2026年の大相撲夏場所(令和8年五月場所)は、5月10日から24日までの15日間、東京・両国国技館で開催されました。幕内優勝を手にしたのは、小結・若隆景。大関・霧島とともに12勝3敗で並び、千秋楽の優勝決定戦を制して25場所ぶり2度目の優勝を果たしました。
今場所は、横綱・大関陣の休場や新関脇の活躍、千秋楽までもつれた優勝争いなど、見どころの多い15日間となりました。2026年五月場所の取組表、初日から千秋楽までの日程、幕内の対戦相手と勝敗、十両優勝、三賞、決まり手まで、公式記録とスポーツナビの星取表をもとに整理します。
令和8年五月場所は、日本相撲協会が公表した年間日程に基づき、5月10日の日曜日に初日を迎えました。千秋楽は5月24日の日曜日。会場は東京の両国国技館です。
令和8年五月場所の開催概要- 場所名:大相撲五月場所(夏場所)
- 開催期間:2026年5月10日(日)~5月24日(日)
- 開催日数:15日間
- 会場:両国国技館(東京都墨田区)
- 番付発表:2026年4月27日
- 初日:2026年5月10日
- 中日:2026年5月17日
- 千秋楽:2026年5月24日
初日から千秋楽まで、毎日幕内・十両を含む各段の取組が行われました。日本相撲協会の年間日程表でも、五月場所の開催期間は5月10日から24日までとされています。
2026年夏場所の幕内番付上位陣では、横綱に豊昇龍と大の里、大関には琴櫻、安青錦、霧島が名を連ねました。霧島は東大関として土俵に上がり、若隆景は東小結の番付で優勝争いに挑みました。
三役では熱海富士と琴勝峰が関脇、若隆景と高安が小結を務めました。特に若隆景は、上位力士との対戦を重ねながら優勝争いに残ったことが大きな見どころです。
一方、横綱・大の里と大関・安青錦は全休。豊昇龍も2日目以降は休場となりました。琴櫻も3勝9敗3休に終わり、上位陣の星が伸びない展開が優勝争いに影響しました。
最終的な主な上位力士の成績は次のとおりです。
- 横綱・豊昇龍:0勝2敗13休
- 横綱・大の里:0勝0敗15休
- 大関・琴櫻:3勝9敗3休
- 大関・安青錦:0勝0敗15休
- 大関・霧島:12勝3敗
- 関脇・熱海富士:9勝6敗
- 関脇・琴勝峰:9勝6敗
- 小結・若隆景:12勝3敗
- 小結・高安:2勝2敗11休
こうした上位陣の休場や不振もあり、若隆景と霧島が優勝争いを主導する構図が生まれました。
【幕内取組一覧】若隆景と霧島の15日間の対戦相手・勝敗・決まり手

2026年夏場所の結果を追ううえで、特に注目したいのが若隆景と霧島の星取表です。両者はともに12勝3敗で15日間を終えましたが、黒星を喫した日と対戦内容には違いがありました。
若隆景の全15日間の星取表若隆景は初日から4連勝と好スタートを切りました。5日目に隆の勝に敗れて初黒星を喫したものの、その後も白星を積み重ね、優勝争いに踏みとどまりました。
9日目の琴勝峰戦、11日目の霧島戦でも敗れましたが、12日目から千秋楽まで4連勝。最終日の藤凌駕戦にも勝ち、12勝3敗で本割を終えています。
霧島の全15日間の星取表霧島は初日から7連勝を記録し、序盤戦では優勝候補の中心となりました。8日目に豪ノ山に敗れた後も立て直し、9日目には若元春を寄り倒しで破っています。
10日目の正代戦、14日目の伯乃富士戦で黒星を喫しましたが、千秋楽の宇良戦に勝利。若隆景と同じ12勝3敗で本割を終えました。
若隆景・霧島の対戦結果比較表以下はスポーツナビに掲載された両力士の2026年5月場所の星取表をもとに、日付、対戦相手、勝敗、決まり手を整理したものです。決まり手は勝負が決した技を記載しています。
| 日程 | 若隆景(対戦相手・結果) | 霧島(対戦相手・結果) |
|---|---|---|
| 初日・5月10日 | 平戸海 ○ 突き落とし | 隆の勝 ○ はたき込み |
