結婚式や披露宴を盛り上げるBGM。しかし、新郎新婦にとっては思い出深い大好きな曲でも、ゲストから「この場面で流す曲なの?」「歌詞の意味を知って選んだのかな?」と驚かれてしまうことがあります。実際、過去のゲスト調査では、尾崎豊の楽曲やサザンオールスターズの「エロティカ・セブン」、クレヨンしんちゃん、エヴァンゲリオン、ウルトラマン、猪木ボンバイエなど、意外な選曲が話題になりました。
問題は、アニメやロック、個性的な音楽を選ぶこと自体ではありません。失恋や別れを連想させる歌詞、披露宴の演出とのミスマッチ、本人たちにしか伝わらない内輪ネタなどが重なると、せっかくの晴れ舞台でゲストを戸惑わせる原因になります。2026年の最新人気ランキングや実際の使用実績も参考にしながら、避けたい選曲と、ふたりらしさを残しつつ喜ばれるBGMの選び方を解説します。
【なぜドン引きされる?】結婚式BGMでゲストが戸惑う5つの理由

結婚式のBGMは、単なる会場の音楽ではありません。新郎新婦の入場、乾杯、ケーキ入刀、両親への手紙、退場など、それぞれの場面に意味を持たせる演出の一部です。
そのため、曲そのものの良し悪しよりも、流れるタイミングや歌詞の内容、ゲストとの温度差が評価を左右します。
1.歌詞が失恋や別れを連想させるもっとも注意したいのが、メロディは美しいのに、歌詞を読むと失恋や未練、別れ、恋人との関係の終わりを描いている楽曲です。
特にプロフィールムービーや新郎新婦の入場、退場といった注目度の高い場面では、ゲストも音楽に耳を傾けます。歌詞の意味を知っている人がいれば、明るいメロディとのギャップに違和感を覚える可能性があります。
洋楽の場合は、英語の歌詞が分からないことを理由に選んでしまうケースにも注意が必要です。日本語に訳すと、別れた相手への未練や復縁を願う内容だったということもあります。
2.下ネタや性的なイメージが強い友人同士のカラオケや二次会では盛り上がる曲でも、親族や職場関係者が参加する披露宴では印象が変わります。
性的な表現や露骨な歌詞を含む曲は、選曲した本人たちが冗談のつもりでも、幅広い年齢層が集まる会場では気まずさにつながることがあります。
過去のマイナビウーマンの調査では、サザンオールスターズの「エロティカ・セブン」が、結婚式で流れて驚いた曲として紹介されています。
3.新郎新婦の趣味が強すぎてゲストが置いてきぼりになるアニメ、ゲーム、特撮、ロック、ヒップホップなど、好きなジャンルを結婚式に取り入れること自体は問題ありません。
ただし、ふたりの思い出や作品への愛着がゲストに共有されていなければ、演出の意図が伝わらないことがあります。
例えば、本人たちにとっては出会いのきっかけとなったアニメのテーマ曲でも、参列者が作品を知らなければ、突然流れた音楽に戸惑う可能性があります。
4.感動する場面と曲のテンションが合わない両親への手紙や花束贈呈など、静かに気持ちを伝える場面で突然コミカルな曲や激しいロックが流れると、会場の空気が途切れてしまいます。
反対に、乾杯やケーキ入刀で暗く重たいバラードが長く続くと、演出の勢いが失われることもあります。
音楽のテンポだけでなく、曲の盛り上がりが演出のどの瞬間に来るのかまで考える必要があります。
5.ゲストへの配慮より自分たちの好みを優先している結婚式は新郎新婦が主役ですが、ゲストに祝福してもらう場でもあります。
本人たちが好きな曲を使うことと、参列者にどう受け取られるかを考えることは両立できます。
選曲に迷ったときは、ふたりの思い出を大切にしながら、親族や友人、職場関係者など、異なる立場の人にも伝わる演出になっているかを確認しましょう。
【実際にあった体験談】結婚式でドン引きされたBGMの意外な例
結婚式BGMの失敗例として参考になるのが、2016年8月28日に公開されたマイナビウーマンの記事「尾崎豊の“あの曲”も……結婚式で流れてきて『ドン引きしたBGM』11」です。
同記事は、2016年8月9日に22~39歳の男女413人を対象に実施した調査をもとに構成されています。現在のゲスト全体の意見を示す最新統計ではありませんが、実際に参列者が違和感を覚えた選曲の具体例として興味深い内容です。
尾崎豊「スクランブルロックンロール」回答者が挙げたのは、尾崎豊の「スクランブルロックンロール」です。
理由として挙げられたのは、歌詞の中で自由を求めるメッセージが繰り返されることでした。結婚という新たな人生のスタートを祝う場面で、自由になりたいという趣旨の歌詞が流れると、結婚式の雰囲気と合わないと感じる人もいるようです。
