前川清の旅好きは、番組のキャラクターだけで作られたものではない。KBC九州朝日放送の公式プロフィールには、本人の旅に対する好みが具体的に掲載されている。
特に注目したいのは、次の3つだ。
- 旅のスタイル:一人旅
- 理想の旅行:行き当たりばったりの旅
- 旅で楽しみにしていること:どんな人に出会えるか
公式プロフィールには、前川自身の回答として次のように記されている。
「旅といえば? 一人旅ですね~」 「こんなタビがしてみたい! 行き当たりばったりの旅」
加えて、『タビ好キ』で注目してほしいポイントとして、どんな人に会えるのかを楽しみにしている自分の姿を挙げている。これは、前川の旅に対する価値観を理解するうえで重要な情報だ。
前川清の基本プロフィールと旅の趣味| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 前川清 |
| 生年月日 | 1948年8月19日 |
| 出身地 | 長崎県佐世保市 |
| 血液型 | O型 |
| 音楽活動の開始 | 1969年 |
| 代表的な趣味 | ゴルフ、錦鯉 |
| 好きな旅のスタイル | 一人旅 |
| 理想の旅 | 行き当たりばったりの旅 |
| 旅で楽しみにしていること | 新しい人との出会い |
出典:前川清公式サイト、KBC番組公式プロフィール。
ここで気をつけたいのは、「一人旅が好き」という回答と、実際にいつも一人で旅行しているという事実は別だということだ。
公式プロフィールから分かるのは、前川が一人旅を好み、予定を決めすぎない旅に魅力を感じていること。旅行の頻度や具体的な一人旅の回数までは公表されていない。
また、ゴルフや錦鯉も本人の公式プロフィールに掲載されている趣味だ。旅だけでなく、自分のペースで楽しめる趣味を持っている点も興味深い。
【旅好きの理由】前川清が観光地よりも人との出会いを大切にするワケ

前川清の旅好きの実態を知るうえで、特に参考になるのが2016年9月17日に掲載されたマイナビニュースのインタビューだ。
同インタビューでは、前川が『タビ好キ』の撮影で何を大切にしているのかを率直に語っている。
旅の目的は観光名所やグルメではない一般的な旅行番組では、人気観光地、名物料理、絶景スポットなどが中心になりやすい。
しかし、前川が番組で重視していたのは、観光地そのものよりも、そこで暮らしている普通の人々だった。
例えば、観光客が集まる表通りではなく、田んぼのあぜ道や住宅地の細い道に入っていく。そこで暮らす人と偶然出会い、会話を始める。
その土地の歴史や暮らし、家族の思い出など、ガイドブックには載っていない話が番組の中心になっていた。
前川は、食べ物の店を紹介することより、人との出会いを大切にする考えを明かしている。
「歌手」から「旅芸人」へと変化した意識インタビューの中で印象的なのが、前川自身が番組を始めてからの変化を振り返った部分だ。
「僕は、もう歌手じゃなくて、『旅芸人』」
2016年のマイナビニュースの取材で、前川は旅番組を通じて人と会話する機会が増え、人の悲しみや人生に触れるようになったと振り返っている。
歌手としてステージに立つ場合、観客に歌を届けることが中心になる。
一方、旅番組では、相手の話を聞き、時には予想外の返答をしながら、その場で関係を築いていく必要がある。
前川の自然な受け答えや独特の間合いは、こうした交流の積み重ねによって番組の魅力になっていった。
実は旅のロケは楽な仕事ではないもう一つ見逃せないのが、前川が旅番組の撮影について、必ずしも楽しいことばかりではないと話している点だ。
知らない人と初対面で会話することは、想像以上にエネルギーを使う。実際、前川はロケ終了後には疲労を感じることもあると語っていた。
つまり、前川の旅好きは、単純に旅行先で遊ぶことが好きという意味ではない。
知らない人との出会いを楽しみにする一方で、そこで生まれる人間関係や人生の物語を受け止めることにも価値を感じているのだ。
この点が、観光地を巡るだけの旅番組と『タビ好キ』の大きな違いだった。
【番組の仕組み】えとう窓口と前川清の九州ぶらり旅はなぜ面白かった?
