椎名林檎が資生堂との関係で大きな注目を集めたのは、2011年1月20日に発表されたマキアージュのCM出演です。
当時、椎名林檎は東京事変のボーカルとしても活動していました。今回の広告では、歌手として楽曲を提供するだけでなく、本人が化粧品ブランドのCMモデルを務めるという新しい試みが実現しました。
ユニバーサル ミュージックが2011年1月20日に発表したプレスリリースによると、出演したのは資生堂のトータルメーキャップブランド「マキアージュ」の春の新製品プロモーションです。
CMのテーマは「無垢-Virgin」。従来の椎名林檎が持つ個性的で洗練されたイメージに加え、透明感や純粋さを感じさせる表現が採用されました。
椎名林檎の化粧品CM初出演だったMANTANWEBの2011年1月20日付報道によると、椎名林檎にとって化粧品ブランドのCMモデルを務めるのは初めてでした。
当時のマキアージュは、大人の女性が自分らしい美しさを磨くことを打ち出していたブランドです。
同じ広告展開では女優・武井咲も起用され、椎名林檎はベースメーキャップ商品のCMに出演しました。
MANTANWEBは、資生堂が椎名林檎と武井咲を、メーキャップの力を直接伝えられる存在として選んだことを紹介しています。
つまり、単に知名度の高いアーティストを起用したというだけではなく、メイクによって印象を変えるという商品の価値を表現する役割も期待されていたわけです。
2011年のマキアージュCM映像はどんな内容だった?当時のCMで印象的だったのが、アメリカ・ニューメキシコ州にあるホワイトサンズを舞台にした映像です。
MANTANWEBの報道によると、真っ白な砂漠のような景色の中で、椎名林檎がアカペラを口ずさみながら登場します。
映像の流れには、次のような特徴がありました。
- 白い砂丘を背景にした幻想的なロケーション
- 白を基調とした衣装と透明感のあるビジュアル
- 手にした布を離すことで「無垢」に生まれ変わる演出
- 最後に「なんちゃって」という言葉で締めくくる印象的な展開
このCMは「アカペラ純白肌編」として紹介されました。
特に興味深いのは、椎名林檎らしい少し挑発的な表現を残しながら、純白や透明感という化粧品広告の世界観に溶け込ませている点です。
単純に清楚なイメージへ変えるのではなく、本人の個性を保ったまま新しい美しさを表現していました。
【時系列で比較】椎名林檎と資生堂のCM・楽曲タイアップ一覧

椎名林檎と資生堂の関係を正しく理解するには、2011年のマキアージュと2016年のマシェリを区別する必要があります。
両方とも資生堂の広告ですが、本人の出演の有無や音楽面での関わり方が異なっています。
| 時期 | ブランド・作品 | 椎名林檎の関わり | 関係者・内容 |
|---|---|---|---|
| 2011年1月20日 | マキアージュ | CMモデル出演を発表 | 東京事変の新曲も起用予定 |
| 2011年2月20日 | マキアージュ | CM出演 | アカペラ純白肌編など |
| 2011年2月21日 | 女の子は誰でも~素顔編~ | 椎名林檎名義のCM音源 | ピアノアレンジ |
| 2011年5月11日 | 女の子は誰でも | 東京事変名義でシングル発売 | 資生堂マキアージュCM曲 |
| 2016年3月25日 | マシェリ | 作詞・作曲・編曲・歌唱 | 小松菜奈がCM出演 |
| 2026年11月 | 資生堂との関係 | 過去のタイアップを確認 | 新規起用の公式発表は確認できず |
この年表から分かるのは、2011年の広告出演と2016年の楽曲提供は、同じ種類の仕事ではないということです。
また、2011年のCMでは楽曲の発売延期に伴って音源が変更されたという経緯もあります。
この違いを知っておくと、インターネット上で紹介されるCM動画や楽曲情報の混同を避けられます。
【東京事変「女の子は誰でも」】マキアージュCMソングと素顔編の違い
2011年の資生堂マキアージュCMを象徴する楽曲が、東京事変の「女の子は誰でも」です。
この曲は、椎名林檎が作詞・作曲を担当し、編曲を服部隆之が手掛けました。
当初、2011年2月23日に発売予定だった東京事変の両A面シングル「空が鳴っている/女の子は誰でも」に収録される予定でした。
ユニバーサル ミュージックの発表資料では、資生堂からのタイアップ依頼を受けて椎名林檎が書き下ろした楽曲であることが説明されています。
「女の子は誰でも」の歌詞と音楽的な特徴「女の子は誰でも」は、女性への愛情や慈しみを感じさせる楽曲です。
ロックバンドとしての東京事変の表現力に、華やかさや優雅さを感じさせるアレンジが組み合わされています。
編曲を担当したのは服部隆之です。
椎名林檎の独特な言葉選びと、服部隆之によるドラマチックな音楽表現が組み合わさることで、一般的な化粧品CMのBGMとは異なる存在感を生み出しました。
また、資生堂の広告テーマである「無垢-Virgin」と、女性の美しさを肯定する楽曲の方向性にも共通点が見られます。
「女の子は誰でも~素顔編~」は何が違う?ここは検索ユーザーが特に混同しやすいポイントです。
2011年1月20日の発表では、CMソングに東京事変の「女の子は誰でも」が使用されると告知されていました。
しかし、東京事変のシングル発売延期に伴い、CM公開時には音源が変更されます。
