2026年シーズン終了時点の上川畑大悟選手の一軍成績は、23試合、打率.220、56打席、11安打、4打点、OPS.544です。長打は二塁打3本で、本塁打はありませんでした。
出塁率は.264、長打率は.280。OPSは出塁率と長打率を合計した打撃指標で、上川畑選手の2026年の数値は.544となっています。打撃面では、出塁と長打の両方に課題を残したシーズンでした。
一方、2025年の打率.167、OPS.468から比較すると、2026年は打率・OPSともに改善しています。ただし、打席数が56と少なく、成績の上昇だけで完全復調と判断するのは早計です。
また、2026年は一軍登録と抹消を繰り返しました。北海道日本ハムファイターズの公式公示では、5月17日に登録、5月28日に抹消、7月16日に再登録、8月31日に再び抹消されています。シーズン後半に一軍で継続的な出場機会を得られなかったことも、今季を評価するうえで要点です。
2026年の打撃成績一覧| 項目 | 2026年成績 |
|---|---|
| 所属球団 | 北海道日本ハムファイターズ |
| 出場試合 | 23試合 |
| 打席 | 56 |
| 打数 | 50 |
| 打率 | .220 |
| 安打 | 11 |
| 二塁打 | 3 |
| 三塁打 | 0 |
| 本塁打 | 0 |
| 打点 | 4 |
| 得点 | 6 |
| 三振 | 8 |
| 四球 | 3 |
| 出塁率 | .264 |
| 長打率 | .280 |
| OPS | .544 |
特に注目したいのは、出場23試合で本塁打がなく、長打率も.280にとどまった点です。上川畑選手は長距離打者ではなく、コンタクト能力や小技、守備力を生かすタイプですが、レギュラー争いを優位に進めるには打撃面での安定感が必要になります。
2026年の得点圏打率は.100でした。チャンスでの打撃も今後の改善ポイントです。ただし、得点圏での打数も限られているため、シーズン全体の打撃能力と短期間の勝負強さは分けて考える必要があります。
【年度別成績】2022年から2026年までの打率・OPS・出場試合数

上川畑大悟選手のプロ入り後の成績を振り返ると、2022年の鮮烈なデビュー、2023年と2024年の一軍出場機会の確保、そして2025年以降の出場数減少という流れが見えてきます。
以下はNPBの年度別打撃成績とパ・リーグ公式の打撃指標をもとに整理した一覧です。
| 年度 | 試合数 | 打率 | OPS | 本塁打 | 打点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年 | 80 | .291 | .716 | 2 | 17 |
| 2023年 | 108 | .212 | .541 | 0 | 18 |
| 2024年 | 106 | .248 | .611 | 1 | 16 |
| 2025年 | 35 | .167 | .468 | 0 | 5 |
| 2026年 | 23 | .220 | .544 | 0 | 4 |
| 通算 | 352 | .241 | .604 | 3 | 60 |
出典:NPB個人年度別成績、パ・リーグ公式選手成績。OPSはパ・リーグ掲載値。2026年はシーズン終了時点。
プロ1年目の2022年は、80試合出場、打率.291、76安打、2本塁打、17打点という成績を残しました。
ドラフト9位という下位指名からのスタートでしたが、攻守にわたって一軍で存在感を発揮。特に遊撃守備の安定感が評価され、チームの内野陣を支える選手として注目を集めました。
OPSも.716を記録しており、打率だけでなく出塁と長打を合わせた指標でも一定の結果を残しています。現在の成績と比較すると、この2022年がプロ入り後の打撃面における一つの基準点です。
2023年:出場108試合も打率は.212に低下2023年は出場試合数が108試合に増えました。プロ入り後で最も多い一軍出場数を記録したシーズンです。
しかし、打率は.212まで低下し、本塁打もゼロ。OPSは.541でした。試合に出る機会が増えた一方で、打撃面では2022年の水準を維持できませんでした。
それでも108試合に出場したことは、首脳陣から一定の守備力や実戦対応力を評価されていたことを示す材料です。