尾崎豊の音楽が結婚式に不向きという意味ではありません。曲の世界観と使用する場面を考えずに選んでしまうことが問題なのです。
サザンオールスターズ「エロティカ・セブン」サザンオールスターズの「エロティカ・セブン」も、調査で驚いた曲として名前が挙がりました。
サザンオールスターズは幅広い世代に知られる人気バンドですが、楽曲によっては大人向けの表現や独特の世界観があります。
普段のパーティーなら盛り上がる曲でも、親族や会社関係者が参加する披露宴では、選曲の意図が伝わらない可能性があります。
洋楽なのに実は失恋ソングだったケース同じ調査では、洋楽のため歌詞を理解せずに聴いていたところ、日本語に訳すと失恋した相手への未練を歌う内容だったという体験も紹介されています。
これは結婚式BGMの選曲で見落とされやすいポイントです。
英語の曲はメロディやサウンドだけで判断しがちですが、サビの意味だけでなく、1番から最後まで歌詞の展開を確認しておくと安心です。
クレヨンしんちゃん、エヴァンゲリオン、ウルトラマン、猪木ボンバイエさらに意外なのが、アニメや特撮、プロレスに関連する選曲です。
同記事では、次のような体験が紹介されました。
クレヨンしんちゃん:新郎の好みが反映された明るい曲だったものの、参列者には突然の選曲に感じられたケース。
エヴァンゲリオン:ふたりの出会いに関係する選曲だったようだが、作品を知らないゲストには意図が伝わらなかったケース。
ウルトラマン:新郎の父親の希望による入場曲だったものの、感動的な場面で流れたため、拍子抜けしたというケース。
猪木ボンバイエ:披露宴で突然流れ、驚いたというケース。
ここで注目したいのは、どの作品や楽曲にも、それ自体が結婚式で禁止される理由はないということです。
問題になったのは、音楽の個性と披露宴の演出がかみ合わなかったこと、あるいはゲストが選曲の背景を理解できなかったことでした。
特にウルトラマンの例は、親世代の希望で選んだ曲であっても、流す場面によって受け止められ方が変わることを示しています。
【結婚式BGM NG曲一覧】失恋ソングや別れの歌は避けるべき?
結婚式で避けたい曲を考えるとき、単純に曲名だけで判断するのはおすすめできません。大切なのは、歌詞の意味と、その曲を流すシーンとの相性です。
特に注意したい楽曲のジャンル・テーマ失恋ソング:好きな人に振られた、恋人を失った、相手を忘れられないといった内容。
別れの歌:恋人との別離、関係の終わり、もう会えない相手への思いを中心に描いた楽曲。
浮気や不倫を連想させる曲:秘密の恋、二股、裏切りなどをテーマにした楽曲。
攻撃的な楽曲:怒り、復讐、暴力、相手への強い拒絶を中心にした内容。
性的な表現が強い楽曲:露骨な下ネタや、披露宴の参加者によっては不快に感じられる表現を含む曲。
葬送や絶望を連想させる楽曲:死別、喪失、絶望などを強く描いた曲。
これらは一律に使用禁止という意味ではありません。ただし、新郎新婦の入場や両親への手紙など、祝福や感謝を伝える場面では慎重に考えたいジャンルです。
失恋ソング・別れの歌を見分ける方法歌詞を確認するときは、次の4点を意識すると判断しやすくなります。
① 誰に向けた歌なのか
現在の恋人に向けた愛情なのか、別れてしまった相手への未練なのかを確認します。
② 歌詞の結末はどうなっているか
前半が幸せな恋愛を描いていても、最後には別れや失望に至る曲があります。サビだけで判断しないことが大切です。
③ タイトルと歌詞の意味は一致しているか
明るいタイトルやアップテンポな曲調でも、実際には悲しい内容を歌っている場合があります。
④ そのシーンで流して違和感がないか
同じ曲でも、友人との余興やカジュアルな二次会なら成立する一方、両親への手紙では不向きというケースがあります。
注意したいのは、「別れ」「さよなら」「涙」といった言葉が含まれるだけで、その曲を結婚式に使えないと決めつけないことです。
例えば、過去の困難を乗り越えて新しい人生を歩むという内容なら、結婚式の門出に合うこともあります。
反対に、明るく聞こえる曲でも、歌詞の中心が失恋や浮気であれば、感動的な演出との相性はよくありません。
曲名ではなく、楽曲全体が伝えるメッセージで判断することが、後悔を防ぐポイントです。
【作品・楽曲別に比較】アニメや特撮のBGMは本当にドン引きされる?
