MLB公式選手成績によると、大谷翔平の2026年レギュラーシーズンは、打者として523打数144安打、30本塁打、81打点、11盗塁。打率は.275、出塁率.377、OPS.889だった。
本塁打30本はチームトップの数字。打率だけを見ると突出したシーズンではないものの、出塁率と長打力を合わせたOPSは.889を記録している。打者として安定した得点力を発揮したシーズンだった。
さらに注目すべきは投手成績だ。14試合に先発し、8勝2敗、防御率1.79、85回2/3を投げて95奪三振。WHIPも0.95に抑えた。登板数は14試合にとどまったが、投球内容そのものは非常に高い水準だった。
ただし、打撃と投球を同じように年間通して継続できたわけではない。7月3日の登板を最後にマウンドから離れたため、2026年は二刀流の稼働期間が限定されたシーズンでもあった。
数字を評価する際には、打者としての年間成績と投手としての登板期間を分けて考える必要がある。85回2/3という投球回数で防御率1.79を記録したことは高く評価できる一方、年間を通じた先発ローテーションへの貢献という点では課題も残った。
出典:MLB公式・大谷翔平2026年選手成績。
【MVP最終候補】大谷翔平は5度目の受賞なるか?発表日は11月12日

2026年11月2日、全米野球記者協会(BBWAA)とMLBが発表したナ・リーグMVPの最終候補3人に、大谷翔平が選ばれた。
候補者は次の3人だ。
- 大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)
- ピート・クロウ=アームストロング(シカゴ・カブス)
- ブライス・トゥラン(ミルウォーキー・ブルワーズ)
受賞者の発表は2026年11月12日午後7時(米東部時間)。日本時間では11月13日午前9時となる。BBWAAの公式発表スケジュールにも、この日程が掲載されている。
今回のMVP争いで興味深いのは、候補者それぞれの評価軸が異なることだ。
クロウ=アームストロングは打率.280、45本塁打、107打点、41盗塁という40本塁打・40盗塁級の圧倒的な成績を残した。トゥランも21本塁打、100打点、19盗塁を記録している。
一方、大谷は30本塁打に加え、投手として8勝、防御率1.79という数字を残した。打撃成績だけならライバルと比較される部分があるものの、投手としての実績を加味できることが最大の特徴だ。
Sportsnetが紹介した成績比較では、fWARはクロウ=アームストロングが10.6、大谷が6.6、トゥランが5.9。指標によって評価が分かれる点も、今回のMVP争いを難しくしている。
なお、MVP投票で見落とせないのが投票時期だ。BBWAAによると、投票はポストシーズン開始前に行われている。したがって、ドジャースがブルワーズに敗れたという10月の結果は、投票後に起きた出来事であり、投票内容を直接左右するものではない。
出典:BBWAA公式発表、Sportsnetの2026年MVP候補成績。
大谷翔平の歴代MVP受賞回数は4回2025年までの大谷のMVP受賞回数は合計4回。内訳は次のとおりだ。
- 2021年:ア・リーグMVP(エンゼルス)
- 2023年:ア・リーグMVP(エンゼルス)
- 2024年:ナ・リーグMVP(ドジャース)
- 2025年:ナ・リーグMVP(ドジャース)
4回すべてが満票での受賞だった。ア・リーグとナ・リーグの両方で2度ずつ受賞した選手は、大谷が初めて。BBWAAによれば、4度以上のMVP受賞者は歴史上でも極めて限られ、バリー・ボンズの7回が最多記録となっている。
2026年も受賞すれば通算5度目。単に受賞回数を増やすだけでなく、投手として復帰したシーズンに再びMVP候補となったこと自体が、大谷の二刀流としての価値を示している。
出典:BBWAAのMVP歴代受賞記録。
【負傷の経緯】左膝の炎症と右上腕二頭筋の不調はいつ発生した?
