映画監督、ミュージシャン、小説家という3つの顔を持つ甫木元空(ほきもと・そら)。2016年の映画『はるねこ』で長編映画監督としてデビューし、2019年には音楽ユニットBialystocks(ビアリストックス)を結成。さらに『はだかのゆめ』の映画制作と小説出版、『BAUS 映画から船出した映画館』の監督など、映像・音楽・文学の領域を横断して活動している。
2026年9月15日には、俳優の夏帆との結婚を発表。映画『BAUS』での共演でも知られる2人の結婚は、大きな注目を集めた。1992年生まれの甫木元は、同年11月現在34歳。Bialystocksでは2026年12月に4枚目のアルバム『Savanna』の発売を控え、全国ホールツアーも予定されている。
この記事では、甫木元空の読み方やプロフィール、多摩美術大学時代からの経歴、青山真治との関係、代表映画、Bialystocksでの活動、夏帆との結婚、そして2026年の最新動向までを整理する。
【プロフィール】甫木元空の読み方・年齢・出身地・学歴を紹介

甫木元空は、映画監督・ミュージシャン・小説家として活動する日本のクリエイターだ。名前の読み方は「ほきもと・そら」。珍しい名字のため、初見では読み方が分からないという人も少なくない。
新潮社の著者プロフィールや山口情報芸術センター(YCAM)の公式アーカイブにも、映画監督、ミュージシャン、小説家として紹介されている。
甫木元空の基本プロフィール- 名前:甫木元空(ほきもと・そら)
- 生年:1992年
- 年齢:34歳(2026年11月現在)
- 出身地:埼玉県
- 最終学歴:多摩美術大学映像演劇学科卒業
- 職業:映画監督、ミュージシャン、小説家
- 音楽活動:Bialystocksのボーカル・ギター
- 代表的な映画:『はるねこ』『はだかのゆめ』『BAUS 映画から船出した映画館』
- 結婚:2026年9月15日に夏帆との結婚を発表
甫木元空は1992年生まれ。2026年9月の結婚発表時には34歳と報じられており、同年11月現在も34歳だ。
一方、夏帆は1991年6月30日生まれで、結婚発表時は35歳だった。2人は年齢が近い同世代のクリエイターと俳優という関係になる。
甫木元は30代前半ですでに映画監督として複数の長編作品を発表し、音楽ではメジャーアルバムをリリース、小説家としてもデビューしている。単一のジャンルでキャリアを積むのではなく、それぞれの表現活動を並行して発展させてきた点が特徴だ。
多摩美術大学の映像演劇学科で学ぶ甫木元空の出身大学は多摩美術大学。卒業したのは映像演劇学科である。
大学進学時点ですでに映画制作への関心はあったものの、本人は2022年のTOKIONのインタビューで、入学前から映画制作の具体的な方法を理解していたわけではなかったと振り返っている。
多摩美術大学の映像演劇学科では、撮影や脚本などの専門分野を最初から限定せず、さまざまな表現に触れることができた。この環境が、後の映画・音楽・文学を横断する創作活動につながったと考えられる。
【経歴・年表】青山真治との出会いから映画監督デビューまで
甫木元空のキャリアを語るうえで欠かせない人物が、映画監督の青山真治だ。
青山真治は『EUREKA ユリイカ』『サッド ヴァケイション』などで知られる映画監督。甫木元は多摩美術大学在学中に青山の指導を受け、映画制作の具体的な技術や現場の進め方を学んだ。
青山真治から学んだ映画制作の基礎TOKIONの2022年12月のインタビューによると、青山が多摩美術大学に講師として赴任したのは、甫木元が大学3年生だった頃だ。
それまで実験映画的な表現に触れていた甫木元にとって、青山との出会いは大きな転機となった。脚本の作り方だけでなく、撮影スタッフとの協働や映画制作全体の進行など、作品を完成させるための実践的な知識を身につけていった。
また、学外の撮影現場で助監督を経験したことも、その後の映画制作に生きている。
この時期に培われたのは、単なる映像技術ではない。自分の中にあるイメージを、他者と協力しながら具体的な作品へと変換する能力だった。
甫木元空の経歴を時系列で整理| 時期 | 主な出来事 | 活動・実績 |
|---|---|---|
| 1992年 | 埼玉県で生まれる | 映画監督・音楽家・小説家として活動する原点 |
| 大学在学中 | 多摩美術大学映像演劇学科で学ぶ | 青山真治の指導を受ける |
| 2016年 | 『はるねこ』公開 | 監督・脚本・音楽を担当し長編映画デビュー |
| 2019年 | Bialystocks結成 | 映画『はるねこ』の生演奏上映がきっかけ |
| 2022年 | 『はだかのゆめ』公開 | 長編第2作。Bialystocksもメジャーデビュー |
