日本人サッカー選手のタトゥーを調べるうえで参考になるのが、Football Tribe Japanが2025年5月28日に公開した「タトゥーが入った現役日本人Jリーガー14選」だ。
同記事では、2025シーズンのJリーグでプレーする日本人選手14人を紹介。腕や肩などにタトゥーが確認できる選手を取り上げている。
ここで注意したいのは、写真や映像でタトゥーの存在が確認できることと、本人がデザインの意味を説明していることは別だという点だ。
1. 小林祐希|家族や信念を刻んだタトゥー小林祐希は、日本人サッカー選手のタトゥーを語る際に欠かせない存在だ。
ジュビロ磐田時代の23歳で初めてタトゥーを入れ、その後、両腕や背中などにデザインを増やしていった。
2019年10月、スポーツメディア「REAL SPORTS」のインタビューで、タトゥーを入れた経緯と、それぞれのデザインに込めた意味を詳しく説明している。
特徴的なのは、単なるファッションではなく、家族や人生で出会った人々、自身の価値観を表現していることだ。
詳しくは後述するが、母親や妹2人の名前、父親に関するデザイン、背中の文字など、本人の説明によって意味が明らかになっている。
2. 井手口陽介|腕から胸、背中まで広がるタトゥー井手口陽介は、タトゥーの存在が複数の映像や報道で確認されている選手だ。
2021年のFootball Tribe Japanの記事では右手首の英語のフレーズが紹介されていた。ただし、その文章の意味は当時から公表されていなかった。
2022年1月には、セルティックFCの公式映像を通じて、右腕全体だけでなく左上腕や脇腹にもタトゥーがあることが確認された。
さらに2024年12月のヴィッセル神戸の試合では、ユニフォームを脱いだ井手口の胸元に、十字架や筆記体の外国語を含むデザインが映った。
タトゥーの範囲は広いものの、それぞれの絵柄に込められた本人の意図については、詳細な説明が確認できない部分も多い。
3. 渡邊凌磨|左腕内側の筆記体浦和レッズのMF渡邊凌磨は、左腕の内側に細い筆記体のタトゥーが確認されている。
Football Tribe Japanの2025年の記事では、英字のように見える文字が紹介されたものの、具体的な文言は判明していない。
渡邊は2015年から2018年にかけてドイツ2部のインゴルシュタット04でプレーした経歴を持つ。
海外での生活経験から、タトゥーに対する考え方に触れる機会があった可能性はある。ただし、ドイツ時代に入れたという確証はなく、デザインの由来も本人から公表されていない。
4. 松原后|左腕内側の大きなデザインDF松原后は、左腕の内側に比較的大きなタトゥーが確認されている。
2020年から2022年までベルギーのシント=トロイデンVVでプレーしていたことから、海外で入れたのではないかという見方もある。
しかし、Football Tribe Japanの調査では、清水エスパルスに所属していた2015~2019年の写真にもタトゥーが確認できると紹介されている。
したがって、海外移籍をきっかけに入れたと断定することはできない。
デザインの具体的な意味についても、本人による説明は確認されていない。
5. 鈴木武蔵|侍と自身の名前を刻んだデザイン鈴木武蔵は、両腕にタトゥーが確認されているFWだ。
特に注目されるのが左腕のデザインで、鎧兜をかぶった侍の絵と、その上に刻まれた「武蔵」の文字が特徴的だ。
右腕にも図柄があり、下部には「M.R.HAMILTON」という文字が確認されている。
父親との関係を連想する見方もあるが、その文字の正確な意味や由来について、本人の説明が確認できているわけではない。
2015年12月にはU-22日本代表時代の写真をきっかけに、左腕の「武蔵」という文字がメディアで取り上げられた。
当時からタトゥーに注目が集まっていた選手の一人だ。
6. そのほかに確認されている日本人選手2025年のFootball Tribe Japanの記事では、上記の選手以外にも次の選手が取り上げられている。
| 選手 | 確認されているデザイン・箇所 |
|---|---|
| 柳貴博 | 左肩から上腕にかけてのトライバル模様 |
| 齋藤恵太 | 左腕の釣り針と水草のような図柄 |
| 原輝綺 | 左上腕内側から肘下にかけて |
| 児玉剛 | 左腕・左肩。ハートや「生」に見える図柄 |
| 小泉慶 | 鯉のような魚2匹と蓮のような花 |
| 鈴木準弥 | 左肩から上腕。鯉や水流のような模様 |
| 櫻川ソロモン | 右上腕の2行にわたる文字 |
| 山本龍平 | 左腕全体。文字や人物の図柄 |
| 山田陸 | 左上腕の薔薇、太陽、ローマ数字 |