2026年の大谷を振り返るうえで避けられないのが、左膝と右上腕二頭筋の問題だ。
今季は打者と投手を兼任する二刀流の負担が大きくなり、6月以降は身体のコンディションが登板計画に影響するようになった。MLB公式が掲載した負傷経過によると、左膝の炎症が公になったのは6月11日。ピッツバーグでの登板後だった。
当初、球団は盗塁時の動作が膝に影響した可能性を考えていたが、大谷本人は後に投球フォームが関係した可能性にも言及している。
続いて7月3日には右上腕二頭筋の違和感が表面化した。登板自体は終えたものの、その後の打席では代打を送られた。この試合が2026年最後の投手登板となった。
その後も左膝の不調が続き、7月19日には先発ローテーションから無期限で外れることになった。7月25日には投球練習も一時中断。投手としての復帰に向けた調整は、当初の見通しより長期化した。
特に重要なのは、7月3日以降に投手として登板していない点だ。MLB公式の負傷経過では、前半10登板の防御率が0.74だったのに対し、最後の4登板では4.38に上昇していたことも紹介されている。左膝の問題を抱えながら投げていた時期と重なる。
この数字から読み取れるのは、単純な成績低下というより、コンディションの変化が投球パフォーマンスに影響した可能性だ。二刀流を長期間続けるためには、打撃と投球の両方を維持するだけでなく、疲労や違和感をどの段階で管理するかが大きな課題となる。
なお、10月21日のシーズン終了後会見では、ドジャースの編成本部長アンドリュー・フリードマンが、右上腕二頭筋と左膝の問題について手術は必要ないとの見通しを示した。
出典:MLB公式の負傷タイムライン、2026年10月21日の球団シーズン終了後会見報道。
【ドジャース試合結果】2026年ポストシーズンはブルワーズに4連敗
2026年のドジャースは、ナ・リーグ地区シリーズでアトランタ・ブレーブスを3勝1敗で退けた。しかし、ナ・リーグ優勝決定シリーズではミルウォーキー・ブルワーズに4連敗。シリーズ敗退が決まった。
最終戦は10月15日、ドジャー・スタジアムで行われた第4戦。ドジャースは大谷の3ラン本塁打などで4対0と先行したものの、ブルワーズに逆転され、最終スコアは4対6だった。
大谷にとって、この試合は明暗が分かれる一戦となった。2回に3ラン本塁打を放ち、チームに大きな勢いを与えた一方、7回には同点の走者を三塁に置いた場面で三振。チームもそのまま敗れ、シーズンが終了した。
2026年ポストシーズンの大谷の打撃成績は、26打数5安打、打率.192、1本塁打、3打点、OPS.631。レギュラーシーズンのOPS.889と比較すると、短期決戦では打撃の調子を十分に取り戻せなかった。
ただし、最終戦で本塁打を放ったことからも、長打力が完全に失われていたわけではない。課題は、コンディションが万全ではないなかで、安定した打撃を続けられるかという点にあった。
2025年のポストシーズンで大きな存在感を示した大谷と比べると、2026年は身体的な制約が色濃く表れた。チームの連覇を目指す戦いもここで終わり、焦点はオフシーズンの回復と2027年の再建に移っている。
出典:MLB公式ポストシーズン記録、2026年10月16日のNLCS第4戦報道。
【2027年二刀流復帰】次回登板はいつ?開幕戦の日程と球団の見通し
ファンが最も注目しているのは、大谷が2027年に投手として復帰できるかどうかだ。
2026年10月21日の球団シーズン終了後会見に関するMLB公式報道では、フリードマン編成本部長が、2027年シーズン開幕時までに大谷が健康な状態に戻ることを期待していると説明した。また、2027年に投手として登板することについても、球団側は前向きな見通しを示している。
大谷自身もシーズン終了後、来季は投手として再びプレーする意向を明らかにしている。手術を必要としないという見通しは、復帰計画を考えるうえで明るい材料だ。
2027年ドジャース開幕戦は3月25日MLBが2026年7月16日に発表した2027年の暫定日程によると、ドジャースの開幕戦は2027年3月25日(木)。本拠地のドジャー・スタジアムでアトランタ・ブレーブスと対戦する予定だ。
その後は3月27日・28日にブレーブス戦、3月29日から31日にはミネソタ・ツインズ戦が予定されている。開幕から本拠地で6試合を戦うスケジュールとなっている。
ただし、ここで注意したいのは、開幕戦の日程が決まっていることと、大谷の登板日が決まっていることは別だという点だ。
2026年11月5日現在、大谷の2027年最初の登板日や開幕投手への指名は公表されていない。3月25日の試合に打者として出場するかどうか、投手として先発するかどうかも、現段階で確定した情報ではない。
出典:MLB公式「Dodgers Announce 2027 Schedule」、2026年10月21日の球団発表報道。
2027年の二刀流復帰を左右する3つのポイント2027年の大谷を評価するうえで注目したいのは、次の3点だ。
1. 左膝の回復状況
2026年は左膝の炎症が投球継続に影響した。投手として復帰するには、投球動作だけでなく、走塁や打撃時の動作を含めて膝への負担を管理する必要がある。
