2026年1月1日、KDDIは三太郎シリーズの新作お正月CM「とどけ、ぜんぶ。」篇を全国で放映開始しました。
シリーズ12年目の節目となる作品で、これまでのにぎやかな演出から雰囲気を変え、誰かに大切なものを届けたいという気持ちを描いた作品です。
「とどけ、ぜんぶ。」のストーリーCMには、次の4人が出演しています。
- 桃太郎:松田翔太
- 浦島太郎:桐谷健太
- 金太郎:濱田岳
- かぐや姫:有村架純
物語は、桃太郎が山道で美しい花を見つけ、かぐや姫にも見せたいと思うところから始まります。
一方、かぐや姫も川で洗濯をしながら桃太郎を思い、同じ空を見上げています。
浦島太郎は砂浜で貝殻を見つけ、金太郎は指先に乗った蝶を見つめます。それぞれが美しいと感じたものを、大切な誰かに届けたいと思うのです。
物語の終盤では、桃太郎とかぐや姫が再会します。桃太郎が花を差し出すと、かぐや姫も同じ花を持っていました。お互いに相手を思っていたことが伝わり、かぐや姫の目には涙が浮かびます。
金ちゃんも、普段の明るくコミカルな表情とは異なり、小さな美しさを大切にする姿を見せています。
鬼ちゃん・菅田将暉が歌う初のラブソング今回のCMでもう一つ注目したいのが、鬼ちゃん役の菅田将暉が歌うオリジナル楽曲です。
楽曲名はCMと同じ「とどけ、ぜんぶ。」。
KDDIの公式発表では、三太郎のお正月CMで初めてのラブソングとして紹介されています。
楽曲のフルバージョンは2026年1月9日から音楽配信サービスで配信が始まりました。
これまでの正月CMでは、歌やダンス、前向きな応援メッセージなどが印象的でしたが、2026年版では大切な人を思う気持ちを中心に据えています。
三太郎シリーズ初の90秒CMという挑戦2026年版では、シリーズ初となる90秒の長尺CMも制作されました。
30秒版、60秒版、90秒版の3種類が展開されています。
KDDIの公式メディア「Spark Journal」では、90秒版の制作について、通常よりも放送枠の確保が難しい一方、視聴者に深く共感してもらうためにKDDI側から提案したと紹介されています。
従来の短いCMでは描ききれない、登場人物の表情や気持ちの変化を伝えることが狙いです。
特に、金ちゃんが蝶を見つめる場面は、派手なアクションがなくても人物の優しさが伝わる演出になっています。
【金太郎 au CMの現在】2026年もキャラクターは展開中?

2026年11月6日時点で、au公式CMサイトには三太郎シリーズの専用ページが掲載され、桃太郎、浦島太郎、金太郎などのキャラクター情報も案内されています。
少なくとも、シリーズの終了を告知する公式情報は確認できません。
ただし、2026年のau広告では、三太郎シリーズの世界観をそのまま使うCMだけでなく、異なるCMシリーズとのコラボレーションも展開されています。
2026年9月には鬼ちゃんと高杉くんが初コラボ2026年9月18日から放映されたのが、auの新CM「高杉くんと鬼ちゃんの楽屋メイク中」篇です。
出演するのは、神木隆之介と菅田将暉。
神木隆之介が演じる高杉くんと、菅田将暉が演じる鬼ちゃんが初めてコラボしました。
楽屋での二人の会話から始まり、新しいiPhoneとauの通信を楽しむ想像の世界へ展開する内容です。
KDDIの発表では、二人はそれぞれのキャラクターの姿でも登場します。
この企画は三太郎の正月CMとは別の広告シリーズですが、鬼ちゃんというキャラクターがauの広告展開で引き続き活用されていることを示す動きです。
2026年の三太郎シリーズを見るポイント現在の展開を理解するには、次の3点を分けて考えると分かりやすくなります。
| 見るポイント | 2026年の状況 |
|---|---|
| 三太郎の正月CM | 「とどけ、ぜんぶ。」篇を1月1日から放映 |
| 鬼ちゃんの出演 | 9月に高杉くんシリーズとの初コラボ |
| シリーズの公式情報 | au公式CMサイトに専用ページを掲載 |
三太郎の物語と、auブランド全体の広告展開は必ずしも同じものではありません。
金太郎役の濱田岳をはじめ、出演者が別の広告企画に登場する場合も、三太郎の物語そのものが新しく展開したとは限らない点に注意が必要です。
【プロの結論】auの金太郎が長く愛される理由は「英雄らしくない親しみやすさ」
