ホーム 芸能人プロフィール・現在 【プロフィール】金久保優斗とは?東海大市原望洋高校からヤクルト入団まで

【プロフィール】金久保優斗とは?東海大市原望洋高校からヤクルト入団まで

高杉 葵 高杉 葵 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
目次

金久保優斗(かなくぼ・ゆうと)は、1999年11月4日生まれ、千葉県出身の右投左打の投手だ。高校時代は東海大市原望洋高校でプレーし、2017年のプロ野球ドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから5位指名を受けた。

高校時代から評価されていたのは、力強いストレートと打者に向かっていく投球スタイルだった。プロ入り時には将来のローテーション候補として期待され、契約時に与えられた背番号は48。ヤクルト時代を通じて、この番号が金久保の代名詞となった。

NPBの選手プロフィールによると、身長185cm、体重87kg。2017年のドラフトから2025年まで、東京ヤクルト一筋で8シーズンを過ごした。現在は韓国のキウム・ヒーローズに所属し、背番号48を引き継いでいる。

金久保のキャリアを振り返るうえで重要なのは、単純に勝敗だけを見るのではなく、先発候補から救援投手へと役割が変わっていった点だ。

【ヤクルト時代の成績】2021年の4勝1敗が示した可能性と、その後の苦戦

金久保ヤクルト

金久保の名前がヤクルトファンの記憶に残っている大きな理由は、2021年シーズンの活躍にある。

この年は一軍10試合に登板し、42回2/3を投げて4勝1敗、防御率2.74を記録。勝率は8割に達した。プロ初勝利を挙げたシーズンでもあり、力のある直球を武器に若手投手として存在感を示した。

特に注目されたのは、150キロを超えるストレートを投げ込める球威だった。2021年4月の巨人戦では、今季初登板初先発で5回2安打無失点と好投。最速152キロを計測したものの、チームが逆転負けしたためプロ初勝利は持ち越しとなった。

その後、4月にプロ初勝利を挙げ、シーズン4勝まで数字を伸ばした。将来の先発ローテーションを担う投手として期待されたのも、この時期の実績があったからだ。

年度別に見るヤクルト時代の一軍成績
年度 登板 勝敗 防御率 シーズンの特徴
2020年 3試合 0勝0敗 5.40 一軍デビュー
2021年 10試合 4勝1敗 2.74 キャリアの好調期
2022年 3試合 1勝1敗 7.71 成績が低迷
2023年 1試合 0勝0敗 0.00 登板機会が減少
2024年 5試合 0勝1敗 3.52 救援登板も経験
2025年 12試合 0勝1敗 7.71 自己最多登板も苦戦
NPB通算 34試合 5勝4敗 4.31 2025年シーズン終了時

出典:日本野球機構(NPB)個人年度別成績。勝敗・登板数・防御率は一軍公式戦の記録。

2022年以降に何が起きたのか

2021年に4勝を挙げた金久保だったが、翌2022年は3試合の登板で1勝1敗、防御率7.71。2023年は一軍登板がわずか1試合となった。

2024年には5試合に登板し、防御率3.52と一定の数字を残したものの、先発として定着するには至らなかった。ファームではセーブを記録するなど、先発だけでなくリリーフとしての可能性も探っていた。

そして2025年は一軍12試合に登板。自己最多の登板数を記録した一方、投球回14イニングで23安打、4本塁打を許し、防御率は7.71だった。

ここで見えてくるのは、金久保が一軍でまったく通用しなかったわけではないということだ。2021年には十分な結果を残している。しかし、その好成績を複数年にわたって再現し、先発ローテーションや勝ちパターンに定着することができなかった。

プロ野球では、一時的な好成績だけでなく、年間を通じて安定した投球を続けられるかが評価を左右する。金久保にとっては、この継続性が大きな課題になっていた。

【2025年の戦力外通告】金久保優斗がヤクルトを退団した理由と経緯

2025年9月29日、東京ヤクルトスワローズは金久保優斗に対して来季の契約を結ばないことを通達した。

この日は西川遥輝、原樹理、宮川哲らを含む9選手に戦力外通告が行われた日でもある。金久保にとっては、2017年のドラフト指名から8年間在籍した球団を離れる転機となった。

