子どもが朝起きたときに少し熱っぽい、咳が続いている、前日に嘔吐した――。幼稚園に行かせても大丈夫なのか、それとも休ませるべきなのか、登園直前になって判断に迷う保護者は少なくありません。特に37.5℃前後の微熱では、子どもが元気に遊んでいる場合もあり、体温だけで欠席を決めてよいのか悩みやすいものです。
2026年現在、幼稚園を休ませる基準は、体温の数字だけで一律に決まるものではありません。学校保健安全法による感染症の出席停止期間、こども家庭庁の感染症対策ガイドライン、子どもの平熱や全身状態、幼稚園独自の登園ルールを組み合わせて判断する必要があります。発熱・咳・嘔吐・下痢の具体的な目安から、感染症にかかった後の登園再開、登園届と医師の意見書の違いまで整理します。
【2026年最新】幼稚園を休ませる基準は「熱・全身状態・感染症」の3つ

幼稚園を休ませるかどうかを判断するとき、最初に確認したいのは、体温、子どもの全身状態、感染症の可能性という3つのポイントです。
実は、一般的な発熱や風邪症状について、全国すべての幼稚園に共通する「何℃以上なら必ず欠席」という一律の法律上の基準はありません。
幼稚園は学校教育法第1条に規定される学校に含まれ、学校保健安全法の対象です。同法第19条では、感染症にかかっている、または感染している疑いがある幼児などについて、園長が出席停止の措置を取れることが定められています。
一方、一般的な風邪や微熱などの場合は、感染症の種類や症状、園の健康管理方針に応じて判断されます。
こども家庭庁のガイドラインは重要な判断材料幼児の発熱や咳、嘔吐、下痢について参考になる公的資料が、こども家庭庁の「保育所における感染症対策ガイドライン」です。
このガイドラインは、2018年改訂版を2023年5月に一部改訂し、同年10月に一部修正したものです。2026年時点でも、こども家庭庁が公開する感染症対策の基本資料として参照できます。
ただし、名称のとおり主な対象は保育所です。幼稚園に対して、そのまま一律の義務的な登園基準を定めたものではありません。幼稚園では学校保健安全法関係法令と園独自の規則を優先しながら、乳幼児の健康状態を判断する参考資料として活用することが適切です。
2026年の感染症情報については、厚生労働省が2026年9月30日版の「令和8年度冬季 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」を公表しています。インフルエンザや新型コロナウイルス感染症の出席停止期間についても、最新の制度確認に役立つ資料です。
【発熱の判断】37.5℃・37.8℃・38℃で幼稚園を休ませるべき?
幼稚園を休ませる基準として、特に検索されるのが37.5℃という数字です。
一般的に37.5℃以上は発熱の目安として扱われることがありますが、子どもの体温には個人差があります。平熱が高めの子どもと、普段から36℃台前半の子どもでは、同じ37.5℃でも意味合いが異なります。
こども家庭庁のガイドラインでも、子ども一人ひとりの元気なときの平熱を把握し、発熱時には個々の平熱に応じて判断することが示されています。
37.5℃以上の場合37.5℃を超えた場合は、まず機嫌や食欲、水分摂取、活動量を確認しましょう。
同ガイドラインでは、朝から37.5℃を超える熱があり、さらに元気がない、機嫌が悪い、朝食や水分が十分に取れないなど、全身状態が悪い場合は登園を控えることが望ましいとされています。
つまり、37.5℃という数字だけでなく、普段と比べて明らかに体調が悪いかどうかが判断のポイントです。
37.8℃でも元気なら登園できる?ここは誤解されやすい部分です。
こども家庭庁のガイドラインでは、朝から37.8℃の熱があっても、食欲があり、機嫌もよく、全身状態が良好な場合には、一律に登園を控える必要はないという考え方が示されています。
ただし、これは保育所向けの判断例です。幼稚園の独自ルールで37.5℃以上の登園を制限している場合には、その規則に従う必要があります。
また、発熱が始まったばかりの場合、時間が経過してから熱が上がる可能性もあります。朝の体温だけでなく、前夜からの経過も確認してください。
