2026年の広島東洋カープは、レギュラーシーズン全143試合を戦い、61勝78敗4分、勝率.439でセ・リーグ4位という成績でシーズンを終えた。最終戦となった10月7日の阪神タイガース戦では、延長11回の末に1対2でサヨナラ負け。最後まで勝利を目指した戦いは、甲子園で幕を閉じた。
今季の試合結果を振り返ると、開幕直後の好スタートから、春先の順位後退、夏場の浮き沈み、終盤の順位争いまで、チームの状態は月ごとに変化している。NPB(日本野球機構)の2026年度公式戦記録をもとに、最終戦の詳細、月別勝敗、対戦相手別成績、先発投手の数字、マツダスタジアムとビジターの成績まで整理する。
【最終結果】広島カープの2026年最終成績と10月7日の阪神戦を振り返る

2026年の広島カープは、143試合を61勝78敗4分で終えた。勝率は.439。順位はセ・リーグ4位で、首位阪神とのゲーム差は17.0だった。
最終戦の相手は阪神タイガース。10月7日(水)、阪神甲子園球場で行われた25回戦は、両チームの投手陣が粘りを見せる接戦となった。
10月7日・阪神対広島の試合結果| 項目 | 試合記録 |
|---|---|
| 試合日 | 2026年10月7日(水) |
| 対戦カード | 阪神タイガース対広島東洋カープ |
| 球場 | 阪神甲子園球場 |
| 試合結果 | 阪神2-1広島 |
| イニング | 延長11回 |
| 広島の先発 | 玉村昇悟 |
| 阪神の先発 | 西勇輝 |
| 広島の安打 | 6 |
| 阪神の安打 | 8 |
| 勝利投手 | 岡留英貴 |
| 敗戦投手 | ターノック |
| 試合時間 | 3時間43分 |
| 入場者数 | 42,647人 |
試合が動いたのは4回表だった。
広島は一死一、三塁の好機をつくり、5番・佐々木泰がライト前への適時打を放って先制。1点を先行し、試合の主導権を握った。
しかし、7回裏に阪神の髙寺望夢がセンター前への適時打を放ち、試合は1対1の同点となる。
その後は両チームとも得点できず、勝負は延長戦へ。迎えた11回裏、阪神は梅野隆太郎のサヨナラ適時内野安打で試合を決めた。
最終スコアは阪神2-1広島。広島は6安打、無失策と粘りを見せたものの、最後の1点を許した。
この試合の勝利投手は岡留英貴、敗戦投手はターノック。広島はシーズン最終戦を黒星で終えることになった。
NPBの公式試合速報でも、11回までのイニング別スコア、両軍の安打数、バッテリー、責任投手が記録されている。
最終戦が示した2026年シーズンの課題10月7日の試合は、広島が先制しながら追加点を奪えず、終盤に追いつかれて敗れる展開だった。
4回の先制後、7回に同点とされ、延長11回に決着がついた。1点を争う試合では、先制点を取るだけでなく、その後の追加点や終盤の投手起用が勝敗を左右する。
年間61勝という結果を踏まえても、接戦を勝ち切る力と攻撃面の改善は、次のシーズンに向けた大きな検討課題となる。
【セ・リーグ順位】広島カープはなぜ2026年を4位で終えたのか
NPBが公表した2026年度セ・リーグの最終順位は以下のとおり。
| 順位 | 球団 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 阪神 | 79 | 62 | 2 | .560 |
| 2位 | 巨人 | 76 | 64 | 3 | .543 |
| 3位 | DeNA | 71 | 69 | 3 | .507 |
| 4位 | 広島 | 61 | 78 | 4 | .439 |
| 5位 | ヤクルト | 61 | 80 | 2 | .433 |
| 6位 | 中日 | 60 | 81 | 2 | .426 |
広島は4位。3位DeNAとは9.5ゲーム差、首位阪神とは17.0ゲーム差だった。
5位ヤクルトとの勝敗数は近く、広島が61勝78敗4分、ヤクルトが61勝80敗2分。勝利数は同じだったが、敗戦数と引き分け数の違いが最終順位に表れている。
シーズン中の順位推移広島は開幕直後、3月27日から29日までの中日戦で3連勝を記録した。3月29日時点では首位に立っており、シーズン序盤は好調な滑り出しだった。
その後、3月31日にヤクルトに敗れ、4月には順位を落とす。
NPBの試合結果記録から確認できる主な順位変動は次のとおり。
- 3月29日:中日戦3連勝後、1位。
- 3月31日:ヤクルト戦に敗れ、2位。
- 4月18日:DeNA戦敗北後、5位。
- 5月9日:ヤクルト戦敗北後、6位。