戦力外の背景にあった成績と一軍での立場

金久保の2025年の一軍成績は、12試合登板、0勝1敗、1ホールド、防御率7.71。登板数は自己最多だったが、限られた投球機会で結果を残せなかった。

また、2021年以降は一軍で年間を通じた主力投手としての定着ができていなかった。若手投手の成長やチームの投手陣再編も進むなか、球団が限られた支配下登録枠をどう使うかという問題もある。

戦力外通告の理由を一つの要因だけに限定することはできないが、公開されている成績を見ると、直近の一軍での結果と継続的な実績不足が大きな判断材料になったと考えられる。

本人が語った戦力外通告への受け止め

2025年9月29日、日刊スポーツなどの取材に応じた金久保は、自身の成績について率直に振り返った。

「結果も残ってなかった。(戦力外)かなとは思ってました」

加えて、今後については野球を続けるか迷っていると説明。一方で、状態そのものは悪くないと感じていたことも明かした。

当初は11月12日に予定されていた12球団合同トライアウトへの参加を検討していた。NPBでプレーを続けたい気持ちを持ちながら、韓国など海外での現役続行も選択肢に入れていた。

この時点では韓国移籍は決定していなかった。しかし、金久保自身が海外挑戦を視野に入れていたことは、その後のキウム入団につながる要点だった。

【韓国キウム移籍】なぜKBOリーグを選んだ?背番号48と契約の経緯

ヤクルト退団後の金久保は、現役続行を目指してトレーニングを継続。2025年12月16日、韓国プロ野球KBOリーグのキウム・ヒーローズが獲得を発表した。

移籍先となったキウムは、韓国のソウルを本拠地とする球団。金久保は2026年シーズンから同球団の一員としてプレーすることになった。

移籍の決め手は韓国野球への挑戦

Full-Countの取材によると、金久保は韓国の球団と対戦する機会が多く、個人での自主トレーニングでも韓国を訪れた経験があったという。

移籍発表時には、自身の持ち味であるストレートを韓国の打者に対して試したいという意欲を示した。

「自分の持ち味はストレートなので、ストレートに強い打者に対して自分のいい部分がどこまで通用するか挑戦したいと思います」

このコメントから読み取れるのは、単にプレーする場所を探したのではなく、自分の強みを別の野球環境で試すという目的があったことだ。

2026年から始まったKBOのアジアクォーター制度

金久保の移籍を理解するうえで押さえておきたいのが、2026年から導入されたKBOリーグのアジアクォーター制度だ。

この制度では、従来の外国人選手枠とは別に、アジアやオーストラリアの対象選手を各球団1人まで獲得できる。契約総額にも上限が設けられており、日本人選手にとって韓国球界への移籍経路が広がった。

金久保はこの新制度を活用してキウムに加入した日本人投手の一人。NPBでの実績を持ちながら、改めて海外で自分の力を証明する機会を得た。

背番号48はヤクルト時代と同じ

キウム入団後も、金久保が選んだ背番号はヤクルト時代と同じ48番だった。

背番号を変えずに新しい球団へ移ったことは、これまでのキャリアを引き継ぎながら、新しい環境で再出発する姿を象徴している。

Full-Countの報道では、契約発表時に本人がKBO公認球を使用して練習していることも紹介された。日本と異なるボールへの適応を進めながら、2026年の開幕に備えていた。

なお、ヤクルト退団時に報道された最速球速は154キロ。一方、2026年6月の韓国野球取材記事では最速155キロと紹介されている。いずれも金久保の直球の威力を示す数字だ。

【2026年最新成績】59登板・14セーブ・防御率5.19の実態

2026年の金久保優斗は、ヤクルト時代とは大きく異なる役割を担った。キウムでは先発ではなく、リリーフ投手として起用され、シーズン途中からはクローザーとしても存在感を示した。

