お笑いコンビ・かまいたちが「キングオブコント」で優勝したのは、2017年10月1日開催のキングオブコント2017です。山内健司と濱家隆一は、ファーストステージで464点、ファイナルステージで478点を獲得。合計942点で2477組の頂点に立ち、第10代キングの称号と優勝賞金1000万円を手にしました。
決勝で披露したのは、1本目の「告白の練習」と、2本目の「軽い気持ちで」と題されたウェットスーツのコントです。2026年11月現在、山内はキングオブコントの審査員としても活躍しており、2026年大会でも歴代王者の一人として審査に参加しました。優勝までの経緯、にゃんこスターとの接戦、2本のネタが評価された理由、そして現在の活動までを整理します。
【優勝は2017年10月1日】かまいたちが942点でキングオブコントを制覇

かまいたちがキングオブコントで優勝したのは、2017年10月1日です。大会10回目となる記念の年に、山内健司と濱家隆一が10代目キングの座を獲得しました。
当時のエントリー数は2477組。決勝には10組が進出し、5人の審査員がそれぞれ100点満点で採点する方式でした。ファーストステージとファイナルステージの合計点で最終順位が決まる仕組みです。
かまいたちの採点結果は次のとおりです。
- ファーストステージ:464点
- ファイナルステージ:478点
- 合計:942点
ファーストステージでは、にゃんこスターの466点に次ぐ2位。決して最初からトップを独走していたわけではありません。
しかし、ファイナルステージでこの日最高となる478点を獲得。最初の2点差を逆転し、最終的に942点で優勝しました。
MANTANWEBの2017年10月1日付の大会報道でも、ファーストステージ464点、ファイナルステージ478点、合計942点という結果が記録されています。
優勝者会見では、山内が前年の大会結果を振り返り、次のように語っています。
「前回3位だったけど1位じゃないと意味ないなと思っていました」
2016年大会では決勝3位に終わっていたかまいたちにとって、2017年は雪辱を果たす舞台でもありました。2年連続で決勝に進み、前年の悔しさを優勝という結果に変えたのです。
【決勝ネタを解説】「告白の練習」とウェットスーツネタの魅力
2017年のかまいたちの優勝を語るうえで欠かせないのが、決勝で披露した2本のコントです。
1本目は山内の独特な人物描写が際立つ心理的なコント、2本目はウェットスーツを題材にした身体的な笑いが中心のコントでした。異なるタイプの笑いを続けて披露できたことが、優勝を後押ししました。
1本目:「告白の練習」464点ファーストステージで披露したのは「告白の練習」です。
設定は、学校で人気の女子から告白されることを想像し、ひとりで練習している冴えない男子高校生。山内が男子高校生を演じ、濱家がその様子を見ながらツッコミを入れる構成です。
一見すると、告白を受ける場面を演じているだけに見えます。しかし、実際には告白された場合の受け答えを練習しているという設定が明かされ、さらに練習を誰かに見られた場合の対応まで想定する展開へと進んでいきます。
面白さの中心にあるのは、山内の人物造形です。現実にはまだ起きていない出来事を何段階にもわたって想像し、本人だけが真剣になっている。その不自然さと、濱家の冷静なツッコミの対比が笑いを生み出しました。
審査員5人の得点は以下のとおりです。
- 設楽統:90点
- 日村勇紀:93点
- 三村マサカズ:95点
- 大竹一樹:93点
- 松本人志:93点
合計464点でファーストステージ2位。5人全員が90点以上をつける高評価でした。
2本目:「軽い気持ちで」478点のウェットスーツコントファイナルステージで披露したのが、ウェットスーツを題材にした「軽い気持ちで」です。
サーフショップでウェットスーツを試着する山内。しかし、店員役の濱家がサイズの合わないウェットスーツを着せてしまい、脱げなくなってしまうという設定です。
このコントの魅力は、単純な状況から次々と予想外の展開が生まれることです。狭いウェットスーツの中で身動きが取れない山内と、事態を収拾しようとする濱家。2人のやり取りが進むにつれ、状況はどんどん大げさになっていきます。
さらに注目したいのは、1本目と異なる笑いの方向性です。「告白の練習」が人物の心理や想像力を中心にしたネタだったのに対し、こちらは視覚的な面白さ、動き、テンポ、身体を使った表現が大きな武器になっています。
審査員別の得点は次のとおりです。
- 設楽統:94点
- 日村勇紀:96点
- 三村マサカズ:95点
- 大竹一樹:97点
- 松本人志:96点
合計478点は、ファイナルステージの最高得点でした。
