最初に押さえておきたいのが、2026年の有馬記念ファン投票の日程だ。
2026年11月6日時点では、JRAから第71回有馬記念のファン投票期間と結果発表日程はまだ公式発表されていない。そのため、インターネット上で紹介されている11月19日開始などの日付を、確定した公式日程として扱うことはできない。
参考になるのは、2025年に実施された第70回のスケジュールだ。JRAは2025年11月17日に投票開始を発表し、11月20日から12月7日まで受け付けた。中間発表は2回、最終結果は12月11日に公表された。
2026年も同じ時期に実施される可能性はあるものの、正式な投票期間はJRAの発表を確認する必要がある。
2026年と2025年の日程を比較2026年の未発表項目と、2025年の実績を区別した一覧
| 項目 | 2026年・第71回 | 2025年・第70回 |
|---|---|---|
| 投票開始 | 公式発表待ち | 11月20日 |
| 投票締切 | 公式発表待ち | 12月7日 |
| 第1回中間発表 | 公式発表待ち | 11月27日 |
| 第2回中間発表 | 公式発表待ち | 12月4日 |
| 最終結果発表 | 公式発表待ち | 12月11日 |
| 有馬記念開催 | 12月27日 | 12月28日 |
出典:JRAの第70回有馬記念ファン投票開始案内、第71回有馬記念開催情報。
2026年の投票スケジュールを確認するときは、JRAニュースの「レース・馬・騎手など」と有馬記念の特設ファン投票ページをチェックしたい。
特に重要なのは、投票締切日と最終結果発表日を混同しないこと。締切後に集計・発表が行われるため、投票終了と同時に確定順位が公開されるとは限らない。
【初心者向け】有馬記念の投票方法は?スマホから参加する手順

有馬記念のファン投票は、競馬ファンが応援したい現役競走馬を選び、グランプリへの出走を後押しするための制度だ。
2025年のJRA公式案内では、投票はWEB限定。パソコンまたはスマートフォンから専用投票サイトにアクセスする方式だった。
2026年の具体的な操作条件や選択可能頭数は、今年の公式案内に従う必要があるが、基本的な参加の流れは次のように整理できる。
有馬記念投票の基本的な流れ
JRAの公式発表を確認する
第71回有馬記念ファン投票の開始案内と受付期間を確認する。
専用投票サイトにアクセスする
受付開始後、スマートフォンまたはパソコンから公式投票ページを開く。
応援したい競走馬を選ぶ
投票対象として表示される現役競走馬から、応援する馬を選択する。
投票内容を確認して送信する
選択内容や必要事項を確認し、受付完了まで手続きを進める。
中間発表・最終結果を確認する
順位、馬名、得票数の変化をJRAの公式発表でチェックする。
2025年のJRA公式案内では、投票対象はJRA所属の現役競走馬(3歳以上)だった。
このため、単に過去の有馬記念で活躍した馬や、すでに競走馬登録を抹消された引退馬に投票できるわけではない。2026年の対象馬についても、当該年の投票サイトに掲載される対象馬一覧を確認したい。
また、ファン投票は馬券購入とは別の制度だ。投票順位は応援する馬への支持を表すものであり、単勝オッズやレースの着順を決定するものではない。
2026年の有馬記念で最も注目したい変更が、JRAによる出走馬決定方法の見直しだ。
JRAは2026年3月8日、宝塚記念と有馬記念について、ファン投票上位馬の出走機会を確保する目的で選出方法を変更すると発表した。この変更は2026年の宝塚記念から適用されており、第71回有馬記念にも適用される。
新ルールでは、第2回特別登録(出馬投票)を行った中央馬のうち、ファン投票順位が50位以内に入っている馬から、得票上位10頭が最優先で選出される。
旧ルールと新ルールの違い従来の仕組みでは、第1回特別登録を行った中央馬を対象に、ファン投票上位10頭を優先していた。
しかし、第1回特別登録から実際の出馬投票までには時間がある。その間に出走予定馬が回避すれば、ファン投票上位馬が実際には出走しないまま、優先枠の対象が決まってしまう問題があった。
2026年からは、選出の基準となるタイミングをレース当週の第2回特別登録まで繰り下げる。これによって、実際に出走する意思を示した馬を対象に優先順位を決められる。
