りんごの芯をきれいに取り除きたいとき、専用の芯抜き器がなくても大丈夫です。家庭にある包丁やスプーンを使えば、果肉を無駄にせず、用途に合わせて芯を取り除けます。実際に、りんごをくし形に切ってから包丁で芯を落とす方法や、丸ごと焼きりんごにするためにスプーンでくり抜く方法など、専用器具を使わない調理法も広く紹介されています。
一方、丸ごとのりんごから芯を円筒状に取り出したい場合は、専用の芯抜き器が便利です。2026年11月現在、ダイソー公式オンラインストアでは税込110円の芯抜き器が掲載されており、手軽に試せる選択肢もあります。この記事では、包丁・スプーン・専用器具の違いから、安全な手順、輪切りや焼きりんごへの応用まで、家庭で実践できる方法を詳しく解説します。
【まず結論】りんごの芯抜きは専用器具なしでもできる?

りんごの芯抜きは、専用の芯抜き器がなくても問題なくできます。大切なのは、りんごをどのような形で食べるのかを先に決めることです。
例えば、普段のおやつやサラダに使うなら、りんごを4等分にしてから包丁で芯を切り落とす方法が簡単です。焼きりんごのように丸ごとの形を残したい場合は、包丁で芯の周囲に切れ目を入れ、スプーンで中身を取り出す方法が向いています。
包丁・スプーン・芯抜き器はどう使い分ける?それぞれの特徴を整理すると、次のようになります。
- 包丁:りんごを切り分けてから芯を取り除く方法。家庭にある道具で対応でき、果肉の残し方も調整しやすい。
- スプーン:丸ごとのりんごをくり抜く方法。焼きりんごや、芯の部分に砂糖やバターを詰める調理に適している。
- 専用芯抜き器:りんごの中心に差し込み、芯を円筒状に取り出す方法。複数個を処理するときや輪切りにするときに便利。
選び方の要点は、作業の速さだけではありません。果肉をどれくらい残したいか、仕上がりをどこまで整えたいか、使用頻度はどの程度かも判断材料になります。
芯はどこまで取り除けばいい?一般的には、種と硬い芯の部分、食べたときに口当たりが悪くなる硬い組織を取り除けば十分です。周囲の柔らかい果肉まで大きく削る必要はありません。
特に丸ごと焼く場合は、底まで貫通させないことが大切です。底に果肉を残しておけば、加熱中にバターや砂糖などの詰め物が流れ出にくくなります。
【実践編】包丁とスプーンを使ったりんごの芯の取り方
専用の芯抜き器を持っていない家庭でも、包丁とスプーンがあれば、基本的な芯抜きには対応できます。ただし、両者は得意な形状が違います。用途に合わせて使い分けましょう。
方法1:包丁で芯を取り除く基本の手順最も扱いやすいのは、りんごを4等分にしてから芯を取り除く方法です。切り分けた状態なら芯の位置が見やすく、包丁を必要以上に深く入れずに済みます。
具体的な手順
- りんごの表面を流水でよく洗い、水分を拭き取る。
- 清潔で安定したまな板に置く。
- ヘタの部分を中心に、縦方向へ半分に切る。
- さらに半分に切り、4等分にする。
- 切り分けた一片をまな板に横向きに置き、芯が見える状態にする。
- 芯の左右に包丁を斜めに入れ、V字になるように切り取る。
- 残った硬い部分や種を確認し、必要に応じて少し整える。
要点は、包丁を自分の手に向けないことです。りんごを手に持ったまま芯を切り落とそうとすると、刃が滑った際にけがをする危険があります。必ずまな板の上で作業し、指先を刃の進行方向から離してください。
また、芯を大きく斜めに切り取ると、食べられる果肉まで失いやすくなります。最初は小さめに切り込みを入れ、必要な部分だけを取り除くと仕上がりがきれいです。
方法2:スプーンで芯をくり抜く手順スプーンを使う方法は、焼きりんごを作るときに特に便利です。包丁で芯の周囲に切り込みを入れた後、スプーンの先端を使って硬い部分を少しずつ取り出します。
具体的な手順
- りんごを流水でよく洗う。
- ヘタの周囲に包丁で円形の切り込みを入れる。
- 切り込みに沿って、スプーンの先を差し込む。
- スプーンを少しずつ動かしながら、種と芯を取り除く。
- 穴の内側に残った硬い部分を確認する。
- 焼きりんごの場合は底を残し、穴が貫通していないことを確認する。
スプーンは一度に大きく削ろうとせず、少しずつ動かすのがコツです。硬い芯に無理な力をかけると、スプーンが滑ったり、果肉を必要以上に崩したりすることがあります。
なお、一般的な食事用スプーンでも対応できますが、先端が比較的薄い小さめのスプーンのほうが細かな作業には向いています。
象印の公式レシピでも、焼きりんごの芯をスプーンでくり抜く方法が紹介されています。直径約2.5cm、深さ約4cmの穴を作る手順で、くり抜きすぎると底が抜けるため注意するよう案内されています。
包丁とスプーンを組み合わせる方法も便利包丁だけ、あるいはスプーンだけで作業する必要はありません。芯の周囲を包丁で切り離し、最後にスプーンで取り出す組み合わせなら、果肉を傷つけにくくなります。
特に丸ごと焼きりんごでは、この方法が使いやすいでしょう。包丁は切り込みを入れるために使い、スプーンは芯や種を取り出すために使うという役割分担がポイントです。
【徹底比較】りんご芯抜きの代用品と専用器具はどれが便利?
