及川光博が演じる神戸尊は、最初に特命係へ配属されたときは2代目相棒だった。2026年のseason25では、亀山薫からバトンを受け取る形で6代目相棒として復帰する。
ここで注意したいのは、神戸尊が別の新キャラクターとして6代目になるわけではないことだ。2代目を務めた同じ神戸尊が、長い年月を経て再び右京の相棒になる。歴代相棒の交代を繰り返してきた『相棒』ならではの展開である。
歴代相棒の交代順
初代・5代目:亀山薫
寺脇康文/pre season~season7、season21~season25
熱血漢で人情味があり、右京との長年の信頼関係を築いた人物。2022年に復帰。
2代目・6代目:神戸尊
及川光博/season7最終話~season10、season25で復帰
頭脳明晰でクールなエリート官僚。組織の論理と自分自身の正義の間で葛藤する。
3代目:甲斐享
成宮寛貴/season11~season13
感情豊かで行動力があり、父親との関係も物語の重要な要素となった。
4代目:冠城亘
反町隆史/season14~season20
法務省から警視庁に出向したキャリア官僚。軽妙さと知性を併せ持つ。
この順番は、テレビ朝日が公開している歴代相棒の紹介と、season25の公式発表に基づくものだ。特に亀山と神戸は、過去の役割を引き継ぐ形で再び相棒となる点が特徴的だ。
【神戸尊の初登場】season7最終話からseason10卒業まで

神戸尊が初めて登場したのは、2009年放送のseason7最終話だ。亀山薫がseason7中盤で特命係を去った後、しばらく続いた相棒不在の時期を経て、新たな人物として登場した。
神戸は警察庁出身のエリート官僚。警察組織の中でも優秀な人材として扱われていたが、上層部から特命係に送り込まれることになる。
その目的は、特命係が警察組織に必要な部署なのかを調査すること。つまり、当初の神戸は右京の正式な相棒というより、右京を監視する役目を担った人物だった。
しかも、特命係への異動は2階級降格を伴うものだった。エリートとしてのプライドを持つ神戸にとって、右京との出会いは決して歓迎できるものではなかったのである。
season8で本格的な相棒関係が始まる2009年10月に始まったseason8から、神戸尊はレギュラー出演となった。
最初は右京の監視役だった神戸だが、実際に事件を追う中で、右京の推理力や正義感に触れていく。そして、組織から命じられた任務より、自分自身の判断を優先するようになる。
象徴的なのがseason8最終回だ。神戸には警察庁に戻る機会が提示されていたが、その打診を断り、特命係に残る道を選んだ。
右京から「ようこそ、特命係へ」と迎え入れられる展開は、神戸が単なる監視役から本当の相棒へと変わったことを示す重要な場面だった。
season9・season10で深まった右京との信頼season9、season10では、右京と神戸のコンビが本格的に定着する。
神戸の魅力は、右京の意見を何でも受け入れる人物ではないことだ。頭の回転が速く、負けず嫌いで、自分の考えを持っているため、捜査方針をめぐって右京と対立することもある。
一方で、右京も神戸の能力や判断力を認めている。互いに遠慮なく意見をぶつけながら、最終的には事件の真相へと迫っていく。その緊張感が神戸時代の大きな見どころだった。
【出演歴を完全整理】season15・17・21の再登場と時系列
神戸尊はseason10でレギュラー出演を終えたものの、キャラクターとして作品から消えたわけではない。警察庁に異動した後も右京とのつながりを保ち、重要な事件で再び登場している。
特にseason15、season17、season21は、神戸尊のその後を理解するうえで欠かせない出演回だ。
神戸尊の出演年表出典:テレビ朝日公式番組情報、公式スタッフ発表、season21各話情報。
season15:第13話・第14話で再登場神戸尊の久々のドラマ復帰となったのが、2017年2月1日と8日に放送されたseason15の第13話・第14話だ。
この時点で神戸は特命係を離れ、警察庁長官官房付という立場にいた。かつての相棒である右京との関係は続いており、再び事件に関わることで存在感を見せた。
