集英社は、2026年8月8日に創業100周年を迎えました。1926年に東京・神保町で誕生した出版社は、『週刊少年ジャンプ』『りぼん』『週刊ヤングジャンプ』など数々の雑誌を世に送り出し、日本のマンガ文化を代表する存在へと成長しています。100周年の節目には、約400作品を100以上の言語に翻訳し、合計100万ページを世界に向けて無料配信する「MANGA MILLION(マンガ ミリオン)」や、記念特設サイト「SHUEISHA MANGA EXPO」など、大規模な記念企画が展開されています。
2026年11月現在、記念事業はマンガの海外展開だけにとどまりません。漫画家の創作環境を支える仕組み、過去の名作を保存する取り組み、文学やファッションを通じた読者との対話など、出版社としての役割を広げる企画が続々と動いています。創業の経緯から100周年記念ロゴ「01∞」の意味、最新の企画一覧、スペシャルムービー、そして次の100年に向けた展望まで整理します。
【創業100周年はいつ?】集英社が1926年8月8日に始まった背景

集英社の創業100周年は、2026年8月8日です。1926年の創業からちょうど100年という節目にあたり、同社は年間を通じて多方面の記念事業を進めています。
創業年を1926年としている理由は、当時の出版事業の立ち上げにあります。小学館の創業者である相賀武夫が、学習性を重視した小学館の雑誌とは異なる、趣味や娯楽を中心とした出版物を届けるために集英社の設立を準備しました。
1925年には集英社名義の雑誌がすでに登場集英社の公式企業史によると、1925年9月には「尋常小学一年女生」が集英社名義の雑誌第1号として創刊されています。同年12月にも幼児・小学生向けの複数の雑誌が刊行されました。
つまり、集英社の出版活動そのものは1925年から始まっており、翌1926年が会社の創業年として位置付けられています。この1年間の違いは、出版活動の開始と会社の創業を区別すると理解しやすいでしょう。
娯楽を届ける出版社として神保町でスタート1926年、現在の東京都千代田区神田神保町にあたる表神保町の事務所正面には「小学館集英社仮営業所」の看板が掲げられました。同年8月には読物雑誌「少年団」「少公女」を創刊しています。
当時の出版界では、教育や学習を目的とした出版物が存在感を持っていました。そのなかで、物語や娯楽を通じて読者を楽しませるという方向性を打ち出したことが、集英社の出発点です。
創業当初から、読者の興味を引く企画を考え、作品との出会いをつくる姿勢があったことは、現在のマンガ事業やデジタルサービスにも通じています。
【集英社の歴史】1926年から2026年までの100年を年表で振り返る
集英社の歴史は、創業から現在まで一直線に拡大したわけではありません。戦争による出版活動の中断、戦後の再出発、マンガ雑誌の成長、総合出版社への発展、デジタル事業への進出という転換点を経ています。
公式の「集英社小史」をもとに、100年の歩みを重要な出来事に絞って整理しました。
| 年代 | 主な出来事 | 歴史的な意味 |
|---|---|---|
| 1925年 | 「尋常小学一年女生」創刊 | 集英社名義での出版活動が始まる |
| 1926年 | 神保町に集英社を設立。「少年団」「少公女」創刊 | 公式な創業年 |
| 1928年 | 『現代ユウモア全集』刊行開始 | 大型出版企画に挑戦 |
| 1940~1946年 | 戦時統制と太平洋戦争による出版活動の中断 | 創業後の大きな転換期 |
| 1947年 | 合資会社集英社として出版活動を再開 | 戦後の再出発 |
| 1949年 | 株式会社集英社に改組 | 独自の出版社としての基盤を強化 |
| 1955年 | 少女雑誌「りぼん」創刊 | 少女マンガ・少女雑誌の歴史を形成 |
| 1968年 | 「少年ジャンプ」創刊 | 少年マンガ事業の大きな転換点 |
| 1969年 | 「少年ジャンプ」が週刊化し「週刊少年ジャンプ」に | 週刊マンガ誌の時代へ |
| 1970年 | 文芸誌「すばる」創刊 | 文芸出版を拡充 |
| 1971年 | ファッション誌「non-no」創刊 | 出版ジャンルをさらに拡大 |
| 2014年 | 「少年ジャンプ+」創刊 | デジタルマンガ事業を強化 |
| 2026年 | 創業100周年記念事業を展開 | グローバル展開と次世代の創作支援へ |
集英社の出版活動は、1940年の戦時統制による雑誌休刊を経て、太平洋戦争中にはほぼ途絶えました。
1947年8月、合資会社集英社として登記され、出版活動を再開します。同年12月には山川惣治の『少年王者』を単行本として刊行し、大ヒットを記録しました。