芯抜き器を購入する前に、普段の調理でどの方法を使うか整理しておくと、余計な買い物を防げます。ここでは、家庭で選びやすい4つの方法を比較します。
| 方法・道具 | 特徴 | 向いている用途 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 包丁 | 芯を斜めに切り落とせる | くし形切り、生食、サラダ | 刃の向きと手の位置に注意 |
| スプーン | 芯を少しずつ削り取れる | 焼きりんご、丸ごとの調理 | 底を削りすぎない |
| 100均の芯抜き器 | 中心に差し込み回転させて抜く | 焼きりんご、輪切りの下準備 | 刃先に触れず、安定した場所で使う |
| ステンレス製の芯抜き器 | 専用設計で繰り返し使いやすい | 複数個の下処理、製菓 | 洗浄・乾燥・保管方法を確認する |
毎日りんごを食べるものの、丸ごと調理する機会が少ない人には包丁がおすすめです。すでに家庭にある道具を使えるため、追加費用がかかりません。
4等分してから芯を落とせば、切り口を確認しながら細かく調整できます。果肉を無駄にしたくない人にも向いています。
スプーンが向いている人焼きりんごや、りんごの中央にフィリングを詰める料理を作る人にはスプーンが便利です。穴の大きさや深さを少しずつ調整できるため、料理に合わせた形に仕上げやすくなります。
ただし、硬い芯を大量に取り除く作業や、複数個を短時間で処理する作業には時間がかかります。
専用器具が向いている人丸ごとのりんごを何個も処理する人、均一な穴を作りたい人、輪切りを頻繁に作る人は、専用の芯抜き器を検討する価値があります。
特に、りんごを横向きに輪切りにして盛り付ける場合は、あらかじめ中央の芯を円筒状に取り除いておくと、各スライスの形をそろえやすくなります。
【2026年最新】りんご芯抜き器の選び方と100均商品を比較
りんご芯抜き器には、シンプルな筒状タイプや、持ち手を握って回転させるタイプなどがあります。選ぶ際は、価格だけでなく、刃の材質、持ちやすさ、りんごの大きさとの相性、手入れのしやすさを確認しましょう。
ダイソーのりんご芯抜き器は税込110円2026年11月時点で、ダイソー公式オンラインストアには「りんごの芯抜き」という商品が掲載されています。
公式商品情報で確認できる仕様は次のとおりです。
- 価格:税込110円
- 商品サイズ:約2.6cm×18cm×2.6cm
- 材質:ステンレス鋼、ポリプロピレン
- 内容量:1個
- 主な用途:りんごの芯抜き、焼きりんごの下準備
使用方法は、りんごをまな板の上に置き、芯の少し脇に器具を深く差し込んで1周回し、そのまま引き抜くというものです。大きなりんごの場合は上下から2回に分けて抜くと、きれいに取り除きやすくなります。
価格を抑えて専用器具を試したい人には魅力的な選択肢です。ただし、公式ページでは店舗ごとの在庫を保証していないため、購入時には販売状況を確認してください。
また、食器洗い機・食器乾燥機には対応していません。使用後は食器用洗剤で洗い、水分を拭き取って乾燥させる必要があります。
ステンレス製ならタイガークラウンの商品も候補製菓用品メーカーのタイガークラウンは、「Cake Land リンゴの芯抜き器」(品番594)を販売しています。
公式商品情報によると、主な仕様は以下のとおりです。
- メーカー希望価格:税込1,980円
- 材質:18-8ステンレス鋼
- 本体サイズ:幅54mm×奥行25mm×高さ195mm
- 重量:80g
- 原産国:日本
芯の部分に器具を突き刺してくり抜く構造で、メーカーは18-8ステンレスを採用している点を特徴として紹介しています。
なお、こちらも食器洗浄機・食器乾燥機には対応していません。使用後はよく洗い、乾燥させてから収納する必要があります。
100均とメーカー品、どちらを選ぶべき?両者の違いは、単純な価格差だけでは判断できません。使用頻度と求める耐久性、使い勝手を考える必要があります。