2. 右上腕二頭筋の状態
投手としての出力を取り戻すには、右腕の状態も重要になる。球速だけでなく、登板後の回復具合や連続登板間隔への対応が判断材料となる。
3. 球団による登板・打撃スケジュールの調整
フリードマンは、2027年に打者としても投手としても最大限の貢献を得ながら、ポストシーズンに良い状態を維持するための運用方法を検討する考えを示している。
これは単に投手として復帰させればよいという問題ではない。先発登板の間隔、登板前後の休養、指名打者としての出場頻度など、複数の要素を組み合わせる必要がある。
したがって、2027年の二刀流復帰は期待できるものの、2026年以前と同じ登板数や投球回数に戻るかどうかは別の問題だ。春季キャンプでの調整状況と球団の運用方針が、復帰時期を見極める重要な材料になる。
出典:MLB公式、2026年10月21日の大谷の健康状態に関する報道。
【最新情報の見方】大谷翔平の速報で間違えやすい3つのポイント
「ドジャース大谷速報」という検索では、試合結果、ホームラン速報、負傷情報、MVP発表、次回登板など、異なる種類のニュースが混在する。
2026年11月はレギュラーシーズンもポストシーズンも終了しているため、試合速報とオフシーズン情報を区別することが大切だ。
① レギュラーシーズン成績とポストシーズン成績を混同しない
打率.275、30本塁打、81打点はレギュラーシーズンの数字。一方、ポストシーズンは打率.192、1本塁打、3打点だった。どちらも2026年の公式記録だが、集計対象が異なる。
② MVP最終候補入りとMVP受賞を混同しない
大谷は2026年11月5日時点でナ・リーグMVPの最終候補に選ばれているが、受賞者はまだ発表されていない。正式な発表日は11月12日(米国時間)だ。
③ 2027年の投手復帰予定と具体的な登板日を混同しない
球団は2027年の投手復帰を見込んでいる。しかし、具体的な登板日や開幕投手の指名は別途発表される情報だ。開幕戦の日程だけで先発登板が確定したと判断することはできない。
速報を追う際は、MLB公式の選手成績、ドジャースの公式発表、BBWAAの表彰発表を基準にすると、シーズン終了後の情報も整理しやすい。
【ドジャース大谷速報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:大谷翔平の2026年シーズン打撃成績は?
A1:打率.275、30本塁打、81打点、11盗塁、OPS.889。523打数144安打を記録した。
Q2:大谷翔平の2026年投手成績は?
A2:8勝2敗、防御率1.79、14試合先発、85回2/3、95奪三振、WHIP0.95。7月3日が今季最後の登板となった。
Q3:2026年のナ・リーグMVP発表日はいつ?
A3:2026年11月12日。大谷翔平、ピート・クロウ=アームストロング、ブライス・トゥランが最終候補に選ばれている。日本時間では11月13日午前9時の発表予定だ。
Q4:大谷翔平は2027年に二刀流へ復帰する?
A4:球団は2027年の投手復帰を見込んでいる。手術は必要ないとの見通しも示されている。ただし、登板間隔や投球回数など具体的な運用方法は今後の調整次第だ。
Q5:ドジャースの2027年開幕戦はいつ?
A5:2027年3月25日、ドジャー・スタジアムでのアトランタ・ブレーブス戦が予定されている。大谷の開幕戦での登板については、まだ正式発表されていない。
Q6:大谷翔平のMVP受賞回数は何回?
A6:2025年までに通算4回。2021年と2023年にア・リーグ、2024年と2025年にナ・リーグで受賞した。2026年も受賞すれば5回目となる。
2026年の大谷翔平は、打率.275、30本塁打、81打点、OPS.889という打撃成績に加え、投手として8勝2敗、防御率1.79、95奪三振を記録した。左膝の炎症と右上腕二頭筋の不調によって投手としてのシーズンは7月3日で終了したが、限られた登板機会でも高い投球能力を示した。
ドジャースはナ・リーグ優勝決定シリーズでブルワーズに4連敗し、ワールドシリーズ進出を逃した。一方、大谷個人はナ・リーグMVP最終候補に残っており、11月12日の発表が次の大きな注目材料となる。
そして、最大の焦点は2027年だ。球団は手術不要との見通しを示し、来季の投手復帰を期待している。3月25日の開幕戦に向けて、どのような調整を進めるのかが重要になる。
【プロの結論】2026年の大谷を評価するとき、30本塁打という打撃成績だけでも、防御率1.79という投手成績だけでも全体像は見えてこない。二刀流の価値は、異なる役割を同じシーズンで成立させることにある。だからこそ、2027年は復帰の早さだけでなく、シーズンを通じて健康を維持し、10月まで高いパフォーマンスを発揮できるかが本当の評価基準になる。
今後の大谷翔平速報では、11月12日のMVP発表、オフシーズンの身体の回復状況、春季キャンプでの投球再開、そして2027年の登板計画。この4つを追うことで、次の二刀流シーズンの全体像が見えてくる。