1949年7月には株式会社集英社へ改組。1955年の「りぼん」、1968年の「少年ジャンプ」、1969年の「週刊少年ジャンプ」への発展など、現在の集英社を象徴する出版ブランドが次々に生まれていきます。
マンガだけではない総合出版社への成長集英社の特徴は、マンガ出版だけに事業を限定しなかったことです。
1970年には文芸誌「すばる」、1971年にはファッション誌「non-no」が創刊されました。その後も文芸書、文庫、新書、写真集、学習まんが、電子書籍などに事業を広げています。
2014年には「少年ジャンプ+」が創刊され、紙の雑誌を中心とする出版モデルから、デジタル上で読者と作品を結び付ける仕組みへと進化しました。
この歴史を踏まえると、2026年の100周年企画は、単なる記念イベントではなく、創業以来続いてきた事業の変化を次の段階へ進める取り組みとして理解できます。
【2026年最新】集英社100周年の記念企画一覧を4つのテーマで解説
集英社の創業100周年記念企画は、公式特設ページで「広げる」「生み出す」「対話する」「継ぐ」という4つの動詞に分類されています。
それぞれのテーマには、過去の出版活動と現在の事業を結び付ける意図があります。2026年11月6日時点で公式ガイドに掲載されている主な企画を紹介します。
1.「広げる」作品との出会いを世界へ届ける企画マンガや出版物を、従来とは異なる方法で読者へ届ける取り組みです。
- MANGA MILLION:約400作品を100以上の言語に翻訳し、100万ページを世界に向けて配信。
- マンガUT 集英社創業100周年コレクション:ユニクロのグラフィックTシャツブランド「UT」とのコラボ。歴代作品をデザインした約100柄を展開する計画。
- THE ジャンプショップ 神保町:神保町にマンガの名場面やカラーイラストを使ったグッズを扱う新たな拠点を展開。
- OTOコンテンツプロジェクト:マンガのノベライズや文芸作品、新書などを音声コンテンツとして届ける取り組み。
- SHUEISHA MANGA EXPO:無料公開や推薦企画、コラボレーションなどを集めた100周年記念特設サイト。
作品を世に送り出す漫画家や制作スタッフを支援する取り組みです。
- 集英社マンガ家サポートナビ:作画ツールの割引、税務相談窓口の紹介、オンライン医療相談、育児・家事に関するサポートなどを提供。
- マンガ家アシスタントマッチングサービス:漫画家が希望する条件に合わせて、制作を支えるアシスタントとの出会いを支援する計画。
特に注目したいのは、完成した作品を販売するだけでなく、制作現場そのものを支援対象としている点です。漫画家が継続して創作できる環境づくりは、次世代のヒット作を生み出すための基盤にもなります。
3.「対話する」読者や社会との接点をつくる企画出版社が読者や異なる文化と向き合うための企画です。
- おしゃれするのは誰のため?展:ファッション雑誌のアーカイブを通じて、時代ごとの女性像・男性像やジェンダー観の変化を振り返る展覧会。
- 中国現代文学ギャラリー:主に1990年代以降の中国文学55篇を5つのテーマで紹介する全5巻の文学企画。
- shueisha vox:新書編集部スタッフを中心に、知的な対話やトークを音声で届けるコンテンツ企画。
「おしゃれするのは誰のため?展」は2026年12月11日から2027年1月11日まで、渋谷ヒカリエ9階のヒカリエホールで開催予定です。入場無料となっています。
また、中国現代文学ギャラリーは2026年11月5日に第1回配本「移動と漂流」が発売されました。続く「家族とくらし」「時間と記憶」「ジェンダーと多様な性」「風土と社会」というテーマを通じ、中国社会と人々の暮らしを文学から読み解く構成です。
4.「継ぐ」作品と文化的資産を未来へ残す企画集英社が長年にわたって生み出してきた作品や資料を、次世代に引き継ぐための取り組みです。
- 集英社少女マンガIPガイド:少女マンガ作品の知的財産を商品化や広告、コラボレーションなどに活用するための窓口。
- 本宮ひろ志漫画大全集:本宮ひろ志氏の60年以上にわたる画業を、最新のデジタル製版技術で再編集・刊行する大型企画。
- 集英社版学習まんが世界の歴史:ロングセラーシリーズを22年ぶりに全面リニューアル。
- 原画保管プロジェクト:マンガ原画の散逸や劣化を防ぎ、デジタル化とアーカイブ化を進める取り組み。
- コバルト文庫創刊50周年「ときめくことばのちから展」:少女小説が育んできた文化や作品を次世代に伝える企画展。