レギュラー出演を終えても神戸という人物が物語に必要とされていることを示す再登場だった。
season17:元日スペシャル「ディーバ」で冠城と共演次の大きな再登場は、2019年1月1日放送のseason17元日スペシャル「ディーバ」だ。
このエピソードでは、右京からの依頼を受けた神戸が事件に関わり、当時の4代目相棒・冠城亘(反町隆史)と共演する。
かつて右京の隣にいた神戸と、現在の相棒である冠城が同じ事件に関わる構図は、歴代相棒の関係性を楽しめる貴重な場面となった。
テレビ朝日の公式告知でも、神戸と冠城がアクションシーンで共演することが紹介されている。
season21:初代・2代目相棒が初対面2023年のseason21では、神戸尊が最終回スペシャルの第20話・第21話に登場した。
この出演で特に注目されたのが、初代相棒の亀山薫と2代目相棒の神戸尊が初めて顔を合わせたことだ。
亀山は2022年のseason21から約14年ぶりに復帰していたが、神戸と直接対面する機会はなかった。そこでseason21の終盤、2人が同じ事件に関わることで、歴代相棒の交流が実現した。
物語は元官房長・小野田公顕の遺骨盗難事件を軸に展開。神戸は警察庁側の立場から事件に関わり、右京や亀山、米沢守らとつながっていく。
season21第20話は2023年3月8日、第21話は同年3月15日に放送された。テレビ朝日の各話紹介にも及川光博の出演が記載されている。
【卒業理由を検証】神戸尊はなぜseason10で相棒をやめたのか
神戸尊の卒業については、俳優の及川光博が降板を希望したのではないか、撮影現場で何か問題があったのではないか、といった疑問を持つ人もいる。
しかし、2012年2月7日に開かれた卒業発表会見と、テレビ朝日の公式スタッフブログには、制作側の説明が残されている。
2012年2月7日に卒業を正式発表テレビ朝日はseason10の最終回で神戸が特命係を卒業すると発表した。及川光博自身も会見に出席し、3年間演じてきた神戸尊の卒業を報告している。
当時、制作を担当していた松本基弘ゼネラルプロデューサーは、視聴者にいつも新鮮な気持ちで作品を楽しんでもらうことが制作側の役割だと説明。卒業はストーリー上の新たな展開として企画されたものだった。
また、オリコンの2012年2月7日の報道では、神戸のseason10卒業は当初から予定されていたことも伝えられている。
ドラマ内での卒業理由は何だったのか制作上の理由と、劇中における神戸自身の理由は分けて考える必要がある。
劇中ではseason10最終回の事件が大きな転機となった。クローン人間をめぐる殺人事件の捜査で、右京と神戸は決定的な対立を経験する。
神戸は自分の正義を貫くために行動したものの、その結果、右京の信念を曲げさせてしまったという負い目を感じる。右京から引き留められる場面もあったが、最終的には警察上層部の意向によって、警察庁長官官房付への異動を余儀なくされた。
つまり、神戸の卒業は単純な仲違いや右京との決別ではない。正義を貫くことの難しさと、警察組織の論理が交錯した結果だった。
卒業に関する噂と確認できる事実| よくある疑問 | 確認できる内容 |
|---|---|
| 及川光博と水谷豊が不仲だった? | 公式発表で不仲を理由とする説明はない |
| 及川光博が突然降板した? | season10を区切りとする卒業が事前に決まっていた |
| 神戸尊は殉職した? | 殉職ではなく、警察庁への異動 |
| 右京と絶縁した? | 卒業後も連絡を取り、事件解決に協力している |
| 再登場はあり得なかった? | season15・17・21で実際に再登場している |
重要なのは、俳優の降板とキャラクターの卒業は別の話だということだ。及川光博はseason10でレギュラー出演を終えたが、神戸尊という人物は作品世界に残り続けていた。
【右京と神戸の関係】歴代相棒とは違う魅力と再共演の意味
神戸尊は右京にとってどんな存在だったのか神戸尊と杉下右京の関係を一言で表すなら、互いの能力を認めながらも、簡単には譲らない対等な関係だ。
