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びっくりドンキーの創業はいつ?盛岡13坪の「べる」から349店舗への歴史を徹底解説

水沢 陽菜 水沢 陽菜 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
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びっくりドンキーの創業は、1968年(昭和43年)12月15日。岩手県盛岡市に誕生した、わずか13坪の小さな飲食店「ハンバーガーとサラダの店・べる」が、その歴史の始まりです。創業者は庄司昭夫。起業を志して全国を巡るなかでハンバーガーに新しい時代を感じ、盛岡の繁華街に最初の店を開きました。

ただし、1968年は現在の「びっくりドンキー」という店名が誕生した年ではありません。1976年には運営母体の前身となるカウベルカンパニー株式会社が設立され、1980年に札幌へ進出。1986年に店名を「びっくりドンキー」へ変更し、1987年には会社名も株式会社アレフとなりました。創業・法人設立・ブランド名の変更は、それぞれ異なる出来事です。

【創業は1968年12月15日】岩手県盛岡市の13坪の店「べる」が発祥

びっくりドンキー創業

びっくりドンキーの発祥の地は、北海道札幌市ではなく、岩手県盛岡市です。

株式会社アレフの公式沿革によると、1968年12月15日、盛岡市の日の出会館に「ハンバーガーとサラダの店・べる」がオープンしました。店舗面積はわずか13坪。現在の全国規模のレストランチェーンからは想像しにくいほど、小さなスタートでした。

13坪の小さな店に込められた創業理念

創業当時の「べる」には、小さな店であることを恥じず、その空間を人の心の美しさで満たそうという趣旨の詩が掲げられていました。

この考え方は、単に料理を提供するだけではなく、お客様に楽しい時間を過ごしてもらうという店舗運営の姿勢につながっています。

びっくりドンキーの公式ヒストリーでも、創業時から変わらない思いとして「お客様の喜ぶ顔が見たい」という考えが紹介されています。

興味深いのは、店舗の規模を大きくすることだけが創業時の目標ではなかった点です。小さな空間であっても、そこでしか味わえない温かさや楽しさをつくる。この考え方は、後年の個性的な店舗デザインにも受け継がれていきます。

1968年の「べる」と1972年の「ベル大通店」は別の店舗

発祥の歴史を調べる際に混同しやすいのが、1968年に開店した「べる」と、1972年に開店した「ベル大通店」です。

1968年の「べる」は、日の出会館にあった13坪の創業店舗です。一方、1972年には盛岡市大通にベル大通店が開店しました。現在も営業するベル大通店は、こちらの1972年開店の店舗にあたります。

つまり、現在のベル大通店を1968年の創業店舗そのものと説明するのは正確ではありません。両者は、びっくりドンキーの歴史をつなぐ重要な存在ですが、開店した時期と店舗が異なります。

盛岡市が発祥の地として知られる理由は、この2つの店舗を中心に、創業から全国展開へと続く歴史が築かれたためです。

【創業者・庄司昭夫の経歴】全国行脚で出会ったハンバーガーが原点

びっくりドンキーの創業者は庄司昭夫(しょうじ・あきお)です。

庄司昭夫の歩みをたどるうえで重要なのが、起業を目指して全国を巡った経験です。株式会社アレフの公式沿革によると、庄司は全国行脚の途中でハンバーガーに出会い、そこに新しい時代の可能性を感じました。

その経験をもとに、1968年、盛岡市に13坪の「べる」を開店します。

ハンバーガー専門店からハンバーグレストランへ

創業時の「べる」は、店名にもあるとおり、ハンバーガーとサラダを提供する店でした。しかし、その後はハンバーガーを中心とする業態から、ハンバーグランチを主力とするスタイルへと転換していきます。

この変化は、現在のびっくりドンキーを理解するうえで重要です。

単にハンバーガーを販売する店として成長するのではなく、ハンバーグを中心に、ご飯やサラダを組み合わせた食事を提供するレストランへと方向を変えたことで、独自のブランドを築く土台ができました。

全国行脚で新しい食文化に触れ、盛岡で小さく事業を始め、顧客に提供する料理そのものを進化させる。庄司昭夫の創業者としての歩みは、この一連の変化に表れています。

庄司昭夫が大切にした企業の存在意義

株式会社アレフの創業者の言葉には、企業が社会に存在する理由を、社会の不足や不満、問題を解決することに求める考え方が示されています。

これは、売上や店舗数の拡大だけを企業の目的とするのではなく、食を通じて人々の生活に役立つことを重視する姿勢です。

現在の株式会社アレフが掲げる食・農業・環境への取り組みも、こうした創業時の考え方と結び付いています。

庄司昭夫の経歴については、公式沿革で全国行脚や創業の経緯、企業理念が紹介されています。学歴や個人的な職歴を含む詳細な人物プロフィールとは区別し、企業史に残る事業上の歩みを押さえることが重要です。