| 2023年 | 小説『はだかのゆめ』刊行 | 新潮社から初小説を出版 |
| 2025年3月 | 『BAUS 映画から船出した映画館』公開 | 監督・脚本を担当。夏帆も出演 |
| 2026年9月15日 | 夏帆との結婚を発表 | 双方が結婚を報告 |
| 2026年12月予定 | 『Savanna』発売 | Bialystocksの4thアルバム |
この年表から分かるのは、映画が甫木元の創作活動の出発点になっていることだ。音楽活動も小説も、映画制作とは無関係に始まったものではない。
とりわけBialystocksの結成経緯は象徴的だ。映画の上映に音楽を付けるという試みが、独立した音楽活動へと発展したのである。
【映画監督としての実績】『はるねこ』『はだかのゆめ』『BAUS』の魅力
甫木元空の映画作品には、土地の記憶、家族の歴史、生と死の境界といったテーマが繰り返し登場する。
派手な展開や分かりやすい娯楽性だけに頼らず、風景や音、人物の記憶を通して物語を組み立てる作風が特徴だ。
『はるねこ』|2016年に長編映画監督デビュー『はるねこ』は2016年に公開された甫木元空の長編映画デビュー作である。
監督・脚本・音楽を甫木元自身が担当し、青山真治と仙頭武則が共同プロデュースを務めた。
本作は第46回ロッテルダム国際映画祭のコンペティション部門に出品されたほか、イタリアやニューヨークなどの映画祭にも招待された。
注目したいのは、この作品が後の音楽活動の出発点にもなったことだ。
甫木元は映画の生演奏上映を行うために音楽家との活動を始め、その流れから2019年にBialystocksを結成した。つまり、映画監督とミュージシャンという2つの肩書きは、最初から別々のキャリアとして存在していたわけではない。
『はだかのゆめ』|高知・四万十の記憶を映像化2022年11月25日に公開された『はだかのゆめ』は、甫木元空の長編第2作。上映時間は59分で、主演は青木柚、共演は唯野未歩子、前野健太ら。
物語の舞台は高知県の四万十川周辺。母の死が迫る中で、祖父と母と暮らす青年ノロの姿を描く。
この作品には、甫木元自身の人生経験が投影されている。TOKIONのインタビューでは、若くして両親を亡くした経験や、母方の実家がある高知に移り住んだ背景について語っている。
また、四万十という土地の歴史や風土を知るために、祖父への聞き取りや地域の人々への取材を行ったことも明かしている。
川や山、風の音など、土地そのものが物語の一部になっているのが特徴だ。人物の感情を説明するのではなく、自然や生活音を通じて生と死を見つめる表現が作品全体を支えている。
本作は第35回東京国際映画祭のNippon Cinema Now部門にも選出された。
小説『はだかのゆめ』|2023年に文学の世界へ映画だけでなく、甫木元空は小説家としても活動している。
2023年2月に文芸誌「新潮」で同名作品を発表し、同年10月18日に新潮社から単行本『はだかのゆめ』を刊行した。
映画と小説は同じタイトルを持つが、単純な映画のノベライズとして捉えるのは適切ではない。書籍には小説本文のほか、映画版のシナリオなども収録されている。
四万十川の風景、祖父との暮らし、母の存在、過去の記憶といった題材を、映像とは異なる言葉のリズムで表現している点が興味深い。
映画では映像や音によって伝えられる感覚を、小説では文章によって掘り下げる。同じ創作の核を異なる媒体で展開する手法が、甫木元の特徴をよく表している。
『BAUS 映画から船出した映画館』|青山真治の脚本を引き継ぐ2025年3月21日に全国公開された『BAUS 映画から船出した映画館』は、甫木元空の監督としてのキャリアを考えるうえで重要な作品だ。
本作は、2014年に閉館した吉祥寺バウスシアターと、映画館を守り続けた家族の歴史を描く。1925年に吉祥寺に誕生した井の頭会館から始まり、ムサシノ映画劇場、バウスシアターへと続く約90年の歩みが物語の背景になっている。
この作品には青山真治との深いつながりがある。
もともと青山が温めていた脚本を、2022年3月の青山の逝去後、甫木元が引き継いで執筆した。監督と脚本を担当し、先人の構想を受け継ぎながら映画として完成させた。
出演者には染谷将太、峯田和伸、夏帆、橋本愛、光石研、とよた真帆、鈴木慶一らが名を連ねる。
夏帆は主人公サネオの妻となるハマ役を演じた。2人の結婚発表後に振り返ると、単なる出演者と監督という関係以上に、同じ映画作品に関わったクリエイター同士という接点があったことが分かる。
【音楽活動】Bialystocksのボーカルとしての実力と結成秘話
