最初に押さえておきたいのは、17歳のおじゃる丸は、通常シリーズの年齢設定が変更されたキャラクターではないという点です。
NHKエンタープライズの公式キャラクタープロフィールでは、坂ノ上おじゃる丸は現在も5歳。千年前のヘイアンチョウにある妖精界の貴族・坂ノ上家の一人息子として紹介されています。
公式プロフィールには、次のような特徴も記されています。
- 年齢は5歳。
- 雅なことが得意で、和歌や蹴鞠を好む。
- のんびり、まったりした性格。
- ちょっぴりわがままで、体力はあまりない。
- 屋敷の池でおぼれた経験から水が苦手。
つまり、通常のおじゃる丸の基本設定は、17歳バージョンの登場後も維持されています。
17歳版は偽物なのか、それとも成長した本人なのかおじゃる17は、単なる別人や偽物として登場したキャラクターではありません。
作品内では、5歳のおじゃる丸と同じ「坂ノ上おじゃる丸」を名乗る17歳の青年として描かれています。
2016年12月のエピソードでは、5歳のおじゃる丸が青年を見つけ、自分の偽物ではないかと疑う場面があります。しかし、物語の中心にあるのは、二人が同じ名前を持つ存在として向き合う展開です。
したがって、検索される「おじゃる丸17歳の正体」という疑問への答えは、特別エピソードで描かれた、17歳に成長した坂ノ上おじゃる丸です。通常シリーズの5歳設定と区別して理解する必要があります。
【初登場の真相】2016年4月6日の第19シリーズ第1話「おじゃる17」

おじゃる17が初めて登場したのは、2016年4月6日放送の第19シリーズ第1話「おじゃる17(セブンティーン)」です。
当時の番組紹介によると、月光町に現れたのは、見慣れない美しい青年。小町ちゃんやカメ・トメ、うすいさちよなど、普段のおじゃる丸を知る登場人物たちが、その美男子ぶりに驚くという内容でした。
加えて、オカメ姫も青年の姿に魅了されます。
これまでの5歳のおじゃる丸とは大きく異なるビジュアルが、初登場時の大きな見どころでした。
なぜ17歳という設定が採用されたのかここで興味深いのが、制作側が明かした企画の背景です。
2016年3月30日付のJ-CASTニュースは、監督の大地丙太郎氏とエグゼクティブプロデューサーの吉國勲氏がNHK公式ホームページで語った内容を紹介しています。
大地監督が説明した企画の狙いは、視聴者を驚かせることでした。
「視聴者の皆さんをびっくりさせる方法はないかと考えて……。」 出典:J-CASTニュースが紹介した大地丙太郎監督のコメント
また、吉國氏は若い光源氏が頭中将と舞を舞う『源氏物語』の美しい場面をイメージとして挙げ、17歳のおじゃる丸について説明しています。
この背景を踏まえると、17歳という年齢は単に主人公を大人にするための数字ではありません。
平安貴族を思わせる雅な世界観と、若い美男子としての魅力を組み合わせた企画だったことが分かります。
初登場時に話題になったポイント当時の報道では、特に次の3点が注目されました。
1. ビジュアルの変化: 幼いおじゃる丸が、端正な顔立ちの青年になったこと。
2. 声優の変更: 通常版の西村ちなみから、小野賢章へと担当声優が変わったこと。
3. 作品の意外性: 幼児向けの長寿アニメで、突然17歳の美少年が登場したこと。
2016年3月30日のMANTANWEBや4月6日のシネマカフェなども、この異例のキャラクター登場を取り上げています。
【再登場を解説】2016年12月15日「おじゃる17vs5 ミヤビな決とう」
初登場から約8か月後、おじゃる17は再びNHK Eテレの番組に登場しました。
再登場回は、2016年12月15日放送の「おじゃる17vs5 ミヤビな決とう」です。
このエピソードで最大の見どころとなったのが、初登場時には実現しなかった5歳と17歳のおじゃる丸の共演でした。
物語のあらすじとおじゃる17の正体物語は、プリンを楽しみに帰ってきた5歳のおじゃる丸の前に、見知らぬ青年が現れるところから始まります。
ところが、その青年はおじゃる丸が食べるはずだったプリンを先に食べています。