個性的なBGMを取り入れたいカップルにとって、アニメや特撮のテーマ曲は魅力的な選択肢です。ふたりの共通の趣味を表現でき、一般的なウェディングソングとは違う印象を残せます。
一方で、ゲストの認知度や使用する場面によって評価は変わります。過去のマイナビウーマンの体験談と、選曲時の判断ポイントを整理しました。
| 作品・楽曲 | 過去に紹介された反応 | 注意したいポイント | 取り入れるなら |
|---|---|---|---|
| クレヨンしんちゃん関連曲 | 新郎の趣味が強く感じられた | 作品を知らないゲストとの温度差 | プロフィールムービーや余興 |
| エヴァンゲリオン関連曲 | 出会いに関係する曲でも意図が伝わらなかった | 作品への理解や共通認識 | ふたりの思い出を紹介する演出 |
| ウルトラマンのテーマ | 入場シーンで拍子抜けしたという感想 | 感動的な演出とのミスマッチ | ヒーロー風の登場演出 |
| 猪木ボンバイエ | 突然流れて驚いたという感想 | 予想外のコミカルな展開 | プロレス好きが集まる余興や二次会 |
| 尾崎豊「スクランブルロックンロール」 | 自由を求める歌詞に違和感を覚えた | 歌詞と結婚というテーマの相性 | 使用する場面と歌詞を十分に確認 |
| サザンオールスターズ「エロティカ・セブン」 | 選曲に驚いたという感想 | 大人向けの表現と参列者の幅 | 披露宴よりカジュアルな場面を検討 |
この比較から分かるのは、アニメや特撮だからNGなのではなく、選曲の背景をゲストと共有できているかが大切だということです。
クレヨンしんちゃんの曲は結婚式で使える?使えます。例えば、新郎新婦が作品のファンで、ふたりの出会いや交際の思い出に関係しているなら、プロフィールムービーなどに取り入れる方法があります。
ただし、親族への感謝を伝える場面や厳かな入場シーンでは、コミカルな印象が強くなりすぎる可能性があります。使うなら、演出の意図が伝わるタイミングを選びたいところです。
エヴァンゲリオンのBGMは演出次第で印象が変わるエヴァンゲリオンの楽曲は、壮大なサウンドや印象的なメロディを持つものが多く、映像演出との相性も考えられます。
ただし、作品を知らないゲストにとっては、なぜその曲を選んだのかが分からない場合もあります。
プロフィールムービーの冒頭でふたりの共通の趣味を紹介したり、選曲の理由を司会者から簡単に説明してもらったりすると、内輪ネタだけで終わりにくくなります。
ウルトラマンや猪木ボンバイエは入場曲に向いている?どちらも、演出が明確ならインパクトのある選択肢です。
例えば、ヒーロー登場をイメージした再入場や、友人たちが盛り上げる余興なら、コミカルな音楽が会場の笑いにつながることもあります。
ただし、通常の感動的な入場を想定しているゲストに対し、何の前触れもなく猪木ボンバイエが流れれば、驚きのほうが先に立つ可能性があります。
ユーモアを取り入れる場合は、笑いが起こることまで演出として設計しておくことが大切です。
【披露宴BGMの選曲マナー】入場曲・退場曲で失敗しない方法
結婚式BGMの選び方で重要なのは、すべての曲を同じ基準で選ばないことです。場面ごとにゲストの注目度や演出の目的が異なるため、求められる音楽も変わります。
新郎新婦の入場曲は最初の30秒を意識する入場曲は、披露宴の雰囲気を決める重要な一曲です。
アニヴェルセルの2026年版BGMランキング記事では、入場曲について、曲の始まりから約30秒で歌い出しや盛り上がりが来る楽曲がすすめられています。
ドアが開く瞬間と音楽の盛り上がりを合わせれば、ゲストの期待感を高められます。
壮大なバラードを使う場合も、イントロが長すぎないか、入場するタイミングで印象的なメロディが流れるかを確認しましょう。
乾杯・ケーキ入刀は明るくテンポのよい曲乾杯やケーキ入刀は、会場全体が盛り上がる場面です。
明るく軽快な曲や、サビに印象的なフレーズがある曲を選ぶと、ゲストの拍手や写真撮影のタイミングとも合わせやすくなります。
アニヴェルセルの2026年ランキングでは、ケーキ入刀でMaroon 5の「Sugar」が5年連続1位となったことも紹介されています。
