久保田かずのぶさんは、吉本興業に所属するお笑い芸人です。漫才コンビ「とろサーモン」ではボケを担当し、鋭い言葉選び、独特の間、予測しにくい発想を武器にしています。
吉本興業の公式プロフィールに掲載されている基本情報は次のとおりです。
久保田かずのぶ
お笑い芸人・とろサーモン
- 生年月日:1979年9月29日
- 年齢:47歳(2026年11月現在)
- 出身地:宮崎県宮崎市
- 身長:175cm
- 所属:吉本興業
- NSC:大阪NSC22期生
- 趣味:釣り(海釣り・バス釣り)
- 特技:テニス、ラップ、観葉植物
出典:吉本興業公式プロフィール。
久保田さんは1979年9月29日、宮崎県宮崎市で生まれました。
芸人としてのキャリアをスタートさせたのは大阪です。大阪NSC22期生としてお笑いを学び、同じ宮崎県出身の村田秀亮さんと出会いました。
村田さんは久保田さんより1年早いNSC21期生です。高校時代からのつながりを持つ2人は、やがて漫才コンビを結成することになります。
久保田さんの特徴は、漫才だけに活動を限定していないことです。ラップや絵画、文章表現など、言葉とビジュアルの両方を使った創作活動にも取り組んでいます。
2025年には初の自叙伝『慟哭の冠』を出版。テレビで見せる毒舌キャラクターとは異なる内面や、お笑いに対する考え方も発信しています。
【とろサーモンの経歴】2002年結成からM-1グランプリ2017優勝まで

とろサーモン
- メンバー:久保田かずのぶ・村田秀亮
- 結成年月:2002年7月
- 所属:吉本興業
- 主な実績:M-1グランプリ2017優勝
とろサーモンの結成は2002年7月です。
コンビとしての活動は順風満帆ではありませんでした。若手時代から漫才の技術を評価されながらも、全国的なブレークには時間がかかりました。
しかし、2006年のABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞、2008年のNHK上方漫才コンテスト最優秀賞など、着実に実績を積み重ねています。
とろサーモンの主な経歴・年表| 時期 | 出来事 | 意味・関連人物 |
|---|---|---|
| 1979年9月 | 久保田かずのぶ誕生 | 宮崎県宮崎市出身 |
| NSC時代 | 大阪NSC22期生 | 村田秀亮は21期生 |
| 2002年7月 | とろサーモン結成 | 久保田・村田のコンビ活動開始 |
| 2006年 | ABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞など | 若手芸人として実績を獲得 |
| 2008年 | NHK上方漫才コンテスト最優秀賞 | 漫才の実力を評価される |
| 2017年12月3日 | M-1グランプリ優勝 | 13代目王者に決定 |
| 2022年5月 | 初個展「なぐりがき」 | 絵画分野への本格的な挑戦 |
| 2025年 | 自叙伝『慟哭の冠』出版 | 自身の考え方や歩みを発信 |
| 2026年9月 | 個展「なぐりがき~猫狂~」 | 約4年ぶりの個展 |
| 2026年11月 | 単独ライブ「LIVE IS LIFE」 | 新作漫才・コントを披露予定 |
とろサーモンのキャリアを語るうえで欠かせないのが、2017年12月3日のM-1グランプリです。
この年の大会には4,094組がエントリー。とろサーモンは、結成15年目という出場資格の最終年に優勝を果たしました。
興味深いのは、ファーストラウンドでトップだったわけではないことです。
公式記録によると、とろサーモンのファーストラウンドの得点は645点。和牛の653点、ミキの650点に続く3位でした。
しかし、最終決戦では審査員7人中4人の票を獲得し、和牛の3票を上回って優勝しています。
つまり、単純な合計得点の高さだけではなく、最後のネタで審査員の支持を集めたことが王者への決め手でした。
この優勝は、長く結果を残せなかった2人にとって大きな転換点となりました。
特に久保田さんは、M-1に対する複雑な思いを抱えながら漫才を続けてきたことを優勝会見で語っています。
15年間の挑戦が、最後の大会で大きな結果につながったのです。
【村田秀亮との関係】とろサーモンを支える2人の役割
村田秀亮
- 生年月日:1979年12月3日
- 出身地:宮崎県宮崎市
- NSC:大阪NSC21期生
- 担当:ツッコミ
- 趣味:キャンプ、バイクなど
とろサーモンの魅力は、久保田さんの個性的なボケだけではありません。
相方の村田秀亮さんが、その発想を受け止め、漫才として成立させる技術を持っていることも重要です。