38℃以上の場合38℃以上の発熱がある場合は、基本的に登園を控えて自宅で休養する判断が適切です。
こども家庭庁のガイドラインでは、登園前の判断として、24時間以内に38℃以上の熱が出た場合、または解熱剤を使用している場合は、登園を控えることが望ましいとされています。
熱が一時的に下がっていても、解熱剤によって体温が抑えられている可能性があります。薬の効果が切れた後に再び発熱することもあるため、見かけの体温だけで判断しないことが大切です。
子どもの平熱を把握する方法普段の平熱を知っておくと、体調変化に気づきやすくなります。
- 朝、起床して落ち着いたときに体温を測る。
- 夕方など、元気なときにも測っておく。
- 同じ体温計、同じ測定部位で記録する。
- 食欲、睡眠、機嫌、活動量も一緒に記録する。
- いつもと違う様子があれば、体温が高くなくても注意する。
発熱がなくても、顔色が悪い、いつもより甘える、食事を嫌がる、睡眠中に何度も目を覚ますといった変化は、子どもからの体調不良のサインになることがあります。
【咳・嘔吐・下痢】症状別に見る幼稚園の登園目安
熱がないからといって、必ずしも登園できるわけではありません。咳や嘔吐、下痢などは、本人の体力を消耗させるだけでなく、感染症を周囲に広げる可能性もあります。
咳が出る場合はどこまでなら登園できる?軽い咳が少し出るだけで、必ず幼稚園を休まなければならないという全国共通の基準はありません。
一方、こども家庭庁のガイドラインでは、次のような症状がある場合は保護者への連絡や登園を控える判断が必要とされています。
- 咳のために夜間何度も目を覚ます。
- ゼイゼイ、ヒューヒューという呼吸音がある。
- 少し動いただけでも咳き込む。
- 咳とともに何度も嘔吐する。
- 呼吸が速く、苦しそうにしている。
特に、夜間に咳が続いて眠れなかった子どもは、睡眠不足や疲労によって日中の活動が難しくなることがあります。
反対に、軽い咳や鼻水があっても、熱がなく、食事や睡眠が取れていて、普段どおりに遊べる場合は、園の規則を確認したうえで判断できます。
呼吸が苦しそう、胸や喉が呼吸のたびにへこむ、唇の色が紫色になる、ぐったりしている場合は、登園の判断よりも医療機関への受診を優先してください。
嘔吐した場合は何回で休ませる?嘔吐があった場合は、回数だけでなく、原因やその後の体調を確認する必要があります。
こども家庭庁のガイドラインでは、次のような状態は登園を控える目安です。
- 24時間以内に複数回の嘔吐がある。
- 嘔吐と同時に普段より体温が高い。
- 食欲がなく、水分も欲しがらない。
- 機嫌が悪く、元気がない。
- 顔色が悪く、ぐったりしている。
一度吐いただけでも、その後に何度も吐く、下痢が始まる、食事や水分が取れないといった症状があれば、登園は避けてください。
嘔吐の原因には、感染性胃腸炎だけでなく、咳き込みや食べ過ぎなどもあります。原因が分からない場合や症状が続く場合は、小児科に相談しましょう。
特に、繰り返す嘔吐に加えて尿が半日以上出ない、唇や舌が乾燥している、目が落ちくぼんでいるなどの症状がある場合は、脱水の可能性があります。速やかな受診が必要です。
下痢の場合は何回から休ませる?下痢についても、回数だけで全国共通の欠席基準が決められているわけではありません。
ただし、次の状態では登園を控えることが望ましいとされています。
- 24時間以内に複数回の水様便がある。
- 食事や水分を取るたびに下痢をする。
- 下痢と同時に体温が普段より高くなっている。
- 朝から排尿がない。
- 機嫌が悪く、顔色も悪い。
- 下痢に加えて嘔吐や腹痛がある。
特に感染性胃腸炎では、症状が落ち着いても便の中にウイルスが排出される場合があります。ノロウイルスやロタウイルスなどは、集団生活で感染が広がる可能性があるため注意が必要です。
こども家庭庁のガイドラインでは、ウイルス性胃腸炎にかかった場合の登園再開の目安として、嘔吐や下痢などの症状が治まり、普段の食事が取れることを示しています。
症状が治まった後も、排便後やおむつ交換後の手洗いを徹底することが大切です。
