千葉県佐倉市にある「長嶋茂雄記念岩名球場」は、プロ野球界のレジェンド・長嶋茂雄さんの功績をたたえる名前を冠した、市内有数の本格的な野球施設です。岩名運動公園内に位置し、両翼92m・中堅120mのグラウンド、約2,000人を収容できるメインスタンド、ナイター照明、電光表示盤などを備えています。
2013年の名称変更には長嶋さんと佐倉市の深い結び付きがあり、球場内には記念展示室も設けられています。さらに2026年には、長嶋さんの功績を振り返る特別公開や一周忌の追悼試合も開催されました。現在の施設利用料金、予約方法、開場時間、休場日、京成佐倉駅からのアクセス、駐車場事情まで、利用前に知っておきたい情報を整理します。
【施設概要】長嶋茂雄記念岩名球場はどんな野球場?規模と設備を詳しく紹介

長嶋茂雄記念岩名球場は、千葉県佐倉市岩名字姿山にある岩名運動公園の主要施設です。自治体が管理する公共スポーツ施設であり、地域の野球大会や学校関係の試合、各種団体の競技利用などに活用されています。
単に長嶋さんの名前を冠した記念施設というわけではありません。競技用の設備も充実しており、観客を迎えるスタンドや夜間照明、電光表示盤などを備えています。
両翼92m・中堅120mの本格的なグラウンド球場の規模を把握するうえで注目したいのが、外野の広さです。
- 両翼:92m
- 中堅:120m
- グラウンド面積:約12,000平方メートル
- メインスタンド:約2,000人収容
- 主な設備:ナイター照明、電光表示盤、放送設備
千葉県スポーツ情報センターの施設情報では、メインスタンドの収容人数は2,030人、芝生スタンドは4,481人と区分して掲載されています。一方、岩名運動公園の施設案内では、メインスタンド約2,000人収容と紹介されています。数字を見る際は、メインスタンドと芝生スタンドを区別する必要があります。
また、電光表示盤と放送設備があるため、一般的な練習用グラウンドとは異なり、観客を集める大会にも対応できる環境です。
ナイター照明を備えた地域の競技拠点ナイター照明が設置されていることも特徴です。日中だけでなく、季節や利用時間帯に応じて夜間の競技にも対応しています。
ただし、夜間利用には通常の施設使用料とは別に照明料金が発生します。照明の点灯範囲によって金額も変わるため、予約時には利用予定時間と必要な設備を合わせて確認しておくと安心です。
【改称の経緯】なぜ長嶋茂雄記念岩名球場という名前になったのか
現在の名称になったのは、2013年7月12日です。
きっかけは、佐倉市出身の長嶋茂雄さんが同日、佐倉市市民栄誉賞を受賞したことでした。市はその功績をたたえ、岩名運動公園の岩名球場を「長嶋茂雄記念岩名球場」に改称。新しい球場名の除幕式も同日に行われました。
佐倉市の公式発表によると、長嶋さんは華麗なプレーと野球に対するひたむきな姿勢で国民に夢と感動を与え、日本の野球界の発展に大きく貢献した人物として評価されています。
長嶋さんと佐倉市を結ぶ関係長嶋さんは1936年生まれの佐倉市出身。現役選手として活躍した後、読売巨人軍の監督を務め、野球界を代表する存在となりました。
佐倉市との関係は、出身地というだけにとどまりません。市内では長年にわたって長嶋茂雄少年野球教室が開催され、子どもたちに野球の技術やスポーツに取り組む姿勢を伝えてきました。
球場の名称変更は、こうした地域とのつながりを象徴する出来事です。
2013年から2026年までの主な出来事| 年月 | 出来事 | 意味・内容 |
|---|---|---|
| 2013年7月12日 | 市民栄誉賞受賞・球場改称 | 岩名球場が長嶋茂雄記念岩名球場に変更 |
| 2017年 | 記念展示室オープン | 球場リニューアル工事に伴い開設 |
| 2021年度 | 文化勲章受章記念写真展 | 長嶋さんの功績を紹介 |
| 2025年6月3日 | 長嶋茂雄さん逝去 | 享年89歳。佐倉市名誉市民として功績を顕彰 |
| 2026年5月27日~6月3日 | 記念展示室・監督室の特別公開 | 通常非公開の監督室も期間限定で公開 |
| 2026年6月6日 | 一周忌追悼試合 | 母校・佐倉高校と熊谷高校による記念試合 |
佐倉市の市民栄誉賞の公式記録にも、長嶋さんの授賞日と没年が掲載されています。球場の名称は、地域が長嶋さんの功績を後世に伝えるための象徴的な存在になっています。
【記念展示室・記念館】長嶋茂雄さんのユニフォームや写真を見学できる?
