高須クリニックの院長は誰なのか。テレビやSNSで知られる高須克弥氏なのか、それとも名古屋院院長を務める高須幹弥氏なのか。実は、この2人は親子でありながら、クリニック内で担っている役職が異なる。
2026年11月現在、高須克弥氏は高須クリニックの統括院長、高須幹弥氏は名古屋院院長として公式の医師一覧に掲載されている。加えて、銀座高須クリニック院長の高須英津子氏、大阪院院長の高須敬子氏をはじめ、各院にもそれぞれ院長が配置されている。
1976年の開業から50年を迎えた高須クリニック。創業者の現在の活動、息子である高須幹弥氏との関係、各院の責任者、そして経営体制を整理すると、「高須クリニックの院長」という言葉が複数の意味で使われる理由が見えてくる。
【まず結論】高須クリニックの院長は高須克弥氏!高須幹弥氏との違いとは

高須クリニック全体を代表する医師として知られるのは、創業者の高須克弥氏だ。公式サイトの医師紹介では、現在も「統括院長」と明記されている。
一方、息子の高須幹弥氏は「名古屋院院長」という役職で掲載されている。つまり、どちらか一方が正しいという話ではない。クリニック全体を統括する立場と、特定の院を担当する立場という違いがある。
高須克弥氏と高須幹弥氏は親子2人の関係は、単なる同姓の医師や同じ医療グループに所属する関係ではない。高須幹弥氏は公式プロフィールのインタビューで、高須克弥氏を「父親」と説明している。
また、幹弥氏は父親が美容外科を開業していたことをきっかけに、後を継ぐ形で美容外科医になった経緯も紹介している。公式プロフィールには、実際に父親である克弥氏のエイジングケア手術を担当した経験も記されている。
このように、親子関係は公式情報から確認できる。一方で、親子だからといって2人の役職が同じになるわけではない。2026年現在の公式な肩書きは、克弥氏が統括院長、幹弥氏が名古屋院院長である。
「院長」という言葉が混同される理由混同の大きな理由は、高須クリニックが複数の診療拠点を持ち、それぞれに院長がいることだ。
加えて、高須克弥氏は長年にわたりテレビやメディアに出演し、クリニックの創業者として広く認知されてきた。一方、高須幹弥氏も医師としての活動に加え、YouTubeなどで情報発信を続けている。
検索する人によって「高須クリニック院長」が指す人物が異なるため、検索結果だけを見ていると、克弥氏と幹弥氏の肩書きが入れ替わったように感じられるのだ。
【2026年最新】高須クリニックの院長一覧と各院の担当者
高須クリニックの公式ドクター紹介では、統括院長と各院の院長が区別されている。2026年11月時点で掲載されている主な役職者は以下のとおりだ。
| 役職 | 医師名 | 担当・所属院 |
|---|---|---|
| 統括院長 | 高須克弥 | 銀座高須クリニック |
| 名古屋院院長 | 高須幹弥 | 名古屋院 |
| 銀座高須クリニック院長 | 高須英津子 | 銀座高須クリニック・名古屋院・栄院 |
| 大阪院院長 | 高須敬子 | 大阪院 |
| 横浜院院長 | 谷奈保紀 | 横浜院 |
| 栄院院長 | 水野玲子 | 栄院 |
出典は高須クリニック公式ドクター一覧および各医師のプロフィール。掲載されている所属先には複数院を兼ねる医師もいるため、所属院と院長としての役職は分けて見る必要がある。
高須克弥氏:クリニック全体の統括院長高須克弥氏は、高須クリニックを1976年に開設した人物だ。美容外科の黎明期から国内外で技術を学び、診療技術の研究や普及に取り組んできた。
現在の公式プロフィールでも統括院長として掲載されており、銀座高須クリニックの所属医師としても紹介されている。
高須幹弥氏:名古屋院の院長高須幹弥氏は、名古屋院の責任者として美容外科診療を担当する医師だ。
目や鼻の手術、輪郭形成、エイジングケア、豊胸、脂肪吸引など、幅広い美容外科分野を専門としている。公式プロフィールには、日本形成外科学会の形成外科専門医や日本美容外科学会(JSAPS)認定美容外科専門医などの資格も掲載されている。
高須英津子氏:銀座高須クリニック院長高須英津子氏は、銀座高須クリニック院長として紹介されている医師だ。名古屋院と栄院にも所属している。
専門は美容皮膚科。しみ、そばかす、赤ら顔、ニキビ、ニキビ跡、小じわ、たるみなど、皮膚の悩みに対する診断や治療を行っている。
公式プロフィールによると、2001年に藤田医科大学医学部を卒業し、2003年に藤田医科大学皮膚科へ入局。その後、一般皮膚科や美容外来、レーザー外来で経験を積んでいる。
高須敬子氏:大阪院院長高須敬子氏は、大阪院院長として公式ドクター一覧に掲載されている。
1997年に愛知医科大学医学部を卒業し、2005年に医療法人高須クリニックの大阪での診療に携わるようになった。
専門分野は輪郭形成、美容皮膚科、女性器形成、わきが・多汗症治療、注射系治療、照射系治療など多岐にわたる。公式プロフィールでは、患者の生活スタイルや希望に合わせた治療と、術後のフォローを重視する姿勢を紹介している。
横浜院・栄院にもそれぞれ院長がいる院長一覧で見落とされやすいのが、横浜院と栄院の存在だ。