吉本興業の大会後の紹介記事によれば、1本目は2017年8月に開催された大阪・なんばグランド花月の単独ライブで生まれたネタ。2本目は、大阪のロケ番組でウェットスーツを着用する機会があったことが発想のきっかけになったとされています。
つまり、決勝の2本は偶然その場で生まれたものではありません。日頃の舞台やテレビ出演で培った経験が、勝負ネタにつながっていたのです。
【優勝理由を分析】にゃんこスターとの14点差を生んだ逆転劇
2017年大会を象徴する存在が、初出場ながらファーストステージ1位を獲得したにゃんこスターです。
独特のリズムと動きを取り入れた斬新なコントで注目を集め、ファーストステージでは466点を獲得。かまいたちの464点を2点上回っていました。
そのため、ファイナルステージでは、かまいたちがにゃんこスターを追い抜けるかどうかが大きな見どころになりました。
逆転を決定づけた16点差のファイナルステージファイナルステージの結果は、かまいたちが478点、にゃんこスターが462点。かまいたちが16点上回りました。
ファーストステージでは2点負けていたため、最終的な差は14点です。
つまり、かまいたちは1本目で大きく差をつけられたわけではなく、2本目で明確な高評価を獲得して逆転したことになります。
かまいたちが評価された3つのポイント1. 2本のネタに明確な違いがあったこと
1本目は心理描写や人物の異常な真剣さを笑いに変え、2本目は身体を使った動きと状況のエスカレートで笑わせました。同じような展開を繰り返すのではなく、異なる魅力を提示できた点が強みです。
2. 山内と濱家の役割分担が機能していたこと
山内の個性的な発想や演技を、濱家のツッコミとリアクションが受け止める。山内がネタの世界観を作り、濱家が観客の視点を代弁するような関係性が、2本のコントを支えていました。
3. ファイナルステージで完成度をさらに高めたこと
ファーストステージの464点も十分に高い数字でしたが、2本目は478点まで伸ばしています。決勝の最後に最高得点を獲得したことが、優勝を決定づけました。
一方、にゃんこスターも合計928点という非常に高い得点を記録しています。単純に相手が失速したから勝ったのではなく、かまいたち自身が2本目でさらに高い評価を得た結果です。
【2017年大会の結果と歴代優勝者】かまいたちは何代目の王者?
2017年のキングオブコントでは、ファイナルステージに進出した5組が最終順位を争いました。大会結果を一覧にすると、かまいたちがどのように優勝したのかが明確になります。
キングオブコント2017の最終結果| 最終順位 | コンビ・グループ | ファーストステージ | ファイナルステージ | 合計得点 |
|---|---|---|---|---|
| 優勝 | かまいたち | 464点 | 478点 | 942点 |
| 2位 | にゃんこスター | 466点 | 462点 | 928点 |
| 3位 | さらば青春の光 | 455点 | 467点 | 922点 |
| 4位 | ジャングルポケット | 452点 | 458点 | 910点 |
| 5位 | アンガールズ | 452点 | 452点 | 904点 |
かまいたちと2位のにゃんこスターとの差は14点。3位のさらば青春の光とも20点の差がありました。
この結果からも、2017年の優勝はファーストステージの順位だけでは決まらず、ファイナルステージでどれだけ強いネタを披露できるかが勝負を分けたことがわかります。
キングオブコント歴代優勝者一覧キングオブコントは2008年に始まり、2026年で第19回を迎えました。歴代の優勝者は以下のとおりです。
- 2008年:バッファロー吾郎
- 2009年:東京03
- 2010年:キングオブコメディ
- 2011年:ロバート
- 2012年:バイきんぐ
- 2013年:かもめんたる
- 2014年:シソンヌ
- 2015年:コロコロチキチキペッパーズ
- 2016年:ライス
- 2017年:かまいたち
- 2018年:ハナコ
- 2019年:どぶろっく
- 2020年:ジャルジャル
- 2021年:空気階段
- 2022年:ビスケットブラザーズ
- 2023年:サルゴリラ
- 2024年:ラブレターズ
- 2025年:ロングコートダディ
- 2026年:ジェラードン
2026年10月17日に開催された大会では、ジェラードンが優勝。19代目キングに輝きました。
かまいたちは、2017年に優勝した10代目キングとして、歴代王者の中でも重要な存在です。現在の山内が審査員として大会に参加していることを考えると、出場者から評価する側へと立場が変わったことも、キャリアの大きな転換点といえます。
【2026年最新】山内健司はキングオブコントの審査員!いつから担当?
