海上保安庁の巡視船「ざおう(PLH-05)」は、宮城県の海域を拠点に活動するヘリコプター1機搭載型の大型巡視船だ。つがる型巡視船の4番船として1982年に就役し、遠距離での海難救助や海上警備、災害対応などを担ってきた。全長は約105.4メートル、総トン数は約3,221トン。搭載機にはシコルスキーS-76D型ヘリコプター「うみねこ(MH920)」がある。
この船が広く知られる理由の一つが、2011年3月11日の東日本大震災だ。津波によって係留索が切れ、船体が港内を漂流する事態に陥ったものの、船内にいた一部乗組員が錨を投入し、座礁を免れた。第二管区海上保安本部がまとめた震災記録には、この一連の経緯と、その後の応急修理・完全復旧までの過程が記録されている。
【船の正体】巡視船ざおう(PLH-05)はどんな船?所属・役割・基本性能を解説

巡視船ざおうは、海上保安庁が運用する大型巡視船だ。船名の前に付く「PLH-05」は船種と識別番号を示している。
PLHは「Patrol Vessel Large with Helicopter」の略称で、日本語ではヘリコプター搭載型大型巡視船を意味する。PLが大型巡視船、Hがヘリコプター搭載を表しており、ざおうはヘリコプターを1機搭載するタイプに分類される。
第二管区海上保安本部・宮城海上保安部に所属ざおうの所属は、東北地方の太平洋側を管轄する第二管区海上保安本部。その管内にある宮城海上保安部に配属されている。
建造当初は塩釜海上保安部に所属していたが、現在の所属表記は宮城海上保安部となっている。活動拠点は仙台塩釜港周辺だ。
宮城海上保安部の公式船艇紹介では、ざおうについて「遠距離救難業務等ヘリコプター搭載型大型巡視船」と説明されている。長期間の行動性能を生かし、広い海域で活動することが特徴だ。
巡視船の任務は、単に海上を巡回することだけではない。海難救助、海上交通の安全確保、海上犯罪の予防・取り締まり、海洋汚染の監視、海上災害への対応など多岐にわたる。大型船であるざおうは、こうした任務を広域で遂行するための海上保安庁の重要な装備の一つとなっている。
全長・総トン数・船体諸元ざおうの基本的な船体寸法は、宮城海上保安部の公開情報と船舶諸元資料で確認できる。
- 船名:ざおう
- 船番号:PLH-05
- 船型:つがる型巡視船
- 全長:約105.4メートル
- 最大幅:約14.6メートル
- 総トン数:約3,221トン
- 乗員規模:69名
- 就役:1982年(昭和57年)
- 搭載航空機:ヘリコプター1機
- 所属:宮城海上保安部
なお、宮城海上保安部の公式ページでは、全長105メートル、総トン数3,100トンと丸めた数字で紹介されている。一方、詳細な船舶諸元資料では全長105.40メートル、総トン数3,221トンとなっている。これは公表資料の精度や表示方法の違いによるもので、別の船を指しているわけではない。
また、総トン数は船の重さそのものではなく、船内の容積を基準に算出する指標だ。排水量と混同しないようにしたい。
【つがる型の特徴】ざおうと姉妹船・宮城海上保安部の巡視船を比較
ざおうを理解するうえで欠かせないのが、つがる型巡視船という船級だ。
つがる型は、ヘリコプターを1機搭載する大型巡視船として1979年から建造が始まった。広域の海上警備や捜索救難を想定し、船と航空機が連携して活動できる設計が特徴となっている。
ざおうは同型の4番船に当たる。姉妹船には、第一管区海上保安本部に所属する「つがる(PLH-02)」などがある。
つがる型巡視船の主な特徴つがる型の大きな特徴は、船舶による現場活動とヘリコプターによる広域活動を組み合わせられることだ。
船だけでは広い海域を短時間で捜索することが難しい。一方、ヘリコプターは広範囲の状況を確認できるものの、長時間の洋上活動や救助者の収容には制約がある。