【1972年・1973年】ベル大通店とハンバーグディッシュ誕生秘話

びっくりドンキーを象徴するメニューといえば、木製の皿にハンバーグ、ご飯、サラダを一緒に盛り付けたハンバーグディッシュです。

このスタイルは、全国展開が始まる前の盛岡時代に誕生しました。

1972年、ベル大通店が開店

1972年、盛岡市大通にベル大通店が開店します。

びっくりドンキーの公式ヒストリーによると、この店舗では「手作りの温かさを表現したい」という思いから、スタッフが総出で内装を手掛けるようになりました。

現在のびっくりドンキーには、店舗ごとに異なるテーマや個性的な内装を採用した店が数多くあります。その独特な店舗づくりの原点も、このベル大通店にあります。

一般的なチェーンレストランでは、内装や外観を統一することで効率的な出店を目指す方法があります。しかし、びっくりドンキーは店舗ごとの個性を大切にしてきました。その背景には、創業期からの手作りの精神があります。

1973年、ハンバーグディッシュの原型が誕生

株式会社アレフの公式沿革では、1973年に木の皿へハンバーグ・サラダ・ライスを盛り付けた、現在のハンバーグディッシュの原型が誕生したと記録されています。

その前段階として、店舗の主力メニューはハンバーガーからハンバーグランチへと転換していました。この変化が、現在のディッシュメニューにつながっています。

ハンバーグとライスを別々に提供するのではなく、サラダも含めて一枚の皿にまとめる。現在ではおなじみのスタイルですが、びっくりドンキーにとっては、創業期の試行錯誤から生まれた独自の食事の形です。

ハンバーグディッシュがブランドの象徴になった理由

ハンバーグディッシュの特徴は、料理そのものと食事の楽しみ方が一体になっていることです。

木の皿に料理をまとめることで、ハンバーグ、ライス、サラダを一つの食事として楽しめます。見た目にも特徴があり、一般的なハンバーグ定食とは異なる印象を生み出しています。

また、現在のびっくりドンキーでは、ハンバーグディッシュが看板商品として位置付けられています。創業から数年で生まれた料理のスタイルが、半世紀以上を経てもブランドの中心に残っている点は注目に値します。

創業の歴史を考えると、ハンバーグディッシュは単なる人気メニューではありません。小さなハンバーガー店が独自のハンバーグレストランへ進化したことを象徴する、ブランドの原点の一つです。

【びっくりドンキーの沿革・歴史】1976年の会社設立から1986年の店名変更まで

びっくりドンキーの歴史を理解するには、飲食店としての創業と、会社としての設立、ブランド名の変更を時系列で整理する必要があります。

特に混同されやすいのが、1968年の創業、1976年の法人設立、1986年の店名変更、1987年の株式会社アレフへの商号変更です。

びっくりドンキーの歴史を年表で整理
年 出来事 歴史的な意味
1968年12月15日 盛岡市に「ハンバーガーとサラダの店・べる」を開店 事業の創業。13坪の店舗が原点
1972年 盛岡市にベル大通店を開店 手作りの店舗づくりを展開
1973年 ハンバーグ・サラダ・ライスを木皿に盛り付けるメニューの原型が誕生 ハンバーグディッシュの出発点
1976年7月 カウベルカンパニー株式会社を設立 法人としての設立
1977年 福島市内に初出店 東北地方への店舗展開
1980年 札幌市内に初出店 北海道への進出
1983年 フランチャイズ事業を開始 大阪・豊橋などへ展開
1985年 関東地区に初出店 東日本での店舗網拡大
1986年 店名を「びっくりドンキー」に変更 現在のブランド名へ移行
1987年5月 株式会社アレフに商号変更 現在の会社名になる
1988年 50店舗を達成 チェーン展開が拡大
1994年 100店舗を達成 全国チェーンとして成長
1999年 200店舗を達成 店舗網がさらに拡大
2010年 300店舗を達成 全国規模のブランドへ成長
2026年10月31日 全国349店舗 公式会社概要に掲載された最新店舗数