甫木元空を映画監督として知った人が、音楽活動を知って驚くこともある。彼は2人組バンドBialystocks(ビアリストックス)のボーカル・ギターを担当している。
Bialystocksは2019年に結成された2人組Bialystocksは2019年、映画『はるねこ』の生演奏上映をきっかけに結成された音楽ユニットだ。
メンバーは次の2人。
- 甫木元空:ボーカル・ギター
- 菊池剛:キーボード
公式プロフィールでは、甫木元の伸びやかな歌声と、菊池のジャズを基盤とした自由な音楽性が特徴として紹介されている。
フォークを感じさせる温かなメロディーを軸にしながら、ジャズなど複数のジャンルを取り入れたサウンドを展開する。
映画音楽から生まれたという経緯もあり、一般的なバンドとは少し異なる成り立ちを持っている。
2022年にメジャーデビュー2022年11月には、ポニーキャニオンのIRORI Recordsからメジャー1stアルバム『Quicksand』をリリースした。
同年公開の映画『はだかのゆめ』でもBialystocksが音楽を担当しており、映画とバンドの活動が密接につながっている。
その後も作品を発表し、テレビ番組や映画、ドラマなどの音楽にも活動の幅を広げてきた。
2026年は日本武道館公演、フジロック出演を経て新作へ2026年のBialystocksは、活動規模をさらに広げている。
7月には初の日本武道館公演を開催し、約1万人を動員。同月にはFUJI ROCK FESTIVAL '26にも初出演し、GREEN STAGEでパフォーマンスを披露した。
加えて、2026年には複数のタイアップ楽曲を発表している。
- 「言伝」:テレビアニメ『違国日記』エンディングテーマ
- 「Everyday」:フジテレビ系ドラマ『ラムネモンキー』主題歌
- 「一瞬」:テレビ朝日系『サタデーステーション』テーマ曲
そして、4枚目のフルアルバム『Savanna』が2026年12月16日に発売予定となった。
全国8都市9公演の「Bialystocks Savanna Tour 2026-2027」も開催予定で、2026年10月20日には全公演完売を受けて、2027年7月29日・30日の東京ガーデンシアター追加公演が発表されている。
映画制作を出発点とした音楽活動が、現在では大規模なホールツアーや大型フェスティバルへの出演につながっている。2026年はBialystocksにとって、活動の広がりを示す重要な年になっている。
【結婚の真相】甫木元空と夏帆はいつ結婚を発表した?出会いの接点も解説
2026年9月15日、俳優の夏帆が公式サイトで、甫木元空との結婚を発表した。
同日、甫木元もBialystocksの公式サイトを通じて結婚を報告。映画監督と俳優という異なる分野で活躍する2人の結婚は、芸能ニュースとして広く報じられた。
2026年9月15日に双方が結婚を報告夏帆は公式サイトで、甫木元との結婚を報告し、これまで出会った人々への感謝と、今後も創作活動に励む意向を伝えた。
甫木元も同様に、関係者への感謝と、家族として互いの健康を大切にしながら創作活動を続けていく考えを表明している。
報道では、甫木元が34歳、夏帆が35歳と紹介された。
なお、婚姻届の提出日など、結婚に関する細かな手続き上の情報は公表されていない。
2人の接点は映画『BAUS』での共演甫木元空と夏帆の公に確認できる大きな仕事上の接点が、2025年公開の映画『BAUS 映画から船出した映画館』だ。
甫木元は監督・脚本を担当し、夏帆は主人公サネオの妻となるハマを演じた。
同作は青山真治が構想していた脚本を甫木元が引き継いで完成させた映画であり、映画監督としての甫木元の重要な仕事でもある。
映画の制作を通じて2人が同じ作品に携わっていたことは、結婚発表後に改めて注目されたポイントだ。
ただし、交際を始めた時期や具体的な馴れ初めについて、双方の結婚発表文では詳しい説明はされていない。共演した時期と交際開始時期を同一視することはできない。
夏帆との結婚後も創作活動を継続2人の発表文で共通しているのは、結婚後も創作活動を大切にするという姿勢だ。
夏帆は俳優として、甫木元は映画・音楽・文学の分野で活動している。結婚発表では、互いの健康を第一に考えながら、より一層創作活動に励む意向が示された。
結婚を機に甫木元が映画や音楽の活動を縮小するという発表はなく、実際にBialystocksは2026年末のアルバム発売と全国ツアーを控えている。
2人の今後については、それぞれの仕事を尊重しながら活動を続けていくという発表内容が、現時点で確認できる基本的な情報となる。
【2026年最新】甫木元空の現在は?映画・音楽・文学の今後