大型巡視船に航空機を組み合わせることで、捜索範囲の拡大、遭難者の早期発見、救助活動の迅速化などが期待できる。長期行動性能も備えているため、遠方の海域に向かって継続的に任務を遂行できる。
また、同型船には船の操縦や洋上での航空機運用を支える設備が設けられている。後年の延命・機能向上工事では、指揮統制や監視、情報伝達などの能力を高める改修も進められた。
関係する船舶・航空機の比較表| 対象 | 所属・関係 | 公開されている特徴 | ざおうとの関係 |
|---|---|---|---|
| 巡視船ざおう(PLH-05) | 宮城海上保安部 | 全長約105.4m、約3,221トン、ヘリ1機搭載 | 今回の主役となる大型巡視船 |
| 巡視船つがる(PLH-02) | 第一管区・函館 | つがる型のネームシップ | 同型の姉妹船 |
| 巡視船くりこま(PL-64) | 宮城海上保安部 | 全長91.4m、総トン数1,200トン。潜水士や水中探索カメラを備える | 同じ宮城海上保安部に所属する別船型 |
| 巡視船まつしま(PL-74) | 宮城海上保安部 | 全長92m、総トン数1,250トン。特別警備隊を擁する | 警備能力を強化した大型巡視船 |
| うみねこ(MH920) | 宮城海上保安部・ざおう搭載機 | シコルスキーS-76D型ヘリコプター | ざおうと連携する航空機 |
| 第二管区海上保安本部 | 東北地方太平洋側の管区 | 管内の巡視船艇・航空機を運用 | ざおうの上位組織 |
この比較から分かるのは、ざおうが単に宮城海上保安部で最も大きな船というだけではなく、航空機を組み合わせた遠距離対応を担う船だという点だ。
一方、くりこまは潜水士や水中探索カメラを活用する救難能力、まつしまは特別警備隊による警備能力に特徴がある。同じ海上保安部の船でも、装備や船型によって役割が異なる。
出典は宮城海上保安部の公式船艇紹介、第二管区海上保安本部の船艇・航空機一覧、船舶情報資料など。
ざおうの船名は蔵王連峰に由来する「ざおう」という船名は、宮城県と山形県にまたがる蔵王連峰にちなむものと船舶情報資料で紹介されている。
海上保安庁では、巡視船の船名について船型ごとに一定の命名基準を設けている。海上保安庁の公式説明によると、PLH型巡視船には海峡・水道・山・古い日本の国名などに由来する名前が用いられる。
したがって、ざおうという名前は船型の命名基準にも沿ったものだ。地域を代表する山岳名が、宮城の海を守る巡視船の名前として受け継がれている。
【搭載ヘリうみねこ】シコルスキーS-76D型MH920の性能と役割
ざおうの大きな特徴は、船体後部にヘリコプターの運用設備を持つことだ。搭載機として知られるのが、シコルスキーS-76D型の「うみねこ(MH920)」である。
第二管区海上保安本部の船艇・航空機一覧では、MH型航空機の一つとして「うみねこ」が掲載され、ざおうの搭載機と明記されている。
シコルスキーS-76D型とはどんなヘリコプター?S-76Dは、米国のシコルスキー社が開発した中型双発ヘリコプターの系列に属する機体だ。海上保安庁では、海難救助や洋上活動などに使用する回転翼航空機として運用している。
海上保安庁が公開する航空機の諸元によると、S-76D型の主な寸法は次のとおり。
- 機種:シコルスキーS-76D型
- 機体番号・愛称:MH920・うみねこ
- 全長:15.97メートル
- 全高:4.41メートル
- 自重:3,872キログラム
- 分類:MH型中型回転翼航空機
MHはMedium Helicopterの略称で、中型回転翼航空機を意味する。S-76Dは海上保安庁の航空機として、海難救助などの任務に使用される。
なお、航空機の機体番号と愛称は船名とは別の識別情報だ。「うみねこ」はざおうそのものの別名ではなく、搭載されるヘリコプターの愛称である。
船とヘリコプターを組み合わせるメリット海難事故では、遭難者の位置が分からないまま捜索を開始しなければならない場合がある。船だけで捜索する場合、広い海域を確認するには時間がかかる。