『前川清の笑顔まんてん タビ好キ』は、前川清とお笑いコンビWエンジンのえとう窓口が旅の案内人を務める紀行バラエティ番組だ。
KBCの公式番組紹介によると、2人は「旅手形」に記されたキーワードを頼りに九州各地を巡る。
単に観光地を紹介するのではなく、訪れた地域の人々と交流しながら、その土地ならではの魅力を発見していく構成だった。
旅手形とは?行き先を決める番組独自の仕掛け旅手形は、旅のキーワードが記された番組独自のアイテムだ。
このキーワードを手掛かりに、前川とえとうが地域を歩き、新しい出会いを探す。
ここで重要なのは、旅手形があるからといって、すべての行程が決まっているわけではないということ。
番組の公式プロフィールでは、えとう窓口も「アポイントなし、プランなしの気まま旅」と紹介している。
つまり、旅の方向性を示す仕掛けはありながら、実際の出会いや会話は現場で生まれる。その偶然性が番組の面白さを支えていた。
前川清とえとう窓口の関係性2人の組み合わせも番組の大きな特徴だった。
前川は大物歌手としての知名度と独特の自然体な雰囲気を持つ。一方、えとう窓口は、視聴者に近い目線で質問したり、前川の言葉を受けて場を展開したりする役割を担っていた。
年齢や芸歴の異なる2人が一緒に歩くことで、師弟のような掛け合いが生まれた。
2025年に公開された三和酒類のインタビューで、えとうは『タビ好キ』への出演が14年目になったと語っている。
加えて、この番組が個人の仕事における大きな転機だったとも振り返った。前川と一緒に仕事ができることへの感謝や、九州で60代・70代の人々から声をかけられるようになった経験も紹介している。
2人の関係と番組の役割を整理| 人物・要素 | 番組での役割 | 特徴 |
|---|---|---|
| 前川清 | メインの旅人 | 自然体の会話と人との出会いを楽しむ |
| えとう窓口 | 旅のパートナー | 質問やリアクションで旅を盛り上げる |
| 旅手形 | 旅のきっかけ | キーワードから訪問先を巡る |
| 地域住民 | 旅の中心的な存在 | 暮らしや人生のエピソードを伝える |
| KBC九州朝日放送 | 制作・著作 | 番組を企画・制作 |
この番組の構造を整理すると、前川とえとうの掛け合いだけが主役ではないことが分かる。
地域住民が自分の人生を語り、旅人がそれを受け止める。その関係性こそが番組の個性だった。
【14年間の歴史】2012年の佐世保から2026年の最終回まで
『タビ好キ』の放送開始は、2012年4月8日。
記念すべき初回の舞台は、前川清の出身地である長崎県佐世保市だった。
KBCの放送記録によると、初回では鹿子前や相浦、戸尾市場などを訪問。前川が幼少期に過ごした場所や、青春時代の思い出が残る中学校にも足を運んだ。
番組の主な転換点
2012年4月8日:番組スタート
長崎県佐世保市を舞台に第1回を放送。前川清とえとう窓口の旅が始まる。
2016年:全国ネット特番へ
テレビ朝日系で全国ネット放送が実現。沖縄の離島を訪れる特別企画も展開された。
2020年:テーマソングを制作
前川清が歌い、息子の紘毅が作詞・作曲した「歩いて行こう」が番組テーマソングとして登場。
2026年3月22日:佐世保で最後のふれあい旅
第663回「タビの原点」。初回の舞台に戻り、14年間の足跡を振り返る。
2026年3月29日:最終回
第664回「まんてん笑顔にありがとう」。故郷・佐世保を眺めながら14年間を締めくくった。
2016年のマイナビニュースの記事では、KBC地区における2014年度の平均視聴率が11.1%、最高視聴率が14.3%だったと紹介されている。
これは当時の実績であり、2026年の視聴率を示すものではない。それでも、九州発のローカル番組が地域で支持され、全国ネットの特番に発展した経緯を理解するうえで参考になる数字だ。
テーマソング「歩いて行こう」にも前川ファミリーが参加2020年9月には、番組のテーマソング「歩いて行こう」が発売された。
歌唱は前川清、作詞・作曲は息子の紘毅が担当。娘の侑那もコーラスに参加している。