| 佐藤優也 | 右腕下部のドイツ語のフレーズ |
| 熊田直紀 | 左腕の仏像のような人物の図柄 |
出典:Football Tribe Japan「タトゥーが入った現役日本人Jリーガー14選」(2025年5月28日)。図柄の一部は写真からの視覚的な判読であり、本人による意味の説明とは異なる。
この14人という数字は、2025年に同メディアが紹介した選手数であり、2026年11月現在の現役選手を網羅した公式統計ではない。移籍や引退などによって所属状況も変わるため、現在の在籍選手数として扱うことはできない。
【デザインには何が刻まれている?】本人が明かした意味と家族への思い

タトゥーを入れる理由は選手によって異なる。
家族への感謝、人生の信条、出身地や自分の名前、特別な経験など、個人的な記憶を身体に残す方法として選ばれることがある。
日本人サッカー選手の中でも、デザインの意味を詳しく語っている小林祐希の事例は興味深い。
小林祐希のタトゥーは家族へのメッセージ小林が最初にタトゥーを入れたのは23歳のときだった。
きっかけは、アメリカ・ロサンゼルスに住む日本人彫り師との出会いだ。
当初、その彫り師は日本で生活する小林にタトゥーを入れることを勧めなかったという。日本社会での受け止められ方を考慮したためだ。
しかし、小林は自分の意思を貫き、実際に彫り師のもとを訪れた。
最初に選んだデザインは、母親と2人の妹の名前だった。
その後、父親の名前も反対側の腕に刻んだ。最初に父親の名前を入れなかったところ、父親から「なんで俺の名前が入ってないんだよ」と言われたというエピソードもインタビューで紹介されている。
この話からも、家族の存在が小林にとって大きな意味を持つことが伝わる。
「OWN」に込められた人生観小林のタトゥーには、家族以外にも自分自身の信念を表現したものがある。
その一つが「OWN」という文字だ。
本人は、この言葉について、自分の人生は自分で決めること、自分自身の方法をつくることを意味すると説明している。
また、オランダに到着した日に刻んだ文字や日付もある。
背中には、鏡文字で次の6つの言葉が並んでいる。
愛・感謝・縁・楽しむ・挑戦・道
小林祐希が背中に刻んだ言葉
本人が2019年のREAL SPORTSのインタビューで説明
小林は、これらの言葉を自身の信念として背骨の中心に刻んだと説明している。
加えて、父親の名前については「拓」という字を開拓のイメージに結び付け、ツルハシの絵や蛇のマークを組み合わせたデザインにしたという。
単純に名前を文字として彫るのではなく、本人にしか分からない意味を図柄に変換している点が特徴的だ。
本人は、自分自身に向けた思いを表すタトゥーは一部であり、それ以外は人とのつながりに関係していると語っている。
荒野拓馬にも母親への感謝を示す文字家族への思いがうかがえる例として、荒野拓馬のタトゥーも挙げられる。
Football Tribe Japanの2021年の記事では、左腕にスペイン語で「Gracias Madre」という文字が確認されていると紹介された。
日本語にすると「お母さん、ありがとう」という意味だ。
小林祐希が家族の名前を刻んだのに対し、荒野は感謝の言葉を文字にしている。
両者に共通するのは、タトゥーが単なる装飾ではなく、大切な人への思いを表現する手段になっている点だ。
意味が分からないタトゥーを勝手に解釈してはいけない一方、井手口陽介、渡邊凌磨、松原后などのデザインについては、見た目から意味を推測することはできても、本人が公表した説明が十分に確認できない。
例えば、十字架があれば宗教的な信仰、花があれば家族や恋人への思い、と決め付けるのは適切ではない。
同じ図柄でも、選手によって込める意味は異なる。
本人の発言があるものと、写真から判読されたものを分けることが、選手のプライバシーを尊重した情報の受け止め方につながる。
【なぜ日本代表では隠す?】長袖インナーやテーピングを着用する背景
日本人サッカー選手のタトゥーについて、特に関心が高いのが代表戦での露出問題だ。
Jリーグや海外クラブの映像では腕のタトゥーが見えるのに、日本代表では長袖のインナーやテーピングを着用している選手がいる。
この違いを理解するうえで重要なのが、小林祐希本人の証言だ。
小林祐希が明かした代表活動中の指示2025年5月5日、サッカーダイジェストWebは、小林がDAZNの番組『もりちゃんずコロシアム』に出演した際の発言を報じた。
日本代表ではタトゥーについて厳しかったのかと尋ねられ、小林は次のように答えている。
「長袖インナーを着てくれ」と言われていた。
加えて、普段はあまり出場機会がなかった試合で、たまたま長袖インナーを着ていない状態で出場し、得点を決めた結果、タトゥーが写った写真が新聞に掲載されたというエピソードも披露した。
