2026年九州場所は、11月8日(日)に初日、11月22日(日)に千秋楽を迎える。会場は福岡国際センター。御嶽海にとっては、十両で再び勝ち越しを狙う重要な15日間となる。日本相撲協会の年間日程表でも、この日程が公表されている。
11月場所の番付と初日の対戦カード御嶽海

東十両9枚目御嶽海
出羽海部屋・33歳3勝-0勝
対白熊
九州場所初日11月8日(日)
現在の星取0勝0敗
2026年11月6日時点。日本相撲協会の力士プロフィールおよび対戦記録に基づく。
初日の相手となる白熊は、福島県出身、二所ノ関部屋所属の力士。今回の対戦は東西の十両9枚目同士の顔合わせだ。
過去の対戦成績は以下のとおり。
- 御嶽海:3勝
- 白熊:0勝
- 勝率:御嶽海100%
直近の対戦は2026年秋場所4日目。御嶽海が引き落としで白熊を破っている。
注目したいのは、御嶽海が相手の攻めを受け止めるだけでなく、相手の重心を崩して勝負を決めている点だ。過去3戦全勝という数字は、初日を迎えるうえで心強い材料になる。
ただし、3戦という対戦数は決して多くない。過去の相性だけで勝敗を予測するのではなく、立ち合いの圧力や前に出る攻めを確認したいところだ。
最新の星取表は?九州場所はまだ0勝0敗2026年11月6日現在、九州場所は開幕前のため、御嶽海の星取表は0勝0敗。初日の白熊戦が今場所最初の取組となる。
一方、直近の秋場所は次のような結果だった。
| 日 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 初日 | 佐田の海 | ● |
| 2日目 | 嵐富士 | ● |
| 3日目 | 北の若 | ● |
| 4日目 | 白熊 | ○ |
| 5日目 | 大青山 | ● |
| 6日目 | 風賢央 | ○ |
| 7日目 | 旭海雄 | ○ |
| 8日目 | 寿之富士 | ● |
| 9日目 | 一意 | ● |
| 10日目 | 阿武剋 | ● |
| 11日目 | 玉鷲 | ● |
| 12日目 | 友風 | ○ |
| 13日目 | 嘉陽 | ○ |
| 14日目 | 翠富士 | ● |
| 千秋楽 | 羽出山 | ● |
○=勝ち、●=負け。日本相撲協会の2026年9月場所公式星取表に基づく。
秋場所は序盤3連敗から始まり、4日目に白熊を破って初白星を挙げた。しかし、その後も連敗と連勝を繰り返し、最終的には5勝10敗。千秋楽も羽出山に上手投げで敗れた。
【成績を徹底比較】御嶽海の直近7場所と番付降下の経緯
御嶽海の現在地を理解するには、秋場所だけでなく、2025年からの成績を連続して見る必要がある。
特に注目すべきなのは、2026年7月場所の2勝13敗だ。ここで大きく負け越したことが幕内から十両への転落につながり、9月場所でも5勝10敗だったため、11月場所はさらに番付を下げた。
直近7場所の成績一覧2025年9月場所から2026年9月場所まで、終了した7場所を集計すると、御嶽海は44勝61敗。勝率は約41.9%となる。
| 場所 | 番付 | 成績 |
|---|---|---|
| 2025年9月 | 西前頭12枚目 | 7勝8敗 |
| 2025年11月 | 西前頭13枚目 | 7勝8敗 |
| 2026年1月 | 西前頭14枚目 | 7勝8敗 |
| 2026年3月 | 西前頭15枚目 | 8勝7敗 |
| 2026年5月 | 東前頭14枚目 | 8勝7敗 |
| 2026年7月 | 西前頭11枚目 | 2勝13敗 |
| 2026年9月 | 西十両4枚目 | 5勝10敗 |
| 7場所合計 | — | 44勝61敗 |
なお、直近6場所だけを集計すると37勝53敗となる。2026年11月場所はまだ始まっていないため、今回の7場所集計には含めていない。この区別は、成績データを見る際に押さえておきたいポイントだ。
御嶽海の番付降下はなぜ起きた?御嶽海の番付は、2026年に入ってから前頭下位を行き来していた。
1月場所は7勝8敗と負け越したが、3月場所と5月場所は連続して8勝7敗。いったん持ち直したように見えた。
しかし、7月場所で2勝13敗という大敗を喫する。これによって幕内から十両へ陥落した。
9月場所では西十両4枚目に位置したものの、5勝10敗。11月場所では東十両9枚目まで下がっている。
番付の変化を理解するうえでは、2025年にも十両を経験していた点も重要だ。2025年5月場所は東十両筆頭で8勝7敗。その後、7月場所で西前頭16枚目に復帰し、10勝5敗と勝ち越した。