両親への手紙は歌詞よりもメッセージを優先両親への手紙では、BGMが主役になってはいけません。
歌詞のある曲を大音量で流すと、手紙を読む声が聞き取りにくくなることがあります。
ピアノやオルゴールなどのインストゥルメンタル版を選べば、言葉を邪魔せずに感動的な雰囲気を演出できます。
アニヴェルセルのランキング記事でも、手紙のシーンではピアノやオルゴールのアレンジ曲が選ばれやすい傾向が紹介されています。
退場曲は感謝と未来へのメッセージを込める退場は披露宴の締めくくりです。
結婚スタイルマガジンの選曲解説では、感謝や未来への思いが込められた楽曲を選ぶこと、前後の演出とBGMの雰囲気を合わせることがポイントとして紹介されています。
別れや失恋を中心に描いた曲よりも、新しい生活への希望や感謝を表現した曲のほうが、披露宴の最後を自然にまとめやすくなります。
ゲストの年齢層と会場の雰囲気を考える友人中心のカジュアルなパーティーと、親族や職場の上司が多く参加する格式ある披露宴では、適した選曲が異なります。
例えば、友人中心なら好きなアーティストやアニメの曲を大胆に取り入れても楽しめる可能性があります。一方、幅広い年齢層が集まる披露宴では、誰もが知っている定番曲を中心にし、個性的な曲を一部に取り入れる方法が無難です。
選曲後は第三者にチェックしてもらうふたりにとって思い入れのある曲は、どうしても好意的に評価しがちです。
そこで、親しい友人や家族など、ふたりとは違う世代や音楽の好みを持つ人にセットリストを確認してもらうと、意外な問題点が見つかることがあります。
確認したいのは、歌詞の意味、曲を流す場面、音量、イントロの長さ、ゲストに選曲の意図が伝わるかという5点です。
【2026年最新】結婚式BGMの人気曲ランキングと選曲トレンド
2026年の結婚式BGMを考えるうえで参考になるのが、アニヴェルセルが2026年5月11日に公表した「2025年結婚式BGMランキング」です。
これは2025年1月1日から12月31日までに同社の全国10会場で結婚式を挙げた3,400組以上を対象に、実際に使用された楽曲を集計したものです。全国のすべての結婚式を対象とした統計ではありませんが、実際の使用実績に基づく参考資料として注目できます。
2026年版・結婚式BGM総合ランキングTOP10アニヴェルセルが発表したランキングは次のとおりです。
Marry You/Bruno Mars
Love so sweet/嵐
愛をこめて花束を/Superfly
未来へ/Kiroro
アイノカタチ feat. HIDE(GReeeeN)/MISIA
Sugar/Maroon 5
Good Time/Owl City & Carly Rae Jepsen
One Love/嵐
バンザイ~好きでよかった~/ウルフルズ
気まぐれロマンティック/いきものがかり
なお、同ランキングでは「Sugar」と「Good Time」が同率6位です。
3年連続1位の「Marry You」が支持される理由注目は、Bruno Marsの「Marry You」が2023年から3年連続で総合1位を獲得したことです。
求婚をテーマにしたストレートな歌詞と明るいメロディが特徴で、結婚式という場面との親和性が高い楽曲です。
また、アニヴェルセルの音響オペレーターは、知名度の高さやテンポ、歌詞の内容が幅広いシーンに合うことを人気の理由として紹介しています。
嵐の楽曲も上位にランクイン2026年版では「Love so sweet」が2位、「One Love」が8位に入りました。
ランキング記事では、嵐の活動をめぐる2026年の節目も背景として触れられており、幅広い世代に知られた楽曲が結婚式でも存在感を示しています。
「Love so sweet」や「One Love」は、知名度だけでなく、恋愛や愛情をテーマにした親しみやすさも選ばれる理由です。
定番曲だけでなく、ふたりらしい選曲も重視2026年の傾向として見逃せないのが、パーソナライズです。
アニヴェルセルの発表では、定番曲に加え、新郎新婦の思い出やストーリーを反映した楽曲も多く選ばれていると説明されています。