KBO公式の2026年シーズン成績によると、金久保のレギュラーシーズン成績は次のとおりだ。



金久保優斗|キウム・ヒーローズ
2026年公式記録



59


登板数


14


セーブ


5.19


防御率


1.63


WHIP


5勝5敗


勝敗


12


ホールド

投球回50回1/3、被安打64、奪三振54、与四球18、自責点29、セーブ失敗5。
出典:KBO公式選手成績・2026年レギュラーシーズン。

14セーブはリーグ7位の記録

特筆すべきなのは、2026年に14セーブを記録したことだ。KBO公式のセーブランキングではリーグ7位に位置している。

単に登板数を増やしただけではなく、試合終盤のリードを守る役割を任されていたことが数字から分かる。12ホールドも記録しており、クローザーになる前にはセットアッパーに近い役割も担っていた。

2026年6月23日にスポーツナビで公開された室井昌也氏の取材記事では、6月21日時点で35試合に登板し、4勝4敗、11セーブ、7ホールドを記録していた。

同記事によると、4月下旬からリードまたは同点の終盤に登板する機会が増え、キウムのクローザーとして起用されるようになった。その後、シーズン終了までに59登板、14セーブへと数字を伸ばしている。

155キロのストレートが最大の武器

金久保が韓国で評価を高めた理由の一つが、最速155キロのストレートだ。

スポーツナビの2026年6月の取材記事では、平均球速148キロ、全投球に占めるストレートの割合が約74%と紹介された。変化球を多彩に使って打者をかわすというより、威力のある直球を中心に勝負する投球スタイルが特徴になっている。

同記事では、直球の割合が高いことを打者側が理解していても、球威やスピンの影響で打ち返すのが難しいという現地の評価も伝えられた。

また、6月14日のハンファ戦では、9回に無死一、三塁のピンチを迎えながら、直球とフォークを使って後続を打ち取り、試合を締めた。走者を背負った場面で結果を残したことは、抑え投手としての成長を示す出来事だった。

ただし、防御率5.19には課題も残る

14セーブという数字だけを見ると、韓国で完全復活を遂げたようにも見える。しかし、成績を詳しく確認すると、課題もはっきりしている。

2026年の防御率は5.19、WHIPは1.63。50回1/3を投げて64安打を許し、被打率も.323だった。セーブ失敗は5回記録している。

つまり、終盤の重要な場面を任される信頼を得た一方、毎回安定して相手打線を抑え込めたわけではない。14セーブは確かな実績だが、防御率や被安打数を考慮すると、圧倒的な守護神として完成した段階とは異なる。

2026年の金久保を正確に評価するなら、「韓国でクローザーの役割を獲得したことは大きな前進だが、投球の安定性には改善の余地がある」という見方が適切だ。

【NPB復帰の可能性】金久保は再びヤクルトや日本球界に戻れるのか

金久保は韓国移籍を単なるキャリアの終着点とは考えていない。2026年6月のスポーツナビの取材では、NPBへの復帰について前向きな気持ちを語っている。

本人は、日本で再びプレーするためには、KBOでずば抜けた成績を残す必要があるという考えを示した。特に課題として挙げたのが変化球と配球だった。

「変化球です。まずは初心に帰って『真っ直ぐが一番大事』ということを経験していますが、そこは変えずにNPBで必要なこととして変化球や配球について考えるようにしています」

これは重要な発言だ。金久保は直球の威力に自信を持っている一方、NPBに戻るには直球だけでは足りないと認識している。

NPB復帰を判断する3つのポイント

今後、日本球界への復帰を考える際に注目したいのは次の3点だ。

1. 防御率とWHIPの改善

2026年の防御率5.19、WHIP1.63は、抑えとして登板する投手の安定性を考えると改善したい数字だ。被安打を減らし、走者を背負う場面を少なくできるかが重要になる。

2. 変化球の精度と投球の幅

本人も課題として認識しているのが変化球と配球だ。ストレートを生かすためにも、フォークやスライダーなどを効果的に使い、打者に狙い球を絞らせない投球が求められる。

3. 接戦での安定感

2026年は14セーブを記録した一方、セーブ失敗も5回あった。僅差の試合で登板し、最後までリードを守り切る能力を高められるかは、今後の評価を左右する。

高津臣吾前監督も成長の可能性に言及

スポーツナビの記事では、ヤクルト時代に金久保を指導した高津臣吾前監督のコメントも紹介された。

「彼はまだ若いので野球人としても人としても成長期です。技術が未熟なところもそこさえできれば何とかやっていけると思います。それを披露するチャンスをキウムにもらったという感じがします」