球場内には「長嶋茂雄記念岩名球場展示室」と呼ばれる記念展示スペースがあります。
展示室は、球場のリニューアル工事に伴って2017年にオープンしました。長嶋さんの歩みや野球界での功績を伝える資料を集めた場所で、一般に記念館と呼ばれることもあります。
50点以上の展示資料を公開岩名運動公園の公式施設案内によると、展示室には50点以上の資料が展示されています。長嶋さんの写真をはじめ、現役時代や野球人生に関係する資料などを通じて、その足跡を振り返ることができます。
また、2021年度に開催された文化勲章受章記念長嶋茂雄写真展の展示も紹介されています。
競技場を訪れた際に野球の試合だけでなく、選手としての歩みや佐倉市との関係に触れられる点が、この施設ならではの魅力です。
観覧料金は無料。ただし公開日は不定期展示室の観覧料金は無料です。ただし、いつでも自由に入館できる常設の一般公開施設とは異なります。
公式案内では、観覧日は不定期とされています。急きょ観覧できなくなる場合もあるため、訪問前に岩名運動公園管理事務所へ問い合わせる必要があります。
観覧を希望する場合は、小出義雄記念陸上競技場の総合受付で受付を済ませてから見学する方式です。
2026年は普段非公開の監督室も特別公開2026年の大きなトピックが、長嶋さんを偲ぶメモリアル企画です。
佐倉市は2026年5月15日付の公式発表で、5月27日から6月3日まで記念展示室と監督室を一般公開すると発表しました。
特に注目されたのが、通常は非公開となっている監督室です。長嶋さんが読売巨人軍の監督時代に実際に使用していた机や椅子を展示し、当時の監督室を再現する内容でした。
- 展示室・監督室の公開期間:2026年5月27日~6月3日
- 公開時間:午前10時~午後3時
- 監督室の公開日:5月30日・31日のみ
- 料金:無料
この特別公開はすでに終了しています。2026年11月時点で見学を希望する場合は、次回の観覧予定日を確認してから訪問してください。
展示室の観覧に関する問い合わせ先は、公式展示案内に記載された岩名運動公園管理事務所(043-484-4375)です。球場の施設利用・予約については043-483-0131で受け付けています。
【利用料金・予約方法】市内と市外でいくら違う?空き状況の確認方法
長嶋茂雄記念岩名球場は、一般の団体や学生などが利用できる有料施設です。利用料金は利用者の区分によって異なり、佐倉市外の利用者には原則として2倍の料金が適用されます。
基本利用料金は2時間単位岩名運動公園の公式施設案内に掲載されている基本料金は次のとおりです。
- 一般:2,470円/2時間
- 高校生・大学生:1,310円/2時間
- 小学生・中学生:820円/2時間
利用時間は2時間単位です。複数の時間帯を利用する場合は、必要なコマ数に応じた料金を計算します。
市外利用者は基本料金の2倍佐倉市内に在住・在勤・在学していない人が利用する場合、基本料金は2倍になります。
また、3団体以上で利用する場合についても、市外在住・在勤・在学者が利用団体の半数を超えると、2倍の料金が適用される規定があります。
ナイター照明・電光表示盤などの追加料金基本利用料とは別に、付帯設備の使用料金が必要です。
- 放送設備:870円/2時間
- 電光表示盤:1,310円/2時間
- ナイター照明・全点灯:5,530円/30分
- ナイター照明・3分の2点灯:4,860円/30分
例えば、一般の市内利用者が2時間利用し、電光表示盤と放送設備を使用する場合、基本料金と設備料金を合わせて4,650円となります。ナイター照明を利用する場合は、さらに点灯時間に応じた料金が加算されます。
予約は利用希望月の2か月前から電話で受付球場の利用には事前予約が必要です。公式施設案内によると、通常は利用する月の2か月前の1日から予約を受け付けます。
予約開始日の受付は午前9時からで、岩名運動公園管理事務所への電話が基本です。
予約・問い合わせ電話番号:043-483-0131
予約開始日以外の受付時間は、午前8時15分から午後5時までです。なお、3月利用分については1月4日から受付開始となる特例があります。
予約開始日の申し込みには制限がある利用希望月の2か月前の1日、午前9時から10時までの予約については、電話1回あたりの申し込みに制限があります。
- 土曜日・日曜日・祝日:2時間1コマまで
- 平日:4時間2コマまで
- 複数日の同時予約:不可
また、午前6時30分~8時30分、午後4時30分~8時30分の時間帯を利用する場合は、希望日の3日前までに申し込む必要があります。
