友情とは程遠い行動ですが、その後、冠城は青木の今後を心配し、社美彌子に内閣情報調査室への受け入れを推薦します。
青木が警視庁を離れる際、最後に背中を押したのは冠城だったという点が、この二人の関係を象徴しています。
青木年男と亀山薫:season22で初めて直接対面
亀山薫(寺脇康文)
青木が特命係に所属していた時期、亀山はすでにサルウィン共和国に渡っていました。そのため、二人には直接の面識がありませんでした。
この二人が初めて顔を合わせたのが、season22第1話「無敵の人」です。
2023年10月18日放送の初回拡大スペシャルで、内閣情報調査室の職員となった青木が、事件を追う右京と亀山の前に現れます。
青木は亀山の存在を右京を通して知る程度で、亀山も青木については名前を聞いているだけでした。
つまり、歴代の特命係を知る青木であっても、初代相棒の亀山とはこの時点まで直接対面していなかったのです。
この再会は、冠城時代の『相棒』と亀山復帰後の『相棒』をつなぐ意味でも注目されました。
青木年男を取り巻く重要人物- 衣笠藤治(杉本哲太):青木の父親と古くからの友人で、警視庁への採用にも関係した人物。青木の後ろ盾でしたが、season20の騒動では青木を見放すことになります。
- 社美彌子(仲間由紀恵):内閣情報調査室のトップ。冠城の推薦を受け、青木を受け入れた上司です。
- 青木綱一郎:青木の父親で警察官。青木の警察嫌いの背景に関係する人物です。
この人間関係を見ると、青木のキャリアは本人の能力だけでなく、父親、衣笠、冠城、社といった人物とのつながりによっても動いてきたことが分かります。
【2026年最新】青木年男は現在どうしている?最後の出演と浅利陽介の活動

青木の登場状況を整理すると、重要なのは次の3段階です。
1. season21第11話「大金塊」
2023年1月1日放送の元日スペシャルです。
内閣情報調査室が保管していた音声データを右京に渡す場面に、青木と思われる人物が登場します。
ただし、顔は映らず後ろ姿のみで、浅利陽介本人の出演が確認できる場面とは区別する必要があります。
2. season22第1話「無敵の人」
2023年10月18日放送。
浅利陽介演じる青木年男が、内閣情報調査室の職員として明確に再登場します。
右京と亀山が追う事件に関わり、亀山との初対面も実現しました。
3. season22第2話「無敵の人」
2023年10月25日放送。
前編から続く事件の解決に向けて青木も関わり、内調職員としての立場が描かれます。
したがって、浅利陽介が青木年男として明確に再登場した直近の確認可能なエピソードはseason22第1・2話です。
season23・season24・season25で再登場した?2026年11月5日時点では、season23、season24、season25の公式キャスト情報に、青木年男の新たなレギュラー出演は確認できません。
また、浅利陽介の所属事務所が公開している出演履歴にも、season22以降の『相棒』出演は掲載されていません。
ただし、これはキャラクターの完全退場や内閣情報調査室からの退職を意味するものではありません。
作中の最後に明らかになっている所属先は、引き続き内閣情報調査室です。今後、社美彌子や特命係が関わる事件をきっかけに再登場する余地は残っています。
演じる浅利陽介は2026年も俳優として活動中1987年8月14日生まれ、東京都出身。子役時代から活動を続け、ドラマ、映画、舞台など幅広い作品に出演しています。
浅利陽介は青木年男以外にも、印象的な役柄を数多く演じています。
代表的な出演作品を挙げると、次のとおりです。
- 『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』:藤川一男役
- 『ROOKIES』:鹿取役
- 『軍師官兵衛』:小早川秀秋役
- 『金田一少年の事件簿N(neo)』:真壁誠役
- 『義母と娘のブルース』:田口朝正役
- 『相棒』season14~season22:青木年男役