つまり、御嶽海には一度十両から幕内に戻った実績がある。今回も幕内復帰への道が閉ざされたわけではない。
【御嶽海のプロフィール】最高位は大関!出羽海部屋で歩んだ実績
御嶽海 久司(みたけうみ・ひさし)
- 本名:大道久司
- 生年月日:1992年12月25日
- 出身地:長野県木曽郡上松町
- 年齢:33歳
- 所属:出羽海部屋
- 身長:178cm
- 体重:176kg
- 得意技:突き・押し
- 最高位:大関
御嶽海は2015年3月場所で初土俵を踏んだ。7月場所で新十両、11月場所で新入幕を果たし、2016年11月場所には新三役に昇進している。
その後、関脇として安定した成績を残し、2022年1月場所では13勝2敗で幕内優勝。これを大きな足掛かりとして、同年3月場所に大関へ昇進した。
日本相撲協会の公式プロフィールに掲載されている主な実績は次のとおり。
- 幕内優勝:3回
- 十両優勝:1回
- 殊勲賞:6回
- 敢闘賞:1回
- 技能賞:3回
- 金星:2個
2026年11月場所時点の通算成績は539勝467敗13休。幕内での通算成績も491勝441敗13休と、長く幕内で戦ってきた実績を持つ。
大関昇進から陥落までの経緯御嶽海のキャリアで大きな転換点となったのが2022年だ。
| 時期 | 番付・成績 | 出来事 |
|---|---|---|
| 2022年1月 | 関脇・13勝2敗 | 3度目の幕内優勝 |
| 2022年3月 | 大関・11勝4敗 | 大関として初の場所 |
| 2022年5月 | 大関・6勝9敗 | 負け越し |
| 2022年7月 | 大関・2勝5敗8休 | 休場を含む負け越し |
| 2022年9月 | 大関・4勝11敗 | 大関陥落 |
| 2022年11月 | 関脇・6勝9敗 | 三役で再出発 |
| 2025年5月 | 十両・8勝7敗 | 勝ち越し |
| 2025年7月 | 前頭・10勝5敗 | 幕内復帰後に2桁勝利 |
| 2026年7月 | 前頭・2勝13敗 | 大きく負け越し |
| 2026年9月 | 十両・5勝10敗 | 十両でも負け越し |
| 2026年11月 | 東十両9枚目 | 再起を目指す |
大関在位は2022年3月場所から同年9月場所まで。4場所で23勝29敗8休という成績だった。
大関は一度負け越すと翌場所が角番となり、再び負け越すと陥落する。御嶽海は2022年5月、7月と負け越し、9月場所で大関から陥落した。
ここで理解しておきたいのは、大関陥落と現在の十両降下は別の出来事だということだ。2022年は大関としての成績が昇進基準を維持できなくなったことによる陥落。2026年は幕内での大敗と十両での負け越しが続いたことによる番付降下である。
【復調の鍵】御嶽海はなぜ勝てなくなった?注目すべき3つのポイント
大関経験者が十両9枚目まで番付を下げた背景を考えるうえで、単純な勝ち負け以上に注目したいのが相撲の内容だ。
1. 得意の突き・押しを取り戻せるか御嶽海の得意技は突き・押し。日本相撲協会の決まり手傾向でも、押し出しが30%、寄り切りが27%を占めている。
この数字からは、前に出て相手を土俵際へ追い込む攻めが、御嶽海の勝ち筋の中心にあることが分かる。
九州場所では、立ち合いから相手に主導権を握らせず、自分の圧力を維持できるかが見どころになる。特に体勢を崩された後に受け身にならず、前へ出る攻めを継続できるかが重要だ。
2. 連敗を止めるための序盤戦秋場所は初日から3連敗。4日目に白熊を破ったものの、序盤の出遅れが後半戦にも影響した。
九州場所では初日の白熊戦が大きな意味を持つ。
過去3戦全勝という相性を生かして白星を挙げられれば、精神面でも次の取組につながる可能性がある。
ただし、1勝しただけで復調を判断するのは早い。序盤5日間で白星を積み重ねられるか、その後も攻めの形を維持できるかを確認する必要がある。
3. 十両で勝ち越すことが最優先現在の御嶽海にとって、最も現実的な目標は十両での勝ち越しだ。
十両9枚目という位置から幕内を目指すには、まず安定して白星を積み上げなければならない。
勝ち越しは単なる数字ではなく、幕内復帰への足掛かりになる。特に大きく負け越した直後の場所では、勝ち星の数だけでなく、15日間を通じて相撲の質を維持できるかが問われる。
【大関復帰の可能性】御嶽海は再び大関になれるのか?