予約後は、利用開始までに小出義雄記念陸上競技場の総合受付で利用申請と料金の支払いを済ませてください。利用後の申請・支払いはできません。利用開始時刻から15分を過ぎても連絡がない場合はキャンセル扱いになるため、遅れる場合も注意が必要です。
2026年の空き状況は専用ページで確認球場の公式予約状況ページでは、2026年11月・12月、2027年1月・2月の予約状況が案内されています。
表示の見方は次のとおりです。
- ○:予約可能
- ×:予約不可
- 空白:予約受付前または受付終了
ただし、公式ページにも実際の予約状況と異なる場合があるとの注意書きがあります。空き表示を見ただけで予約が確定するわけではありません。希望日時がある場合は、管理事務所へ電話で確認してください。
なお、2026年1月からインターネット予約が導入された岩名運動公園の施設もありますが、公式の導入案内は岩名球技場などを対象としたものです。長嶋茂雄記念岩名球場については、球場専用ページに掲載された電話予約の案内を基準に手続きしてください。
【開場時間・休場日・アクセス】京成佐倉駅からの行き方と駐車場事情
球場を訪れる際は、季節による利用時間の違いに注意が必要です。特に冬季は休場期間が設定されているため、試合観戦や練習利用を予定している場合は事前確認が欠かせません。
季節によって開場時間が変わる岩名運動公園の公式施設案内では、月ごとの利用時間が次のように定められています。
- 3月・4月・11月・12月:午前8時30分~午後4時30分
- 5月・9月・10月:午前8時30分~午後8時30分
- 6月~8月:午前6時30分~午後8時30分
夏季は早朝から夜まで利用できる一方、11月は午後4時30分までです。2026年11月に利用する場合は、通常の利用時間が午前8時30分から午後4時30分までとなります。
休場日は第3月曜日と冬季休場期間通常の休場日は毎月第3月曜日です。ただし、第3月曜日が祝日または大会利用日に当たる場合は、次の平日が休場日になります。
加えて、12月第3日曜日の翌日から翌年2月末までは冬季休場期間です。その他、施設管理上必要と判断された場合には臨時休場することもあります。
年間を通じていつでも利用できるわけではないため、冬場の利用を考えている団体は、翌年3月の予約受付開始日も含めて計画を立てておくとよいでしょう。
京成佐倉駅からはバス約5分、徒歩約25分公共交通機関を利用する場合、最寄りの主要駅は京成佐倉駅です。
京成佐倉駅北口から岩名運動公園までは、バスで約5分が目安です。
利用できる主なバスは次の2つです。
- 佐倉市コミュニティバス・内郷ルート右回り
- なの花交通バス・印旛日本医大駅行
どちらも岩名運動公園停留所で下車します。
徒歩の場合は、京成佐倉駅北口から宮前通りを直進し、入口の看板が見えたところで左折します。所要時間は約25分です。
駅から歩くこともできますが、夏季や野球用具を持って移動する場合は、バスを利用するほうが負担を抑えられます。バスの運行本数や時刻は各交通事業者への確認が必要です。
車で行く場合は佐倉ICから約9.4km自動車の場合、東関東自動車道の佐倉ICから約9.4kmです。佐倉ICから国道51号線方面を経由し、京成佐倉駅北口入口交差点から宮前通りへ進むルートが施設案内に掲載されています。
岩名運動公園には駐車場があり、球場利用者は所定の駐車場を利用する必要があります。
ただし、駐車可能台数には限りがあります。2026年6月6日に開催された佐倉高校と熊谷高校の追悼試合についても、千葉県立佐倉高校は公式案内で駐車場の台数に限りがあるとして、公共交通機関の利用を呼びかけていました。
特に大会や記念行事の日は、通常の練習利用よりも混雑する可能性があります。車で訪れる場合も、駐車場の利用制限や大会当日の案内を確認しておくことが大切です。
【2026年最新情報】球場の利用実態と長嶋茂雄さんを偲ぶ地域の取り組み
長嶋茂雄記念岩名球場の2026年を振り返ると、通常の野球大会だけでなく、長嶋さんの功績を次世代へ伝える記念行事の会場としても活用されていることが分かります。
2026年5月は記念展示室と監督室を公開2026年5月27日から6月3日まで開催されたメモリアル企画では、普段は公開されていない監督室も特別に公開されました。
長嶋さんが実際に使用していた机や椅子を展示したことで、選手時代だけでなく監督としての活動にも目を向けられる機会となりました。
6月5日には千葉スカイセイラーズと巨人3軍の試合佐倉市の発表によると、6月5日には千葉スカイセイラーズと読売ジャイアンツ3軍による試合が同球場で開催され、午後5時に試合開始予定とされました。
