錦鯉の優勝には、約9年間にわたるコンビとしての活動と、決勝の舞台で積み上げてきた経験が関係しています。
錦鯉は2012年4月1日に結成。所属はソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)です。長谷川雅紀がボケ、渡辺隆がツッコミを担当しています。
長谷川雅紀と渡辺隆のプロフィールボケ担当
- 生年月日:1971年7月30日
- 出身:北海道
- 2021年優勝時:50歳
- 大会史上最年長の優勝者
ツッコミ担当
- 生年月日:1978年4月15日
- 出身:東京都
- 2021年優勝時:43歳
- 長谷川のボケを支えるツッコミ役
出典:M-1グランプリ公式コンビ情報、テレビ朝日ニュース。
長谷川と渡辺が錦鯉を結成したとき、長谷川は40歳、渡辺は33歳でした。一般的な若手芸人のコンビ結成とは異なるスタートでしたが、2人はそれぞれの持ち味を生かして漫才を続けていきます。
2020年にはM-1グランプリの決勝に初進出し、4位という結果を残しました。そして翌2021年、2年連続の決勝進出を果たし、ついに優勝を獲得します。
2021年の優勝は、単なる一発勝負の成功ではありません。前年の決勝経験を経て、再び大舞台に立ち、最後まで自分たちの漫才を貫いた結果でした。
「諦めないでやってきて良かったと思います」
優勝直後、長谷川は涙ながらにこう語りました。渡辺も「ホントに雅紀さんとコンビ組めて良かったです」と相方への感謝を伝えています。
長谷川の涙と渡辺の言葉は、長い芸人人生を歩んできた2人が、同じ目標を達成した瞬間を象徴するものでした。
史上最年長チャンピオンという記録錦鯉の優勝を語るうえで欠かせないのが、長谷川雅紀の年齢です。
優勝当時、長谷川は50歳。M-1グランプリの大会史上、最年長の王者となりました。相方の渡辺も43歳で、2人の年齢を合わせると93歳です。
ただし、最年長記録はコンビの平均年齢ではなく、長谷川本人が50歳で優勝したことを指します。
また、所属事務所の面でも歴史的な優勝でした。錦鯉は吉本興業以外の所属芸人として、2007年のサンドウィッチマン以来14年ぶりに王者となりました。SMAにとっても、M-1の優勝トロフィーを初めて持ち帰る快挙でした。
若さや勢いだけでなく、経験を積み重ねた芸人にも漫才日本一を獲得する可能性がある。そのことを示した大会として、2021年の錦鯉の優勝は記憶されています。
【M-1グランプリ歴代優勝者】2021年の錦鯉はどんな位置づけ?

M-1グランプリは2001年に始まった漫才日本一を決める大会です。2011年から2014年まで休止期間があり、2015年に復活しました。
錦鯉が優勝した2021年大会は第17回。2020年から2025年までの歴代王者を並べると、次のようになります。
| 開催年 | 優勝コンビ |
|---|---|
| 2020年 | |
| 2021年 | 錦鯉 |
| 2022年 | |
| 2023年 | |
| 2024年 | 令和ロマン |
| 2025年 |
出典:M-1グランプリ公式サイト「大会の歴史」。
2021年の翌年にはウエストランドが優勝し、2023年と2024年には令和ロマンが大会史上初の2連覇を達成。2025年はたくろうが王者となりました。
2026年11月時点で2025年大会までの公式歴代記録を振り返ると、錦鯉の優勝は、後の大会で続いたさまざまな王者の誕生とは異なる魅力を持っています。
それは、ベテラン芸人が長年の経験を武器に、最終決戦で若い世代を含む強豪を抑えて頂点に立ったことです。ファーストラウンドの得点だけでは説明できない、漫才の面白さと審査員の評価が交差した大会でした。
【M-1グランプリ2021の優勝】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:M-1グランプリ2021で優勝したのは誰ですか?
A1:お笑いコンビの錦鯉です。長谷川雅紀と渡辺隆が2021年12月19日の決勝で優勝し、第17代王者になりました。
Q2:錦鯉はファーストラウンドで何点を獲得しましたか?
A2:655点です。665点のオズワルドに次ぐ2位で、同じ655点のインディアンスとは審査員の個別採点による順位決定ルールで差がつきました。
Q3:最終決戦で錦鯉に投票した審査員は誰ですか?
A3:富澤たけし、塙宣之、立川志らく、中川家・礼二、松本人志の5人です。オズワルドはオール巨人、インディアンスは上沼恵美子から1票ずつ獲得しました。
Q4:錦鯉は何歳でM-1グランプリに優勝しましたか?
A4:優勝時の長谷川雅紀は50歳、渡辺隆は43歳でした。長谷川は大会史上最年長の優勝者となりました。
Q5:錦鯉が優勝したときの最終決戦のネタは何ですか?
A5:町中に逃げた猿を捕まえたいという内容の漫才です。長谷川の突飛な発想と渡辺のツッコミが展開するネタで、最後の「ライフイズビューティフル」というフレーズも話題になりました。
Q6:オズワルドが665点で1位だったのに、なぜ優勝できなかったのですか?
A6:ファーストラウンドの得点は最終決戦進出者を選ぶためのものだからです。最終決戦では改めて披露したネタを審査員が評価し、最多票を獲得した錦鯉が優勝しました。
M-1グランプリ2021の優勝者は錦鯉です。ファーストラウンドでは655点で2位通過。665点のオズワルドを追う立場でしたが、最終決戦では7人の審査員のうち5人から票を獲得しました。
優勝の背景には、長谷川雅紀の個性的なボケ、渡辺隆の的確なツッコミ、猿を捕まえるネタの展開力、そして最終決戦での印象的な漫才がありました。
【プロの結論】 M-1グランプリ2021を正しく理解するには、ファーストラウンドの得点と最終決戦の投票を分けて見ることが大切です。665点という最高得点だけで優勝者を判断するのではなく、2本目のネタで審査員の評価がどう変化したかに注目すると、この大会の本質が見えてきます。
そして、50歳で大会史上最年長王者となった長谷川と、43歳の渡辺がつかんだ栄冠は、M-1の歴代優勝者の中でも特別な意味を持つ出来事です。2021年の錦鯉の優勝は、年齢に関係なく漫才に挑戦し続けることの価値を伝えた、印象深い大会として残っています。