初めて芯抜き器を使う人や、年に数回しか焼きりんごを作らない人なら、まずは100均の商品から試す方法があります。一方、製菓や家庭料理で何度も使う人は、素材や持ちやすさ、メーカーの製品情報を比較して選ぶとよいでしょう。
また、ステンレス製だからといって、すべての製品が食洗機対応とは限りません。実際にタイガークラウンとダイソーの掲載商品はいずれも食器洗浄機の使用を避けるよう案内しています。材質だけで判断せず、商品ごとの取扱説明を確認することが大切です。
【応用編】りんごの芯抜きで輪切りと焼きりんごをきれいに作る方法
芯抜きの方法は、料理の完成形によっても変わります。ここでは、輪切りと焼きりんごという代表的な2つの用途を取り上げます。
輪切りにするなら芯を先に抜く方法が便利りんごの輪切りは、断面に星のような模様が現れることから「スターカット」とも呼ばれます。見た目が華やかで、皮を残したまま食べやすい大きさに仕上げられる切り方です。
長野県の信濃毎日新聞が運営するりんご関連情報サイトでも、りんごを横向きに約1cm幅で輪切りにし、包丁やスプーンで芯を取り除く方法が紹介されています。
芯抜き器を使う場合の手順
- りんごを流水でよく洗う。
- ヘタと底の位置を確認する。
- りんごをまな板に安定させ、芯抜き器を中央に合わせる。
- 器具をまっすぐ差し込み、ゆっくり回転させる。
- 芯を引き抜き、穴が貫通していることを確認する。
- りんごを横向きに置き、好みの厚さに輪切りにする。
先に芯を取り除くことで、各スライスの中心に穴ができ、仕上がりがそろいやすくなります。
芯抜き器がない場合は、輪切りにしてから中央の硬い部分を包丁やスプーンで取り除いても構いません。薄めに切るときは、果肉が崩れないように丁寧に作業しましょう。
焼きりんごは底を残すことが最大のポイント丸ごと焼きりんごを作る場合、芯抜きの仕上がりは料理全体に影響します。中央に砂糖やバター、シナモンなどを詰めるための穴を作りますが、底まで貫通させないことが重要です。
作り方は次のとおりです。
- りんごを皮ごと流水で洗う。
- ヘタの周囲に包丁で円形の切り込みを入れる。
- スプーンで芯と種を取り除く。
- 底の部分に果肉を残し、穴が貫通していないことを確認する。
- 穴に砂糖、バター、シナモンなど好みの材料を詰める。
- 耐熱容器に置き、レシピに合わせて加熱する。
カンロの公式レシピ「丸ごと焼きりんご」でも、芯の周囲に切り込みを入れてスプーンで芯を取り、穴に材料を詰めて加熱する方法が紹介されています。オーブンを使用する場合は200度で40分~1時間が目安として示されています。
象印の公式レシピでは、りんごの芯をスプーンでくり抜き、砂糖やバターなどを詰めた後、中火3分、弱火35分、火を止めて5分蒸らす調理例が掲載されています。
調理器具やりんごの大きさによって加熱時間は変わるため、竹串がすっと通るかどうかも確認しましょう。焼き上がりは非常に熱くなるので、取り出す際のやけどにも注意してください。
焼きりんごで失敗しやすいポイント- 底を抜いてしまう:詰めたバターや砂糖が流れ出やすくなる。
- 穴を大きくしすぎる:果肉が減り、加熱後に形が崩れやすくなる。
- 芯を残しすぎる:硬い部分や種が残り、食べるときの口当たりが悪くなる。
- 加熱時間を固定する:りんごの大きさや調理器具によって火の通り方が異なる。
丸ごとの形を保ちたい場合は、芯抜き器で一気に穴を開けるより、包丁とスプーンを組み合わせて深さを確認しながら作業する方法もおすすめです。
【プロの結論】安全できれいな芯抜きを実現する判断基準
りんごの芯抜きで失敗を減らすには、道具の種類よりも作業環境と使い方が大切です。特に包丁や芯抜き器には刃先があるため、安定した作業場所を確保する必要があります。
安全に芯を取り除くための5つのポイント- 必ずまな板の上で作業する:りんごを手に持った状態で包丁や芯抜き器を使わない。