出走馬決定の仕組みと関係性出典:JRA「宝塚記念および有馬記念の出走馬決定方法の見直し」。
第2回特別登録はいつ行われる?2026年の有馬記念では、JRAの競馬番組上、第2回特別登録および出馬投票の締切日は12月24日(木曜)に設定されている。
つまり、11月から12月上旬に発表されるファン投票の最終順位だけで、実際の優先出走馬が完全に確定するわけではない。12月24日の出馬投票に参加した馬が、最終的な選出対象となる。
なお、ファン投票50位以内の馬が10頭に満たない場合には、残る枠は出走馬決定賞金順などによって選ばれる。ファン投票順位が高くても、出馬投票をしなければ優先選出の対象にはならない。
11位以下の馬にも出走の可能性がある?ある。ここは新ルールを理解するうえで見落としやすいポイントだ。
例えば、ファン投票1位から10位までの馬のうち、複数頭が出馬投票を行わなかった場合、投票順位11位以下の馬でも、50位以内で出馬投票を行っていれば優先選出の対象になり得る。
重要なのは、投票ランキングの上位10頭を固定的に選ぶのではなく、実際に出馬投票した馬の中から上位10頭を選ぶ点だ。
【最新の比較材料】2025年の有馬記念ファン投票順位と得票数
2026年のファン投票結果が発表されるまでは、直近の第70回有馬記念のデータが比較材料になる。
2025年12月11日にJRAが発表した最終結果では、有効投票数は6,852,342票。1位はレガレイラで、612,771票を獲得した。
第70回有馬記念ファン投票・最終上位10頭2025年12月11日発表・JRA公式データ
| 順位 | 競走馬 | 得票数 |
|---|---|---|
| 1位 | レガレイラ | 612,771票 |
| 2位 | クロワデュノール | 566,330票 |
| 3位 | マスカレードボール | 424,952票 |
| 4位 | メイショウタバル | 415,575票 |
| 5位 | ベラジオオペラ | 409,745票 |
| 6位 | ジャスティンパレス | 371,556票 |
| 7位 | ミュージアムマイル | 340,383票 |
| 8位 | ダノンデサイル | 334,627票 |
| 9位 | エネルジコ | 259,097票 |
| 10位 | ヘデントール | 256,914票 |
出典:JRA「有馬記念ファン投票 最終結果発表!」。
2025年の特徴は、レガレイラが60万票を超える支持を集めたことだ。2位のクロワデュノールにも56万票以上が集まり、上位2頭の人気が際立った。
また、上位10頭のうち7位だったミュージアムマイルは、実際の有馬記念で優勝している。ファン投票順位とレースの勝敗は別の指標であることが分かる。
2024年と2025年のファン投票1位を比較
2025年・レガレイラ
612,771票
第70回・ファン投票1位
2024年・ドウデュース
478,415票
第69回・ファン投票1位
2025年のレガレイラは、前年のドウデュースの得票数を134,356票上回った。直近2大会を比較するだけでも、ファン投票の盛り上がりが数字に表れている。
ただし、得票数は投票方法や有効投票数などにも左右される。単純な数字だけで、異なる時代の人気を比較することには注意が必要だ。
【間違えやすいポイント】投票順位と優先出走権は同じではない
有馬記念のファン投票を調べる際には、人気ランキング、優先出走の対象、最終的な出馬表を区別しておきたい。
誤解1:ファン投票1位なら必ず有馬記念に出られるこれは正確ではない。ファン投票1位でも、第2回特別登録で出馬投票をしなければ優先選出の対象にはならない。
競走馬の体調、レース後の状態、陣営の判断などによって出走を見送るケースもあるため、投票順位だけで出走を断定することはできない。
誤解2:ファン投票10位以内なら無条件で出走できる2026年の新ルールでは、50位以内という条件と第2回特別登録への参加が必要だ。
投票順位だけを見て「10位以内だから出走確定」と判断するのは早い。最終的な出走馬決定順一覧と出馬表を確認する必要がある。