驚いたおじゃる丸が青年の正体を尋ねると、青年は自らを「坂ノ上おじゃる丸」と名乗ります。
自分と同じ名前の人物が現れたことで、5歳のおじゃる丸は偽物ではないかと疑います。
ここから、二人の雅な対決が展開していきます。
タイトルにある「17vs5」は、単なる年齢の比較ではありません。異なる年齢の二人が同じ存在として向き合う、シリーズならではの遊び心を表しています。
成長した子鬼トリオも登場再登場回では、おじゃる17だけでなく、子鬼トリオも成長した姿で登場します。
通常の子鬼トリオは、エンマ大王のシャクを取り戻そうとするおじゃる丸の追っかけ役としておなじみです。
しかし、このエピソードでは大人びた姿になり、普段とは違った雰囲気を見せます。
2016年11月30日のアニメイトタイムズ掲載情報では、それぞれの年齢も紹介されました。
- アオベエ:19歳
- アカネ:18歳
- キスケ:17歳
特にアオベエの青年姿は、通常のキャラクターデザインとのギャップが大きな見どころです。
【人物・声優相関表】おじゃる丸5歳と17歳の違いを比較
ここまでの情報を整理すると、通常版と成長版の違いが分かりやすくなります。
| キャラクター | 年齢設定 | 声優 | 作品内での位置づけ |
|---|---|---|---|
| 坂ノ上おじゃる丸 | 5歳 | 西村ちなみ | 通常シリーズの主人公 |
| おじゃる17 | 17歳 | 小野賢章 | 成長した特別版 |
| アオベエ | 19歳 | 一条和矢 | 成長した子鬼トリオ |
| アカネ | 18歳 | 南央美 | 成長した子鬼トリオ |
| キスケ | 17歳 | うえだゆうじ | 成長した子鬼トリオ |
※年齢は2016年の特別エピソードで紹介された設定。声優は各キャラクターの担当者。
おじゃる丸5歳と17歳の主な違い1. 年齢と外見
5歳版は、丸みのある幼い姿が特徴です。一方、17歳版は、すらりとした青年の姿で描かれています。
2. 声の印象
5歳版を担当する西村ちなみは、通常のおじゃる丸の独特な話し方を長く支えてきた声優です。
17歳版を担当する小野賢章は、青年らしい声で成長した姿を表現しています。
3. 物語上の役割
5歳版は通常シリーズの日常的な騒動を担う主人公です。
17歳版は、成長した姿という意外性を生かした特別エピソードの中心人物です。
重要なのは、17歳版が登場したからといって、通常版が主人公の座を降りたわけではないということです。
【声優を解説】おじゃる17役の小野賢章と通常版の西村ちなみ
おじゃる17役を担当。2016年の初登場から再登場まで、17歳版の声を演じています。
小野賢章は、アニメ『黒子のバスケ』の黒子テツヤ役や、映画『ハリー・ポッター』シリーズの日本語吹き替え版でハリー・ポッター役を担当したことで知られる声優です。
おじゃる17では、通常版とは異なる青年の雰囲気を声で表現しました。
単純に声を低くするだけではなく、おじゃる丸らしい雅な言葉遣いや独特のキャラクター性を引き継いでいることがポイントです。
西村ちなみが演じる通常のおじゃる丸通常の5歳のおじゃる丸を担当する声優。長年にわたり主人公の個性を表現しています。
通常版のおじゃる丸の声は西村ちなみです。
おじゃる丸の特徴である「マロ」という一人称や「おじゃる」という語尾、のんびりした話し方など、作品の印象を形作る重要な役割を担っています。
2022年の25周年スペシャルでは、西村ちなみと小野賢章が5歳版と17歳版の掛け合いを演じました。
MANTANWEBの取材記事によると、西村は小野との共演について、二人で一緒に収録した充実感を語っています。
【その後の展開】おじゃる17は2022年の25周年スペシャルにも登場
2016年に登場したおじゃる17は、一度きりの企画で終わったわけではありません。
次の大きな展開となったのが、2022年3月28日放送の25周年スペシャル「ヘイアンチョウ鬼神決戦(おにがみけっせん)」です。
この作品では、約6年ぶりにおじゃる17が再登場しました。