つまり、人気ランキングに入っている曲だけを使う必要はありません。ふたりにとって特別な意味がある曲を、適切な場面で取り入れることにも価値があります。
同記事では、音響オペレーターの注目曲として、never young beachの「明るい未来」、藤井風の「満ちてゆく」、Novelbrightの「アイビー」も紹介されています。
流行を追うだけでなく、歌詞や曲調、演出との相性を考えて選ぶことが、2026年らしいBGM選びにつながります。
意外と見落としやすい著作権の手続きBGMを選ぶ際には、著作権の確認も欠かせません。
一般社団法人音楽特定利用促進機構(ISUM)によると、結婚式で流すために複数の市販音源をCD-Rなどに収録する場合や、プロフィールムービー、エンドロールなどの映像に市販音源を収録する場合、著作権と著作隣接権に関する手続きが必要です。
個人で購入したCDだからといって、自由にコピーして披露宴用の音源を作れるわけではありません。
ISUMの手続きは、登録している式場やホテルなどのブライダル事業者を通じて行う仕組みです。利用したい曲がデータベースにない場合、権利者への確認に最短でも約1か月かかることがあるため、早めの相談が安心です。
なお、市販CDを複製せずにそのまま再生する場合などは、ISUMの複製利用手続きの対象外となるケースがあります。会場の演奏権に関する契約や利用条件もあるため、具体的な使用方法は式場に確認しましょう。
また、定額制音楽配信サービスの音源は、ISUMで取り扱う購入音源とは利用条件が異なります。SpotifyやApple Musicなどのサブスクリプション音源を、そのまま披露宴で使用できると考えないよう注意が必要です。
アニヴェルセルは、選曲と申請の準備を考慮し、遅くとも挙式の3か月前にはBGMの準備を始めることをすすめています。
【プロの結論】ゲストに喜ばれる結婚式BGMを選ぶ3つの判断基準
結婚式BGMの選曲で本当に大切なのは、人気曲を使うことでも、個性を完全に抑えることでもありません。
新郎新婦の思い出を大切にしながら、ゲストにも心地よく受け取ってもらえるバランスを考えることです。
判断基準1:歌詞を最後まで確認する曲のタイトルやサビだけで判断せず、1番から最後まで歌詞の意味を確認しましょう。
特に洋楽やアニメの楽曲は、歌詞の翻訳や作品内での使用場面まで調べると、思わぬ意味の取り違えを防げます。
判断基準2:演出の目的に合っているか考える入場は期待感、乾杯は祝福、手紙は感謝、退場は未来への希望というように、場面ごとに伝えたい感情は異なります。
その場面に合う音楽を選べば、個性的な曲でも違和感なく取り入れられます。
判断基準3:ゲストにも選曲の意図が伝わるか確認するふたりの趣味を反映した曲は、選曲の背景を少し説明するだけでも受け止められ方が変わります。
例えば、アニメのテーマ曲を使うなら、出会いのきっかけになった作品であることをプロフィールムービーで紹介する方法があります。
ただし、すべての曲を説明しなければならないわけではありません。説明がなくても楽しめる曲と、ふたりの物語を知ることで魅力が増す曲を組み合わせると、披露宴全体にメリハリが生まれます。
個性的な曲を使いたい人・避けたほうがよい人個性的な曲を取り入れやすいカップル
ふたりの共通の趣味が明確である。
ゲストも同じ作品や音楽ジャンルを楽しんでいる。
カジュアルな披露宴や二次会を予定している。
曲に合わせた演出や映像を用意できる。
慎重に選曲したほうがよいカップル
親族や職場関係者など、幅広い年齢層が参加する。
厳かな雰囲気や感動的な演出を重視している。
歌詞の意味を十分に把握していない。
新郎新婦のどちらか一方だけが強く希望している。
特に最後の要点は見落としがちです。結婚式はふたりの記念日ですから、一方の好みだけでセットリストを決めず、双方が納得できる構成にすることも大切です。
【結婚式BGMでドン引きされる曲】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:結婚式で絶対に流してはいけない曲はありますか?