御嶽海のファンが気になるのは、やはり大関復帰の可能性だろう。
過去に大関を務め、幕内優勝3回という実績を持つ力士だけに、再び三役や大関の土俵で戦う姿を期待する声があっても不思議ではない。
ただし、2026年11月現在の東十両9枚目という位置から考えると、大関復帰は長期的な目標になる。
大関復帰までに必要な道筋大関昇進では、一般に三役で直近3場所合計33勝以上が目安とされる。ただし、33勝は絶対的な昇進条件ではなく、相撲内容なども含めて審判部が判断する。日本相撲協会の昇進判断について報じた日刊スポーツも、この点を解説している。
御嶽海が再び大関を目指すなら、次の段階を踏む必要がある。
1. 十両で安定して勝ち越す。
2. 幕内に復帰する。
3. 幕内上位で勝ち星を重ね、三役へ昇進する。
4. 三役で複数場所にわたって高い成績を残す。
5. 大関昇進に値する成績と相撲内容を示す。
この道のりは決して短くない。
特に現在は、幕内復帰そのものが最初の課題だ。大関復帰という大きな目標を語る前に、十両で勝ち越せる力を取り戻せるかが焦点となる。
復活を判断するための基準| 評価ポイント | 注目する内容 |
|---|---|
| 立ち合い | 相手に先手を取られないか |
| 攻め | 得意の突き・押しが出ているか |
| 中盤戦 | 連敗を避けて白星を重ねられるか |
| 終盤戦 | 疲労が出る時期にも攻めを維持できるか |
| 勝ち越し | 十両で安定した成績を残せるか |
大関復帰を判断する際は、過去の肩書だけで評価するのではなく、直近の成績と取組内容を優先したい。
【御嶽海速報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:御嶽海の2026年九州場所の番付は何枚目ですか?
A1:東十両9枚目です。所属は出羽海部屋で、秋場所は西十両4枚目でした。5勝10敗で負け越したため、番付を下げています。
Q2:御嶽海の初日の対戦相手は誰ですか?
A2:西十両9枚目の白熊です。2026年秋場所4日目にも対戦しており、御嶽海が引き落としで勝利しています。過去の対戦成績は御嶽海の3勝0敗です。
Q3:御嶽海の秋場所の成績は何勝何敗でしたか?
A3:2026年秋場所は5勝10敗です。初日から3連敗した後に白熊を破りましたが、最終的に10敗を喫しました。
Q4:御嶽海の最高位は何ですか?
A4:最高位は大関です。2022年3月場所に大関へ昇進し、2022年9月場所まで在位しました。
Q5:御嶽海は幕内に復帰できますか?
A5:可能性はあります。2025年にも十両から幕内へ復帰した実績があります。ただし、2026年11月場所は東十両9枚目からの再出発であり、まずは勝ち越しが必要です。
Q6:御嶽海の大関復帰は現実的ですか?
A6:現状では長期的な目標です。十両から幕内、三役へと段階的に番付を上げ、三役で大関昇進に値する成績を残す必要があります。
2026年九州場所で御嶽海は東十両9枚目から再出発する。秋場所の5勝10敗という結果を受けて番付は下がったが、幕内優勝3回、大関経験者という実績は変わらない。
初日の白熊戦は、過去3戦全勝という好相性を持つ相手との対戦だ。ここで白星を挙げられるかは、今場所の流れを占ううえでも注目される。
復調を見極める要点は、得意の突き・押し、序盤戦の勝ち星、そして15日間を通した安定感だ。直近7場所で44勝61敗という数字を踏まえれば、まずは負け越しを止め、十両で勝ち越すことが最優先となる。
大関復帰への道は遠い。しかし、過去にも十両から幕内へ戻った経験がある御嶽海にとって、今回の九州場所は再び上を目指すための大切な一歩になる。11月8日の初日から、その相撲に注目したい。