この証言は、代表活動中にタトゥーを覆うよう求められた実例として重要だ。
ただし、これは小林本人が経験した当時の代表活動についての話であり、すべての選手に対して同一の指示が現在も出されていることを意味するものではない。
タトゥーを隠す主な理由は3つ1. 日本代表としての公共性
日本代表は特定のクラブだけでなく、幅広い年齢層のサッカーファンが応援する存在だ。
選手個人の価値観とは別に、代表チーム全体の印象や社会的な受け止め方が意識される。
2. スポンサーや広告への配慮
テレビ中継、広告、イベントなどでは、選手の姿が企業のブランドイメージと結び付く。
小林自身も2019年のインタビューで、タトゥーが企業イメージに影響することから、スポンサーとの関係で露出を控えざるを得ない場合があると話していた。
3. 選手自身が無用な論争を避けるため
タトゥーを見せることで、プレーとは直接関係のない議論が生まれる可能性がある。
そのため、試合に集中する目的で、あらかじめ覆う選択をする選手がいても不思議ではない。
ただし、これら3つは背景として考えられる要因であり、すべての選手が同じ理由で隠していると確認されているわけではない。
海外クラブでは隠さない選手もいる小林はヨーロッパでプレーしていたとき、チームメートやファンからタトゥーを肯定的に受け止められた経験を語っている。
特に背中の漢字について、海外の人から興味を持たれたという。
一方、日本では同じタトゥーがスポンサー活動に影響することもあった。
この経験は、タトゥーそのものの意味だけでなく、それを受け止める社会環境が選手の行動に影響していることを示している。
【Jリーグ・JFAの規定は?】タトゥーは禁止されているのか
ここは誤解が多い部分だ。
日本人サッカー選手がタトゥーを見せてプレーしているからといって、特別扱いされているわけではない。
そもそも、競技規則上の禁止事項と、クラブや代表チームが独自に行う運営上の指導は異なる。
JFAの競技規則にタトゥー禁止の明文はある?日本サッカー協会(JFA)が公開する2026/27年版サッカー競技規則では、第4条に競技者の用具について定められている。
主な内容は次のとおりだ。
- 危険な用具やアクセサリーを身に着けてはならない。
- 必要な基本用具を着用する。
- アンダーシャツはユニフォームの袖の色に合わせる。
- 政治的、宗教的、個人的なスローガンやメッセージなどを用具に表示してはならない。
ここで重要なのは、用具に表示するメッセージと、身体に彫られたタトゥーは同じ扱いではないということだ。
第4条は選手が身に着ける用具や衣服を対象としている。タトゥーそのものを禁止する条文は、2026/27年版の公開競技規則には見当たらない。
したがって、競技規則に基づいてタトゥーがあるだけで出場できなくなる、という理解は正確ではない。
Jリーグの規約ではどう扱われている?Jリーグが公開する2026年8月改定の規約と関連規程も確認する必要がある。
2026年8月1日改定のJリーグ規約には、選手やクラブ関係者が守るべき義務として、社会的規範の尊重やリーグの信用を損なう行為の禁止などが定められている。
一方、規約本文にタトゥーそのものを禁止する明文は確認できない。
また、2026年7月改定のユニフォーム要項では、シャツやショーツに表示できる広告、チーム名、選手名、シンボルなどについて細かく定められている。
これはユニフォーム上の表示に関するルールであり、身体に入れたタトゥーを禁止する規定とは異なる。
Jリーグのタトゥー規定を整理| 確認項目 | 2026年時点の公開規則 | 実際の意味 |
|---|---|---|
| JFA競技規則 | タトゥー禁止の明文なし | タトゥーだけで出場禁止とはならない |
| Jリーグ規約 | タトゥー禁止の明文なし | 一律の禁止規定は確認できない |
| ユニフォーム要項 | 衣服の表示を規制 | 身体のタトゥーとは別問題 |
| 代表チームの運用 | 小林の着用指示の証言あり | 個別のチーム運営上の指導はあり得る |
| クラブ独自の対応 | 個別方針の確認が必要 | リーグ全体の規則とは区別する |
つまり、Jリーグにタトゥーを理由とする一律の出場禁止ルールがあるわけではない。
ただし、公開規則に禁止がないことと、個々のクラブや代表チームが露出について何も指導しないことは同義ではない。
この区別が、Jリーグのタトゥー事情を理解するうえで最も重要だ。
【日本と海外で何が違う?】タトゥー文化と選手への評判
日本と海外のサッカー選手では、タトゥーの見せ方や社会的な受け止め方に違いがある。