ヘリコプターなら上空から広範囲を確認でき、海上の異常や遭難者の発見につなげられる。現場の状況に応じて、船と航空機が役割を分担できることが大きな利点だ。
また、船はヘリコプターの運用拠点として機能する。陸上の航空基地から離れた海域で活動する際にも、船上から航空機を運用できるため、広域救難の体制を支える。
第二管区海上保安本部が公開している船艇・航空機一覧には、ざおうと「うみねこ」が現在も関連付けられている。さらに2025年1月の海上保安庁の調達公告では、シコルスキーS-76D型の整備用技術情報などが調達対象となっており、2026年3月末を履行期限とする整備関連業務も確認できる。
こうした情報からも、うみねこは単なる展示用の機体ではなく、海上保安庁の実務的な航空運用を支える装備として位置付けられている。
【東日本大震災の真相】津波で流されたざおうが錨投入によって座礁を免れた経緯
巡視船ざおうの歴史を語るうえで、2011年3月11日の東日本大震災は避けて通れない。
この日、東北地方の太平洋沿岸には巨大な津波が押し寄せた。海上保安庁の第二管区海上保安本部も甚大な被害を受け、所属する船艇や航空機、施設などが影響を受けた。
2011年3月11日、係留索が破断して漂流第二管区海上保安本部が2016年3月に公表した記録集『東日本大震災への対応~第二管区5年間の対応、あの日を忘れないために~』には、宮城海上保安部の巡視船が受けた被害が記されている。
震災発生時、宮城海上保安部の巡視船は津波到達までに沖へ避難することが困難だったため、乗員の退避が行われた。
その後、津波の影響で係留索が破断。ざおうは港内を漂流する状態となった。
しかし、船内にいた一部の乗組員が錨を投入したことで、船体は座礁を免れた。これは第二管区海上保安本部の震災記録に明確に記載されている出来事だ。
巡視船くりこまとの違い同じ宮城海上保安部に所属していた巡視船「くりこま」も、震災時に深刻な被害を受けている。
くりこまも津波によって係留索が破断し、無人状態で港内を漂流。その後、松島湾内で座礁した。船底部や機関室に大きな被害が発生したという。
両船の違いは、ざおうが錨の投入によって座礁を回避した一方、くりこまは実際に座礁して船体に重大な損傷を受けたことだ。
この対比は、同じ港で同じ津波に遭遇しても、船の状態や現場での対応によって結果が異なり得ることを示している。
ざおうの復旧はいつ?応急修理から完全復旧までざおうは震災後、応急修理を受けて業務に復帰した。第二管区海上保安本部の記録では、2011年5月中旬に応急修理を実施し、業務に復帰。その後、同年10月末に完全復旧したとされている。
一方、くりこまは造船所で2011年12月末まで修理を実施してから業務に復帰した。
震災による被害は船艇だけにとどまらなかった。仙台航空基地などに駐機・整備中だった航空機8機、内訳はヘリコプター5機と飛行機3機が浸水や瓦礫との接触によって損傷した。うち7機は修理不能となり、代替機の整備が順次進められた。
第二管区全体では、発災直後から巡視船艇54隻、航空機19機を最大動員し、捜索救助、行方不明者の捜索、傷病者の搬送、救援物資の輸送などに当たった。3月20日までに360人を救助したことも同記録集に記されている。
ざおうの座礁回避は、震災対応の一場面にすぎない。しかし、津波によって港内の船舶が制御不能になる状況で、船内に残った乗組員が対応し、船体の損失を防いだ出来事として記録されている。
【延命・機能向上工事】2019年の大規模改修と費用32億円説を検証
1982年に就役したざおうは、長期間にわたって海上保安業務を担ってきた。船齢が30年を超える中、海上保安庁は延命・機能向上工事を実施し、船の寿命を延ばしながら装備の更新を進めた。
2019年9月、改修を終えて第一線に復帰船舶専門誌『世界の艦船』の2019年9月26日付の記事によると、ざおうは同年2月から延命工事に入り、工事を終えて第一線に復帰した。