公式医師一覧では、横浜院院長として谷奈保紀氏、栄院院長として水野玲子氏が掲載されている。
したがって、高須クリニックの院長を4人だけで説明すると、各院の実際の体制を正確に把握できない。統括院長と各院の責任者を分けて整理することが大切だ。
【創業から50年】高須克弥氏の経歴と高須幹弥氏の医師プロフィール
高須クリニックの歴史は、高須克弥氏の医師としての歩みと密接に結びついている。
公式プロフィールによると、克弥氏は1969年に昭和大学医学部を卒業。1973年には同大学医学部の整形外科大学院を修了し、医学博士号を取得した。
高須克弥氏の主な経歴・年表- 1969年:昭和大学医学部卒業、医師免許取得。
- 1970年:イタリアや西ドイツの大学などで研修。
- 1973年:昭和大学医学部整形外科大学院修了、医学博士号取得。
- 1974年:愛知県一色町で高須病院を開設。
- 1976年:愛知県名古屋市に高須クリニックを開設。
- 1979年:大阪市北区に高須クリニックを開設。
- 1981年:東京都港区赤坂に高須クリニックを開設。
- 1985年:東京都中央区、札幌市、横浜市に拠点を開設。
注目したいのは、1976年の名古屋での開業以前から、病院運営や医療技術の研修に取り組んでいたことだ。
高須氏の公式ヒストリーでは、当時の日本では美容外科という分野が十分に認知されておらず、美容整形に対する社会的な偏見も強かったと振り返っている。
海外の医療機関や学会で技術を学び、新たな施術を日本に紹介するという活動が、クリニックの事業展開の基礎になった。
2026年は高須クリニックの開設から50年にあたる節目の年だ。1976年の名古屋での開設から、複数の地域に診療拠点を広げてきた歴史がある。
高須幹弥氏の経歴と専門分野高須幹弥氏は、父親と同じく美容外科の道を選んだ医師だ。公式プロフィールに掲載されている経歴は次のとおり。
- 1999年:藤田医科大学医学部卒業。
- 1999~2001年:藤田医科大学麻酔救急科に勤務。
- 2001年:藤田医科大学大学院に入学し、形成外科に入局。高須クリニック勤務。
- 2002年:群馬県立がんセンター頭頸部外科に勤務。
- 2003年:ブラジルのIvo Pitanguy Institute Postgraduate Courseで研修。
- 2005年:単一植毛手術の研究により医学博士号取得。
- 2007年:日本形成外科学会形成外科専門医を取得し、名古屋院院長に就任。
幹弥氏の特徴は、外科手術だけでなく、インターネットを活用した美容医療の情報発信にも力を入れていることだ。
公式プロフィールでは、医師としての診療内容に加えて、YouTubeチャンネル「MikiTube」も紹介されている。美容整形の施術や医療に関する情報を発信することで、診療現場以外でも知名度を築いてきた。
父親が美容外科の普及や技術開発に取り組んできたのに対し、幹弥氏は専門医としての診療とデジタルメディアでの発信を組み合わせている。親子で同じ分野に携わりながら、活動の見せ方には違いがある。
【2026年現在】高須克弥氏の活動と統括院長としての立場
高須克弥氏の現在を調べる際には、公式の役職と本人の近況を分けて確認する必要がある。
2026年11月現在、高須クリニックの公式ドクター一覧には、引き続き高須克弥氏が統括院長として掲載されている。少なくとも公式プロフィール上では、統括院長の肩書きに変更は確認できない。
2026年5月には自身のがん治療について発信2026年5月14日、高須氏は自身のXで、がんの治療状況について発信した。治療による根治が難しい状況を伝え、本人の表現で「攻撃的緩和ケア」を始めることを明らかにした。
この投稿はスポニチやテレビ朝日などでも報じられた。高須氏は以前から自身のがんについて公表しており、治療や入院に関する情報をSNSで発信してきた経緯がある。
ただし、病状に関する本人の発信と、クリニックにおける役職や診療体制は別の問題だ。がん治療を受けていることだけを理由に、統括院長を退任したと判断することはできない。
2026年秋もメディアやイベントで活動2026年10月3日には、テレビ朝日系の報道で、高須氏が自身のXに腕時計の査定に関する投稿をしたことが紹介された。本人はクリニックでの活動についても発信しており、仕事を続ける姿勢を見せている。
また、10月24日付のオリコン報道では、翌25日に開催された「ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭」の出演者として高須氏の名前が挙がっている。
こうした近況からは、治療と並行して公の場での活動を続けている様子がうかがえる。ただし、イベントへの出演やSNSでの発信が、日々の診療や手術の実施状況を直接示すものではない。
2026年の高須克弥氏を理解するうえでは、統括院長という公式の役職、本人が公表する健康状態、実際の診療スケジュールを混同しないことが重要になる。
【経営体制を検証】高須クリニックの統括院長・各院院長・理事長は何が違う?