記念展示だけでなく、実際の野球の試合を通じて球場を活用する企画が行われた点にも注目できます。
6月6日には母校・佐倉高校と熊谷高校の追悼試合2026年6月6日には、長嶋さんの一周忌に合わせた追悼試合が開催されました。
対戦したのは、長嶋さんの母校である佐倉高校と熊谷高校です。千葉県立佐倉高校の公式報告によると、両校の対戦には73年前の南関東大会という歴史的な縁がありました。
当時の試合で長嶋さんは高校時代唯一となる本塁打を記録しており、その対戦相手が熊谷高校でした。
今回の追悼試合では、当時の対戦投手だった熊谷高校野球部OBも来校し、当時のスコアブックを手に試合を振り返りました。参加者は長嶋さんの背番号「3」にちなみ、三本指を掲げて記念撮影に臨んだと報告されています。
こうした出来事は、球場が単なるスポーツ施設ではなく、佐倉市の野球史や地域の記憶を共有する場所としても機能していることを示しています。
一般利用者が知っておきたい球場の実態実際の利用を考える場合、長嶋茂雄記念岩名球場には大きく3つの利用目的があります。
- 競技利用:野球大会、学校関係の試合、団体練習など。
- 観戦・応援:各種大会や記念試合の観客としての来場。
- 歴史・文化的な見学:記念展示室や期間限定の特別公開の観覧。
この3つは、利用方法や受付条件が異なります。野球場を借りる場合は有料予約が必要ですが、展示室は無料で観覧できます。ただし、展示室の公開日は不定期です。
また、2026年の記念行事のように大勢の来場者が予想される場合は、駐車場や観覧受付に関する特別な案内が出ることもあります。
初めて訪れる人は、野球の試合を見たいのか、施設を借りたいのか、長嶋さんの記念展示を見たいのかを整理しておくと、当日の行動がスムーズになります。
【よくある質問】長嶋茂雄記念岩名球場に関する疑問を解決
Q1:長嶋茂雄記念岩名球場は誰でも入場できますか?
A1:野球大会などの開催時は観客として来場できる場合があります。一方、グラウンドの利用には事前予約と利用料金が必要です。記念展示室については無料ですが、観覧日は不定期なので事前確認が必要です。
Q2:長嶋茂雄記念展示室は2026年11月も見学できますか?
A2:展示室の観覧日は不定期です。2026年5月27日から6月3日には特別公開が行われましたが、その後の観覧日については岩名運動公園の公式案内で確認してください。
Q3:球場の利用料金はいくらですか?
A3:一般は2時間2,470円、高校生・大学生は1,310円、小学生・中学生は820円です。佐倉市外の利用者は原則2倍となり、照明や電光表示盤などの付帯設備には別料金がかかります。
Q4:予約はインターネットからできますか?
A4:球場専用の施設案内では電話予約が案内されています。利用希望月の2か月前の1日から、岩名運動公園管理事務所(043-483-0131)で受け付けています。空き状況は専用の予約状況ページでも確認できます。
Q5:京成佐倉駅から歩いて行けますか?
A5:徒歩約25分です。バスを利用する場合は、京成佐倉駅北口から約5分で岩名運動公園停留所に到着します。
Q6:駐車場はありますか?
A6:岩名運動公園内に駐車場があります。ただし、利用できる台数には限りがあり、大会や記念行事の日は混雑する可能性があります。公共交通機関の利用も検討してください。
長嶋茂雄記念岩名球場は、佐倉市出身の長嶋茂雄さんの功績を伝える記念施設であると同時に、地域の野球大会や学校の試合などに幅広く利用される本格的なスポーツ施設です。
両翼92m・中堅120mというグラウンド規模に加え、約2,000人収容のメインスタンド、ナイター照明、電光表示盤などを備えています。
利用を検討している人は、特に次の点を確認しましょう。
- 施設利用は2時間単位で、一般料金は2,470円。
- 佐倉市外の利用者は原則2倍の料金。
- 球場予約は利用希望月の2か月前から電話で受付。
- 11月の利用時間は午前8時30分~午後4時30分。
- 冬季は12月下旬から翌年2月末まで休場。
- 記念展示室は無料だが、観覧日は不定期。
- 京成佐倉駅からバス約5分、徒歩約25分。
- 駐車場はあるものの、大会開催日は混雑に注意。
2026年には一周忌の追悼試合や記念展示室・監督室の特別公開が実施され、長嶋さんと佐倉市のつながりが改めて注目されました。
球場を利用する人にとっては、料金・予約・休場日の確認が欠かせません。一方、長嶋さんの足跡をたどりたい人にとっては、記念展示室の公開予定を調べて訪れることが大切です。
競技の場として、そして佐倉市の野球文化を伝える場所として、長嶋茂雄記念岩名球場はこれからも地域に受け継がれていく施設です。