2024年:106試合出場、打率.248まで回復2024年は106試合に出場し、打率.248、64安打、1本塁打、16打点を記録しました。OPSも.611まで回復しています。
2023年と比較すると、打率は.036ポイント上昇。長打率も.235から.291へ改善しました。打撃面で一定の立て直しを見せ、一軍の戦力として出場を重ねたシーズンです。
2022年の好成績を完全に再現したわけではありませんが、2023年の不振から持ち直した点は評価できます。
2025年:出場35試合、打率.167と苦しいシーズン2025年は出場35試合、打率.167、OPS.468と成績が大きく落ち込みました。安打は12本、打点は5、本塁打はゼロです。
スポーツナビの選手紹介でも、前年の打撃不振や後半戦の二軍生活、出場35試合という自己最少の一軍出場数が紹介されています。
この時期から、上川畑選手にとっては守備力を生かすだけでなく、打撃でどのように一軍の出場枠を確保するかが大きな課題になりました。
2026年:打率は改善したが一軍定着には至らず2026年は打率.220、OPS.544と前年から改善したものの、出場試合数は23試合でした。
2024年には106試合に出場していたことを考えると、現在はレギュラーとして固定される立場から、限られた出場機会の中で結果を求められる立場へ変化しています。
今後は打率の上昇だけでなく、出塁率や長打率の改善、そして一軍で継続して起用されるための打撃の安定性が焦点になります。
【経歴・プロフィール】倉敷商業から日本大学、NTT東日本を経てプロ入り
上川畑大悟(かみかわばた・だいご)
北海道日本ハムファイターズ・背番号4
- 生年月日:1997年1月12日
- 年齢:29歳(2026年11月現在)
- 出身地:岡山県
- 身長:167cm
- 投打:右投左打
- ポジション:内野手
- ドラフト:2021年9位
上川畑選手の経歴は、岡山県の高校野球、東都大学野球、社会人野球という日本野球の主要な育成ルートを歩んできたものです。プロ入りまでに大学と社会人の両方で経験を積み、守備技術と打撃の向上に取り組んできました。
倉敷商業高校:1年夏に甲子園のベンチ入り上川畑選手は岡山県出身で、倉敷商業高校に進学しました。日本大学の卒業生インタビューによると、高校1年生の夏には甲子園でベンチ入りを経験しています。
小学生時代から野球に取り組み、高校時代には全国大会を経験。早い段階から競技レベルの高い環境で成長してきました。
日本大学:東都大学野球でベストナインを獲得高校卒業後は日本大学へ進学。大学1年生の秋から二塁手のレギュラーとして起用され、当時の先輩だった京田陽太選手と二遊間を組みました。
特に実績として注目されるのが、2016年秋の東都大学野球1部リーグです。上川畑選手は13試合で22安打、打率.386を記録し、日本大学の12年ぶりとなる1部リーグ優勝に貢献。自身もベストナインに選ばれました。
大学4年時には大学日本代表にも選出され、2018年のハーレム・ベースボールウィークや日米大学野球選手権大会に出場しています。
日本大学のインタビューでは、大学時代に毎日繰り返した基礎練習が現在の守備力につながっていると振り返っています。
「守りの堅実性が向上しましたし、守備への自信がつきましたね」
この経験は、上川畑選手の守備を語るうえで重要です。華やかな身体能力だけに頼るのではなく、基本動作を反復することで守備の精度を高めてきたことが分かります。
NTT東日本:社会人野球で遊撃手として成長大学卒業後の2019年、上川畑選手はNTT東日本野球部に入部しました。
社会人野球では入部1年目から遊撃手としてチームの中心的な役割を担い、都市対抗野球大会や社会人野球日本選手権大会に出場。守備力に加え、打撃の改善にも取り組みました。
日本大学のインタビューによれば、社会人時代には元中日ドラゴンズの井端弘和氏から守備について指導を受けています。無駄な動きを省き、長いシーズンを通して安定した守備を続ける考え方を学んだことも、上川畑選手のプレースタイルを形作った要素です。
2021年には都市対抗野球大会の東京都代表決定戦で攻守に活躍し、最優秀選手賞を受賞。社会人野球で実績を積み上げ、プロ入りへの道を切り開きました。