- 6月27日:阪神戦に勝利し、4位。
- 7月5日:阪神戦に敗れ、5位。
- 8月6日:巨人戦に敗れ、6位。
- 9月5日:巨人戦に敗れ、6位。
- 9月28日:DeNA戦に勝利し、4位。
- 10月7日:シーズン終了時点で4位。
特に注目したいのは、順位が固定されず、シーズン終盤まで4位から6位の間で変動していた点だ。
9月28日には4位に浮上したものの、翌29日の巨人戦に敗れて5位に後退。10月の最終5試合で3勝2敗と勝ち越し、最終順位は4位となった。
順位だけを見ると4位という結果だが、開幕直後には首位に立っていたことも、2026年シーズンを振り返るうえで要点である。
2026年の広島は、3月から10月まで143試合を戦った。
NPB公式の月別試合結果には、対戦球団、球場、スコア、勝敗、先発投手、責任投手、試合時点の順位が掲載されている。
月ごとの勝敗を整理すると、シーズンの流れが見えてくる。
2026年の月別勝敗一覧| 月 | 試合数 | 勝利 | 敗北 | 引分 | 月の特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3月 | 4 | 3 | 1 | 0 | 開幕3連勝で首位発進 |
| 4月 | 21 | 6 | 14 | 1 | 大きく負け越し |
| 5月 | 25 | 9 | 15 | 1 | 5~6位で苦戦 |
| 6月 | 19 | 9 | 9 | 1 | 勝敗を五分に戻す |
| 7月 | 21 | 9 | 11 | 1 | 再び負け越し |
| 8月 | 24 | 11 | 13 | 0 | 11勝を挙げるも負け越し |
| 9月 | 24 | 11 | 13 | 0 | 順位争いが続く |
| 10月 | 5 | 3 | 2 | 0 | 最終月は勝ち越し |
| 合計 | 143 | 61 | 78 | 4 | 勝率.439 |
※NPBの月別公式記録をもとに集計。
3月・4月:開幕3連勝から苦しい展開へ3月27日の開幕戦では中日に6対5で勝利。続く28日は2対1、29日は1対0と、いずれも接戦を制した。
開幕から3連勝という理想的なスタートだったが、3月31日のヤクルト戦で3対8と敗戦。4月には阪神、巨人、DeNAなどとの対戦が続き、21試合で6勝14敗1分と大きく負け越した。
特に4月17日から19日のDeNA戦では1対5、2対7、0対2と3連敗。打線が得点を伸ばせず、順位を下げる原因の一つとなった。
5月:25試合で9勝15敗1分5月は25試合を消化し、9勝15敗1分。
中日、DeNA、ヤクルト、巨人、阪神との対戦に加え、交流戦前のロッテ、ソフトバンクとの試合も組まれた。
5月6日のDeNA戦では10対0と大勝した一方、月末のロッテ3連戦では1対3、4対5、3対6と3連敗。続くソフトバンク戦も3連敗となり、月末にかけて苦しい結果が続いた。
6月:交流戦を含む19試合で9勝9敗1分6月は19試合で9勝9敗1分。勝率を五分に戻した月となった。
日本ハム、オリックス、西武、楽天との交流戦では、6月6日のオリックス戦に7対4、13日の楽天戦に2対0で勝利するなど、複数の勝利を挙げた。
一方、西武戦では3連敗。交流戦全体の成績も厳しい結果となった。
月後半にはリーグ戦に戻り、6月27日の阪神戦では3対2で勝利。試合時点の順位は4位となった。
7月:勝利と敗戦を繰り返した夏場7月は21試合で9勝11敗1分。
7月3日の阪神戦では5対1で勝利したものの、5日は4対6で敗戦。巨人戦でも7月20日に1対3、21日に5対11と連敗するなど、安定した勝ち星を積み重ねることが難しかった。
一方、7月22日の巨人戦では6対1で勝利。7月31日の中日戦も3対1で制し、月末には勝利で締めくくった。
8月・9月:11勝を挙げながらも順位争いが続く8月は24試合で11勝13敗。9月も24試合で11勝13敗だった。
8月には阪神戦で6対1、5対2と連勝。中日戦では8月18日に11対4、19日に4対1、20日に2対1と3連勝を記録した。
ただし、巨人戦やDeNA戦、ヤクルト戦では敗戦も多く、順位は5位と6位の間を行き来した。
9月は中日戦で5対1、5対2と勝利し、ヤクルト戦では9月14日に3対0、15日に9対4と連勝。
9月22日から25日の巨人戦では、2対1、1対2、3対1、3対2と接戦が続いた。月末にはDeNA戦で連勝し、4位に浮上する場面もあった。
10月:最終5試合は3勝2敗2026年の公式戦最終月となった10月は5試合。
