東京大学の一般選抜には、大学入学共通テストの成績によって受験者を絞り込む「第1段階選抜」がある。
いわゆる足切りと呼ばれる仕組みで、募集人員に対して志願者が所定の倍率に達した場合に実施される。
第1段階選抜と最終合格は別の判定東大入試では、次の2段階で選抜が行われる。
1. 第1段階選抜:大学入学共通テストの成績を基に選抜する。
2. 第2段階選抜:第1段階選抜の合格者を対象に個別学力検査などを実施し、総合得点で合否を決める。
そのため、第1段階選抜に合格したからといって、東京大学への最終合格が確定するわけではない。
2026年度の第1段階選抜最低点は、文科三類が781点で最も高く、理科三類は716点だった。これは1,000点満点の大学入学共通テストにおける最低点であり、最終合格最低点とは異なる。
東大入試倍率2026は2.5倍河合塾Kei-Netの入試結果によると、2026年度の一般選抜は次の結果だった。
- 志願者数:8,329人
- 受験者数:7,381人
- 合格者数:2,990人
- 実質倍率:約2.5倍
ここで注意したいのが、倍率の計算方法だ。
受験者数7,381人を合格者数2,990人で割ると約2.47倍となり、小数第1位で約2.5倍となる。一方、志願者数8,329人を基準に計算すると約2.79倍だ。
同じ2026年度の入試でも、分母に志願者数を使うか受験者数を使うかによって倍率は変わる。受験情報を比較するときは、数字だけでなく算出方法も確認したい。
第1段階選抜の最低点から分かること2026年度の第1段階選抜では、文科三類が781点、理科一類が775点、理科二類が767点だった。
ただし、第1段階選抜の最低点は、志願者の成績分布によって変動する。
前年の最低点を超えれば必ず第1段階選抜を通過できる、という保証はない。受験生は過去の数字を参考にしつつ、共通テスト全体で安定した得点を確保することが求められる。
【東京大学合格発表2027はいつ?次年度の公式日程を確認】

2026年11月5日現在、東京大学が公開している2027年度一般選抜の案内では、合格発表は2027年3月10日(水)12時ごろとされている。
2026年度と同じく、東京大学の公式ウェブサイトに合格者の第2次学力試験受験番号が掲載される予定だ。
2027年度の東大入試スケジュール東京大学の一般選抜案内に掲載されている主要日程は以下のとおり。
| 試験・手続き | 2027年度の日程 |
|---|---|
| 出願期間 | 1月25日~2月3日 |
| 第1段階選抜の合格発表 | 2月10日(水) |
| 第2次学力試験 | 2月25日(木)・26日(金) |
| 理科三類の追加試験日 | 2月27日(土) |
| 最終合格発表 | 3月10日(水)12時ごろ |
出願期間や試験日は、東京大学が公表している令和9年度一般選抜の案内に基づく。理科三類のみ2月27日にも試験が設定されている。
2027年度の募集人員にも注目2027年度の一般選抜前期日程における募集人員は、全科類合計2,858人となっている。
科類別では、理科一類が1,071人で最多。次いで文科三類453人、理科二類514人などとなっている。
また、大学が公表する第1段階選抜の予定倍率は次のとおりだ。
- 文科一類:約2.5倍
- 文科二類:約2.5倍
- 文科三類:約2.5倍
- 理科一類:約2.3倍
- 理科二類:約3.0倍
- 理科三類:約2.8倍
2026年度の合格者数2,990人と、2027年度の募集人員2,858人は、そもそも異なる指標である。募集人員は合格者数そのものではないため、単純に差し引いて合格者が減ると判断することはできない。
2027年度の受験生が発表日に注意したいこと2027年度も、合格発表はウェブサイトで確認する形式となる。
特に気を付けたいのは次の3点だ。
1.第1段階選抜と最終合格発表を混同しない
2月10日は第1段階選抜の発表日、3月10日は最終的な合格発表日だ。2月の発表で自分の番号を確認できても、入学が決まったわけではない。
2.受験番号の確認は科類別に行う
合格者番号一覧は、受験した科類に対応する資料を確認する。別の科類の番号一覧を見ても、自分の合否は判断できない。
3.公式情報の更新を確認する
東京大学の募集要項や入試情報ページで、発表時刻、掲載期間、合否照会方法を確認する。2027年度の詳細な運用については、正式な募集要項も併せて確認したい。
なお、東京大学は電話などによる合否の問い合わせには応じないとしている。
【東大合格発表に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年度の東大合格発表は何時からでしたか?
A1:2026年3月10日(火)の正午ごろから、東京大学公式ウェブサイトで発表された。受験番号一覧の掲載は3月18日正午まで、ウェブ合否照会は3月27日午後5時まで利用できた。
Q2:2026年度の東大合格者数は何人ですか?
A2:一般選抜(前期日程)の合格者は2,990人。内訳は文科一類403人、文科二類355人、文科三類470人、理科一類1,121人、理科二類542人、理科三類99人だった。
Q3:2027年度の東大合格発表はいつですか?
A3:東京大学の公式案内では、2027年3月10日(水)12時ごろの予定。合格者の第2次学力試験受験番号が大学ウェブサイトに掲載される。
Q4:東大の合格最低点は何点満点ですか?
A4:2026年度の一般選抜では550点満点。大学入学共通テストの1,000点満点を110点に換算し、個別学力検査の440点を加えた総合得点で判定された。
Q5:東大の合格者番号一覧に自分の番号がなければ不合格ですか?
A5:該当する科類の公式合格者番号一覧に受験番号が掲載されていなければ、その一般選抜では不合格となる。受験番号の照合間違いや科類の選択ミスがないかを確認し、必要に応じて公式のウェブ合否照会も利用したい。
2026年度の東京大学一般選抜は、3月10日正午ごろに合格発表が行われ、2,990人が合格した。
科類別では理科一類が1,121人で最多。合格最低点では文科二類が文科一類を、理科二類が理科一類を上回るという特徴的な結果になった。
今回の入試結果から押さえておきたい要点は3つある。
- 合否確認は大学公式サイトの受験番号一覧とウェブ合否照会を利用する。
- 合格最低点は科類ごとに異なり、共通テストと個別試験を合わせた550点満点で判断する。
- 2027年度の合格発表予定日は3月10日(水)正午ごろ。第1段階選抜は2月10日(水)に予定されている。
東大入試では、合格者数だけでなく、科類別の募集人員や第1段階選抜の基準、最終合格最低点を一緒に見ることで、入試の全体像が分かりやすくなる。
2027年度の受験生にとって、2026年度のデータは貴重な参考材料だ。ただし、前年の最低点や倍率をそのまま翌年の合格基準と考えるのではなく、最新の募集要項と公式発表を基準に準備を進めることが大切だ。
参考資料・情報源
- 東京大学「一般選抜」
- 東京大学「令和8年度(2026年度)一般選抜(前期日程)第1段階選抜合格者成績及び第2次学力試験合格者成績」
- 東京大学「令和9年度(2027年度)一般選抜」日程・募集人員
- 東京大学新聞オンライン「東大26年度一般選抜、2990人合格」
- 河合塾Kei-Net「東京大学入試結果」