この4つのテーマから見えてくるのは、100周年事業が単なる過去の名作の振り返りではないということです。作品を広げ、才能を育て、読者と対話し、文化として残す。出版社の活動を一連の流れとして捉え直している点に特徴があります。
【MANGA MILLION】約400作品・100万ページを100以上の言語で世界へ
集英社100周年の記念事業のなかでも、特に大きな規模を持つのが「MANGA MILLION(マンガ ミリオン)」です。
2026年8月6日に公開されたこのサービスは、100周年を記念して企画されたグローバル向けのデジタルマンガ配信プロジェクトです。集英社のマンガ約400作品を100以上の言語に翻訳し、合計100万ページを期間限定で無料配信します。
ONE PIECEは107言語に翻訳本企画の象徴となる作品が『ONE PIECE』です。
同作は、東の海編にあたる第1巻から第12巻までを107言語に翻訳。英語や中国語だけでなく、ヒンディー語、ブルガリア語、ミャンマー語など、多様な言語で作品を届ける計画が実現しました。
ほかにも、次のような幅広い作品がラインナップされています。
- 『NARUTO―ナルト―』
- 『BLEACH』
- 『鬼滅の刃』
- 『呪術廻戦』
- 『キングダム』
- 『【推しの子】』
- 『SPY×FAMILY』
- 『チェンソーマン』
- 『NANA―ナナ―』
- 『君に届け』
注目すべきは、少年マンガや青年マンガだけでなく、少女・女性マンガも積極的に対象としている点です。配信対象のうち150作品以上が少女・女性マンガであり、約300作品は今回初めて英語に翻訳される作品として発表されています。
利用料金や公開期間は?日本国内でも読める?利用条件は次のとおりです。
- 公開開始日:2026年8月6日
- 配信終了予定:2027年12月末
- 利用料金:無料
- ユーザー登録:不要
- 対象地域:全世界
- 配信規模:約400作品、100以上の言語、合計100万ページ
ただし、注意したいのが日本国内からの閲覧範囲です。
MANGA MILLIONは海外向けのサービスであり、日本国内では海外向けに翻訳された約400作品すべてを閲覧できるわけではありません。国内で閲覧できる主なマンガコンテンツは、107言語に翻訳された『ONE PIECE』の東の海編(1~12巻)です。著者や海外出版社への英語インタビューなども公開されています。
つまり、約400作品の無料配信という発表を見て、日本国内でもすべての作品を日本語で読めると考えるのは誤解です。対象地域と作品ごとの公開範囲を確認する必要があります。
なぜ100万ページ・100言語という規模に挑戦したのか集英社の公式プレスリリースでは、企画責任者である「MANGA Plus by SHUEISHA」編集長の細野修平氏が、100周年事業として100言語・100万ページというアイデアから企画が始まったことを説明しています。
その背景にあったのは、日本のマンガがまだ十分に届いていない地域や、言語の壁によって作品と出会えていない読者の存在です。
翻訳はプロの翻訳家が担当し、作品の魅力や登場人物の言葉を大切にする方針が示されています。また、海外向けには連載中の約30作品を対象に、最新話を日本での掲載から約2~3週間後に順次配信するニアサイマル配信も計画されました。
これは単に過去の人気作を翻訳して販売する施策ではありません。日本のマンガを世界の読者が正規版で楽しめる環境を整え、今後の作品との出会いまで広げようとする事業です。
【SHUEISHA MANGA EXPO】100周年特設サイトとスペシャルムービーの全貌
「SHUEISHA MANGA EXPO」は、集英社の創業100周年を記念して開設されたマンガ特設サイトです。
大規模な海外向け翻訳プロジェクトであるMANGA MILLIONとは役割が異なり、こちらは日本の読者を含む幅広い人々に、集英社作品との新しい出会いを提供する総合的な企画プラットフォームとなっています。
特設サイトで楽しめる主なコンテンツ- 今月のオススメマンガ100選:厳選された100タイトルを月替わりで無料公開。対象巻を100円(税込)で購入できるキャンペーンも実施。
- わたしの推薦図書:各業界を象徴する著名人が、思い出に残っているマンガや今読んでほしい作品を紹介。
- マンガ家が選ぶ思い出の一話:漫画家自身が選んだ印象的なエピソードを、作品に込めた思いや背景とともに紹介。
- スペシャルコラボ:さまざまなパートナーとの特別企画を展開。
- マンガライブラリ:5,000作品以上を検索でき、ジャンルやシチュエーションなどから作品を探せる。