| 日付 | 対戦相手 | スコア(広島目線) | 結果 |
|---|---|---|---|
| 10月1日 | 中日 | 5対1 | ○ |
| 10月3日 | 阪神 | 6対4 | ○ |
| 10月4日 | ヤクルト | 7対4 | ○ |
| 10月6日 | 阪神 | 1対2 | ● |
| 10月7日 | 阪神 | 1対2 | ● |
10月1日の中日戦から3連勝。10月3日には阪神に6対4、4日にはヤクルトに7対4で勝利した。
しかし、6日と7日の阪神戦では連敗。最後の試合を白星で飾ることはできなかった。
なお、143試合すべての個別スコアと先発投手については、NPBの広島東洋カープ2026年度月別試合結果に記録されている。
【対戦相手別勝敗】阪神・巨人・DeNA・ヤクルト・中日との相性を比較
2026年の広島を分析する際、総合成績と同じくらい重要なのが対戦相手別の勝敗である。
NPBのチーム勝敗表によると、広島はセ・リーグの5球団との直接対決で明暗が分かれた。
セ・リーグ球団別の対戦成績- 阪神:11勝13敗1分
- 巨人:9勝16敗
- DeNA:9勝14敗2分
- ヤクルト:11勝14敗
- 中日:16勝9敗
最も相性が良かったのは中日戦だった。25試合で16勝9敗と大きく勝ち越している。
反対に、巨人戦は9勝16敗。25試合で7つの負け越しとなった。DeNA戦も9勝14敗2分で負け越している。
阪神戦は11勝13敗1分。優勝した阪神に対して、極端な大差ではないものの負け越しという結果だった。
交流戦の成績も見逃せない2026年の広島は、パ・リーグ球団との交流戦で5勝12敗1分だった。
セ・リーグ球団との対戦では中日戦に勝ち越した一方、交流戦では苦戦。年間成績を押し下げる要因の一つになった。
特に交流戦は18試合という限られた試合数であり、数試合の勝敗が全体の勝率に与える影響も小さくない。
マツダスタジアムとビジターの成績本拠地とビジターの成績にも違いが表れている。
- ホーム:34勝36敗1分
- ビジター:27勝42敗3分
ホームでは勝率が.500に近い一方、ビジターでは大きく負け越した。
マツダスタジアムでの試合結果だけを見れば、比較的接戦を演じていたことが分かる。しかし、遠征先では勝ち星を積み上げられず、年間の負け越し78という数字につながった。
ホームとビジターの差は、翌シーズンの戦力編成や試合運びを考えるうえで注目したい指標だ。
【先発投手成績】床田・森下・玉村・栗林らの2026年シーズン
投手陣の成績を見ると、先発と救援でそれぞれ異なる役割が見えてくる。
NPBの2026年度個人投手成績では、床田寛樹が規定投球回に到達し、チームの先発陣を代表する成績を残した。
主な投手のシーズン成績- 床田寛樹:8勝6敗、防御率2.76、143回1/3
- 森下暢仁:7勝11敗、防御率3.60、137回2/3
- 栗林良吏:7勝6敗、防御率2.89、121回1/3
- 玉村昇悟:2勝6敗、防御率2.64、85回1/3
- 岡本駿:7勝7敗、防御率4.25、101回2/3
- 森翔平:3勝6敗、防御率3.54、94回
床田は8勝を挙げ、防御率2.76を記録。規定投球回以上のセ・リーグ投手の中でも上位に入る数字だった。
森下は7勝を挙げたものの11敗。防御率3.60という数字と合わせて見ると、先発ローテーションの中心として期待された投手が、勝ち星を十分に伸ばせなかったことが分かる。
玉村は85回1/3を投げ、防御率2.64。勝利数は2勝にとどまったが、失点を抑える能力を示した。
一方、岡本は7勝7敗、防御率4.25。登板機会を重ねる中で、安定感をさらに高めることが求められる成績となった。
救援陣では森浦・ハーンが存在感救援投手では森浦大輔が62試合に登板し、5勝2敗、27セーブ、防御率2.37を記録した。
ハーンも37試合に登板して2勝2敗、26ホールド、防御率1.53。救援陣の重要な戦力となった。
遠藤淳志は60試合で5勝2敗、23ホールド、防御率2.26。髙太一も56試合で3勝2敗、24ホールド、防御率1.90だった。
こうした数字からは、救援投手の複数人が一定の安定感を示したことが読み取れる。
ただし、チーム全体の防御率は3.39。先発陣の投球回や救援陣の登板数だけでなく、チームとして試合終盤をどう締めくくるかも、2027年に向けた重要な課題になる。
【プロの結論】2026年の広島カープは打撃力と勝負強さの改善が課題
2026年の広島を数字から振り返ると、特に注目したいのが攻撃力だ。