CINRAが2011年2月21日に報じた内容によると、CMで使用する音楽は、椎名林檎名義の「女の子は誰でも~素顔編~」に変更されました。
このバージョンには、可愛らしさと軽やかさを感じさせるピアノアレンジが採用されています。
整理すると、次のようになります。
- 東京事変版「女の子は誰でも」:椎名林檎が作詞・作曲し、服部隆之が編曲したシングル収録曲。
- 椎名林檎版「女の子は誰でも~素顔編~」:マキアージュCM向けに用意された別アレンジの音源。
つまり、両者は関連する楽曲ですが、CMで流れた音源と東京事変のシングル版を完全に同一視することはできません。
シングルの発売日はどうなった?当初の発売予定は2011年2月23日でしたが、東京事変の活動休止に伴って延期されました。
その後、2011年4月に活動再開と新たな発売日が発表され、5月11日に「空が鳴っている/女の子は誰でも」が発売されています。
ユニバーサル ミュージックの2011年5月11日付発表でも、「女の子は誰でも」が資生堂マキアージュのCMソングとして紹介されています。
このため、CM公開日とシングル発売日には約3か月の差があります。
【2016年】マシェリのCMに椎名林檎が「MA CHÉRIE」を提供
2011年のマキアージュから5年後、椎名林檎は再び資生堂の商品広告に音楽で参加します。
それが、2016年3月25日に全国放送が始まったヘアケアブランド「マシェリ」の新CMです。
今回のタイアップ曲は、椎名林檎が書き下ろした「MA CHÉRIE」。
2016年3月25日付のユニバーサル ミュージック公式発表で、楽曲の提供とCM放送開始が告知されました。
MA CHÉRIEの意味は「私の愛しい人」「MA CHÉRIE」はフランス語の表現で、日本語では「私の愛しい人」という意味です。
楽曲では、このフレーズが繰り返されます。
ユニバーサル ミュージックの発表によると、椎名林檎はこの楽曲について、鏡の前で口ずさめば、どんな女の子でもきれいになれる魔法の旋律という趣旨の説明をしています。
単に髪の美しさを表現するだけでなく、自分自身を愛おしく感じる気持ちを音楽に込めた作品として受け取れます。
また、作詞・作曲だけでなく、編曲と歌唱も椎名林檎自身が担当しています。
CM出演者は椎名林檎ではなく小松菜奈2016年のマシェリCMで重要なのは、椎名林檎本人が出演していたわけではないという点です。
CMキャラクターを務めたのは女優の小松菜奈です。
CMの名称は「濃密パールヘアエステ篇」。
資生堂がマシェリをリニューアルしたタイミングで制作された広告で、髪の美しさやパールのようなツヤを表現した映像が展開されました。
役割を整理すると次のようになります。
| 関係者 | 担当 |
|---|---|
| 椎名林檎 | 作詞・作曲・編曲・歌唱 |
| 小松菜奈 | CM出演・広告キャラクター |
| 資生堂 | マシェリのブランド展開 |
| MA CHÉRIE | CMに起用されたオリジナル楽曲 |
2つのタイアップは、広告表現における役割が異なります。
2011年のマキアージュは、椎名林檎本人のビジュアルと音楽を組み合わせた広告。
一方、2016年のマシェリは、別の出演者を起用し、椎名林檎の音楽をブランドの世界観に組み込んだ広告です。
この違いは、椎名林檎が資生堂の広告に関わった実績を調べる際に押さえておきたいポイントです。
【起用理由を検証】資生堂が椎名林檎に期待した表現力とは?
椎名林檎が資生堂に起用された理由を考えると、単なる知名度や人気だけでは説明できない部分があります。
2011年のマキアージュと2016年のマシェリを比較すると、共通するのは、女性の美しさを画一的に表現するのではなく、個性や感情を含めて伝えている点です。
2011年は「無垢」と個性の組み合わせマキアージュのCMテーマは「無垢-Virgin」でした。
椎名林檎は、独自の音楽性と強いビジュアル表現で知られるアーティストです。
その人物が白い砂漠や純白の衣装という世界観の中に登場することで、意外性のある広告表現が成立しています。
資生堂の当時の広告テーマと、椎名林檎の持つ独特の存在感が組み合わさったことが、今回の起用を理解する手掛かりになります。
2016年は髪の美しさを音楽で表現マシェリでは、椎名林檎が出演者ではなく音楽制作者として参加しています。
「MA CHÉRIE」という言葉を繰り返す構成は、商品の機能を説明するだけではなく、ヘアケアを通じて自分自身を大切にする感覚にもつながります。
ここには、椎名林檎の作詞家としての言葉選びと、歌手としての表現力が生かされています。
資生堂とのタイアップの経緯は?2011年のユニバーサル ミュージックの発表資料には、資生堂からタイアップの依頼を受けて椎名林檎が「女の子は誰でも」を書き下ろしたことが記載されています。
2016年には、マシェリのリニューアルに合わせて新曲「MA CHÉRIE」が制作されました。
ただし、2011年の依頼に至った社内の選考過程や、2016年の制作契約に関する具体的な交渉内容までは、公開資料からは分かりません。
確認できる事実から見えるのは、椎名林檎が広告のテーマに沿って、既存曲を提供するだけではなく、ブランド向けの音楽表現を生み出していたことです。
【2026年最新情報】椎名林檎と資生堂の関係は現在も続いている?