ただし、海外ならどこでも自由に受け入れられ、日本だけが否定的という単純な話ではない。
国や地域、施設、世代によって状況は異なる。
日本でタトゥーへの抵抗感が残る背景日本では、伝統的な入れ墨が反社会的勢力を連想させるものとして扱われてきた歴史がある。
その影響は、公共施設の利用にも表れている。
観光庁の旅館向けQ&Aでは、日本の旅館がタトゥーや刺青のある人の入浴を断ってきた経緯について、反社会組織を想起させ、ほかの宿泊者に不安を与えないためだったと説明している。
一方、現在では施設ごとに対応が異なり、タトゥーを認める施設や、条件付きで利用できる施設も存在する。
また、2022年に日本観光研究学会の学術誌「観光研究」に掲載された論文では、公共入浴施設10施設と温泉・観光協会2施設への聞き取り調査が行われた。
その研究では、タトゥーを理由とする利用制限の実態や、施設側が対応に苦慮する状況、利用者のステレオタイプに関する問題などが整理されている。
このような社会環境は、サッカー選手がタトゥーを隠す理由を考える際にも参考になる。
海外ではファッションや自己表現として受け止められる場合があるヨーロッパや南米のサッカーでは、タトゥーを見せてプレーする選手は珍しくない。
家族の名前、宗教的なモチーフ、人生の節目を示す日付、個人的な信念など、デザインもさまざまだ。
小林祐希も、海外のチームメートやファンから自身のタトゥーを肯定的に評価された経験を明かしている。
特に背中の漢字は海外の人にとって珍しく、興味を持たれることがあったという。
日本ではタトゥーがスポンサー活動の障壁になることもある一方、海外では個性や文化的背景の表現として受け止められる場面がある。
この違いは、小林自身の体験からも読み取れる。
日本人のタトゥーに対する意識は変化しているのか2025年2月にオンライン公開された日本人のタトゥーに関する心理学研究も興味深い。
日本人のタトゥー経験者174人を対象とした調査では、回答者の80%以上が自分のタトゥーを隠していると回答した。
ただし、この調査はタトゥーを入れている人を対象としたもので、日本国民全体の賛否を示す世論調査ではない。
それでも、タトゥーを入れることと、社会生活の中で見せることが別の問題として存在していることが分かる。
井手口陽介のタトゥーに対するネットの反応2024年12月、井手口陽介の上半身のタトゥーが試合中継を通じて注目された。
報道では、SNS上の反応として、タトゥーを怖いと感じる意見や、似合っていて格好いいと評価する意見の両方が紹介されている。
興味深いのは、同じ姿を見ても受け止め方が大きく異なることだ。
一部の人は外見の印象を重視し、別の人は選手のプレースタイルや個性の一部として捉えている。
もちろん、こうしたSNSの反応は利用者全体の意見を代表する統計ではない。
しかし、日本のサッカー選手のタトゥーが、依然として議論を呼びやすいテーマであることはうかがえる。
【プロの結論】日本人サッカー選手のタトゥーを正しく理解する3つの視点
2026年の日本サッカー界におけるタトゥー事情を考える際には、次の3つの視点が欠かせない。
1. タトゥーの存在と意味を分けて考える選手の身体にタトゥーがあることを確認できても、その意味まで分かるとは限らない。
例えば、小林祐希は本人のインタビューによって家族や信念に関するデザインの意味が明らかになっている。
一方、渡邊凌磨や松原后のデザインは、確認できる情報が限られている。
写真から文字や図柄を読み取ることと、本人の意図を知ることは別問題だ。
2. タトゥーの有無だけで選手を評価しないサッカー選手の評価基準は、本来、競技力やチームへの貢献、試合での働きなどにある。
タトゥーの有無だけで選手の人格や生活態度を判断することには無理がある。
井手口陽介のように、試合中のプレーとは別の場面でタトゥーが話題になるケースもあるが、外見と競技者としての能力は分けて考えたい。
3. 規則と社会的な配慮を混同しないJFAの競技規則、Jリーグの公開規約、代表チームの運用は、それぞれ異なる。
タトゥーを禁止する明文がないからといって、すべての場面で露出が推奨されているわけではない。
一方で、選手がタトゥーを入れていることだけを理由に、競技参加を否定することも適切ではない。
2026年の日本サッカー界では、タトゥーは競技規則上の一律禁止事項ではなく、選手個人の表現とチーム運営、社会的な受容の間で扱われているテーマだ。
【日本人サッカー選手のタトゥー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:日本人サッカー選手でタトゥーを入れている有名選手は誰ですか?