亀山薫が人間的な温かさや行動力で右京を支えるタイプだったのに対し、神戸は論理的な思考と組織内部の事情に詳しい知識を武器にする。
警察官僚としての経験があるため、警察組織の力関係や上層部の思惑にも敏感だ。右京が正面から真実を追求する一方、神戸は組織の事情を理解したうえで別の角度から事件を見ることができる。
その違いが、捜査に深みを与えていた。
歴代相棒との違いを比較| 相棒 | 演じた俳優 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 亀山薫 | 寺脇康文 | 熱血・人情・行動力 |
| 神戸尊 | 及川光博 | 知性・冷静さ・エリート意識 |
| 甲斐享 | 成宮寛貴 | 若さ・感情・純粋な正義感 |
| 冠城亘 | 反町隆史 | 柔軟性・交渉力・軽妙さ |
この比較から分かるのは、相棒の交代が単なる出演者の入れ替えではないということだ。新しい相棒が加わることで、右京の人物像や捜査の進め方にも違った側面が生まれる。
神戸の場合、警察官僚としての視点を持っていることが大きな強みだった。右京が組織の矛盾を追及するとき、神戸はその組織の内部事情を知る人物として、時には協力者となり、時には対立する存在にもなる。
season21で亀山と神戸が初対面した意味season21で実現した亀山と神戸の初対面は、シリーズの歴史を振り返るうえでも大きな出来事だった。
亀山は右京と長年にわたり捜査を続けた初代相棒。神戸はその後を継ぎ、異なる価値観で右京を支えた2代目相棒だ。
それぞれの時代を知る視聴者にとって、2人が同じ事件に関わることは、シリーズの過去と現在がつながる瞬間でもあった。
そして2026年、season25で亀山から神戸へバトンが渡される。season21の共演が単発の歴代相棒集合にとどまらず、次の大きな展開につながることになった。
【2026年最新】season25で神戸尊は何話から復帰する?
2026年10月13日、テレビ朝日は『相棒 season25』で前代未聞の相棒交代を実施すると正式発表した。
内容は、寺脇康文演じる亀山薫から及川光博演じる神戸尊へのシーズン途中のバトンタッチだ。神戸は2012年の卒業以来、十数年ぶりに6代目相棒として右京と再びコンビを組むことになる。
この発表は、テレビ朝日の公式ニュースに加え、テレ朝POSTなどでも大きく報じられた。
神戸尊の復帰は何話から?多くの視聴者が気になっているのが、及川光博が何話から出演するのかという点だ。
2026年11月6日時点では、具体的な交代話数は公表されていない。
10月13日の公式発表では「今シーズンのどこかで」バトンタッチすると説明されているものの、第何話で神戸が登場するのか、何話で亀山が特命係を離れるのかまでは明らかにされていない。
実際、season25の第3話「裁かれたい殺人」は11月4日に放送され、杉下右京と亀山薫のコンビが引き続き事件を担当している。少なくとも第3話の時点では交代は実現していない。
亀山薫はなぜ特命係を離れるのか今回の交代では、神戸の復帰だけでなく、亀山がどのような経緯で特命係を離れるのかも要点だ。
亀山はseason21で約14年ぶりに復帰し、右京とのコンビを再結成した。season25では通算12シーズン目に突入している。
テレビ朝日の発表でも、亀山が再び特命係を離れる理由は今後の物語の見どころとして扱われている。つまり、交代の具体的な事情は公式発表の時点では未公開だった。
亀山が自ら異動を希望するのか、警察組織の事情が関係するのか、それとも事件をきっかけにした展開なのか。いずれも現段階では確定していない。
神戸尊はなぜ今になって復帰するのか公式発表によれば、神戸は現在、警察庁長官官房付という立場にある。右京とはseason10の卒業後も連絡を取り続け、必要に応じて事件解決に協力してきた。
今回の復帰は、単に過去の人気キャラクターを再登場させるだけではない。亀山と神戸という異なるタイプの相棒を、同じシーズンの中で連続して描くというシリーズの新しい試みでもある。
制作側が具体的な交代のタイミングを伏せていることもあり、神戸がどのような経緯で再び特命係に加わるのかは、season25の大きな物語上の焦点になっている。