誤解3:50位以内に入れば出走できる50位以内は優先選出の対象となるための条件であり、50頭全馬に優先出走権が与えられるわけではない。
優先されるのは、出馬投票を行った対象馬のうち得票上位10頭。50位以内に入っていても、順位や出馬投票の状況によっては優先枠に入らないことがある。
誤解4:ファン投票の得票数は馬券の人気を示しているファン投票と馬券の単勝人気は別物だ。
ファン投票は競走馬に対する応援や支持を示すもの。一方、単勝人気はレース当日に購入された馬券の投票状況によって形成される。
ファン投票上位馬だからといって、必ずしも当日の1番人気になるとは限らない。
【プロの結論】2026年の有馬記念は投票順位より「出馬投票後の順位」に注目
2026年の有馬記念を追ううえで、編集上もっとも重視したいのは、ファン投票の最終順位と第2回特別登録後の出走馬決定順を別々に見ることだ。
今回の制度変更は、単なる順位の集計方法の変更ではない。ファンの支持を受けた競走馬が、実際に出走できる段階まで優先選出の対象に残るようにした制度上の見直しである。
特に次の3点を押さえておくと、2026年の出走馬選考を理解しやすい。
投票段階では50位以内を確認する
最終順位が50位以内かどうかは、優先選出の条件を判断する最初の目安になる。
第2回特別登録で出馬投票の有無を確認する
上位馬でも出馬投票をしなければ対象から外れる。順位が下の馬に優先枠が移る可能性もある。
JRAの出走馬決定順一覧と正式な出馬表を確認する
ファン投票の結果だけではなく、実際に出走する馬が確定するまで情報を追う。
有馬記念は1956年に「中山グランプリ」として創設され、ファン投票によって出走馬を選ぶという画期的な発想を取り入れた競走だ。翌1957年から現在の有馬記念という名称になった。
ファンが選んだ馬が年末の大舞台に集うという設立当初の理念は、2026年の新ルールにもつながっている。得票数だけでなく、投票が実際の出走につながる過程まで見ることが、有馬記念の楽しみ方を深めるポイントになる。
【有馬記念人気投票2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の有馬記念ファン投票はいつから始まりますか?
A1:2026年11月6日時点では、JRAから正式な投票開始日と締切日は発表されていない。2025年は11月20日から12月7日までだったが、2026年の日程は公式発表を待つ必要がある。
Q2:有馬記念のファン投票はスマートフォンからできますか?
A2:2025年はパソコン・スマートフォンから専用WEBサイトを利用する方式だった。2026年の具体的な受付方法は第71回の公式案内で確認したい。
Q3:ファン投票上位10頭は全馬が有馬記念に出走できますか?
A3:必ずしも出走するわけではない。2026年からは第2回特別登録で出馬投票した中央馬のうち、ファン投票50位以内の上位10頭が優先される。出馬投票をしない馬は対象外となる。
Q4:ファン投票50位以内なら優先出走権がありますか?
A4:50位以内という条件だけでは不十分。出馬投票した中央馬の中で得票上位10頭に入る必要がある。50位以内の全馬に優先出走権が与えられる制度ではない。
Q5:2025年の有馬記念ファン投票1位はどの馬ですか?
A5:レガレイラだ。612,771票を獲得し、2位のクロワデュノールの566,330票を上回った。
Q6:2026年の有馬記念はいつ開催されますか?
A6:2026年12月27日(日曜)、中山競馬場の芝2,500メートルで開催予定。第71回グランプリとして行われる。
第71回有馬記念は2026年12月27日に開催される。ファン投票の日程や最終順位は、JRAの公式発表を確認することが基本となる。
2026年の大きな変更点は、第2回特別登録を行った中央馬のうち、ファン投票50位以内から上位10頭を優先する新ルールだ。これにより、投票順位だけでなく、実際に出馬投票したかどうかが出走馬決定の重要な判断材料になる。
今後は投票開始、中間発表、最終結果、そして12月24日の第2回特別登録という順番で情報を追いたい。ファンの一票がどの馬のグランプリ出走につながるのか。新制度が適用される2026年の有馬記念は、その選考過程にも注目が集まる。