| 2日目・5月11日 | 琴櫻 ○ 寄り切り | 義ノ富士 ○ 突き落とし |
| 3日目・5月12日 | 義ノ富士 ○ 寄り切り | 藤ノ川 ○ 寄り切り |
| 4日目・5月13日 | 大栄翔 ○ 押し出し | 一山本 ○ はたき込み |
| 5日目・5月14日 | 隆の勝 ● はたき込み | 平戸海 ○ すくい投げ |
| 6日目・5月15日 | 藤ノ川 ○ 寄り切り | 王鵬 ○ 寄り切り |
| 7日目・5月16日 | 一山本 ○ 押し出し | 大栄翔 ○ 押し出し |
| 中日・5月17日 | 王鵬 ○ 寄り切り | 豪ノ山 ● 押し出し |
| 9日目・5月18日 | 琴勝峰 ● 寄り切り | 若元春 ○ 寄り倒し |
| 10日目・5月19日 | 熱海富士 ○ 寄り切り | 正代 ● はたき込み |
| 11日目・5月20日 | 霧島 ● 寄り切り | 若隆景 ○ 寄り切り |
| 12日目・5月21日 | 豪ノ山 ○ 突き落とし | 琴勝峰 ○ はたき込み |
| 13日目・5月22日 | 翔猿 ○ 吊り出し | 琴栄峰 ○ うっちゃり |
| 14日目・5月23日 | 琴栄峰 ○ 押し出し | 伯乃富士 ● 寄り倒し |
| 千秋楽・5月24日 | 藤凌駕 ○ 肩透かし | 宇良 ○ 押し倒し |
○は勝ち、●は負けを示します。上記の12勝3敗は15日間の本割の成績であり、優勝決定戦の勝敗は含みません。
【優勝決定戦の全貌】若隆景が霧島を押し出して25場所ぶりの優勝
2026年夏場所の最大の見どころは、千秋楽に実現した若隆景と霧島の幕内優勝決定戦でした。
千秋楽の本割で両者が12勝3敗に14日目を終えた時点で、若隆景と霧島はともに11勝3敗。優勝争いは最終日まで持ち越されました。
千秋楽の本割では、若隆景が東前頭17枚目の藤凌駕と対戦。肩透かしで勝利し、12勝目を挙げました。
一方、結びの一番に登場した霧島は、東前頭11枚目の宇良と対戦。押し倒しで勝ち、こちらも12勝目を記録しました。
この結果、両者が12勝3敗で並び、幕内優勝決定戦へ進むことになりました。
優勝決定戦は若隆景の押し出し優勝決定戦では、若隆景が大関・霧島を相手に下から圧力をかけ、相手を土俵の外へ押し出しました。決まり手は押し出しです。
本割では11日目に霧島が若隆景を寄り切りで破っていました。しかし、最後の優勝決定戦では若隆景が勝利。直接対決で一度敗れた相手に、最も重要な一番で雪辱を果たした形です。
日本相撲協会の力士プロフィールにも、令和8年五月場所の若隆景は12勝3敗、幕内優勝、技能賞と記録されています。
若隆景にとって25場所ぶり2度目の優勝若隆景の今回の優勝は、2022年春場所以来となる幕内優勝でした。25場所ぶり、通算2度目の賜杯獲得です。
日刊スポーツの千秋楽報道によると、前回の優勝から4年2カ月ぶりの復活優勝となり、優勝間隔としては史上3番目の長さでした。
若隆景は2023年春場所で右膝に大きなけがを負い、手術と休場を経験。幕下から再び番付を上げてきた力士です。今回の優勝は、単なる一場所の好成績ではなく、長期離脱から幕内上位へ戻り、再び頂点に立ったという意味を持っています。
優勝後には大関を目指す意欲も示しており、今後の番付や三役での活躍にも関心が集まりました。
【2026年夏場所の三賞・十両優勝】受賞力士と成績をチェック
幕内優勝以外にも、2026年五月場所では好成績を残した力士に三賞が贈られました。殊勲賞、敢闘賞、技能賞の受賞者を整理します。
2026年夏場所の三賞受賞力士- 殊勲賞:該当者なし
- 敢闘賞:義ノ富士(前頭2枚目)11勝4敗
- 敢闘賞:伯乃富士(前頭10枚目)11勝4敗
- 技能賞:若隆景(小結)12勝3敗
若隆景は幕内優勝に加えて技能賞も受賞しました。技能賞は通算7回目となり、安定した相撲内容が評価された形です。