2026年のキングオブコントでも、山内健司は審査員を務めました。
2026年大会は10月17日にTBS系列で生放送され、エントリー数は3445組。決勝の審査員は従来の5人から7人体制に変更されました。
山内健司は2024年から審査員を担当ここで押さえておきたいのは、山内が2026年に初めて審査員になったわけではないという点です。
大会公式の2024年10月6日付の審査員発表では、東京03の飯塚悟志、バイきんぐの小峠英二、ロバートの秋山竜次、かまいたちの山内健司、シソンヌのじろうの5人が審査員として発表されていました。
その後、2025年大会でも同じ5人が審査員を担当。2026年には7人体制に拡大されましたが、山内は引き続き審査員に名を連ねています。
2026年の審査員7人は全員が歴代王者2026年大会の審査員は以下の7人です。
- 飯塚悟志(東京03)
- 小峠英二(バイきんぐ)
- 秋山竜次(ロバート)
- 山内健司(かまいたち)
- じろう(シソンヌ)
- 秋山寛貴(ハナコ)
- 堂前透(ロングコートダディ)
新たに加わったのは、2018年王者のハナコ・秋山寛貴と、2025年王者のロングコートダディ・堂前透です。
2026年は歴代王者7人が審査する体制になり、現役でコントを作り続けてきた芸人たちが、異なる経験や視点から出場者のネタを評価する大会となりました。
2026年大会の優勝者はジェラードン2026年の優勝はジェラードンでした。大会公式発表によると、3445組のエントリーから勝ち上がり、19代目キングに輝いています。
山内にとっては、自分が優勝した大会で、今度は審査員として新たな王者を見届ける立場になったということです。
2017年の優勝経験を持つ芸人が、2024年から審査員を務め、2026年もその役割を継続している。この変化は、かまいたちのキャリアがネタを披露する舞台だけにとどまらず、お笑い界の評価や次世代の発掘にも広がっていることを示しています。
【かまいたちの現在の活動】山内と濱家は2026年もテレビで活躍
2017年のキングオブコント優勝から約9年。かまいたちは賞レースで実績を残したコンビから、全国規模のテレビ番組を支える人気MCへと活動の幅を広げています。
2026年11月現在、確認できる主な活動には、次のような番組があります。
『かまいたちの瞬間回答!~60秒でお悩み解決~』2026年4月からフジテレビでレギュラー放送が始まった番組です。毎週金曜日の21時から21時58分まで放送され、山内と濱家がMCを担当しています。
Yahoo!知恵袋に寄せられた質問などを題材に、生活に役立つ情報や裏ワザを短時間で紹介する情報バラエティーです。
特番からレギュラー化された番組であり、かまいたちのテンポのよい掛け合いと情報を整理して伝える力が生かされています。
『かまいガチ』テレビ朝日系で放送されているバラエティー番組です。山内と濱家が自分たちの興味や挑戦したいことに本気で取り組む企画が中心となっています。
毎週水曜日の23時15分から放送されており、2人の素のリアクションや芸人としての発想を楽しめる番組です。
『かまいたちの机上の空論城』関西テレビで放送されている番組で、毎週土曜日の17時から17時30分まで放送されています。
専門家などが持つ「試していないけれど、こうなるはず」という仮説を、実際に体を張って検証する実験型バラエティーです。渋谷凪咲も出演しています。
このほか、グルメ企画や特別番組などにも出演しており、コンビでのMC活動を軸に幅広いジャンルで存在感を発揮しています。
山内と濱家、それぞれの持ち味山内健司は、独特な着眼点や予測できない発想を生かしたボケ、ネタ作りに強みを持つ芸人です。2017年の「告白の練習」に見られるような、人物の心理を掘り下げる表現も特徴的です。
一方、濱家隆一は、相方の発想を受け止めるツッコミや、場の流れを整える対応力に強みがあります。MCとしてもゲストの発言を拾い、番組を進行させる役割を担っています。
2人の個性が異なるからこそ、コントでは強い相乗効果が生まれ、テレビ番組では安定した掛け合いにつながっています。
【プロの結論】かまいたちの優勝から読み解くコントの評価基準