- りんごを安定させる:転がりやすい場合は、切り分けてから作業する。
- 刃先に指を近づけない:芯抜き器を引き抜く際も、刃の部分を直接つかまない。
- 無理な力を加えない:硬くて器具が進まない場合は、いったん止めて位置を確認する。
- 使用後は洗って乾燥させる:刃先を安全に扱い、子どもの手が届かない場所に保管する。
ダイソーの公式商品説明でも、りんごを必ずまな板の上に置いて使用すること、刃に触れないこと、使用後は洗浄して乾燥させることが案内されています。
こんな人にはこの方法がおすすめ- りんごを毎日食べる人:包丁で4等分して芯を落とす方法が手軽。
- 焼きりんごを作りたい人:包丁とスプーンの組み合わせがおすすめ。
- 輪切りをよく作る人:専用の芯抜き器が便利。
- 初めて専用器具を購入する人:100均の商品から使い勝手を試す方法がある。
- 頻繁に製菓や調理をする人:材質や重量、持ち手の形状を比較して選ぶとよい。
芯抜き器は、どれも同じように見えても、サイズや形状、刃の構造によって使いやすさが異なります。
購入時には、次の点を確認しましょう。
- 刃の直径が、普段使うりんごの大きさに合っているか。
- 持ち手が握りやすく、力を入れすぎずに回転できるか。
- ステンレスなど、材質が明記されているか。
- 食器洗浄機に対応しているか。
- 使用後に芯が取り出しやすい構造になっているか。
特に見落としやすいのが洗浄方法です。食洗機対応を前提に購入すると、使用できない製品だった場合に手入れの負担が増えます。価格や見た目だけで決めず、メーカーの公式情報まで確認することが失敗を防ぐ近道です。
【りんごの芯抜き】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:りんごの芯抜きは包丁だけでもできますか?
A1:できます。りんごを4等分に切り、芯が見える状態にしてから包丁でV字に切り落とす方法が簡単です。必ずまな板の上で作業し、包丁を自分の手に向けないようにしてください。
Q2:りんごの芯抜きに使うスプーンは普通のもので大丈夫ですか?
A2:一般的な食事用スプーンでも対応できます。特に焼きりんごの場合は、包丁で芯の周囲に切り込みを入れた後、小さめのスプーンで少しずつくり抜く方法が便利です。底を抜かないよう注意してください。
Q3:りんごの芯抜き器は100均でも購入できますか?
A3:ダイソー公式オンラインストアでは、2026年11月時点で税込110円のりんご芯抜き器が掲載されています。商品サイズは約2.6cm×18cm×2.6cmです。ただし、店舗の在庫や販売状況は変わるため、購入前に確認しましょう。
Q4:りんごを輪切りにするときは芯を先に抜くべきですか?
A4:専用の芯抜き器があれば、先に芯を抜いてから輪切りにすると形をそろえやすくなります。器具がない場合は、輪切りにした後で包丁やスプーンを使って中央を取り除く方法でも問題ありません。
Q5:焼きりんごの芯はどこまで取り除けばいいですか?
A5:種や硬い芯の部分を取り除き、底には果肉を残すのが基本です。底を貫通させると、加熱中に砂糖やバターなどの詰め物が流れ出る原因になります。
りんごの芯抜きは、専用器具がなくても包丁やスプーンを使って十分に対応できます。普段の食事なら4等分して包丁で芯を取り除く方法、焼きりんごなら包丁で切り込みを入れてスプーンでくり抜く方法が実践しやすいでしょう。
一方、輪切りをきれいに作りたい場合や、複数個のりんごを続けて処理したい場合には、専用の芯抜き器が役立ちます。ダイソーの税込110円の商品は手軽に試せる選択肢であり、タイガークラウンの18-8ステンレス製の商品など、素材や仕様にこだわった製品もあります。
大切なのは、高価な道具を選ぶことではなく、自分の調理スタイルに合った方法を選ぶことです。安全な作業環境を整え、果肉を無駄にせず、必要な部分だけを取り除く。その基本を押さえれば、普段の食事から焼きりんごやお菓子作りまで、りんごをより手軽に楽しめます。