所属事務所のプロフィールによると、2024年には『正直不動産2』『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』などに出演。2025年には『あきない世傳 金と銀2』、2026年には『あきない世傳 金と銀3』や『鬼平犯科帳 兇剣』などの出演情報が掲載されています。
ここで押さえておきたいのは、青木年男の出演が途切れていることと、浅利陽介の俳優活動が途切れていることは別の話だという点です。
浅利は現在も俳優として活動しており、青木年男の再登場が実現するかどうかは、今後の番組側のキャスティングと物語の展開にかかっています。
【プロの結論】青木年男が『相棒』に欠かせない理由
青木年男は、単なるサイバー犯罪担当の警察官ではありません。
彼の存在には、『相棒』というドラマが長年描いてきた警察組織の矛盾や、人間関係の複雑さが凝縮されています。
青木年男の魅力は3つの変化にある1. 警察嫌いの一般人から警察官への変化
初登場時、青木は警察に協力することすら拒否する公務員でした。
その人物が警察組織に入り、専門知識を武器に事件解決へ貢献するようになります。嫌っていた組織の中で、自分の能力を発揮するという皮肉な構造が面白さにつながっています。
2. 右京と冠城に対する感情の変化
初期の青木は復讐心にとらわれていました。
しかし、長い時間をともに過ごすことで、右京とは仕事上の信頼関係を築き、冠城とは友人と呼べる関係に変化していきます。
嫌味や反抗的な態度が残っているからこそ、少しの変化が印象に残るのです。
3. 特命係を離れても物語に関われる立場
season20で警視庁を去り、内閣情報調査室へ移ったことで、青木は警察組織の外側から事件に関与できる立場になりました。
特命係の協力者としてだけでなく、国家レベルの情報を扱う人物として再登場できる点も、今後の展開における強みです。
青木年男の情報を調べる際の3つの判断基準青木について検索するときは、次の違いを押さえておくと混乱しません。
- 初登場とレギュラー入りは別:初登場はseason14第15話、レギュラー入りはseason15第1話です。
- 特命係への異動は本人の希望ではない:season16最終回の問題行動に対する左遷です。
- 警視庁退職と俳優の引退は無関係:青木は内調に移籍し、浅利陽介は俳優活動を続けています。
この3点を理解しておけば、ネット上で見かける「青木はいつ警察を辞めたのか」「浅利陽介は相棒を降板したのか」といった疑問も整理できます。
【青木年男に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:青木年男の初登場は何話ですか?
A1:『相棒season14』第15話「警察嫌い」です。2016年2月10日に放送され、浅利陽介が区役所勤務の公務員・青木年男を演じました。
Q2:青木年男が特命係に異動した理由は何ですか?
A2:season16最終回で風間楓子をエスカレーターから突き落とす事件を起こしたためです。衣笠藤治副総監による制裁として、season17から特命係に左遷されました。
Q3:青木年男は現在も『相棒』に登場していますか?
A3:2026年11月5日時点で、浅利陽介による直近の明確な再登場はseason22第1・2話です。作中の所属は内閣情報調査室で、season23以降の新たな出演は確認できていません。
青木年男は、season14第15話「警察嫌い」で登場して以来、サイバーセキュリティ対策本部、特命係、内閣情報調査室と、所属を変えながら『相棒』の物語に関わってきました。
杉下右京とは因縁を抱えながらも仕事上の信頼を築き、冠城亘とは同期から友人へと関係を深めました。そしてseason22では、亀山薫との初対面も実現しています。
2026年現在、浅利陽介は俳優として活動を続けていますが、青木年男としての新たな登場はseason22以降確認されていません。
それでも、内閣情報調査室という立場は、警察内部の事件にも国家規模の問題にも関わることのできる設定です。
青木年男は警察を嫌いながら、警察と最も深く関わり続けてきた人物。
その矛盾した人物像こそ、彼が『相棒』の中で強い存在感を残している理由です。