2021年ドラフト9位:77番目の指名で日本ハムへ2021年10月11日に開催されたプロ野球ドラフト会議で、上川畑選手は北海道日本ハムファイターズから9位指名を受けました。
日本大学のインタビューでは、この指名は12球団の支配下指名で77番目、最後の指名だったと紹介されています。
上位指名ではなかったものの、大学時代から培ってきた守備力と、NTT東日本で磨いた実戦能力が評価されてプロ入りを実現しました。
2022年にプロ1年目を迎え、80試合出場、打率.291という成績を残したことは、社会人野球を経由した育成ルートの成功例として注目できるポイントです。
【守備位置】遊撃・二塁・三塁を守れるユーティリティー性が強み
上川畑大悟選手の登録ポジションは内野手です。特に遊撃手としての守備力が知られていますが、実際には二塁手や三塁手としても起用されています。
2026年のNPB公式守備成績では、以下のようなポジション別の出場記録が確認できます。
| 守備位置 | 出場試合 | 失策 | 守備率 |
|---|---|---|---|
| 二塁手 | 17 | 1 | .985 |
| 三塁手 | 5 | 0 | 1.000 |
| 遊撃手 | 3 | 0 | 1.000 |
出典:NPB 2026年度北海道日本ハムファイターズ個人守備成績。
この数字から分かるのは、2026年には二塁手としての出場が最も多かったことです。遊撃手としての出場は3試合、三塁手としては5試合でした。
なお、守備位置別の試合数を単純に足すと25試合となり、一軍の打撃成績における23試合とは一致しません。これは1試合の中で複数の守備位置を担当するケースがあるためです。
遊撃手として評価されてきた理由上川畑選手の最大の武器は、細かな守備動作の安定感です。
遊撃手は二塁手や三塁手と比べても守備範囲が広く、打球への反応、送球の正確さ、併殺プレーの判断など、総合的な能力が要求されるポジションです。
大学時代から遊撃守備を経験し、社会人野球ではNTT東日本の正遊撃手としてプレー。さらに井端弘和氏の指導を受けた経験もあります。
2022年には遊撃手として守備率.993を記録しました。打撃成績だけでは評価しきれない選手であることは、この数字からも読み取れます。
二塁・三塁も守れることがチームにもたらすメリット複数の内野ポジションに対応できる選手は、シーズンを通した選手起用において重要な存在です。
例えば、二塁手に休養が必要な場合や、遊撃手の守備位置に変更が生じた場合、複数ポジションを守れる選手がいれば、内野全体の選手配置を調整しやすくなります。
上川畑選手は2026年に二塁・三塁・遊撃の3ポジションで出場しており、この対応力は現在のチーム内で生かせる強みです。
ただし、守備位置を複数担当できることと、特定のポジションでレギュラーを獲得することは別問題です。今後は複数ポジションでの守備力を維持しながら、打撃面でも継続して結果を残すことが大切です。
【選手評価】上川畑大悟の強みと課題、今後のレギュラー奪取の条件
上川畑選手を評価する際には、打率やOPSだけでなく、守備力、複数ポジションへの対応力、これまでの一軍出場実績を総合的に見る必要があります。
特に2026年は23試合という限られた出場数だったため、打撃成績だけを根拠に選手としての価値を判断するのは適切ではありません。
強み1:基本に忠実な内野守備大学時代から守備の基礎を徹底的に磨き、社会人野球でも守備の要として活躍してきた経歴は、上川畑選手の大きな強みです。
2026年の二塁守備率は.985、三塁と遊撃はともに1.000でした。出場機会が限られているため、守備率だけで守備力の全体像を評価することはできませんが、少なくとも記録上は複数ポジションで安定した守備を見せています。
強み2:プロ1年目に打率.291を記録した実績2022年の打率.291、OPS.716は、上川畑選手が一軍で一定の打撃能力を発揮できることを示した実績です。
2023年以降は打率が低下しましたが、2024年には.248まで回復しています。2026年も.220と、前年の.167から改善しました。
過去に結果を残した経験があることは、今後の打撃再建を考えるうえでプラス材料になります。
課題1:出塁率と長打率の底上げ2026年の出塁率は.264、長打率は.280です。OPS.544という数字は、打撃でレギュラー争いを優位に進めるには物足りません。