【プロの結論】神戸尊の復帰が『相棒』にもたらすもの
神戸尊の魅力は、2代目相棒としての人気だけではない。警察庁のエリート官僚として登場し、組織の命令に従う立場から、自分自身の正義を優先する人物へと変化したことにある。
season10の卒業は、その成長の延長線上にあった。右京と意見が違っても自分の信念を曲げず、結果として特命係を離れることになった神戸の姿は、シリーズの中でも印象深い。
そして、season15・17・21での再登場を経て、season25では再び相棒という立場に戻る。これは、過去のキャラクターを懐かしむだけではなく、長い時間を経た人物同士の関係をもう一度描く機会でもある。
今回の展開で特に注目したいのは、次の3点だ。
歴代相棒を見比べると、神戸尊は右京にとって、単なる優秀な部下ではなく、自分とは異なる価値観を持ちながらも信頼できる存在だったことが分かる。だからこそ、2026年の復帰には過去の再現以上の意味がある。
【及川光博と相棒】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:及川光博は『相棒』で何代目ですか?
A1:神戸尊役として初めて出演した際は2代目です。2026年のseason25では、亀山薫からバトンを受け取る6代目相棒として復帰が決定しています。
Q2:神戸尊の初登場はseason何ですか?
A2:2009年放送のseason7最終話です。season8からレギュラー出演し、season10まで2代目相棒を務めました。
Q3:神戸尊が相棒をやめた理由は何ですか?
A3:劇中ではseason10最終回の事件で右京との間に葛藤が生じ、最終的に警察庁長官官房付へ異動したためです。制作側は視聴者に新鮮な展開を届けるためのストーリー上の変更と説明しています。
Q4:神戸尊はseason15・17・21の何話に登場しましたか?
A4:season15の第13話・第14話、season17の元日スペシャル「ディーバ」、season21の第20話・第21話です。
Q5:神戸尊と亀山薫は共演していますか?
A5:はい。2023年のseason21第20話・第21話で初対面が実現しました。2人はそれぞれ初代と2代目の相棒として、右京を支えてきた人物です。
Q6:神戸尊はseason25の何話から復帰しますか?
A6:2026年11月6日時点で具体的な話数は未発表です。テレビ朝日はseason25の途中で亀山から神戸へ交代すると正式発表しています。
Q7:2026年現在、及川光博は『相棒』に出演していますか?
A7:season25での復帰が正式決定しています。ただし、11月6日時点では第3話まで亀山薫が相棒を務めており、神戸尊への交代はまだ放送されていません。
及川光博が演じる神戸尊は、2009年のseason7最終話で初登場し、season8からseason10まで2代目相棒として活躍した。その後もseason15、season17、season21で再登場し、右京との関係を保ち続けてきた。
2012年の卒業は、俳優同士の不仲などではなく、制作側が意図したストーリー上の展開だった。劇中でも神戸は殉職したわけではなく、警察庁への異動後も右京とのつながりを維持していた。
そして2026年10月13日、テレビ朝日がseason25での6代目相棒への復帰を正式発表。亀山薫から神戸尊へバトンを渡す、シリーズ史上でも異例の展開が決まった。
今後の最大の注目点は、神戸尊が何話から登場するのか、亀山がどのような事情で特命係を離れるのか、そして右京と神戸が再びどのような関係を築いていくのかという3点だ。
2代目として始まった神戸尊の物語が、6代目として新たな段階に入る。『相棒』season25は、シリーズの歴史を知るファンにとっても、神戸時代を初めて見る視聴者にとっても、見逃せないシーズンになりそうだ。
主な参考資料:テレビ朝日『相棒 season25』公式発表・歴代相棒紹介・season17およびseason21公式番組情報、テレビ朝日公式スタッフブログ、オリコンニュース、MANTANWEB。