高津氏は、金久保が成長する可能性を評価していた。ヤクルト時代を知る指導者からの言葉としても興味深い。

ただし、NPB復帰が決まっているわけではない。2026年の成績だけで日本球界の球団から獲得オファーが出ると断定することもできない。

本人が復帰への意欲を持っていることと、実際に日本球界の球団が獲得に動くことは別の問題だ。まずは韓国で投球の完成度を高め、安定した成績を積み重ねることが必要になる。

金久保にとってキウムでの挑戦は、ヤクルト時代に残した悔しさを晴らし、再びNPBで評価されるための重要な期間になっている。

【金久保ヤクルトに関するよくある質問(FAQ)】

Q1:金久保優斗は現在どこの球団に所属していますか?
A1:2026年現在、韓国KBOリーグのキウム・ヒーローズに所属しています。2025年12月に入団が発表され、2026年からプレーしています。

Q2:金久保優斗はなぜヤクルトを戦力外になったのですか?
A2:2025年は一軍12試合に登板したものの、0勝1敗、防御率7.71に終わりました。2021年以降、一軍で継続的な実績を残せなかったことも背景にあります。本人も戦力外通告を受けた際、結果を残せなかったことを認めています。

Q3:金久保優斗の2021年の成績は?
A3:一軍10試合に登板し、4勝1敗、防御率2.74でした。投球回は42回2/3で、ヤクルト時代の代表的な好成績です。

Q4:金久保優斗の2026年の韓国での成績は?
A4:KBO公式のレギュラーシーズン記録では、59試合登板、5勝5敗、14セーブ、12ホールド、防御率5.19です。

Q5:金久保優斗はキウムでクローザーを務めていますか?
A5:はい。2026年4月下旬から終盤の重要な場面で起用され、クローザーとしても活躍しました。シーズン通算14セーブを記録しています。

Q6:金久保優斗の最速球速は何キロですか?
A6:2026年の韓国野球に関する取材記事では最速155キロと紹介されています。直球を中心に組み立てる投球スタイルが特徴です。

Q7:金久保優斗がNPBに復帰する可能性はありますか?
A7:本人はNPB復帰への意欲を示しています。ただし、具体的な復帰先や契約は決まっていません。韓国での安定した投球成績と変化球の精度向上が今後のポイントです。

金久保優斗のキャリアは、ヤクルト時代の期待、2021年の飛躍、その後の苦戦、2025年の戦力外通告、そして2026年の韓国挑戦という流れで整理できる。

2021年の4勝1敗、防御率2.74は、彼が一軍で結果を残せる能力を持っていることを示した。しかし、その後は登板機会を十分に生かせず、2025年には防御率7.71という結果でヤクルトを離れることになった。

一方、韓国キウムでは59登板、14セーブ、12ホールドを記録。最速155キロのストレートを武器に、クローザーとして起用されるまでになった。

ただし、防御率5.19やWHIP1.63を見ると、まだ改善すべき点も残っている。14セーブという実績だけで完全復活と判断するのではなく、登板数、セーブ数、失点の抑制、投球の安定性を総合的に見る必要がある。

金久保の挑戦で注目したいのは、戦力外通告を受けた投手が、韓国という新しい環境で再び勝負の場を得たことだ。本人はNPB復帰も視野に入れている。2026年に得たクローザーとしての経験を、次のシーズンにどうつなげるのか。

ヤクルト時代の悔しさを韓国での成長につなげ、日本球界に再び戻れるだけの実績を築けるか。金久保優斗の野球人生は、まだ次の展開を残している。

同じカテゴリの記事

高杉 葵

アイドル・グラビア担当。所属事務所の公式発表を一次情報とし、憶測は書きません。

おすすめの関連記事