本塁打を量産するタイプになる必要はありませんが、単打だけでなく二塁打を増やすことや、四球を選んで出塁機会を増やすことが重要です。
特に2026年は56打席で四球が3個でした。打率の改善に加えて、相手投手に簡単に打ち取られない打席を増やせるかが注目点です。
課題2:一軍で継続して出場できるか2024年の106試合から、2025年は35試合、2026年は23試合へと一軍出場数が減少しました。
一軍での出場機会を増やすには、途中出場や限られた打席でも結果を残す必要があります。守備固めや複数ポジションの控えとして起用される場合でも、打撃で存在感を示せれば起用の幅が広がります。
2026年8月31日の登録抹消後、一軍での出場はシーズン成績上23試合で終了しました。来季に向けて、キャンプやオープン戦から打撃面でアピールできるかが重要です。
【プロの結論】上川畑選手の価値は守備力と打撃の両立にある上川畑大悟選手は、ドラフト9位からプロ入りし、1年目に打率.291を記録した実績を持つ内野手です。倉敷商業、日本大学、NTT東日本という経歴を通して、守備力を磨きながらプロで戦う力を身につけてきました。
ただし、プロ野球では過去の実績だけで出場機会が保証されるわけではありません。2026年の成績は23試合、打率.220、OPS.544。レギュラーを取り戻すには、守備力を維持したうえで打撃の安定性を高めることが欠かせません。
今後の評価を左右する要点は、次の3つです。
- 守備:遊撃・二塁・三塁で安定した守備を継続できるか。
- 打撃:出塁率と長打率を改善し、OPSを引き上げられるか。
- 起用:限られた出場機会で結果を残し、一軍で継続的な役割を確保できるか。
上川畑選手にとって、今後は守備のスペシャリストとしての評価を維持しながら、打撃でも首脳陣の信頼を取り戻せるかが最大のテーマです。
【上川畑大悟の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:上川畑大悟の2026年の打率とOPSはいくつですか?
A1:2026年シーズン終了時点で打率.220、OPS.544です。一軍23試合に出場し、11安打、4打点を記録しました。
Q2:上川畑大悟は現在どこの球団に所属していますか?
A2:北海道日本ハムファイターズに所属しています。2026年の登録上のポジションは内野手で、背番号は4です。
Q3:上川畑大悟の守備位置はどこですか?
A3:遊撃手を中心に、二塁手や三塁手も守ります。2026年のNPB公式守備成績では、二塁17試合、三塁5試合、遊撃3試合でした。
Q4:上川畑大悟はドラフト何位で日本ハムに入団しましたか?
A4:2021年ドラフト9位です。NTT東日本に所属していた際に北海道日本ハムファイターズから指名されました。
Q5:上川畑大悟の出身高校・大学・社会人チームはどこですか?
A5:倉敷商業高校、日本大学、NTT東日本の順です。大学では東都大学野球1部リーグ優勝とベストナインを経験し、大学日本代表にも選ばれています。
Q6:上川畑大悟のプロ入り後で最も打率が高かった年度はいつですか?
A6:2022年です。プロ1年目に80試合へ出場し、打率.291、OPS.716を記録しました。
上川畑大悟選手は、倉敷商業、日本大学、NTT東日本を経て、2021年ドラフト9位で北海道日本ハムファイターズに入団した内野手です。
2022年には打率.291を記録し、プロ入り直後から守備と打撃の両面で存在感を示しました。その後は打率の低下や出場機会の減少を経験し、2026年は23試合、打率.220、OPS.544でシーズンを終えています。
現在の上川畑選手を評価するうえで欠かせないのは、遊撃・二塁・三塁を守れる守備力と、2022年に示した打撃の実績です。一方で、一軍定着には打撃成績の改善が必要です。
2027年シーズンに向けて、打率だけでなく出塁率、OPS、守備機会、出場試合数がどのように変化するか。再び一軍で存在感を示せるかが、上川畑大悟選手の今後を占う大きな注目ポイントです。
主な参照資料:日本野球機構(NPB)個人年度別成績・個人守備成績、パ・リーグ公式選手成績、北海道日本ハムファイターズ公式公示、日本大学競技スポーツセンター、NTT東日本公式発表。