特に「マンガ家が選ぶ思い出の一話」は、作品を読者目線だけでなく、作家自身の視点から再発見できる企画です。長年愛されてきたマンガの新しい魅力に触れられる点が特徴となっています。
100周年記念スペシャルムービーは全3弾もう一つの目玉が、集英社の100年を彩ってきたマンガの名場面や名言を集めたスペシャルムービーです。
2026年9月から順次公開され、11月6日時点では第3弾まで展開されています。
- 第1弾「次の100年に“名前”を刻め」:2026年9月8日公開。人気キャラクターの名乗りや印象的な登場シーンをテーマに、『ONE PIECE』『僕のヒーローアカデミア』『銀魂』『ジョジョの奇妙な冒険』『HUNTER×HUNTER』『NARUTO―ナルト―』などが登場。
- 第2弾「次の100年に言葉を紡げ」:2026年10月1日公開。『キングダム』『呪術廻戦』『鬼滅の刃』『ゴールデンカムイ』『NANA』『ワールドトリガー』などの名台詞を中心に構成。
- 第3弾「次の100年に“情熱”を燃やせ」:2026年11月に公開。『ハイキュー!!』『幽遊白書』『テニスの王子様』『君に届け』『BLEACH』『ときめきトゥナイト』『遊戯王』など、心を動かす名場面を紹介。
各ムービーには作品の場面解説や限定壁紙の企画も用意されています。好きな名言や名場面をSNSでシェアすることで、100周年記念の限定壁紙を入手できる仕組みです。
第1弾の「名前」、第2弾の「言葉」、第3弾の「情熱」というテーマには、作品のキャラクターが持つ個性、物語の中で生まれる言葉、読者の心を動かす感情という異なる切り口があります。
単に人気作品を並べるのではなく、マンガが人々の記憶に残る理由をテーマ別に再構成しているところに、記念ムービーとしての面白さがあります。
【創業100周年記念ロゴ01∞】デザインに込められた意味と次の100年への展望
集英社の100周年記念ロゴで特徴的なのが、数字の100を「01∞」と表現したデザインです。
一見すると数字を大胆に置き換えたグラフィックですが、公式の説明には出版社としての理念が込められています。
01∞はゼロから始まり、無限へ広がるというメッセージ集英社の公式記念企画ガイドによると、「01∞」には次のような意味があります。
- 0:何もないところから始まる可能性。
- 1:新しいものを生み出す最初の一歩。
- ∞:生み出したものを無限大に広げていくこと。
加えて、中央の「1」の部分は、本の右下からページをめくる動きをイメージしています。本を開くことで新しい世界や物語に出会えるという、出版文化ならではの意味も表現されています。
100年の歴史を単に数字で祝うのではなく、ゼロから新しい価値を生み出し続ける姿勢を象徴するデザインです。
2026年11月以降も続く注目の記念企画100周年の記念事業は8月8日で終わるものではありません。2026年11月以降にも重要な企画が控えています。
まず注目したいのが、本宮ひろ志漫画大全集です。
2026年11月19日から刊行開始予定のこのシリーズは、本宮ひろ志氏の60年以上にわたる画業を収録する大規模な出版プロジェクトです。『男一匹ガキ大将』『俺の空』『硬派銀次郎』『サラリーマン金太郎』などの作品を対象とし、総原稿数は約6万5000枚、刊行規模は152巻超を予定しています。
また、12月11日には「おしゃれするのは誰のため?展」が始まります。集英社のファッション雑誌が映してきた時代の変化を、ジェンダーという視点から振り返る展覧会です。
こうした企画は、マンガだけに注目されがちな集英社の出版活動を、文学・ファッション・歴史資料などの幅広い領域から見直す機会にもなります。
次の100年を支える4つの方向性公式の記念企画を分析すると、次の100年に向けた方向性は4つに整理できます。
第一は、海外市場への展開です。 MANGA MILLIONやMANGA Plus by SHUEISHAなどを通じ、言語や地域の壁を越えて作品を届ける仕組みを強化しています。
第二は、創作者への支援です。 マンガ家サポートナビやアシスタントマッチングサービスは、作品のヒットだけでなく、創作活動を継続できる環境に目を向けています。
第三は、読者との双方向の関係です。 推薦図書や思い出の一話、音声コンテンツなど、読者が作品を受け取るだけではない接点を増やしています。
第四は、文化的資産の保存と継承です。 原画保管プロジェクトや漫画大全集、学習まんがのリニューアルを通じ、過去の作品を将来に残す仕組みを整えています。
これらの取り組みは、集英社が単なる雑誌・書籍の販売会社から、作品を生み出す人、読む人、そして作品が生まれた文化そのものを支える存在へと役割を広げようとしていることを示しています。
