柳原良平は、広告デザイナーとして活躍する一方、船や港町を描く画家・イラストレーターとして独自の世界を築きました。
1931年8月17日に東京で生まれ、京都市立美術大学(現在の京都市立芸術大学)を卒業。1954年に寿屋(現・サントリー)の宣伝部に入り、広告制作の仕事を始めています。
その後、アンクルトリスの誕生を経て、船の絵や横浜の風景を中心とした創作活動へと広がっていきました。
柳原良平の活動年表| 年 | 出来事 | 作品・関連エンティティ |
|---|---|---|
| 1931年 | 東京に生まれる | 柳原良平 |
| 1954年 | 寿屋の宣伝部意匠課に入社 | 広告デザイン |
| 1958年 | アンクルトリスのテレビCM放映開始 | アンクルトリス |
| 1964年 | 横浜市中区山手町に転居 | 横浜・港町 |
| 1968年 | 『柳原良平 船の本』を出版 | 船の絵 |
| 1977年 | 横浜市民と港を結びつける会を結成、横浜文化賞を受賞 | 横浜港 |
| 1986年 | リトグラフの制作を開始 | 版画作品 |
| 2015年 | 8月17日、84歳で死去 | 柳原良平 |
| 2016年 | 遺族から横浜市へ作品4,848点が寄贈される | 横浜市 |
| 2018年 | 3月27日、アートミュージアム開館 | 柳原良平アートミュージアム |
| エンティティ | 関係性 | 主な見どころ・役割 |
|---|---|---|
| 柳原良平 | 主体となる画家・デザイナー | 広告、船、港町など多彩な作品 |
| アンクルトリス | 代表的な広告キャラクター | 1958年にテレビCM放映開始 |
| 船と港町 | 生涯にわたる創作テーマ | 客船、フェリー、タグボート、港の風景 |
| 横浜みなと博物館 | 作品の常設展示施設 | 約150点を展示する常設展示室を併設 |
| 帆船日本丸 | 作品と結びつく実在の帆船 | 船体や展帆の様子を実物で見学できる |
| ミュージアムショップ | 作品関連グッズの販売施設 | カレンダー、図録、ポストカードなど |
柳原の創作活動を理解するうえで欠かせないのが、横浜との関係です。
1964年に横浜市中区山手町へ移り住んだ柳原は、港を身近に感じられる環境で創作を続けました。
横浜は単なる居住地ではなく、船を眺め、港を歩き、作品の題材を見つける場所でもありました。
船の絵を描く作家としての活動が深まるにつれ、作品の対象も船体そのものから港町の景観へと広がっていきます。
この背景を踏まえると、2026年の特集展示「船と港町」は、柳原が長年取り組んできたテーマを象徴する企画といえます。
【入館料・開館時間・休館日】2026年の来館情報を完全整理

初訪問で気になるのが、入館料と開館時間です。
柳原良平アートミュージアムは独立した有料施設ではなく、横浜みなと博物館の館内にある常設展示室です。そのため、横浜みなと博物館の入館券で見学できます。
2026年の入館料金| チケット区分 | 一般 | 65歳以上 | 小・中・高校生 |
|---|---|---|---|
| 横浜みなと博物館のみ | 500円 | 400円 | 200円 |
| 帆船日本丸のみ | 400円 | 250円 | 200円 |
| 日本丸・博物館共通券 | 800円 | 600円 | 300円 |
| 土曜日の小・中・高校生 | - | - | 100円 |
料金は個人の通常料金。すべて税込み。
上記は帆船日本丸・横浜みなと博物館の2026年度公式料金です。
特に注目したいのが、帆船日本丸との共通入館券です。
一般の場合、博物館と日本丸を別々に購入すると合計900円ですが、共通券なら800円です。100円お得になるため、両方を見学する予定なら共通券が便利です。
なお、団体料金は小学生以上20人以上が対象です。また、障害者手帳を持つ人と介助者1人は、手帳の提示により入館料が免除されます。
開館時間と最終入館時刻| 項目 | 2026年度の案内 |
|---|---|
| 開館時間 | 10:00~17:00 |
| 最終入館 | 16:30 |
| 通常休館日 | 月曜日 |
| 祝日の月曜日 | 開館、翌平日休館 |
| 年末年始 | 2026年12月28日~2027年1月4日 |
| 施設メンテナンス | 2027年1月28日~2月4日 |
月曜日が祝日の場合は通常と異なる営業になるため、曜日だけで判断しないようにしましょう。
2026年11月以降に注意したい臨時休館2026年度の公式案内には、帆船日本丸について次の臨時休館予定も掲載されています。
- 2026年11月28日(土)~29日(日):帆の取り外し作業
- 2026年12月5日(土)~6日(日):帆の取り外し作業の予備日
ここで重要なのは、これらが帆船日本丸の臨時休館日であり、横浜みなと博物館全体の休館日とは区別されていることです。
柳原良平アートミュージアムを目的に訪れる場合と、日本丸の船内見学を目的に訪れる場合では、確認すべき情報が異なります。