au三太郎シリーズの魅力を考えるうえで、金ちゃんは非常に重要な存在です。
その理由は、昔話の英雄としての強さと、現代的な人物としての弱さを同時に持っているからです。
1. 昔話のイメージを裏切るキャラクター設計従来の金太郎は、怪力や勇敢さを象徴する存在です。
しかしauの金ちゃんは、自分の物語が有名ではないと悩み、仲間に励まされることもあります。
こうした設定は、視聴者がキャラクターに感情移入するきっかけになります。
完璧な英雄よりも、少し不器用で悩みを抱えた人物のほうが身近に感じられるからです。
2. 三人の性格の違いが会話を生み出す三太郎の関係性は、単に三人の有名俳優を並べたものではありません。
それぞれの性格や反応の違いが、CMの短い時間にストーリーを生み出しています。
- 桃太郎:自由な発想と行動力を持つ。
- 浦島太郎:素直で、どこか天然な雰囲気がある。
- 金太郎:感情豊かで、人懐っこい。
この組み合わせによって、昔話を知らない世代でも人物関係を理解しやすくなっています。
3. 2026年は「つながる」から「思いが届く」へ2026年のCMで特に注目したいのは、メッセージの変化です。
KDDIの公式メディアでは、クリエイティブディレクターの篠原誠氏とKDDI担当者が制作の背景を説明しています。
その中でKDDI担当者は、通信によって人と人がつながることは手段であり、その先にある「思いが届く」ことこそ、お客さまにとっての価値だという考え方を紹介しています。
この発想は、通信会社の広告として興味深いものです。
通信速度や機能を直接説明するだけでなく、その技術によって人々の暮らしや感情がどう変わるのかを物語にしているからです。
金ちゃんの存在も、この方向性とよく合っています。
誰かに認められたい、仲間と一緒にいたい、大切なものを誰かに見せたい。金ちゃんは、そうした身近な感情を表現する役割を担っています。
三太郎CMを楽しむなら、昔話との違いだけでなく、登場人物同士の関係や、その年ごとに変わるメッセージにも注目すると、作品の見え方が変わります。
【金太郎 au】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:auの金太郎役は誰ですか?
A1:俳優の濱田岳です。2015年1月1日に放送が始まった三太郎シリーズから金太郎役を務め、「金ちゃん」の愛称で親しまれています。
Q2:auの金ちゃんと桃太郎・浦島太郎は兄弟ですか?
A2:兄弟ではありません。KDDI独自のCM設定では、昔話では別々の物語に登場する三人が友達同士という関係です。
Q3:2026年のau三太郎CMのタイトルと主題歌は何ですか?
A3:2026年1月1日から放映された「とどけ、ぜんぶ。」篇です。鬼ちゃん役の菅田将暉が歌うCMオリジナル楽曲「とどけ、ぜんぶ。」が使用され、三太郎のお正月CM初の90秒版も制作されました。
auの三太郎CMで金太郎を演じているのは、俳優の濱田岳です。
2015年1月1日の放送開始から、松田翔太演じる桃太郎、桐谷健太演じる浦島太郎とともにシリーズを支えてきました。
金ちゃんは、昔話の金太郎が持つ力強さだけでなく、悩んだり、喜んだり、仲間を大切にしたりする人間らしさを持ったキャラクターです。
2026年のお正月CM「とどけ、ぜんぶ。」篇では、蝶を見つめる繊細な姿も描かれ、従来とは違った魅力を見せました。
今後のCMを見る際には、次のポイントを押さえておくと楽しめます。
- 金太郎役は濱田岳という点は変わらない。
- 桃太郎・浦島太郎とは昔話の枠を超えた友人関係。
- 2026年は「とどけ、ぜんぶ。」という新しいメッセージが登場。
- 鬼ちゃんなど、シリーズのキャラクターは別のau広告企画にも登場している。
長年続く三太郎シリーズの魅力は、昔話の英雄たちを身近な友人のように感じさせる人物描写にあります。金ちゃんの親しみやすさと濱田岳の自然な演技は、今後のシリーズを楽しむうえでも見逃せないポイントです。
主な情報確認先:KDDI公式ニュースリリース(2015年1月・3月、2017年、2018年、2019年、2021年、2022年)、au公式CMサイト、KDDI公式メディア「Spark Journal」、2026年1月・9月のKDDI発表資料。