「出版社の大きな使命は、才能と社会をつなぐことです。」
これはMANGA MILLIONの発表時に示された集英社代表取締役社長のコメントの一部です。海外展開、創作者支援、読者との対話という100周年事業の方向性を理解するうえでも、象徴的な言葉となっています。
100周年企画を楽しむなら何から見るべき?読者が記念事業を楽しむ際には、目的に応じて企画を選ぶと内容を把握しやすくなります。
- 往年の名作を振り返りたい人:SHUEISHA MANGA EXPOの「マンガ家が選ぶ思い出の一話」やスペシャルムービー。
- 新しい作品を発見したい人:月替わりの「今月のオススメマンガ100選」や5,000作品以上のマンガライブラリ。
- 海外でのマンガ展開に関心がある人:MANGA MILLION。ただし日本国内では閲覧できる作品が限定される点に注意。
- 創作の裏側や漫画家を支える仕組みを知りたい人:集英社マンガ家サポートナビや原画保管プロジェクト。
- マンガ以外の出版文化にも関心がある人:中国現代文学ギャラリーやファッション関連の展覧会。
反対に、日本国内からMANGA MILLIONの約400作品すべてを日本語で読みたい人には、公開範囲の面で期待と異なる部分があります。また、SHUEISHA MANGA EXPOは記念企画を集めたサイトであり、すべてのマンガを無料で読めるサービスではありません。
この2つを区別しておくことが、100周年企画を上手に楽しむポイントです。
【集英社の創業100周年】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:集英社の創業100周年はいつですか?
A1:2026年8月8日です。集英社は1926年を創業年としており、2026年に100周年を迎えました。
Q2:集英社は1925年創業ではないのですか?
A2:1925年9月に集英社名義の雑誌第1号「尋常小学一年女生」が創刊されています。一方、会社の創業年として公式に位置付けられているのは1926年です。
Q3:MANGA MILLIONでは何作品を読めますか?
A3:約400作品、100以上の言語、合計100万ページが対象です。作品によって翻訳言語数や公開範囲は異なります。
Q4:MANGA MILLIONは日本国内でも無料で利用できますか?
A4:サービス自体は無料で登録も不要ですが、日本国内で閲覧できるコンテンツは限定されています。主なマンガコンテンツは『ONE PIECE』の東の海編(1~12巻)の107言語版です。
Q5:MANGA MILLIONはいつまで公開されますか?
A5:2027年12月末までの期間限定配信が予定されています。
Q6:SHUEISHA MANGA EXPOでは何ができますか?
A6:月替わりのおすすめマンガ100選、漫画家が選ぶ思い出の一話、著名人による推薦図書、スペシャルコラボ、5,000作品以上のマンガライブラリなどを楽しめます。
Q7:集英社100周年のスペシャルムービーは何弾まで公開されていますか?
A7:2026年11月6日時点で第3弾まで公開されています。「名前」「言葉」「情熱」の3つのテーマで、集英社の歴史を彩ったマンガの名場面を振り返ります。
集英社は2026年8月8日に創業100周年を迎えました。1925年の雑誌創刊を出発点とし、1926年の創業、戦後の再出発、マンガ雑誌の発展、デジタル事業への進出を経て、日本を代表する総合出版社へと成長してきました。
今回の100周年記念事業で特に注目されるのは、約400作品・100万ページを100以上の言語で届ける「MANGA MILLION」と、作品との出会いを広げる「SHUEISHA MANGA EXPO」です。一方、漫画家の創作支援、文学企画、原画保存、文化資料の継承など、マンガ以外の領域にも多彩な取り組みが広がっています。
「01∞」という記念ロゴが示すように、集英社の100周年は過去を祝うだけの節目ではありません。ゼロから新しい物語を生み出し、その可能性を無限に広げていくという未来への意思表示でもあります。
創業から100年を経た集英社が、次の100年でどのような才能と作品を世に送り出し、世界中の読者とつながっていくのか。2026年に始まった記念企画は、その未来を占う重要な出発点となっています。
編集上の重要な補足: 2026年11月6日時点の情報を反映し、MANGA MILLIONの日本国内での閲覧制限、スペシャルムービー第3弾の公開、本宮ひろ志漫画大全集の刊行予定も区別して記載しています。