家族の音楽的なつながりが番組にも広がり、旅の雰囲気を象徴する楽曲になった。
【2026年3月29日】タビ好キ最終回は故郷・佐世保で締めくくり
2026年3月29日、KBCで放送された第664回「まんてん笑顔にありがとう」が、『前川清の笑顔まんてん タビ好キ』の最終回となった。
KBCの公式放送内容には、最終回の舞台として、前川自身が希望した長崎県佐世保市の弓張の丘ホテルが記されている。
佐世保の町を一望できるホテルのテラスから、14年間の旅を振り返る内容だった。
最終回で紹介された印象的な場面公式番組紹介から分かる主な内容は次のとおりだ。
1. えとう窓口がもう一度見たかった名場面
14年間の旅から、えとうが選んだ思い出深い場面や爆笑シーンを振り返った。
2. 前川清が大切にしてきた旅の宝物
前川の自宅に飾られている旅の思い出の品々も紹介された。
3. 沖縄の少年からギャグを教わるえとう窓口
番組らしい、予想外の交流の一幕も改めて取り上げられた。
4. ヤギのお見合い
番組で話題になった珍しい場面として、オス同士のヤギのお見合いも登場した。
5. 14年間の旅を振り返る時間
長い年月をかけて歩いてきた旅の意味を、それぞれが振り返る最終回となった。
なぜ最後の場所が佐世保だったのか今回の最終回で最も象徴的なのは、佐世保が選ばれたことだ。
前川は1948年8月19日生まれ。公式プロフィールにも、出身地は長崎県佐世保市と記載されている。
そして番組の第1回も佐世保だった。
つまり、2012年のスタート地点と2026年のゴール地点が同じ故郷になったのである。
加えて、その直前の3月22日に放送された第663回も佐世保が舞台だった。
この回では、前川が3歳まで過ごした集落や母校を訪問。幼少期に一緒に遊んだという男性との再会もあり、昔のエピソードに一同が笑顔になる場面が紹介された。
えとう窓口の涙も番組紹介で取り上げられ、旅の終わりが近づいていることを感じさせる内容だった。
14年間にわたり九州各地を歩いてきた番組が、最後に前川の原点へ戻った。
これは単なる最終回のロケ地選びではなく、番組の歩みを象徴する締めくくりだった。
番組が終了した理由は?気になるのが、なぜ14年間続いた番組が終了したのかという点だ。
KBCの公式サイトは、2026年3月29日をもって放送を終了したと明記している。
一方、公式の最終回紹介では、終了の具体的な理由までは説明されていない。
そのため、前川の健康問題、年齢、えとうとの関係、制作上の事情などを終了理由として断定することはできない。
確認できる事実は、14年間続いた番組が2026年3月29日に最終回を迎えたこと。 それ以上の理由については、公式発表に基づく説明が必要だ。
【2026年11月最新】タビ好キの現在の放送状況とBS11の「ちょっとタビ好キ」
「タビ好キはもうテレビで見られないの?」という疑問も多い。
ここは、KBCで放送されていた本編と、BS11などで案内されている関連番組を分けて考える必要がある。
KBCのレギュラー本編は終了KBCの番組公式ページには、2026年3月29日をもって放送終了したと記載されている。
したがって、従来の日曜正午のレギュラー本編は終了している。
BS11では「ちょっとタビ好キ」を放送中
月曜日 午後5時59分~
BS11・おさんぽアワー
BS11の公式番組ページでは、2026年11月時点で毎週月曜日午後5時59分から「ちょっとタビ好キ」を放送中と案内している。
番組の旅人は引き続き前川清とえとう窓口。旅手形のキーワードを手掛かりに九州各地を巡る形式が紹介されている。
つまり、次のように整理できる。
| 放送・番組 | 2026年11月時点の状況 |
|---|---|
| KBC本編 | 2026年3月29日終了 |
| KBC「ちょっとタビ好キ」 | 放送時間の案内あり |
| BS11「ちょっとタビ好キ」 | 月曜17時59分から放送案内あり |
| 新作のレギュラー本編 | 公式な再開発表は確認できない |
なお、BS11の放送案内とKBC本編の終了は矛盾しない。番組名が似ていても、放送枠は区別して確認したい。