また、2019年10月に予定された一般公開についての第二管区海上保安本部の発表を伝えた船舶情報サイトでは、改修によって巡視船としての機能が強化されただけでなく、居住性や職場環境も一新されたと紹介されている。
船の延命工事は、単純に古くなった船体を修理するだけではない。長期間使用してきた船舶の構造や設備を維持しながら、現代の海上保安業務に必要な機能を追加・更新する意味を持つ。
改修費用は32億円なのか?公的資料との違いざおうの改修費用について、船舶情報サイトのフネコでは約32億円という数字が紹介されている。
一方、国土交通省の令和2年度行政事業レビュー資料には、ジャパンマリンユナイテッド株式会社への支出として「ヘリコプター1機搭載型巡視船ざおう延命工事」が記録されている。その支出額は1,282百万円、つまり12億8,200万円だ。
さらに同じ資料には、機関砲の整備やデジタル信号送信装置、航空機データ伝送装置などの関連調達も別項目として掲載されている。
ここで注意したいのは、12億8,200万円が行政事業レビューに記載された延命工事の契約支出額であり、船舶情報サイトが紹介する32億円と同じ費用範囲を示しているとは限らないことだ。付随する装備更新や別契約まで含めた総額なのか、対象範囲の違いがあるのかは、公開資料だけでは一律に確定できない。
したがって、改修費用を説明する際には、単純に「総工費32億円」と断定するよりも、国の資料で確認できる延命工事本体の支出額と、船舶情報サイトが紹介する数字を分けて理解する必要がある。
重要なのは、ざおうが2019年に大規模な延命工事を終え、現在の海上保安業務に対応するための機能向上を受けたという事実だ。
【2026年最新】巡視船ざおうは現在も現役?所属・運用状況を確認
2026年11月現在、巡視船ざおうは公開されている第二管区海上保安本部の船艇・航空機一覧に掲載されている。
同一覧では、第二管区のPLH型巡視船として「ざおう」が1隻掲載され、宮城海上保安部の船舶として紹介されている。また、航空機一覧にはMH型の「うみねこ」があり、ざおう搭載機と説明されている。
2026年時点で確認できる所属と装備- 所属管区:第二管区海上保安本部
- 配属部署:宮城海上保安部
- 船番号:PLH-05
- 船型:つがる型巡視船
- 搭載航空機:MH920「うみねこ」
- ヘリコプターの機種:シコルスキーS-76D型
- 直近の大規模改修:2019年完了
また、海上保安庁の2026年版パンフレットでは、2026年4月1日現在の全国の巡視船は149隻、そのうちPLH型は21隻とされている。ざおうは、そのPLH型巡視船に属する船の一つだ。
就役から44年、今後の退役や代替計画は?ざおうは1982年就役のため、2026年には船齢44年を迎えている。海上保安庁の巡視船としても長い運用実績を持つ船だ。
ただし、船齢だけで直ちに退役が決まるわけではない。2019年に延命工事を実施したことに加え、2025年の海上保安庁の調達公告では、シコルスキーS-76D型の整備に必要な技術情報の提供などが調達対象になっている。公告の納入先一覧には宮城海上保安部の巡視船ざおうも含まれている。
これらは、ざおうに関係する船舶・航空機の維持管理が継続されていることを示す資料だ。
一方、2026年11月時点で、ざおうの具体的な退役日や後継船への交代時期を確定できる公表資料は確認できない。現時点で最も確実にいえるのは、第二管区の公開配備一覧に現役の巡視船として掲載されているということだ。
なお、公開配備一覧への掲載は、特定の日における航行中・出動中・停泊中といったリアルタイムの運用状態を示すものではない。個別の出動状況と所属船艇の公開情報は区別して見る必要がある。
【よくある質問】巡視船ざおうに関するFAQ
Q1:巡視船ざおうはどこの海上保安部に所属していますか?