出典は株式会社アレフの公式沿革・会社概要です。

株式会社アレフの創業は1968年、設立は1976年

ここは検索する読者が特に間違えやすいポイントです。

株式会社アレフの公式会社概要には、創業と設立が別々に記載されています。

創業:1968年12月
設立:1976年7月
商号変更:1987年5月

1968年に盛岡市で飲食店事業を開始し、1976年7月に前身となるカウベルカンパニー株式会社を設立しました。その後、1987年5月に株式会社アレフへ商号を変更しています。

したがって、「株式会社アレフは1968年創業」という説明は、事業の歴史を示す表現として正しい一方、法人の設立年を尋ねられた場合は1976年と答える必要があります。

1980年の札幌進出が全国展開の転換点

1980年には札幌市内に初出店しました。

盛岡で始まった飲食店事業が北海道へ進出したことは、その後のブランド展開における大きな転換点です。

さらに1983年にはフランチャイズ事業を開始。大阪市内や豊橋市内にも店舗を開き、1985年には関東地区へ進出しました。

創業地の盛岡から札幌、関東、関西へと店舗網を広げる過程で、地域に根差した飲食店から全国規模のチェーンへと事業の形が変わっていきました。

【店名の由来を解説】なぜ「びっくりドンキー」に変更されたのか?

現在の「びっくりドンキー」という名前は、1968年の創業時から使われていたわけではありません。

株式会社アレフの公式沿革によると、店名が「びっくりドンキー」に変更されたのは1986年です。

「びっくり」に込められた創業者の思い

公式に説明されている店名の由来は、創業者・庄司昭夫が大切にしていた、お客様に驚きや楽しさ、ワクワクする気持ちを届けたいという思いです。

楽しいことが次々と起こり、訪れる人が思わず笑顔になるような店をつくりたい。そうした願いが「びっくり」という言葉に込められています。

料理のおいしさだけでなく、店内の雰囲気や食事の時間そのものを楽しんでもらうというブランドの考え方にも通じています。

「ドンキー」はロバを意味する

ドンキーは英語でロバを意味します。

株式会社アレフの公式説明では、優しいまなざしで人々の暮らしに寄り添うロバのように、社会の役に立ちながら、多くの人に楽しんでもらえる店を目指すという意味が紹介されています。

つまり、店名は単にインパクトを狙ったものではありません。

「びっくり」が楽しさや驚きを表し、「ドンキー」が人々に寄り添う存在を象徴する。両方の言葉を組み合わせることで、料理だけでなく、食事の時間や店舗体験まで大切にするブランドの姿勢を表しています。

1968年の創業と1986年のブランド名誕生は別

検索結果や紹介記事では、びっくりドンキーの歴史が1968年から始まったと説明されることがあります。

これは、現在のブランドのルーツが1968年の「べる」にあるという意味です。

一方、現在の「びっくりドンキー」という名称が使われるようになったのは1986年です。

したがって、正確には1968年が事業の創業、1986年が現在の店名への変更と整理できます。

【2026年最新】びっくりドンキーの店舗数は349店舗!創業から58年の成長

2026年現在、びっくりドンキーは全国規模のハンバーグレストランチェーンへと成長しています。

株式会社アレフの公式会社概要によると、2026年10月31日時点のびっくりドンキーの店舗数は349店舗です。

直営129店舗、フランチャイズ220店舗

349店舗の内訳は、次のとおりです。

  • 直営店舗:129店舗
  • フランチャイズ店舗:220店舗
  • 合計:349店舗

フランチャイズ店舗が全体の過半数を占めており、直営と加盟店の両方によって全国の店舗網が支えられています。

なお、株式会社アレフが運営する飲食店舗全体では363店舗です。この数字には、Dishers、小樽倉庫No.1、ゴンチャ、カールスジュニア、らくだ軒など、びっくりドンキー以外の業態も含まれています。

そのため、会社全体の飲食店舗数363店舗と、びっくりドンキー単独の349店舗は区別する必要があります。

2026年の店舗数は350店舗ではなく349店舗

「びっくりドンキーは約350店舗」という説明は、規模感を伝える表現としては自然です。

しかし、2026年10月31日時点の公式会社概要に掲載されている正確な数字は349店舗です。350店舗に到達したと断定するのは正確ではありません。

公式の事業紹介では、びっくりドンキーは全国45都道府県に展開するハンバーグレストランとして紹介されています。

13坪から349店舗へ成長した理由

びっくりドンキーの成長を考えると、注目すべきなのは店舗数だけではありません。

創業期から続く独自の食事スタイル、店舗ごとの個性的な空間づくり、食材へのこだわりが、ブランドの特徴を形づくっています。

株式会社アレフは、びっくりドンキーで使用する食材について独自の調達基準を設け、全国8か所の自社食品加工場から食材を供給しています。店舗では注文ごとに調理する体制を採用しています。