高須クリニックの体制を理解するうえで、もう一つ区別しておきたいのが「統括院長」と「各院院長」、そして「法人の理事長」という肩書きだ。
統括院長と各院院長の違い統括院長は、クリニック全体に関わる医療面のリーダーとして位置づけられる肩書きだ。高須克弥氏が該当する。
一方、各院の院長は、名古屋院や銀座院、大阪院など、それぞれの診療拠点に所属する責任者である。高須幹弥氏や高須英津子氏、高須敬子氏などがこの立場にあたる。
ただし、公式サイトでは統括院長と各院院長の役職は掲載されているものの、職務権限や決裁権限の詳細を示した組織図までは公開されていない。肩書きから確認できる範囲と、法人運営上の権限は分けて考えたい。
法人の理事長は院長と同じ意味ではない医療法人の運営に関わる理事長は、医療機関の院長とは異なる法人上の役職だ。
厚生労働省の医療情報ネットでは、大阪院の施設情報において、開設者詳細に「医療法人高須クリニック 理事長 高須久弥」と記載されている。
このような公的施設情報からも、診療現場の院長という役職と、法人の運営に関わる理事長という役職が必ずしも同一人物ではないことが分かる。
また、法人情報を扱う政府のGビズインフォには医療法人高須クリニックの法人情報が掲載されている。ただし、法人情報と公式ドクター一覧はそれぞれ異なる情報であり、院長の肩書きだけから法人全体の経営権や後継者を断定することはできない。
高須幹弥氏は父親の後継者なのか高須幹弥氏は、公式プロフィールで父親の後を継ぐ形で美容外科医になったことを説明している。この意味では、医師として父親の仕事を受け継いでいる存在だ。
しかし、2026年現在の公式医師一覧では、幹弥氏の肩書きは名古屋院院長であり、統括院長ではない。
したがって、「高須幹弥氏が美容外科医として父親の後を継いだ」という説明と、「高須クリニック全体の統括院長に就任した」という説明は同じではない。後者については、公式な役職変更の発表が確認できない。
【高須クリニックの評判】口コミだけでは分からない医師選びの判断基準
高須クリニックの院長や経営体制を調べる人の中には、実際の評判や診療の質が気になっている人も多いはずだ。
口コミを確認する際には、クリニック全体の評価と、担当医個人への評価を分ける必要がある。
口コミサイトの評価は参考情報の一つ口コミサイト「みん評」では、2026年11月時点の閲覧情報として、高須クリニックの評価が5点満点中2.92、口コミ144件と掲載されている。同ページのカテゴリ平均は2.84だ。
ただし、この数字は口コミ投稿者による評価であり、医学的な治療成績や医療事故率、医師の技術力を直接測定したものではない。
また、同じクリニックでも施術内容や担当医、院によって患者の体験は異なる。口コミの総合点だけで、すべての医師や診療内容を評価することは難しい。
公式サイトが掲げる担当医制度高須クリニックは、公式サイトでカウンセリングから施術、アフターケアまで同じ医師が担当する制度を基本としていると説明している。希望する医師を指名することも可能だ。
一方、来院前の注意事項では、クリニックごとに日々担当医が異なり、医師の指名がない場合は予約日の担当医が診察すると案内している。
つまり、医師の指名を希望する場合は、予約時点で確認しておくことが大切だ。院長という肩書きだけで、希望する医師が必ず診察するとは限らない。
美容医療を受ける前に確認したい5つのポイント- 担当医の経歴:専門医資格、形成外科や皮膚科での経験、担当する施術分野を確認する。
- カウンセリングの内容:希望する仕上がりだけでなく、実現できないことや代替案も説明してもらう。
- リスクと副作用:腫れ、内出血、感染、左右差、再手術の可能性などを確認する。
- 費用と保証:施術費用だけでなく、麻酔、薬剤、再診、追加処置などの条件を確認する。
- 術後のフォロー:担当医が誰なのか、トラブル時の連絡方法や診察体制を確認する。
美容外科の手術は、施術内容によってリスクや回復期間が異なる。特に切開を伴う手術や元に戻すことが難しい施術では、必要に応じて他院の医師にも相談し、複数の意見を比較することが望ましい。
高須クリニックの評判を判断する際も、創業者の知名度や広告の印象だけではなく、実際に担当する医師の経験、説明の具体性、術後の対応を基準にすることが重要だ。
高須クリニック院長に関するよくある質問(FAQ)
Q1:高須クリニックの現在の院長は高須克弥氏ですか?