25周年スペシャルで描かれた新たな物語物語の舞台は、荒れ果てたヘイアンチョウです。
おじゃる丸とおじゃる17が登場し、成長した子鬼トリオや、おじゃメンズにそっくりな男たちも加わります。
加えて、坂ノ上家に伝わる不思議な力や、おじゃる17の失われた記憶など、通常シリーズとは異なるスケールの大きな物語が展開されました。
17歳版はファン向けの特別な物語として発展2022年のスペシャルについて、大地丙太郎監督は25年間応援してきた視聴者への感謝を込めた内容だと説明しています。
また、通常の『おじゃる丸』とは違うと思われるほどの驚きを用意したとも語っています。
この発言は、17歳版の登場が単なる外見変更ではなく、長寿作品の節目に合わせた特別な演出として展開されてきたことを示しています。
2016年の2エピソードと2022年のスペシャルを時系列で整理すると、次のようになります。
| 年月日 | エピソード | 主な内容 |
|---|---|---|
| 2016年4月6日 | おじゃる17 | 17歳版が初登場 |
| 2016年12月15日 | おじゃる17vs5 ミヤビな決とう | 5歳版と17歳版が初共演 |
| 2022年3月28日 | ヘイアンチョウ鬼神決戦 | 25周年スペシャルで約6年ぶりに再登場 |
【よくある誤解を検証】おじゃる丸17歳に関するよくある質問(FAQ)
Q1:おじゃる丸は公式設定で17歳になったのですか?
A1:いいえ。NHKエンタープライズの公式キャラクタープロフィールでは、通常のおじゃる丸は5歳です。17歳版は特別エピソードに登場する成長した姿です。
Q2:おじゃる17の声優は誰ですか?
A2:小野賢章です。通常の5歳のおじゃる丸は西村ちなみが担当しています。
Q3:おじゃる17の初登場は何年何月何日ですか?
A3:2016年4月6日です。第19シリーズ第1話「おじゃる17(セブンティーン)」で初登場しました。
Q4:おじゃる17の再登場回はいつですか?
A4:2016年12月15日放送の「おじゃる17vs5 ミヤビな決とう」です。5歳版との初共演や、成長した子鬼トリオの登場が見どころです。
Q5:成長した子鬼トリオの年齢はいくつですか?
A5:2016年の再登場回では、アオベエが19歳、アカネが18歳、キスケが17歳として紹介されています。
Q6:おじゃる17は2016年以降も登場していますか?
A6:はい。2022年3月28日放送の25周年スペシャル「ヘイアンチョウ鬼神決戦」に約6年ぶりに登場しています。
【プロの結論】おじゃる丸17歳は通常設定とは異なる特別な成長バージョン
「おじゃる丸17歳」という検索キーワードの背景には、通常の5歳のおじゃる丸とのギャップや、青年になった姿の正体を知りたいという関心があります。
今回の情報を整理すると、押さえるべき要点は3つです。
- 公式設定と特別設定を区別すること。 通常のおじゃる丸は5歳であり、17歳への恒久的な設定変更は確認できません。
- 2016年の2作品を押さえること。 初登場は4月6日の「おじゃる17」、再登場は12月15日の「おじゃる17vs5 ミヤビな決とう」です。
- 声優の違いを理解すること。 5歳版は西村ちなみ、17歳版は小野賢章が担当しています。
おじゃる17の魅力は、単に主人公を美少年に成長させたことだけではありません。
千年前のヘイアンチョウという作品の世界観、雅な貴族というキャラクター設定、そして長年親しまれてきた5歳のおじゃる丸の個性を組み合わせることで、いつもの作品とは違う楽しみ方を生み出した点にあります。
加えて、2022年の25周年スペシャルでも再登場したことから、17歳版は長寿作品の節目を彩る重要な特別キャラクターとして位置づけられています。
2026年現在も、5歳のおじゃる丸と17歳のおじゃる17は、同じキャラクターの異なる描かれ方として区別するのが正確です。 公式プロフィールの5歳設定を知ったうえで2016年の2作品を見直すと、年齢の違いだけではない、作品ならではの遊び心や演出の意図がより鮮明に伝わってきます。