今回の事件で、兵庫県警が逮捕した人物は亀谷直人容疑者です。報道によると、元暴力団員で、事件当時は79歳。9月30日に兵庫区で発生した銃撃事件について殺人未遂容疑で逮捕され、10月21日には中央区で死亡した赤田正行さんに対する殺人容疑で再逮捕されました。
2件の銃撃は、別々の場所で発生しています。しかし、捜査によって両現場をつなぐ乗用車の移動や、同乗者の関係が明らかになりました。
兵庫県警の捜査によると、事件当日、亀谷容疑者はJR新神戸駅付近で赤田さんと運転役の男性(54)と合流。3人で乗用車に乗り、その後、中央区で赤田さんが撃たれました。車はさらに兵庫区へ移動し、運転役の男性も銃撃されたとされています。
亀谷容疑者は兵庫区の現場付近で逮捕され、事件に使用したとみられる回転式拳銃1丁が押収されました。中央区の事件についても関与を認める供述をしていたと報じられています。
10月21日の再逮捕後には、赤田さんを撃ったことについても容疑を認める趣旨の供述が報じられました。ただし、逮捕や本人の供述は、刑事裁判で有罪が確定したことを意味するものではありません。
(出典:神戸新聞、毎日新聞、テレビ朝日系報道)
【事件発生から逮捕まで】神戸連続発砲事件の時系列

事件が発生したのは2026年9月30日の昼過ぎです。神戸市中央区と兵庫区という約4.5キロ離れた2つの場所で、短時間のうちに銃撃が相次ぎました。
報道された捜査情報を時系列で整理すると、事件の流れは次のようになります。
この経緯で特に重要なのは、最初に逮捕された容疑と、後から追加された容疑が異なる点です。
9月30日の逮捕は、兵庫区で重傷を負った54歳男性への殺人未遂容疑でした。その後、中央区で死亡した赤田さんへの関与について捜査が進み、10月21日に殺人容疑で再逮捕されています。
なお、10月2日の報道では、亀谷容疑者が中央区の車内で赤田さんに4発撃ったと説明していることが伝えられました。司法解剖では赤田さんの右肺や腎臓などに損傷が確認され、死因は出血性ショックと報じられています。
(出典:神戸新聞、サンテレビ、毎日新聞)
【犯行動機の核心】赤田正行さんとの不動産トラブルは何だったのか
今回の神戸連続発砲事件で、捜査の大きな焦点になっているのが不動産取引をめぐる人間関係です。
10月20日の共同通信配信記事などによると、亀谷容疑者は赤田さんとの間に不動産取引をめぐるトラブルがあったという趣旨の説明をしていました。兵庫県警は、この関係が中央区での銃撃に至った背景の一つとみて調べています。
赤田さんと亀谷容疑者をめぐる土地取引毎日新聞の10月21日付報道によれば、赤田さんは自身の建設会社だけでなく、親族の不動産会社も実質的に経営していたとされています。
また、事件当日に運転していた54歳男性は、この不動産会社の従業員だったと報じられています。つまり、事件当日の乗車メンバーには、仕事上のつながりがあった可能性がうかがえます。
一方、兵庫区で銃撃された男性が運転していた車は、建設会社社長の自宅敷地内に突っ込んでいました。県警は、亀谷容疑者とこの社長との間にも別の土地をめぐるトラブルがあったという趣旨の供述を調べています。
小豆島の土地をめぐる証言事件の背景を考えるうえで注目されるのが、香川県小豆島の採石場に関する証言です。
神戸新聞の10月2日付報道によると、兵庫区の建設会社社長は、5月ごろに赤田さんから小豆島の採石場の購入を打診されたと説明しています。その際、赤田さんから亀谷容疑者を通じて購入してほしいという趣旨の話があったといいます。
しかし、社長は購入を断ったと説明。加えて、亀谷容疑者とは面識がなく、自宅に来た理由も分からないと話しています。
この証言から、少なくとも土地取引をめぐる複数の関係者が事件の周辺に存在していたことが分かります。ただし、採石場の売買が具体的にどのような条件で交渉されていたのか、金銭的な争いがあったのかなど、取引の全容は明らかになっていません。
不動産トラブルが犯行動機と確定したわけではないここで区別したいのは、容疑者が説明したトラブルの存在と、殺害に至った動機の全容は同じではないという点です。
報道されているのは、不動産取引をめぐる問題があったという供述と、県警がその背景を捜査しているという事実です。契約条件、土地の所有関係、取引金額、交渉が決裂した具体的な理由などは、詳細が公表されていません。
また、兵庫区の建設会社社長と赤田さんの関係、亀谷容疑者との土地取引の関係についても、個別に検証する必要があります。中央区の殺人容疑と兵庫区の殺人未遂容疑では、関係者も現場も異なるためです。
(出典:共同通信、毎日新聞、神戸新聞)
【防犯カメラの新情報】事件前から現場を下見していた可能性
2026年11月に入って新たに注目されているのが、兵庫区の現場周辺に設置されていた防犯カメラの映像です。
神戸新聞は11月1日、事件発生の約1週間前に、兵庫区の現場付近に設置された防犯カメラに亀谷容疑者と特徴の似た人物が映っていたと報じました。