かまいたちの2017年優勝を振り返ると、942点という数字以上に注目すべきなのは、2本のネタの構成と勝負の運び方です。
1本目で山内の人物描写と濱家のツッコミを印象づけ、2本目ではウェットスーツという視覚的にわかりやすい設定を使って、別の笑いを提示しました。
この組み立てから読み取れる、コントを評価する際の要点は3つあります。
- 設定のわかりやすさ:観客が短時間で状況を理解できること。
- 展開の意外性:最初の設定から予想を超える展開が生まれること。
- 演者同士の相性:ボケとツッコミがそれぞれの個性を引き立てること。
また、キングオブコントの得点を比較するときには、開催年ごとの審査方式にも注意が必要です。2017年は5人の審査員による各500点満点のステージ採点でしたが、2026年は7人体制となっています。したがって、2017年の942点と2026年の得点を、そのまま数字だけで比較することはできません。
そして、かまいたちの強さは、優勝したネタだけにとどまりません。山内が審査員として後進を評価し、濱家とともにテレビの第一線で活動を続けていることも、2017年の優勝が長期的なキャリアにつながった証拠です。
キングオブコントの歴史を理解するなら、単に優勝者や得点を覚えるだけでなく、どのようなネタで評価され、翌年以降どのような活躍につながったのかまで見ることが大切です。
キングオブコントとかまいたちに関するよくある質問(FAQ)
Q1:かまいたちはキングオブコントで何年に優勝しましたか?
A1:2017年10月1日開催のキングオブコント2017で優勝しました。10代目キングとなり、賞金1000万円を獲得しています。
Q2:かまいたちの優勝時の得点は何点でしたか?
A2:ファーストステージが464点、ファイナルステージが478点で、合計942点です。2位のにゃんこスターは928点で、最終的に14点差で優勝しました。
Q3:かまいたちが決勝で披露したネタは何ですか?
A3:1本目が「告白の練習」、2本目がウェットスーツを題材にした「軽い気持ちで」です。1本目は山内の心理描写、2本目は身体を使った展開が見どころでした。
Q4:山内健司は2026年もキングオブコントの審査員ですか?
A4:はい。2026年10月17日に開催された大会でも審査員を務めました。山内は2024年大会から審査員を担当しており、2026年は7人体制の審査に参加しています。
Q5:2026年のキングオブコント優勝者は誰ですか?
A5:ジェラードンです。2026年10月17日の決勝で優勝し、第19代キングとなりました。
Q6:かまいたちは現在もコントを続けていますか?
A6:かまいたちはテレビ出演やMC活動を幅広く続けています。『かまいガチ』『かまいたちの机上の空論城』などの番組でも活動しています。現在の活動はテレビのバラエティー出演だけに限られません。
かまいたちがキングオブコントで優勝したのは2017年10月1日。ファーストステージ464点、ファイナルステージ478点、合計942点という成績で、10代目キングの称号を手にしました。
「告白の練習」とウェットスーツを題材にした「軽い気持ちで」という2本のネタは、山内の独創的な発想と濱家の表現力が組み合わさった、かまいたちの魅力を象徴する作品です。
2026年には山内がキングオブコントの審査員を務め、優勝者を決める側としても活躍。コンビとしてもテレビ番組のMCを中心に活動を続けています。
2017年の942点は、単なる大会記録ではありません。2人が積み重ねてきたネタ作りと舞台経験が結実した結果であり、その後の全国的な活躍にもつながる大きな節目でした。歴代王者としての実績と、審査員・MCとしての2026年の活動を合わせて見ることで、かまいたちが日本のお笑い界で築いてきた存在感がより鮮明になります。
主な事実確認資料
- 2017年大会の優勝日・得点・最終順位:MANTANWEB、WEBザテレビジョン。
- 決勝ネタの内容・制作背景:WEBザテレビジョン、吉本興業ニュースセンター。
- 2024~2026年の山内健司の審査員歴:キングオブコント公式アーカイブ、TBS、U-NEXT。
- 2026年のかまいたちの出演番組:フジテレビ、テレビ朝日、関西テレビの番組公式情報。