A1:すべての結婚式に共通する絶対的なNG曲一覧があるわけではありません。ただし、失恋や別れ、浮気、性的な表現などを強く連想させる曲は、入場や退場、両親への手紙などでは避けるのが無難です。歌詞と演出の相性で判断しましょう。
Q2:失恋ソングを結婚式で流すのはマナー違反ですか?
A2:必ずしもマナー違反ではありません。過去の別れを乗り越えたことや、新しい人生への出発を表現する曲なら、演出次第で使用できる場合もあります。ただし、別れた恋人への未練や復縁を願う内容の曲は、結婚式のメッセージと合うか慎重に考える必要があります。
Q3:クレヨンしんちゃんやエヴァンゲリオンの曲はNGですか?
A3:作品の楽曲だからという理由でNGになるわけではありません。ふたりの思い出に関係する曲なら、プロフィールムービーや余興、カジュアルな再入場などに取り入れられます。作品を知らないゲストにも意図が伝わる工夫をすると、より楽しんでもらいやすくなります。
Q4:2026年に結婚式で人気のBGMは何ですか?
A4:アニヴェルセルの2026年版ランキングでは、Bruno Marsの「Marry You」が3年連続で1位です。そのほか、嵐の「Love so sweet」、Superflyの「愛をこめて花束を」、Kiroroの「未来へ」なども上位にランクインしています。
Q5:洋楽なら歌詞が分からないので安心ですか?
A5:安心とは限りません。英語の曲でも、翻訳すると失恋や別れ、浮気をテーマにしていることがあります。曲全体の意味を確認してから選ぶことをおすすめします。
Q6:結婚式のBGMはいつまでに決めればよいですか?
A6:目安として挙式の3か月前までに準備を始めると安心です。特に映像への音源収録や複製利用では著作権の手続きが必要になることがあります。使用する曲と音源の種類を早めに式場へ伝えましょう。
結婚式BGMでゲストがドン引きする原因は、アニメやロックなどの個性的な音楽そのものではありません。失恋や別れを連想させる歌詞、会場の雰囲気とのミスマッチ、選曲の背景が伝わらない内輪ネタなどが、違和感につながります。
過去のマイナビウーマンの調査では、尾崎豊の「スクランブルロックンロール」やサザンオールスターズの「エロティカ・セブン」、クレヨンしんちゃん、エヴァンゲリオン、ウルトラマン、猪木ボンバイエなど、意外な選曲がゲストの驚きを招いた例が紹介されました。
一方、2026年の結婚式BGMランキングでは「Marry You」や「Love so sweet」など、世代を超えて親しまれる定番曲が人気を集めています。同時に、ふたりの思い出や個性を反映したパーソナルな選曲も重視されています。
後悔しないBGM選びの要点は、歌詞の意味、使用するシーン、ゲストへの伝わりやすさを確認することです。人気曲だけに頼る必要も、個性を諦める必要もありません。
ふたりが心から好きだと思える音楽を、ゲストにも心地よく楽しんでもらえる形で取り入れる。それこそが、結婚式の思い出をより印象深いものにするBGM選びです。
主な情報確認先: マイナビウーマン(2016年のゲスト調査)、アニヴェルセル(2026年5月11日発表のBGMランキング)、ISUM(音楽著作権の利用案内)、結婚スタイルマガジン(退場曲の選び方)。