加えて、11月2日のFNNプライムオンラインの報道でも、事件の約1週間前に現場周辺で似た人物が確認されたことが取り上げられています。
防犯カメラから分かったこと報道によると、兵庫県警は事件前に現場周辺を訪れていた可能性を調べています。亀谷容疑者は事件当日、運転役の男性に兵庫区の住宅へ向かうよう指示したことを認めているとされています。
また、兵庫区の住宅では2カ所から弾痕が見つかり、住宅に向けても発砲した可能性が捜査されています。
これらの情報から、県警が事件当日の行動だけでなく、事件前の準備や現場との接点まで調べていることが分かります。
計画的な犯行だったのか事件の1週間前に似た人物が映っていたという情報は、事前の下見の可能性を検討する材料になります。しかし、防犯カメラに映った人物が亀谷容疑者本人であると確定したわけではありません。
また、現場周辺を訪れた理由や、その時点で具体的な犯行計画が存在していたのかについても、捜査による確認が必要です。
防犯カメラの映像は、事件当日の車両の移動、人物の行動、発砲の前後関係を検証する重要な証拠になり得ます。今後は、映像の人物特定や複数のカメラ映像の照合結果が注目されます。
なお、関西テレビの10月21日付報道では、兵庫区の防犯カメラに黒い車が映り、その後に銃声のような音が記録されていたことも紹介されました。
(出典:神戸新聞2026年11月1日、FNNプライムオンライン2026年11月2日、関西テレビ2026年10月21日)
【容疑者の供述と兵庫県警の捜査】暴力団抗争ではなく個人間のトラブルか
今回の事件では、容疑者が元暴力団員だったという経歴から、暴力団同士の抗争を疑う見方も生まれやすい状況でした。
しかし、神戸新聞が10月21日に伝えた兵庫県警の説明は、異なる方向を示しています。
「暴力団による抗争事件ではなく、個人間のトラブルとみている」
兵庫県警の説明として神戸新聞が2026年10月21日に報道
県警は、組織間の抗争ではなく、亀谷容疑者と被害者らとの個人的な関係や土地取引をめぐる問題に重点を置いて捜査しています。
現在までに報道された供述内容亀谷容疑者の供述については、主に次の内容が報じられています。
- 中央区で赤田さんに対して車内から4発撃ったという趣旨の供述。
- 赤田さんを殺害したことについて、容疑を認める趣旨の説明。
- 赤田さんとの間に不動産取引をめぐるトラブルがあったという説明。
- 兵庫区の現場へ運転役の男性を向かわせたことを認める趣旨の説明。
- 兵庫区の建設会社社長との間にも土地をめぐる問題があったという趣旨の説明。
これらは報道された供述内容であり、すべてが裁判で認定された事実ではありません。供述と客観的証拠が一致するかどうかも、今後の刑事手続きで重要になります。
兵庫県警が解明すべき主なポイント捜査の焦点は、事件に使用された拳銃の入手経路、発砲の具体的な経緯、土地取引の実態、現場周辺での事前の行動などです。
特に拳銃については、9月30日の逮捕時に回転式拳銃1丁が押収されたと報じられています。事件に使用されたとみられる拳銃がどのような経路で入手され、事件前にどのように管理されていたのかは、捜査上の重要な論点です。
また、兵庫区では運転役の男性だけでなく、住宅に対する発砲の可能性も調べられています。住宅の住人である59歳の建設会社社長が、事件当時どのような状況にあったのかも、事件全体を理解するうえで欠かせません。
(出典:神戸新聞、テレビ朝日、サンテレビ)
【2026年11月最新】亀谷直人容疑者の起訴・裁判・判決状況
検索する人が特に気にしているのが、亀谷容疑者はすでに起訴されたのか、それとも裁判で判決が出たのかという点です。
2026年11月4日時点で確認できる主要報道では、9月30日の殺人未遂容疑による逮捕、10月21日の殺人容疑による再逮捕、11月初旬の防犯カメラに関する追加捜査情報が確認できます。
一方、今回確認した報道の範囲では、今回の2つの容疑について起訴されたとの発表や、刑事裁判の判決が出たとの報道は確認できません。
逮捕・再逮捕と起訴は別の手続き刑事事件では、逮捕された後に警察による捜査が行われ、検察官に事件が送致されます。その後、検察官が証拠や供述を検討し、起訴するか不起訴にするかを判断します。
起訴された場合には、裁判所で公判が開かれ、有罪・無罪や量刑について判断されます。
今回の事件についても、殺人未遂容疑と殺人容疑のそれぞれについて、検察の処分や裁判での認定内容を確認する必要があります。
したがって、現段階で亀谷容疑者を「犯人」と断定して有罪判決が確定したかのように扱うことはできません。現時点で正確なのは、2つの重大な容疑で逮捕・再逮捕され、容疑を認める供述が報道されているという説明です。
今後の注目点は、起訴の有無、起訴内容、証拠の開示、公判での供述、そして裁判所の判断です。
【神戸殺人事件の犯人に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:神戸連続発砲事件の犯人は誰ですか?