2026年11月現在、椎名林檎と資生堂の関係を調べる際には、過去のCM実績と現在の広告活動を分けて考える必要があります。
確認できる資生堂関連の代表的なタイアップは、次の2つです。
- 2011年:マキアージュのCMモデル出演と「女の子は誰でも」の起用
- 2016年:マシェリへの「MA CHÉRIE」楽曲提供
一方、2026年の新しい資生堂CM出演や、マキアージュ・マシェリとの再タイアップについては、新規起用を裏付ける公式発表を確認できません。
2026年もアーティストとして活動を継続ユニバーサル ミュージックの椎名林檎公式ニュース一覧では、2026年10月28日付でライブ映像作品「椎名林檎 党大会 令和八年列島巡回」に関連する映像公開が告知されています。
また、2026年春には13年ぶりに「党大会」のタイトルを掲げた全国ツアーが開催されたことも公式に紹介されています。
つまり、椎名林檎の現在の活動は、過去の広告タイアップだけにとどまりません。
音楽作品やライブ活動を中心に、アーティストとしての表現を継続しています。
資生堂との新しい関係については、今後の公式ニュースやブランド側の広告発表が判断材料になります。
2011年と2016年のCM映像は現在も見られる?過去のCM映像については、当時の音楽メディアやCM情報サイトなどに紹介記録が残っています。
ただし、過去の公式CM公開ページが現在も同じ状態で公開されているとは限りません。
特に2011年のマキアージュCMは、次の名称を区別して探すと情報を整理しやすくなります。
- マキアージュ「アカペラ純白肌編」
- 「女の子は誰でも~素顔編~」
- 東京事変「女の子は誰でも」
- マキアージュ「アカペラ純白肌」関連CM
2016年のマシェリについては「濃密パールヘアエステ篇」というCM名称が手掛かりになります。
なお、動画投稿サイトに残っている映像と資生堂が現在公式公開している映像は、必ずしも同じではありません。
【よくある質問】椎名林檎と資生堂に関するFAQ
Q1:椎名林檎は資生堂マキアージュのCMに出演していましたか?
A1:はい。2011年に資生堂マキアージュの春の新製品CMモデルに起用されました。化粧品ブランドのCM出演は初めてと当時報じられています。
Q2:マキアージュのCMソングは東京事変の何という曲ですか?
A2:東京事変の「女の子は誰でも」です。ただし、CM公開時には椎名林檎名義の「女の子は誰でも~素顔編~」に音源が変更されました。
Q3:マキアージュのCMは何年に放送されましたか?
A3:2011年です。出演発表は1月20日、CM放送開始は2月20日と発表されました。
Q4:椎名林檎はマシェリのCMにも出演していますか?
A4:2016年のマシェリCMでは、椎名林檎は出演者ではなく楽曲提供者です。CMには小松菜奈が出演しました。
Q5:MA CHÉRIEは誰が歌っていますか?
A5:椎名林檎です。作詞・作曲・編曲も本人が担当しています。2016年3月25日から全国で放送されたマシェリのCMに起用されました。
Q6:椎名林檎と資生堂は2026年もCMでタイアップしていますか?
A6:2026年11月現在、新たな資生堂CMへの出演や楽曲提供を示す公式発表は確認できません。公に確認できる代表的な実績は2011年のマキアージュと2016年のマシェリです。
椎名林檎と資生堂の関係を整理すると、2011年のマキアージュと2016年のマシェリという2つの大きなタイアップが浮かび上がります。
2011年は、椎名林檎本人がマキアージュのCMモデルとして出演し、東京事変の「女の子は誰でも」が広告音楽に起用されました。CM公開時には、椎名林檎名義の「素顔編」が使われたという音源の変遷もあります。
2016年は、マシェリのCMに「MA CHÉRIE」を提供。小松菜奈が出演し、椎名林檎は作詞・作曲・編曲・歌唱を担当しました。
この2つの実績から見えてくるのは、椎名林檎が資生堂の広告に対して、モデルとしての存在感と、音楽クリエイターとしての表現力という異なる形で関わってきたことです。
特に覚えておきたいのは、2011年は本人出演、2016年は楽曲提供という違いです。
2026年現在、新たな資生堂とのタイアップは公式発表で確認できていませんが、マキアージュの「女の子は誰でも」とマシェリの「MA CHÉRIE」は、椎名林檎の広告音楽における代表的な実績として位置付けられます。