また、1990年代から農業や食の安全に関する取り組みを進め、1993年には点字メニュー、入口スロープ、車いす対応トイレ、盲導犬の受け入れなど、利用環境を整える活動も始めました。

こうした歩みを見ると、びっくりドンキーの事業拡大は単なる多店舗化ではなく、食材の調達から店舗の空間、利用者への配慮までを含めた事業づくりと結び付いています。

【プロの結論】びっくりドンキーの歴史で押さえるべき4つの数字

びっくりドンキーの創業について調べるとき、重要なのは次の4つの数字を混同しないことです。

  • 1968年:盛岡市の「べる」で飲食店事業を創業した年。
  • 1976年:カウベルカンパニー株式会社を設立した年。
  • 1986年:店名を「びっくりドンキー」に変更した年。
  • 2026年:10月31日時点で全国349店舗を展開する規模に成長。

この4つを整理すれば、創業年と法人設立年、現在のブランド名が誕生した年を正しく理解できます。

特に注目したいのは、1968年に13坪の店舗から始まった事業が、1973年には現在の看板メニューの原型を生み出し、1980年代に全国展開へ進んだことです。創業期の小さな工夫が、現在のブランドを支える大きな特徴になっています。

【よくある質問】びっくりドンキーの創業に関するFAQ

Q1:びっくりドンキーの創業は何年ですか?
A1:1968年12月15日です。岩手県盛岡市に「ハンバーガーとサラダの店・べる」が開店したことが創業の始まりです。

Q2:びっくりドンキーの創業者は誰ですか?
A2:庄司昭夫です。起業を目指して全国を巡るなかでハンバーガーに出会い、盛岡市に13坪の店舗を開きました。

Q3:びっくりドンキーの発祥の地はどこですか?
A3:岩手県盛岡市です。1968年に日の出会館で開店した「ハンバーガーとサラダの店・べる」が原点です。

Q4:株式会社アレフの設立は何年ですか?
A4:1976年7月です。1968年に事業を創業し、1976年に前身のカウベルカンパニー株式会社を設立。1987年5月に株式会社アレフへ商号変更しました。

Q5:ハンバーグディッシュはいつ誕生しましたか?
A5:1973年です。木の皿にハンバーグ、サラダ、ライスを盛り付けた現在のメニューの原型が誕生しました。

Q6:びっくりドンキーはいつ札幌に進出しましたか?
A6:1980年です。株式会社アレフの公式沿革では、同年に札幌市内へ初出店したと記録されています。

Q7:びっくりドンキーという店名になったのはいつですか?
A7:1986年です。創業時の「べる」から現在の店名に変更されました。

Q8:2026年現在、びっくりドンキーは何店舗ありますか?
A8:株式会社アレフの公式会社概要によると、2026年10月31日時点で349店舗です。内訳は直営129店舗、フランチャイズ220店舗です。

びっくりドンキーの歴史は、1968年12月15日、岩手県盛岡市に開店した13坪の「ハンバーガーとサラダの店・べる」から始まりました。

創業者の庄司昭夫は、全国を巡るなかでハンバーガーの可能性を感じ、盛岡で事業をスタート。その後、1972年のベル大通店の開店、1973年のハンバーグディッシュの原型誕生を経て、独自のハンバーグレストランを築いていきました。

1976年にはカウベルカンパニー株式会社を設立。1980年に札幌へ進出し、1986年に「びっくりドンキー」へ店名を変更、1987年には株式会社アレフへ商号を変更しています。

そして2026年10月31日時点では、全国349店舗を展開するブランドへと成長しました。

創業年を知るだけなら1968年という数字で十分ですが、その背景まで理解すると、びっくりドンキーの特徴がより鮮明になります。13坪の小さな店から始まった挑戦が、ハンバーグディッシュという独自の食文化を生み、現在の全国チェーンへとつながったのです。

盛岡の「べる」から始まった歴史は、店名や店舗数が変わっても、食事を通じてお客様に楽しさを届けるという創業時の思いとともに続いています。

主な情報確認資料: 株式会社アレフ公式「アレフのあゆみ」「会社概要」、びっくりドンキー公式「ドンキーヒストリー」、ITmediaビジネスオンラインの創業・店舗づくりに関する取材記事。

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水沢 陽菜

美容・健康カテゴリを担当。引用元の研究・公的機関の資料を確認したうえで、誰にでも読める形に整えます。

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