こんな症状がある場合は登園より受診を優先次のような症状は、単なる欠席判断ではなく、医療的な対応が必要になる可能性があります。
- 呼吸が苦しい、唇や顔色が青紫色になっている。
- 呼びかけへの反応が弱く、意識がはっきりしない。
- 水分をほとんど飲めず、尿が半日以上出ない。
- 嘔吐や下痢を繰り返し、ぐったりしている。
- けいれんを起こしている。
呼吸が著しく苦しい、意識がない、けいれんが続くなど緊急性が高い場合は119番を利用してください。受診するべきか迷った場合は、地域の小児救急電話相談「#8000」も活用できます。
【感染症の出席停止期間】インフルエンザ・コロナなどの登園再開基準
幼稚園を休ませる判断で特に注意したいのが、学校保健安全法施行規則で定められている感染症の出席停止期間です。
一般的な風邪による欠席とは異なり、特定の感染症では、症状が改善していても定められた期間を経過するまで登園できません。
幼稚園も学校保健安全法の対象であり、感染症の出席停止に関する規定が適用されます。主な感染症と期間は次のとおりです。
| 感染症名 | 出席停止・登園再開の基準 | 確認するポイント |
|---|---|---|
| インフルエンザ | 発症後5日を経過し、かつ解熱後3日を経過するまで | 幼児は解熱後3日が必要 |
| 新型コロナウイルス感染症 | 発症後5日を経過し、かつ症状軽快後1日を経過するまで | 症状軽快とは解熱剤なしで解熱し、呼吸器症状が改善傾向にあること |
| 麻しん(はしか) | 解熱後3日を経過するまで | 発熱がなくなった日だけでは再開できない |
| 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) | 腫れが出た後5日を経過し、全身状態が良好になるまで | 耳下腺・顎下腺・舌下腺の腫れを確認 |
| 風しん | 発しんが消失するまで | 発しんが残っていないこと |
| 水痘(水ぼうそう) | すべての発しんが痂皮化するまで | すべての発しんがかさぶたになっていること |
| 咽頭結膜熱(プール熱) | 主要症状が消退した後2日を経過するまで | 発熱や咽頭炎、結膜炎などの症状を確認 |
| 百日咳 | 特有の咳が消失するまで、または適正な抗菌薬による5日間の治療が終了するまで | 医師の診断と治療状況を確認 |
| 結核・第三種感染症など | 医師が感染のおそれがないと認めるまで | 個別の病状に応じて判断 |
この基準は学校保健安全法施行規則第19条に基づくものです。感染症によって条件が異なるため、単純に「熱が下がった翌日から登園できる」と考えてはいけません。
インフルエンザは幼児の場合、解熱後3日間も必要インフルエンザは、発症後5日を経過することに加えて、解熱後3日を経過することが必要です。
小学生以上では解熱後2日ですが、幼稚園に通う幼児は解熱後3日という点が重要です。
例えば、月曜日に発熱し、木曜日に解熱した場合、発症後5日と解熱後3日の両方を満たす必要があります。解熱した翌日から金曜日、土曜日、日曜日と数え、ほかの条件も満たせば月曜日から登園可能となる計算です。
なお、発症日や解熱した日は日数に含めず、その翌日を1日目として数えます。医師や幼稚園から指示がある場合は、そちらも確認してください。
新型コロナは発症後5日と症状軽快後1日新型コロナウイルス感染症の場合は、発症した後5日を経過し、さらに症状が軽快した後1日を経過するまで出席停止となります。
症状が軽快した状態とは、解熱剤を使わずに熱が下がり、咳や息苦しさなどの呼吸器症状が改善傾向にある状態です。
無症状で感染が確認された場合は、検体を採取した日を0日目として5日を経過することが目安になります。
溶連菌・手足口病・RSウイルスはどう考える?すべての感染症に、インフルエンザと同じような法律上の出席停止日数が定められているわけではありません。
例えば、こども家庭庁のガイドラインでは、次のような登園の目安が示されています。
- 溶連菌感染症:適切な抗菌薬を内服してから24~48時間が経過していること。
- マイコプラズマ肺炎:発熱や激しい咳が治まっていること。