A1:兵庫県警が逮捕したのは、元暴力団員の亀谷直人容疑者(79)です。9月30日に兵庫区での殺人未遂容疑で逮捕され、10月21日に中央区で死亡した赤田正行さんへの殺人容疑で再逮捕されています。
Q2:赤田正行さんはなぜ殺害されたのですか?
A2:報道によると、亀谷容疑者は赤田さんとの間に不動産取引をめぐるトラブルがあったという趣旨の供述をしています。兵庫県警はその背景を捜査していますが、具体的な契約内容やトラブルの全容は明らかになっていません。
Q3:亀谷直人容疑者はいつ逮捕・再逮捕されましたか?
A3:2026年9月30日に兵庫区の男性に対する殺人未遂容疑で逮捕され、同年10月21日に赤田正行さんに対する殺人容疑で再逮捕されました。
Q4:神戸市中央区と兵庫区の事件は同一犯によるものですか?
A4:兵庫県警は両事件を一連の連続発砲事件として捜査しています。亀谷容疑者は両方の銃撃への関与を認める趣旨の供述をしていると報じられています。
Q5:事件の背景は暴力団の抗争ですか?
A5:兵庫県警は、暴力団同士の抗争ではなく、個人間のトラブルとみていると説明しています。不動産取引や土地をめぐる問題が捜査の焦点です。
Q6:防犯カメラには何が映っていたのですか?
A6:2026年11月1~2日の報道によると、事件の約1週間前、兵庫区の現場付近の防犯カメラに亀谷容疑者と特徴の似た人物が映っていました。県警は事前に現場を下見していた可能性を調べています。
Q7:亀谷直人容疑者は起訴され、判決が出ていますか?
A7:2026年11月4日時点で確認できる主要報道では、起訴や判決に関する発表は確認できません。逮捕・再逮捕と有罪判決は別の手続きです。
2026年9月30日に神戸市中央区と兵庫区で発生した連続発砲事件では、亀谷直人容疑者が殺人未遂容疑で逮捕され、その後、赤田正行さんに対する殺人容疑でも再逮捕されました。
これまでの報道から、事件の全体像を理解するうえで重要なのは次の3点です。
第一に、不動産取引をめぐる人間関係です。 赤田さんと亀谷容疑者の間にトラブルがあったという供述に加え、兵庫区の建設会社社長との間にも土地をめぐる問題があったとされています。複数の不動産関係者が事件に関わっていた背景の解明が大切です。
第二に、事件前後の行動を示す客観的証拠です。 事件当日の車両の移動、防犯カメラの映像、押収された拳銃、住宅に残された弾痕などが、犯行の経緯や計画性を判断する重要な材料になります。
第三に、起訴と裁判の行方です。 逮捕・再逮捕によって捜査が進んでいますが、最終的な刑事責任は裁判手続きを通じて判断されます。供述と客観的証拠がどのように結び付くのかが焦点です。
事件の報道を追う際には、「逮捕された」「容疑を認めた」「起訴された」「有罪判決が確定した」という4つの段階を混同しないことが大切です。今後は兵庫県警の捜査結果と検察の判断、裁判で明らかになる事実に注目する必要があります。
2026年11月4日時点では、亀谷直人容疑者が逮捕・再逮捕されたこと、不動産トラブルが捜査上の焦点になっていること、防犯カメラによる事前行動の検証が進められていることが、事件を理解するための主要なポイントです。