A1:はい。2026年11月現在、公式医師一覧では高須克弥氏が統括院長として掲載されている。ただし、各院には別の院長が配置されている。
Q2:高須克弥氏と高須幹弥氏の関係は?
A2:親子関係だ。高須幹弥氏は公式プロフィールで高須克弥氏を父親と説明しており、父親が開業した美容外科の道を継ぐ形で医師になったと紹介している。
Q3:高須幹弥氏は高須クリニック全体の院長ですか?
A3:2026年現在の公式な肩書きは名古屋院院長だ。クリニック全体の統括院長は高須克弥氏であり、両者の役職は異なる。
Q4:高須英津子氏と高須敬子氏は何院の院長ですか?
A4:高須英津子氏は銀座高須クリニック院長、高須敬子氏は大阪院院長として公式サイトに掲載されている。英津子氏は美容皮膚科、敬子氏は美容外科や美容皮膚科などを専門としている。
Q5:高須クリニックはいつ開院しましたか?
A5:1976年に愛知県名古屋市で開設された。2026年は開設から50年にあたる。
Q6:高須克弥氏は2026年現在も活動していますか?
A6:本人は2026年5月にがん治療と緩和ケアについて発信している。また、10月にもSNSで近況を発信し、イベント出演も報じられた。公式サイトでも統括院長として掲載されている。
Q7:高須クリニックの院長と法人の理事長は同じですか?
A7:必ずしも同じではない。院長は医療機関の診療拠点に関する役職であり、理事長は医療法人の運営に関わる役職だ。公式医師一覧と公的な施設情報を分けて確認する必要がある。
高須クリニックの院長をめぐる疑問は、統括院長と各院の院長という役職の違いを理解すれば整理できる。
2026年11月現在の公式情報では、高須克弥氏が統括院長、高須幹弥氏が名古屋院院長だ。高須英津子氏は銀座高須クリニック院長、高須敬子氏は大阪院院長を務め、横浜院と栄院にもそれぞれ院長がいる。
1976年の名古屋での開業から50年。高須克弥氏が築いた美容外科の歴史は、幹弥氏をはじめとする複数の医師による診療体制へと広がっている。
【プロの結論】
高須クリニックを理解するうえで大切なのは、「有名な院長は誰か」という知名度だけで判断しないことだ。
クリニック全体の統括院長を知りたいなら高須克弥氏、名古屋院の責任者を知りたいなら高須幹弥氏、銀座院なら高須英津子氏、大阪院なら高須敬子氏というように、目的に応じて肩書きを確認するのが正確な見方となる。
また、実際に美容医療を検討する場合は、統括院長や各院の院長という肩書きだけでなく、担当医本人の専門性、施術経験、説明内容、術後のサポート体制まで確認したい。
高須クリニックの2026年現在の体制を把握するには、創業者の高須克弥氏と、各院で診療を担う医師たちの役割を分けて理解することが最も確実な方法だ。
主な確認資料: 高須クリニック公式ドクター一覧・各医師プロフィール・公式沿革、厚生労働省「医療情報ネット」、政府Gビズインフォ、スポニチ、テレビ朝日、オリコン報道。各情報は2026年11月5日時点で確認できる公開資料に基づいています。