好相性の相手がいる一方、渋川難波には明確に負け越している対戦相手もいる。
特にポイント差で目立つのが園田賢だ。二階堂亜樹、佐々木寿人との対戦でも負け越しが続いている。
園田賢には12戦4勝8敗、-419.9pt園田賢は、渋川にとってポイント差で最も苦しい相手となっている。
12戦の直接対決で渋川は4勝8敗。平均順位は渋川2.75、園田1.75で、1.00もの差がある。
トップ回数を見ると、渋川は3回、園田は7回。ラス回数も渋川4回に対して園田は1回だ。
特に注目したいのは2023-24シーズンである。このシーズンは5回同卓し、渋川は0勝5敗。平均順位も3.60と苦しい数字だった。
一方、2022-23シーズンは2戦2勝と渋川が勝ち越していた。2024-25シーズンは1勝1敗、2025-26シーズンは1勝2敗となっている。
園田との相性は、2023-24シーズンの大きな負け越しが通算成績に影響している。
二階堂亜樹には14戦5勝9敗、-363.1pt二階堂亜樹との対戦も、渋川にとって厳しい結果となっている。
14戦で渋川5勝、二階堂9勝。平均順位は渋川2.86、二階堂2.50だった。
ポイント面では、渋川が同卓時に-294.5pt、二階堂が+68.6ptを記録している。両者の差は渋川側から見て-363.1ptだ。
さらに直接のロン和了を見ると、二階堂が渋川から7回、合計47,500点を獲得している。渋川が二階堂から直撃したのは6回、合計29,600点だった。
ただし、シーズン別の結果は一様ではない。
2024-25シーズンは4回同卓して二階堂が3勝1敗だった一方、2025-26シーズンは3回同卓して二階堂2勝、渋川1勝。最終シーズンにも二階堂が優位を保った。
対戦時の着順だけでなく、直撃の回数とポイントの差にも特徴が出ている組み合わせだ。
佐々木寿人には14戦4勝10敗、-241.0pt佐々木寿人との対戦では、着順の勝敗に明確な差がある。
14戦で渋川4勝、佐々木10勝。平均順位も渋川2.36に対して佐々木は1.86で、佐々木が上回っている。
ただし、園田や二階堂との対戦とは少し異なる特徴がある。
渋川は同卓時の累計ポイントで+92.7ptを残している。佐々木も+333.7ptを記録しているため、両者のポイント差は-241.0ptだ。
つまり、渋川自身が同卓時にマイナスだったわけではない。それでも佐々木がさらに大きくポイントを獲得したため、相対的には負け越している。
直接対決の勝敗とポイント差を分けて見ると、この違いがよく分かる。
また、2025-26シーズンの3戦では渋川が2勝1敗と勝ち越していた。通算では佐々木優位だが、最後のシーズンには渋川が巻き返している。
【数字の見方】Mリーグの同卓相手別成績で誤解しやすい3つのポイント

対戦相手別の数字を正しく理解するには、集計方法を知っておくことも大切だ。
1. 同卓時の勝敗は着順の比較Mリーグは4人で対局するため、2人の直接対決といっても1対1の勝負ではない。
同卓時の勝敗は、同じ試合で渋川と相手のどちらが上の着順だったかを数える。
例えば、渋川が2着で本田が3着なら渋川の1勝。渋川が4着で本田が1着なら本田の1勝となる。
残る2人の選手も対局に参加しているため、勝敗数だけで両者の実力差を断定することはできない。
2. ポイント差は直接のロン和了だけではないポイント差は、同卓した試合における両者の獲得ポイントを比較したものだ。
相手からロンで点数を奪った場合だけでなく、ツモによる支払い、他の選手との点数のやり取り、順位点なども最終的な成績に影響する。
そのため、瀬戸熊との+422.1ptは、渋川が瀬戸熊から直接422.1ptを奪ったという意味ではない。
ここを誤解すると、対戦相手との相性を実際以上に単純化してしまう。
3. 同卓数が少ない相手との成績は慎重に見る13戦や14戦という数字は、対戦傾向を把握する材料にはなるものの、長期的な実力差を証明するには十分とは限らない。
雀カクの相性分析でも、平均順位の標準誤差は概算で約1.12÷√同卓数として示されている。例えば同卓20回でも約0.25の幅が目安となる。
また、多数の対戦相手を比較して最も大きなプラスやマイナスを探すと、偶然による極端な数字も見つかりやすい。
したがって、渋川の対戦成績を評価する際には、次の順番で確認するとよい。
- 同卓回数が十分にあるか。
- 着順による勝敗も同じ傾向を示しているか。
- ポイント差も同じ方向に出ているか。
- シーズンごとに傾向が継続しているか。
瀬戸熊戦や勝又戦は、勝敗とポイント差の両方で渋川が優位。一方、園田戦や二階堂戦も複数の指標で相手が優位となっている。
複数の指標が同じ方向を示している点は、単純な勝率だけを見るよりも参考になる。
【よくある質問】渋川難波の対戦相手に関するFAQ
Q1:渋川難波がMリーグで最も多く対戦した相手は誰?
A1:本田朋広。通算16戦同卓しており、渋川は6勝10敗と負け越している。
Q2:渋川難波が最も得意な相手は誰?
A2:ポイント差で見ると瀬戸熊直樹。13戦で9勝4敗、ポイント差は+422.1pt。勝率では勝又健志が13戦10勝3敗で、こちらも非常に好相性だ。
Q3:渋川難波が最も苦手な相手は誰?
A3:ポイント差で見ると園田賢。12戦で4勝8敗、ポイント差は-419.9pt。二階堂亜樹にも14戦5勝9敗と負け越している。
Q4:渋川難波と佐々木寿人の対戦成績は?
A4:14戦で渋川4勝、佐々木10勝。渋川側のポイント差は-241.0ptで、佐々木が優位となっている。
Q5:渋川難波の2026年最新のMリーグ成績は?
A5:2025-26シーズンは35試合で+176.7pt、平均順位2.40。Mリーグ通算では123試合、+252.2pt、平均順位2.43。最終登板は2026年3月26日で、同年6月にサクラナイツとの契約が解除されている。
渋川難波のMリーグ通算対戦データを振り返ると、相手によって着順やポイント差に大きな違いがある。
特に注目すべき数字は次のとおりだ。
- 最多対戦: 本田朋広(16戦、6勝10敗)
- ポイント差で最も好相性: 瀬戸熊直樹(13戦、9勝4敗、+422.1pt)
- 勝率で最も好相性: 勝又健志(13戦、10勝3敗、+421.5pt)
- ポイント差で最も苦戦: 園田賢(12戦、4勝8敗、-419.9pt)
- 二階堂亜樹: 14戦、5勝9敗、-363.1pt
- 佐々木寿人: 14戦、4勝10敗、-241.0pt
2026年11月3日までの歴代データからは、瀬戸熊・勝又との好相性、本田・園田との苦戦傾向が浮かび上がる。
ただし、対戦相性は固定された実力関係ではない。実際に本田戦ではシーズンごとに勝敗が変化し、佐々木戦では2025-26シーズンに渋川が勝ち越している。
プロ雀士の対戦成績を深く理解するなら、通算勝敗、平均順位、ポイント差、シーズン別推移の4つを組み合わせて見ることが大切だ。
渋川難波のMリーグでの4シーズンは終了したが、123試合に残された対戦記録は、トッププロ同士の駆け引きや麻雀の奥深さを読み解く貴重な資料となっている。