久保田の自由な発想と村田の対応力久保田さんは、予定調和に収まらないボケや独特の言い回しを得意としています。
一方、村田さんは落ち着いた口調と的確なツッコミで、久保田さんの予想外の言動を整理します。
ABCマガジンが2026年に紹介したエピソードでは、村田さんが舞台直前まで久保田さんからネタの内容を知らされないこともあると明かしています。
村田さんは、本番中に久保田さんの発言からキーワードを拾い、何のネタなのかを判断しながら漫才をつないでいくことがあるそうです。
このエピソードは、2人の漫才の特徴をよく表しています。
一般的な漫才では、事前に決めた台本や流れを共有し、完成度を高めることが基本です。しかし、とろサーモンの場合は久保田さんの即興的な発想と、村田さんの対応力が組み合わさることで独特の緊張感が生まれます。
2人の活動は別々の分野にも広がっている2026年は、コンビとしての活動に加えて、それぞれの個性を生かした仕事も目立ちました。
久保田さんは個展を開催し、村田さんは舞台出演に取り組んでいます。
吉本興業の単独ライブ発表でも、個々の活動を経た2人が新しいとろサーモンのパフォーマンスを披露することが告知されています。
これはコンビとしての活動を縮小するという意味ではありません。個人の表現領域を広げながら、漫才に新しい刺激を持ち込む動きとして注目できます。
【とろサーモン久保田の現在】2026年の個展と単独ライブ
2026年の久保田さんを象徴する活動は、絵画と漫才の2つです。
特に個展「なぐりがき~猫狂~」は、芸人としての知名度とは別の形で作品を発表する機会となりました。
2026年9月開催「なぐりがき~猫狂~」2026年8月31日、吉本興業は久保田和靖名義の個展開催を発表しました。
会期は2026年9月22日から30日まで。会場は東京・西武渋谷店A館1階プロモーションスペースでした。
今回のテーマは「猫狂(ねっきょう)」です。
愛猫家として知られる久保田さんが、猫を題材にした原画作品を展示・販売。複製画やオリジナルグッズも取り扱われました。
前回の個展では57作品が完売久保田さんが初めて個展を開催したのは2022年5月です。
初個展「なぐりがき」では、1円から100万円までの価格帯で販売された全57作品が完売しました。
その後、2022年11月には作品集『なぐりがき』も発売されています。
芸人による趣味の延長として片付けられないほど、作品を発表する活動が継続していることが分かります。
最高額6660万円の作品も話題に2026年の個展では、特に大きな話題となった作品があります。
それが「芸能界が終わる絵」と名付けられた、6660万円の作品です。
テレビ朝日や日刊スポーツなどの報道によると、久保田さんは作品の具体的な内容を公開せず、購入者だけが分かる仕掛けを用意したと説明しました。
会見には、野性爆弾のくっきー!さんと南海キャンディーズのしずちゃんも参加しています。
この価格は作品に設定された販売価格であり、6660万円で売買が成立したという意味ではありません。作品そのものだけでなく、芸能界を題材にした挑発的なコンセプトも注目された企画でした。
11月28日開催「LIVE IS LIFE」個展を終えた久保田さんが次に取り組む大きな活動が、とろサーモンの単独ライブです。
吉本興業の2026年10月23日付の発表によると、公演概要は以下のとおりです。
LIVE IS LIFE
出演:とろサーモン
開催日
11月28日(土)
開場・開演
19:00・19:30
会場
ルミネtheよしもと
前売料金
6,000円
当日料金
6,500円
オンライン配信
2,500円
チケット販売予定
- 先行受付:10月30日~11月5日
- 一般発売:11月11日10:00~
- 配信視聴期間:12月1日21:30~12月8日23:59
出典:吉本興業の2026年10月23日付公演発表。
今回の単独ライブでは、この公演のために制作した新作漫才とコントを多数披露する予定です。
特に注目したいのは、久保田さんの個展と村田さんの舞台出演を経たタイミングで開催されることです。
2人が個別の活動で得た経験を、コンビとしての舞台にどう反映させるのかが見どころになります。
遠方のファンや当日会場に行けない人に向けて、オンライン配信も予定されています。
【久保田かずのぶの芸風と評判】毒舌だけでは語れない魅力
久保田さんの芸風を端的に表現すると、予測しにくい発想と鋭い言葉選びを組み合わせたスタイルです。
テレビでは毒舌芸人として紹介されることも多く、歯に衣着せぬ発言や独特の表情が印象に残る人も少なくありません。
しかし、久保田さんの芸人としての特徴は、毒舌だけではありません。
すかし漫才から独自のスタイルへとろサーモンは、かつて「すかし漫才」と呼ばれるスタイルでも知られていました。