- 手足口病:発熱や口の中の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事が取れること。
- ウイルス性胃腸炎:嘔吐・下痢が治まり、普段の食事が取れること。
- RSウイルス感染症:呼吸器症状が消失し、全身状態が良好であること。
- 突発性発しん:解熱し、機嫌がよく、全身状態が良好であること。
溶連菌や手足口病などは、病状や園の判断によって取り扱いが異なる場合があります。また、地域で重大な流行が起きた場合などには、通常の感染症区分とは異なる出席停止措置が検討されることもあります。
病名が分かった場合は、診断を受けた医療機関と幼稚園の両方に、登園再開の条件を確認してください。
【登園届・登園許可証の違い】幼稚園への連絡と受診のポイント
感染症にかかった後、登園再開の際に必要な書類としてよく挙げられるのが、登園届、登園許可証、医師の意見書です。
これらは似た目的で使われますが、記入する人や書類の役割が異なります。
医師の意見書は医師が記入する書類医師の意見書は、医師が子どもの病状を確認し、集団生活に支障がない状態まで回復しているかを判断して記入するものです。
こども家庭庁のガイドラインでは、麻しん、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、水痘、おたふくかぜ、百日咳などについて、医師が意見書を記入することが考えられる感染症として参考様式を示しています。
登園届は保護者が記入する書類登園届は、医師の診断を受けた後、保護者が子どもの回復状況を確認して記入する書類です。
ガイドラインでは、溶連菌感染症、マイコプラズマ肺炎、手足口病、ウイルス性胃腸炎、RSウイルス感染症などについて、保護者が記入する登園届の参考様式を掲載しています。
登園許可証は全国共通の正式な書類名ではない一般に「登園許可証」と呼ばれているものは、園や地域によって医師の意見書、登園許可書、治癒証明書など、異なる名称で扱われています。
そのため、書類名だけで判断せず、幼稚園が指定している様式を確認することが必要です。
特に重要なのは、医師の意見書や保護者の登園届は、全国一律に作成・提出が義務付けられているものではないという点です。こども家庭庁のガイドラインでも、地域の医療機関などと協議したうえで、各施設が取り扱いを決めることが示されています。
2026年は治癒証明書や陰性証明書が必要?2026年9月30日版の厚生労働省Q&Aでは、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症などにかかっていた児童生徒等が回復して学校に復帰する場合、改めて検査を受ける必要はなく、治癒証明書や陰性証明書の提出も不要とされています。
つまり、感染症の出席停止期間を満たした後に、登園のためだけに再検査を受けたり、陰性証明を取得したりする必要はありません。
ただし、保護者が記入する登園届や園独自の連絡様式とは別の話です。幼稚園からどの書類について案内されているのかを確認しましょう。
幼稚園への連絡で伝えるべき5つの情報欠席するときは、単に「体調不良です」と伝えるだけでなく、症状の経過を具体的に説明すると、園側も感染症対策を判断しやすくなります。
- 発熱の有無と、最高体温・測定した時間。
- 咳、鼻水、嘔吐、下痢などの症状。
- 症状が始まった日時。
- 医療機関を受診したか、診断された病名。
- 登園再開について医師から受けた指示。
クラス内で同じような症状の子どもが増えている場合は、その情報も感染拡大防止に役立ちます。
また、登園再開の前日には、必要な書類、給食や行事への参加、薬の預かりなどについても園に確認しておくと安心です。
【プロの結論】幼稚園を休ませるか迷った朝に確認したい判断基準
幼稚園を休ませるかどうかで迷ったときは、体温だけを見て判断するのではなく、次の3段階で考えると整理しやすくなります。
判断1:普段どおりの生活ができるか最初に確認したいのは、子どもの全身状態です。
- 朝食や水分を普段どおり取れているか。
- 起きたときの機嫌がよいか。
- 歩いたり遊んだりする元気があるか。
- 夜間に十分な睡眠が取れているか。