小林祐希、井手口陽介、渡邊凌磨、松原后、鈴木武蔵などが知られている。ほかにも荒野拓馬、小野伸二、柿谷曜一朗らのタトゥーが過去の報道や選手写真で紹介されている。
Q2:小林祐希のタトゥーにはどんな意味がありますか?
母親や妹2人、父親の名前に関係するデザインのほか、「OWN」という言葉や、背中に刻まれた「愛・感謝・縁・楽しむ・挑戦・道」などがある。本人がインタビューで意味を説明している。
Q3:井手口陽介のタトゥーにはどんなデザインがありますか?
右腕全体や左腕、胸、背中、脇腹などにタトゥーが確認されている。十字架や筆記体の文字なども報道されているが、それぞれの意味は詳しく公表されていない。
Q4:鈴木武蔵のタトゥーはどんなデザインですか?
両腕にタトゥーがあり、左腕には鎧兜をかぶった侍と「武蔵」の文字が確認されている。右腕には「M.R.HAMILTON」という文字もあるが、その由来は確定していない。
Q5:日本代表ではタトゥーを見せてはいけないのですか?
JFAの公開競技規則にタトゥー自体を禁止する明文は確認できない。ただし、小林祐希は代表活動中に長袖インナーを着るよう求められた経験を明かしている。
Q6:Jリーグではタトゥーを見せて試合に出ても問題ありませんか?
Jリーグの公開規約にはタトゥーを一律に禁止する明文は確認できない。競技規則に沿ってプレーすることが前提であり、クラブごとの運用や個別の指導とは区別する必要がある。
Q7:タトゥーを入れる理由は家族への思いが多いのでしょうか?
家族への感謝や大切な人とのつながりを表現する選手はいる。小林祐希のように本人が家族の名前を刻んだと説明している事例もある。ただし、全選手に共通する理由ではない。
日本人サッカー選手のタトゥー事情を整理すると、小林祐希、井手口陽介、渡邊凌磨、松原后、鈴木武蔵など、実際にタトゥーが確認されている選手は複数いる。
その中でも、小林祐希は家族の名前や人生の信念を刻んだ理由を本人が詳しく説明しており、タトゥーとともに生きる選手の考え方を知る貴重な事例となっている。
また、井手口陽介のように広範囲にタトゥーを入れている選手もいる一方、デザインの意味まで公表されているとは限らない。
2026年時点の制度面では、JFAの競技規則やJリーグの公開規約に、タトゥーそのものを一律に禁止する明文は確認できない。代表活動での露出については、競技規則とは別にチーム運営上の配慮が存在する。
今後、日本人選手の海外挑戦や国際交流が続く中で、タトゥーを個人の表現として受け止める機会も増えていく可能性がある。
大切なのは、タトゥーの有無だけで選手を判断するのではなく、その選手がどのような競技人生を歩み、何を大切にしているのかを知ることだ。
主な参考資料
- 日本サッカー協会「サッカー競技規則2026/27」
- Jリーグ「規約・規程集」「ユニフォーム要項」
- REAL SPORTS「小林祐希が“タトゥー”と共に生きる理由とは?」(2019年10月21日)
- サッカーダイジェストWeb「元日本代表MFが代表戦でのタトゥー隠しを告白」(2025年5月5日)
- Football Tribe Japan「タトゥーが入った現役日本人Jリーガー14選」(2025年5月28日)
- 日本観光研究学会「入墨・タトゥーがある客の利用可否をめぐる現状と課題」(2022年)
- Japanese Psychological Research「An Empirical Study of the Actual Conditions, Current Attitudes, and Psychological Outcomes of Tattooing Among Japanese People」(2025年)