ただし、過去のインタビューで久保田さんは、このスタイルを必ずしも自分たちが理想とするものとして捉えていたわけではないと語っています。
村田さんも当時のスタイルに苦労したことを振り返っており、2人が試行錯誤を続けてきたことがうかがえます。
久保田さんの漫才には、既存の型に安住せず、新しい笑いを試そうとする姿勢があります。
この点は、2017年のM-1優勝後も変わらない特徴です。
評判が分かれる理由は毒舌と表現の強さ久保田さんの評価を考える際には、テレビでのキャラクターと創作活動を分けて見る必要があります。
テレビでは、強い言葉や大胆な発言が目立ちます。そのため、刺激的な笑いを好む人には魅力的に映る一方、強い表現が苦手な人には受け入れにくい部分もあります。
一方、2025年の自叙伝出版時に日刊スポーツが掲載した取材コラムでは、記者がテレビで抱いていた毒舌芸人という印象と、著書や取材を通じて伝わる人物像との間に大きな違いを感じたことを紹介しています。
つまり、メディアで見せるキャラクターだけで人物全体を判断することはできません。
久保田の作品や漫才を楽しむための判断基準久保田さんの活動には、次のような特徴があります。
| 評価するポイント | 特徴 |
|---|---|
| 漫才 | 即興性や予想外の展開を楽しめる |
| トーク | 毒舌や鋭い言葉選びが目立つ |
| 絵画 | 猫や芸能界など独自の題材を扱う |
| 表現方法 | 漫才・ラップ・絵画・文章と幅広い |
| 鑑賞時の注意点 | 強い言葉や挑発的な表現が苦手な人には好みが分かれる |
久保田さんの笑いが好きな人には、漫才の完成度だけでなく、舞台上で何が起こるか分からない緊張感も魅力になるはずです。
反対に、決められた型を守る安定した漫才や、穏やかなトークを求める人には、少し刺激が強いと感じられる可能性があります。
【プロの結論】久保田かずのぶは芸人から表現者へ活動領域を広げている
久保田さんの2026年の活動を整理すると、注目すべき変化は、M-1優勝という過去の実績に依存せず、新しい表現方法を継続的に追求していることです。
2017年のM-1優勝は、15年間にわたるコンビ活動の成果でした。
しかし、現在の久保田さんは漫才だけを活動の中心に置いているわけではありません。
- 絵画では個展を開催し、作品販売にも取り組む。
- ラップや文章など、言葉を使った表現にも挑戦する。
- 自叙伝を通じて、自身の経験や価値観を発信する。
- 村田秀亮さんとのコンビ活動では、新作漫才やコントを発表する。
こうした活動から見えてくるのは、久保田さんが芸人として培った発想力を、別のジャンルにも展開しているということです。
特に、2026年の個展と単独ライブの組み合わせは象徴的です。
絵画では自分自身の世界観を作品に落とし込み、漫才では村田さんとの掛け合いを通して観客に笑いを届ける。個人とコンビの両方で異なる表現を追求しています。
今後の注目点は、個展のような個人活動で生まれた発想が、コンビの新作漫才にどう反映されるかです。
【とろサーモン久保田に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:とろサーモン久保田の年齢は何歳ですか?
A1:1979年9月29日生まれで、2026年11月現在47歳です。宮崎県宮崎市出身です。
Q2:とろサーモンはいつ結成されましたか?
A2:2002年7月です。久保田かずのぶさんと村田秀亮さんの2人で結成され、2017年のM-1グランプリで優勝しました。
Q3:久保田かずのぶの2026年現在の活動は何ですか?
A3:2026年9月に約4年ぶりの個展「なぐりがき~猫狂~」を開催しました。また、11月28日にはルミネtheよしもとで単独ライブ「LIVE IS LIFE」を開催予定です。
とろサーモン久保田こと久保田かずのぶさんは、宮崎県宮崎市出身の47歳。大阪NSC22期生として芸人の道に進み、2002年に村田秀亮さんとコンビを結成しました。
2017年には、結成15年目のラストイヤーでM-1グランプリ優勝を達成。長い下積みを経て、お笑い界を代表する実力派コンビの一組となりました。
2026年は、個展「なぐりがき~猫狂~」の開催に加え、11月28日の単独ライブ「LIVE IS LIFE」も控えています。
久保田さんの魅力は、毒舌という分かりやすいキャラクターだけではありません。漫才、絵画、ラップ、文章と、表現の場を広げ続ける姿勢そのものにあります。
今後は、個人としての創作活動と、村田さんとの漫才がどのように交差していくのか。M-1王者としての実績にとどまらない、久保田かずのぶさんの新たな挑戦に注目です。