- 顔色や呼吸に異常がないか。
体温が平熱に近くても、ぐったりしている、食事を取れない、機嫌が極端に悪い場合は休ませる判断が適切です。
判断2:園で一日過ごせる状態か家庭で数時間元気に過ごせることと、幼稚園で一日活動できることは同じではありません。
幼稚園では、集団遊び、外遊び、食事、トイレ、行事など、家庭とは異なる活動が続きます。体調が悪い子どもにとっては、普段以上に負担がかかることもあります。
例えば、朝は元気でも咳が頻繁に出て眠れなかった場合や、食事を十分に取れない場合は、途中で体調が悪化する可能性があります。
先生に特別な配慮をお願いしなければ一日過ごせない状態であれば、休養を優先する選択も必要です。
判断3:感染症の可能性や出席停止期間を確認するインフルエンザや新型コロナウイルス感染症などが疑われる場合は、本人の元気さだけで登園を判断できません。
感染症によっては、症状が軽くなっていても周囲に感染させる可能性が残っています。診断を受けた場合は、学校保健安全法施行規則の出席停止期間と医師の指示を確認してください。
また、園で感染症が流行している場合は、普段より慎重に判断することが大切です。
休ませる判断は甘やかしではない仕事や家庭の予定があると、少しくらいの体調不良なら登園させたいと考えることもあるでしょう。しかし、子どもが十分に回復していない状態で無理をすると、症状が長引いたり、集団生活の中で感染を広げたりする可能性があります。
一方で、軽い鼻水や平熱より少し高い体温だけで、必ず休ませなければならないわけでもありません。
大切なのは、休ませること自体を目的にするのではなく、子どもが安全に一日を過ごせるかどうかを判断することです。
迷ったときには、朝の段階で幼稚園に症状を伝え、登園の可否を相談してください。必要に応じて小児科を受診し、医師の判断を仰ぐことも有効です。
【幼稚園を休ませる基準】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:幼稚園は37.5℃以上あったら必ず休ませるべきですか?
A1:必ずしもそうではありません。37.5℃は発熱の目安ですが、こども家庭庁のガイドラインでは、平熱や機嫌、食欲、水分摂取などを合わせて判断する考え方が示されています。ただし、幼稚園独自の規則で37.5℃以上の登園を制限している場合は、その規則に従ってください。
Q2:熱が下がったら翌日から幼稚園に行ってもよいですか?
A2:一般的な発熱については、全国共通の解熱後の日数が一律に定められているわけではありません。ただし、インフルエンザは幼児の場合、発症後5日かつ解熱後3日を経過する必要があります。新型コロナウイルス感染症は発症後5日かつ症状軽快後1日が基準です。病名に応じて確認してください。
Q3:咳や鼻水だけなら幼稚園に登園しても大丈夫ですか?
A3:軽い咳や鼻水だけで、発熱がなく、食欲や睡眠、活動量が普段どおりであれば、園の規則を確認したうえで登園できる場合があります。ただし、咳で眠れない、ゼイゼイする、少し動いただけで咳き込む、呼吸が苦しそうといった症状があれば休ませ、必要に応じて受診してください。
幼稚園を休ませる基準は、発熱の数字だけで決められるものではありません。子どもの平熱、機嫌、食欲、水分摂取、睡眠、咳や嘔吐などの症状を総合的に確認することが大切です。
特に37.5℃という数字は、全国すべての幼稚園に共通する絶対的な登園禁止ラインではありません。こども家庭庁のガイドラインを参考にしつつ、学校保健安全法に基づく感染症の出席停止期間と、各幼稚園が定めるルールを確認しましょう。
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症などは、解熱後も一定期間の出席停止が必要です。嘔吐や下痢についても、症状が治まり、普段の食事が取れるかどうかが再開の目安になります。
そして何より大切なのは、子どもが無理なく集団生活を送れる状態まで回復していることです。朝の体温だけで決めず、いつもとの違いを丁寧に観察し、迷った場合は幼稚園や小児科に相談することが、子ども自身と周囲の園児を守ることにつながります。