【アクセスガイド】桜木町駅から徒歩5分!横浜みなと博物館への行き方
柳原良平アートミュージアムは、横浜・みなとみらいの日本丸メモリアルパーク内にあります。
桜木町駅から徒歩でアクセスできるため、横浜観光と組み合わせやすい立地です。
施設の基本情報| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 柳原良平アートミュージアム |
| 所在地 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-1-1 |
| 建物 | 横浜みなと博物館内 |
| 電話番号 | 045-221-0280 |
| 最寄り駅 | 桜木町駅・みなとみらい駅・馬車道駅 |
| 駐車場 | 一般来館者用の専用駐車場なし |
JR根岸線・横浜市営地下鉄ブルーラインを利用する場合
桜木町駅で下車し、日本丸メモリアルパーク方面へ進みます。公式案内では徒歩約5分です。
みなとみらい線を利用する場合
みなとみらい駅または馬車道駅で下車します。どちらの駅からも徒歩約5分です。
車で訪れる場合
首都高速横羽線のみなとみらい出口から約0.5kmです。ただし、一般来館者用の専用駐車場はありません。周辺の有料駐車場を利用する必要があります。
【横浜みなと博物館も必見】常設展示と帆船日本丸を組み合わせる楽しみ方
柳原良平アートミュージアムを訪れるなら、横浜みなと博物館の常設展示も見ておきたいところです。
同館のテーマは「歴史と暮らしのなかの横浜港」。横浜港がどのように発展し、現在の姿になったのかを歴史資料や模型、映像、体験型展示を通じて学べます。
横浜みなと博物館の主な常設展示公式案内では、常設展示を大きく次の内容で紹介しています。
1.横浜港の歴史
開港前の横浜村や吉田新田の時代から、ペリー来航、大さん橋の建設、客船の黄金時代、戦中・戦後、コンテナ船の登場、現代までを7つの時代に分けて紹介しています。
2.横浜港の再発見
ふ頭の役割や帆船日本丸、船員養成、海外の姉妹港・友好港との交流などを学べます。
3.体験型展示
- ガントリークレーンシミュレーター
- 横浜港操船シミュレーター
- VRシアター「みなとカプセル」
- 横浜港の埋め立てと築港の歴史
特にVRシアターでは、帆船日本丸の歴史や総帆展帆を大型映像で体感できます。
帆船日本丸との組み合わせがおすすめ横浜みなと博物館のすぐそばには、帆船日本丸が保存・公開されています。
1930年に建造された練習帆船で、船内では甲板や船員の生活に関わる場所などを見学できます。
柳原良平が船を描き続けた背景を考えると、実物の帆船を見学してから作品を鑑賞するのも、作品を見てから本物の船を見るのも、どちらも興味深い体験です。
おすすめの見学順は次のとおりです。
1. 横浜みなと博物館で港の歴史を知る。
2. 柳原良平アートミュージアムで作品を鑑賞する。
3. 帆船日本丸の船内や甲板を見学する。
4. 日本丸メモリアルパーク周辺から港の風景を眺める。
博物館と帆船日本丸の共通券を利用すれば、費用を抑えながら横浜の海事文化をまとめて楽しめます。
【ミュージアムショップ情報】柳原良平グッズや2027年カレンダーも
見学後に立ち寄りたいのが、横浜みなと博物館1階のミュージアムショップです。
柳原良平関連グッズのほか、帆船日本丸や横浜みなと博物館のオリジナル商品などを取り扱っています。
公式案内によると、ショップは入館無料です。展示を見学しない人でも利用できます。
2026年11月にチェックしたい商品公式オンラインショップには、次のような商品が掲載されています。
| 商品 | 掲載価格 |
|---|---|
| 2027年柳原良平アートミュージアム卓上カレンダー | 1,540円 |
| 2027年柳原良平壁掛けカレンダー | 1,980円 |
| 図録「柳原良平をかたちづくるもの」 | 2,000円 |
| 図録「柳原良平 海と船と港のギャラリー」 | 2,200円 |
| 柳原良平A5クリアファイル | 385円 |
| 柳原良平A4クリアファイル | 440円 |
| 柳原良平ステッカーセット | 880円 |
| ポストカード | 165円~ |
掲載価格は公式オンラインショップの商品情報に基づくものです。店頭在庫・販売状況は変動します。
特に2027年版のカレンダーは、2026年9月から販売情報が掲載されている商品です。
柳原の作品を日常的に楽しみたい人には、カレンダーやポストカードがおすすめです。展示で気に入った作品を図録で振り返るのもよいでしょう。
ミュージアムショップの利用方法ショップは博物館の1階にあり、展示室の入館券がなくても利用できます。
公式案内では、FAX・メール・郵送による通信販売にも対応しています。オンラインショップでの取り扱いがない商品もあるため、希望の商品が見つからない場合は電話で問い合わせる方法もあります。
【プロの結論】柳原良平アートミュージアムはどんな人におすすめ?