A1:宮城海上保安部に所属しています。上位組織は第二管区海上保安本部で、東北地方太平洋側の海域を担当する海上保安体制の一翼を担っています。
Q2:巡視船ざおうの全長と総トン数はどれくらいですか?
A2:詳細な船舶諸元では全長約105.4メートル、総トン数約3,221トンです。宮城海上保安部の公式紹介では、全長105メートル、総トン数3,100トンと丸めて表示されています。
Q3:巡視船ざおうにはどんなヘリコプターが搭載されていますか?
A3:シコルスキーS-76D型の「うみねこ(MH920)」です。海上保安庁の中型回転翼航空機に分類され、船舶と連携して救難などの任務を支えます。
Q4:東日本大震災で巡視船ざおうは沈没したのですか?
A4:沈没していません。津波によって係留索が破断し、港内を漂流しましたが、船内にいた一部乗組員が錨を投入し、座礁を回避しました。2011年5月中旬に応急修理を終えて業務に復帰し、同年10月末に完全復旧しています。
Q5:巡視船ざおうはつがる型の何番船ですか?
A5:つがる型巡視船の4番船です。船番号はPLH-05で、同型には「つがる(PLH-02)」などの姉妹船があります。
Q6:巡視船ざおうの名前は何に由来していますか?
A6:宮城県と山形県にまたがる蔵王連峰に由来すると船舶情報資料で紹介されています。PLH型巡視船には山の名前も用いられるという海上保安庁の命名基準にも合致します。
Q7:巡視船ざおうの改修費用はいくらですか?
A7:船舶情報サイトでは約32億円と紹介されています。一方、国土交通省の行政事業レビューに記載された延命工事の契約支出額は12億8,200万円です。別途の関連装備調達などがあるため、両者は費用の対象範囲を区別して理解する必要があります。
Q8:巡視船ざおうは2026年現在も現役ですか?
A8:はい。2026年時点で公開されている第二管区海上保安本部の船艇一覧に、PLH型巡視船として掲載されています。具体的な出動状況や退役予定については、別途公表される公式情報の確認が必要です。
巡視船ざおう(PLH-05)は、1982年に就役したつがる型のヘリコプター1機搭載型大型巡視船だ。宮城海上保安部に所属し、長期行動性能と航空機の運用能力を生かして、遠距離救難や海上警備などを担っている。
全長約105.4メートル、総トン数約3,221トンという船体に、シコルスキーS-76D型の「うみねこ(MH920)」を組み合わせている点が最大の特徴だ。
2011年の東日本大震災では、係留索の破断によって漂流するという危機に直面した。それでも船内にいた乗組員の錨投入によって座礁を免れ、応急修理を経て同年中に完全復旧した。この出来事は、第二管区海上保安本部の公式震災記録に残されている。
2019年には延命・機能向上工事を終え、2026年の公開情報でも宮城海上保安部の配備船として確認できる。船齢44年という数字だけで、その役割を終えたと判断することはできない。
今後、巡視船ざおうをめぐって注目したいのは、後継船への更新時期、搭載ヘリコプターの維持管理、そして長期運用を支える設備更新の動向だ。
震災時の錨投入という出来事だけでなく、長期間にわたって東北の海を守ってきた大型巡視船としての役割にも目を向けたい。ざおうは、海上保安庁の救難・警備体制と東日本大震災からの復旧の歴史を伝える船の一つである。