NPBの年度別チーム成績では、広島のチーム打率は.223。143試合で431得点、91本塁打だった。
セ・リーグの6球団と比較すると、チーム打率と得点は最下位。攻撃面で相手を上回る試合を十分に作れなかったことが、年間61勝という結果に表れている。
一方、チーム防御率は3.39。リーグではヤクルトに次ぐ5番目の数字だった。
投手陣に一定の成果があったとしても、得点が431に対して失点は520。得失点差はマイナス89となっている。
つまり、2026年の広島は投手力だけの問題ではなく、攻撃力を含めたチーム全体のバランスに課題を残したシーズンだった。
2027年に向けて注目したい3つのポイント1. 得点力の向上
チーム打率.223、431得点という数字は、リーグの中でも厳しい水準だった。出塁機会を得点につなげる力や、長打によって一気に試合を動かす力の向上が必要になる。
2. 先発投手の勝ち星を増やす
床田の8勝、森下の7勝、栗林の7勝など、先発を担った投手にはそれぞれ成果があった。しかし、シーズンを通じて安定して勝利を積み重ねる体制づくりが重要になる。
3. ビジターゲームの改善
ホーム34勝36敗1分に対して、ビジターは27勝42敗3分。遠征先での勝率を改善できれば、年間成績にも大きな変化が生まれる可能性がある。
2026年は中日戦で16勝9敗と勝ち越す一方、巨人戦では9勝16敗と苦戦した。相手に応じた試合運びや、対戦カードごとの戦略も検討材料になる。
最終順位4位という結果だけでは、チームの課題を十分に把握できない。打撃、投手、対戦相手、ホーム・ビジターという複数の視点で成績を読み解くことが、翌シーズンを見通すうえで大切だ。
【広島カープの試合結果2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:広島カープの2026年シーズン最終成績は?
A1:143試合を61勝78敗4分、勝率.439で終えた。セ・リーグ順位は4位で、首位阪神とのゲーム差は17.0だった。
Q2:2026年10月7日の阪神戦の結果は?
A2:阪神甲子園球場で行われた最終戦は、阪神2対1広島。延長11回、梅野隆太郎のサヨナラ適時内野安打で阪神が勝利した。広島の先発は玉村昇悟、敗戦投手はターノックだった。
Q3:2026年の広島カープはどの球団に最も勝ち越した?
A3:中日ドラゴンズに対して16勝9敗と勝ち越した。セ・リーグの5球団との対戦で最も良い成績だった。
Q4:広島カープの2026年の月別成績で最も勝率が高かったのは?
A4:3月の3勝1敗で、勝率.750だった。ただし、3月の公式戦は4試合のみ。試合数の多い月では10月の3勝2敗が勝率.600で最も高かった。
Q5:2026年の広島カープで先発投手の中心だったのは誰?
A5:床田寛樹が8勝6敗、防御率2.76、143回1/3を記録した。規定投球回に到達したチームの中心的な先発投手だった。
Q6:2026年の広島カープはマツダスタジアムで何勝した?
A6:ホームでは34勝36敗1分。ビジターでは27勝42敗3分だった。本拠地よりも遠征先での負け越しが大きかった。
Q7:2026年の全143試合の結果はどこで確認できる?
A7:日本野球機構(NPB)の公式サイトにある「2026年度 広島東洋カープ 試合結果」で確認できる。月別ページには、試合日、対戦相手、球場、スコア、先発投手、責任投手、順位が掲載されている。
広島東洋カープの2026年シーズンは、61勝78敗4分、勝率.439、セ・リーグ4位で終了した。
10月7日の阪神との最終戦は1対2のサヨナラ負け。開幕3連勝という好スタートを切ったものの、4月と5月の負け越しが響き、首位争いからは離れる展開となった。
シーズンを通じて中日戦では勝ち越した一方、巨人戦やDeNA戦では苦戦。先発投手では床田が8勝、防御率2.76を記録し、救援では森浦が27セーブを挙げた。
しかし、チーム打率.223、431得点という攻撃面の数字は改善の余地を残している。
2027年に向けては、打線の得点力、先発陣の安定感、ビジターでの勝率改善が大きな注目点となる。
2026年の全143試合は、単なる勝敗の記録ではない。開幕直後の勢い、夏場の苦戦、終盤の巻き返し、そして最終戦の悔しい敗戦。その一つひとつが、次のシーズンに向けたチームの課題と可能性を示している。
主な公式記録: 日本野球機構(NPB)2026年度公式戦成績、広島東洋カープ月別試合結果、個人投手成績、セ・リーグチーム勝敗表。本文の数値はこれらの記録を基準に整理しています。