柳原良平アートミュージアムの魅力は、アンクルトリスという有名キャラクターだけにとどまりません。
広告デザインから船の絵、港町の風景まで、異なるジャンルの作品を一つの場所で鑑賞できる点に価値があります。
特に2026年の「船と港町」は、柳原が描いた国内外の港の風景を比較できる企画です。
こんな人におすすめ- アンクルトリスや昭和の広告デザインに興味がある人
- 船舶、客船、フェリー、港町の風景が好きな人
- 油彩画や切り絵、リトグラフなど多様な技法を見たい人
- 横浜の歴史や港湾文化を学びたい人
- 帆船日本丸と美術展示を一緒に楽しみたい人
- みなとみらい周辺で文化・芸術を楽しみたい人
一方、現代美術の大規模な企画展や、長時間かけて鑑賞する大型美術館を期待している人には、展示室の規模がコンパクトに感じられる可能性があります。
この施設は、約150点の常設展示とテーマ別の特集展示を楽しむ場所です。横浜みなと博物館や帆船日本丸も組み合わせることで、訪問の満足度が高まります。
2026年に訪れるなら、特集展示「船と港町」の19作品を中心に、アンクルトリス、船の絵、横浜港の歴史を一続きの物語として鑑賞することをおすすめします。
柳原良平アートミュージアムに関するよくある質問(FAQ)
Q1:柳原良平アートミュージアムの2026年特集展示はいつまで開催していますか?
2026年9月25日(金)から2027年1月27日(水)まで、特集展示「船と港町」を開催しています。国内外の港町と船を描いた19作品を紹介しています。
Q2:柳原良平アートミュージアムの入館料はいくらですか?
横浜みなと博物館の入館券で見学でき、一般500円、65歳以上400円、小・中・高校生200円です。帆船日本丸との共通券は一般800円、65歳以上600円、小・中・高校生300円です。
Q3:開館時間と休館日はいつですか?
開館時間は10時~17時、最終入館は16時30分です。通常は月曜日が休館日で、祝日の場合は開館し、翌平日が休館になります。年末年始や施設メンテナンス期間にも休館があります。
Q4:桜木町駅から徒歩で行けますか?
はい。JR根岸線・横浜市営地下鉄ブルーラインの桜木町駅から徒歩約5分です。みなとみらい線のみなとみらい駅・馬車道駅からも徒歩約5分です。
Q5:アンクルトリスの展示も見られますか?
はい。常設展示ではアンクルトリスの広告デザインやイラストレーションを紹介しています。船の絵や油彩画、切り絵、リトグラフなども鑑賞できます。
Q6:ミュージアムショップだけの利用もできますか?
できます。横浜みなと博物館1階のミュージアムショップは入館無料です。柳原良平のカレンダー、図録、クリアファイル、ポストカードなどが販売されています。
Q7:帆船日本丸との共通入館券はありますか?
あります。横浜みなと博物館と帆船日本丸の両方を見学できる共通券が用意されています。一般800円、65歳以上600円、小・中・高校生300円です。
柳原良平アートミュージアムは、アンクルトリスの広告デザインから船の絵、港町の風景まで、幅広い創作活動を紹介する常設展示室です。
2026年11月現在は、特集展示「船と港町」が開催されており、2027年1月27日まで国内外の港町を描いた19作品を鑑賞できます。
訪問前に押さえておきたい情報は次のとおりです。
- 展示: 特集展示「船と港町」(2027年1月27日まで)
- 入館料: 一般500円
- 開館時間: 10:00~17:00(最終入館16:30)
- 休館日: 月曜日、年末年始、臨時休館日など
- アクセス: 桜木町駅から徒歩約5分
- おすすめ: 横浜みなと博物館と帆船日本丸の共通券
柳原良平の作品を通じて船や港町の魅力を知り、実際の横浜港の風景と見比べる。そんな楽しみ方ができるのが、この施設ならではの魅力です。
初めて訪れるなら、展示だけで帰るのではなく、横浜みなと博物館の常設展示や帆船日本丸、ミュージアムショップまで巡ってみてください。横浜の港と柳原良平の作品世界を、より深く味わえる一日になるはずです。
公式情報の確認先: 帆船日本丸・横浜みなと博物館の公式案内、柳原良平アートミュージアムの展示情報、公式ミュージアムショップ。
記事情報基準日:2026年11月5日