視聴する際は、BS11の最新番組表で当日の放送予定を確認するのが確実だ。
【プロの結論】前川清の旅好きから見える、本当の旅の価値
前川清の旅好きについて、公式プロフィールと過去のインタビュー、14年間続いた番組の記録を照らし合わせると、いくつかの重要な特徴が見えてくる。
1. 旅の目的は目的地よりも出会い前川が好む一人旅や行き当たりばったりの旅には、予定を決めすぎず、その場で起きる出来事を受け入れるという共通点がある。
特に『タビ好キ』では、観光地の知名度よりも、そこに暮らす人々との交流を重視していた。
2. 旅の面白さは予測できないことにある旅手形という番組独自の仕掛けはあっても、実際に誰と出会うのか、どんな話を聞けるのかは現場に行かなければ分からない。
前川が楽しみにしていたのも、まさにその部分だった。
3. 14年間の番組は地域の記録にもなった番組は九州各地の町や集落を訪れ、住民の暮らし、昔の思い出、地域の変化などを記録してきた。
2026年3月の佐世保での最終回は、その積み重ねを振り返る機会でもあった。
4. 旅好きという評価と仕事の大変さは両立する旅番組に出演しているからといって、毎回の撮影が休暇のように楽しいとは限らない。
前川自身がロケ後の疲労について語っていることからも、旅の魅力と仕事としての負担を分けて理解する必要がある。
前川清の旅好きの本質は、知らない場所へ行くことだけではなく、そこで暮らす人と出会い、その人の人生に触れることにある。
これが、14年間の『タビ好キ』を通じて見えてきた最大の特徴だ。
【よくある質問】前川清の旅好きに関するFAQ
Q1:前川清は本当に一人旅が好きなの?
A1:はい。KBCの公式プロフィールで、旅といえば「一人旅ですね~」と回答している。ただし、実際の一人旅の頻度や回数までは公表されていない。
Q2:前川清が好きな旅のスタイルは?
A2:本人が公式プロフィールで挙げているのは「行き当たりばったりの旅」。予定を決めすぎず、偶然の出会いを楽しむスタイルが好みだ。
Q3:前川清の出身地はどこ?
A3:長崎県佐世保市。1948年8月19日生まれで、2026年3月29日の『タビ好キ』最終回も佐世保が舞台だった。
Q4:『タビ好キ』はいつ終了した?
A4:2026年3月29日。第664回「まんてん笑顔にありがとう」が最終回となった。
Q5:えとう窓口は最終回まで出演していた?
A5:はい。前川清とともに旅人を務め、最終回でも14年間の旅を振り返る重要な出演者だった。
Q6:2026年11月現在も『タビ好キ』は見られる?
A6:KBCのレギュラー本編は終了している。一方、BS11では「ちょっとタビ好キ」の放送が案内されている。放送日時は最新の番組表で確認したい。
Q7:前川清の趣味は旅行以外に何がある?
A7:KBCの公式プロフィールでは、ゴルフと錦鯉が趣味・嗜好・特技として紹介されている。
前川清が旅好きであることは、公式プロフィールにある一人旅や行き当たりばったりの旅という回答からも裏付けられる。
ただし、彼が旅で本当に大切にしていたのは、単に遠くへ出かけたり、観光名所を巡ったりすることではなかった。
知らない人と出会い、その人の暮らしや人生に触れること。それが『タビ好キ』を通じて伝わってきた前川清の旅の魅力だ。
2012年4月8日に故郷・佐世保で始まった番組は、2026年3月29日、同じ佐世保を見渡す場所で最終回を迎えた。
14年間という長い時間をかけて九州各地を歩いた前川清とえとう窓口。その旅の記録は、単なる旅行番組の枠を超え、地域に暮らす人々の思い出を残すものにもなった。
本編は終了したが、BS11の「ちょっとタビ好キ」など、番組の旅に触れられる放送枠は残っている。
前川清にとって旅とは、知らない景色を見るだけでなく、まだ知らない誰かに出会うこと。その姿勢こそが、14年間にわたって視聴者に親しまれた理由だった。
主な情報源:KBC九州朝日放送公式番組サイト・放送記録、前川清オフィシャルサイト、BS11公式番組情報、マイナビニュース(2016年9月17日)、TVガイドWeb(2020年9月27日)、三和酒類「koji note」(2025年公開)。