2026年11月現在、甫木元空は映画監督としての活動に加え、Bialystocksのボーカルとして音楽活動を続けている。加えて、夏帆との結婚発表によって、これまで映画ファンや音楽ファンを中心に知られていた人物像が、より幅広い読者に認知されるようになった。
音楽では4thアルバム『Savanna』が控える現在の活動で特に注目したいのが、Bialystocksの4thアルバム『Savanna』だ。
発売予定日は2026年12月16日。テレビアニメ、ドラマ、報道番組のタイアップ曲に加え、新曲も収録予定となっている。
さらに全国ホールツアーの全公演完売と追加公演の発表は、バンドの支持が着実に広がっていることを示す動きだ。
映画監督としての次の作品にも注目映画監督としては、『はるねこ』でのデビューから『はだかのゆめ』『BAUS』へと作品を重ねてきた。
特に『BAUS』は、青山真治から受け継いだ脚本を完成させた作品であり、師との関係や映画史への関心を考えるうえでも重要だ。
2026年11月時点で、今後の新作映画について具体的な公開日や正式な制作発表を確認できる情報は限られている。一方で、映画・音楽・文学の活動を横断する創作スタイルは、これまでの実績から明確に読み取れる。
甫木元空を理解する3つの視点甫木元空の活動を理解する際には、次の3つの視点が役立つ。
- 映画:土地の記憶や家族の歴史、生と死の境界をどのように映像化しているか。
- 音楽:映画制作を起点としたBialystocksの音楽が、どのように独立した表現へ発展しているか。
- 文学:映像や音では表現しきれない記憶や感情を、言葉によってどう描いているか。
この3つを切り離さずに見ることで、甫木元の作品に共通する創作の方向性が見えてくる。
【プロの結論】甫木元空の本質はジャンルを横断する創作姿勢にある甫木元空のキャリアを単純に「映画監督がバンドもやっている」「Bialystocksのボーカルが小説を書いた」と整理するだけでは、その特徴を十分に理解できない。
重要なのは、作品ごとに表現手段を変えながら、共通するテーマを掘り下げている点だ。
『はるねこ』では故郷の埼玉を舞台に映画を作り、『はだかのゆめ』では高知・四万十の土地と家族の記憶を映像や文章にした。そして『BAUS』では、映画館という場所に蓄積された歴史を作品として受け継いだ。
一連の作品を通して浮かび上がるのは、個人の記憶を土地や他者との関係の中で捉える創作姿勢である。
そのため、甫木元の作品に興味を持った人には、映画だけでなく、Bialystocksの楽曲や小説『はだかのゆめ』にも触れてみることを勧めたい。媒体が変わることで、同じ作家の異なる表情を発見できるからだ。
【よくある質問】甫木元空に関するFAQ
Q1:甫木元空の読み方は何ですか?
A1:甫木元空は「ほきもと・そら」と読みます。1992年に埼玉県で生まれ、多摩美術大学映像演劇学科を卒業した映画監督・ミュージシャン・小説家です。
Q2:甫木元空の年齢は何歳ですか?
A2:1992年生まれで、2026年11月現在34歳です。2026年9月に夏帆との結婚を発表した際にも34歳と報じられています。
Q3:甫木元空と夏帆は結婚したのですか?
A3:はい。2026年9月15日に双方が公式サイトなどで結婚を発表しました。2人は甫木元が監督を務めた2025年公開の映画『BAUS 映画から船出した映画館』でも共演しています。
甫木元空は「ほきもと・そら」と読み、1992年に埼玉県で生まれた映画監督・ミュージシャン・小説家だ。
多摩美術大学映像演劇学科で学び、青山真治の指導を受けた後、2016年の『はるねこ』で長編映画監督デビュー。2019年にはBialystocksを結成し、2022年には『はだかのゆめ』を公開、2023年には同名小説を刊行した。
2025年公開の『BAUS 映画から船出した映画館』では、青山真治が残した脚本を引き継いで監督・脚本を担当。出演していた夏帆とは、2026年9月15日に結婚を発表した。
2026年11月現在は34歳。音楽活動では4thアルバム『Savanna』の12月発売と全国ホールツアーを控えている。
甫木元空を理解するための鍵は、映画監督、Bialystocksのボーカル、小説家という肩書きを別々に見るのではなく、それぞれを結びつける創作の姿勢に注目することだ。今後も映画・音楽・文学の各分野でどのような作品を生み出していくのか、その動向に注目したい。
主な事実確認に使用した公表資料: 新潮社の著者プロフィール、山口情報芸術センター(YCAM)、TOKIONの本人インタビュー、映画『BAUS』公式サイト、Bialystocks公式発表、2026年9月15日の結婚報道、ポニーキャニオンの2026年10月21日付アルバム発表。