敢闘賞は義ノ富士と伯乃富士の2人が受賞。ともに11勝4敗という好成績を残しました。一方、殊勲賞は該当者なしとなっています。
十両優勝は一意が12勝3敗幕内だけでなく、十両でも優勝争いが展開されました。
2026年五月場所の十両優勝は、東十両6枚目の一意です。成績は12勝3敗で、初めての十両優勝を果たしました。
十両では尊富士も11勝4敗と好成績を記録しています。幕内の若隆景と霧島、十両の一意がそれぞれ12勝3敗で優勝したことは、今場所の成績を振り返るうえで押さえておきたいポイントです。
三賞と各段優勝を確認するときの注意点幕内優勝と三賞は別の表彰です。幕内優勝は場所全体の成績によって決まり、三賞は殊勲・敢闘・技能という観点から選ばれます。
そのため、優勝力士が必ずしも三賞を受賞するわけではありません。今回の若隆景は幕内優勝と技能賞の両方を獲得しましたが、殊勲賞は該当者なしでした。
【決まり手一覧の見方】取組結果・勝敗を正しく理解するポイント
大相撲の取組結果を見るときには、勝敗だけでなく決まり手にも注目すると、力士の相撲内容がより分かりやすくなります。
夏場所で注目された主な決まり手2026年五月場所の若隆景と霧島の15日間では、寄り切り、押し出し、突き落とし、はたき込み、寄り倒しなど、さまざまな決まり手が記録されました。
特に若隆景は、寄り切りによる勝利を複数回記録しています。相手に密着して前に出る相撲が、白星を積み重ねるうえで大きな役割を果たしました。
霧島も寄り切りや押し出し、はたき込みなどで勝利。序盤の7連勝を支えた安定した攻めが印象的でした。
代表的な決まり手の意味- 寄り切り:相手に体を密着させ、前進して土俵の外へ出す技。
- 押し出し:相手の体を押して土俵の外へ出す技。
- 突き落とし:相手の体を突きながら下へ落とす技。
- はたき込み:相手が前に出てくるところを、上から押さえて倒す技。
- 寄り倒し:相手を寄り進めながら土俵内外で倒す技。
- 肩透かし:相手の差し手を抱え、肩を引いて体勢を崩す技。
- 吊り出し:相手の体を持ち上げて土俵の外へ出す技。
- うっちゃり:土俵際で相手の攻めをこらえ、体を反らせて逆転する技。
日本相撲協会では、決まり手を82手に分類して紹介しています。取組結果を見る際は、勝敗と決まり手をセットで確認すると、力士がどのように勝負を決めたのかを把握できます。
星取表の○・●・休場の意味力士別星取表には、各日の結果が記号で表示されます。基本的な読み方は以下のとおりです。
- ○:勝ち
- ●:負け
- □:不戦勝
- ■:不戦敗
- や:休場・取組なし
また、12勝3敗という数字は、本割15日間のうち12勝、3敗を記録したという意味です。優勝決定戦は通常の15日間の成績とは別に扱われます。
今回の若隆景と霧島は、どちらも12勝3敗でした。星取表だけでは優勝者を判断できず、優勝決定戦の結果まで確認する必要があります。
【大相撲夏場所の取組】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の大相撲夏場所はいつからいつまで開催されましたか?
A1:2026年5月10日から5月24日までの15日間、東京の両国国技館で開催されました。初日は5月10日、千秋楽は5月24日です。
Q2:2026年夏場所の優勝力士は誰ですか?
A2:小結・若隆景です。本割を12勝3敗で終え、大関・霧島との優勝決定戦で押し出しによる勝利を収めました。25場所ぶり2度目の幕内優勝です。
Q3:若隆景と霧島の優勝決定戦の決まり手は何ですか?
A3:押し出しです。若隆景が霧島に下から圧力をかけて土俵外へ押し出し、優勝を決めました。なお、本割の11日目には霧島が若隆景を寄り切りで破っています。
2026年の大相撲夏場所は、5月10日から24日まで両国国技館で行われ、若隆景が幕内優勝を果たしました。霧島も12勝3敗と最後まで優勝を争いましたが、千秋楽の優勝決定戦で若隆景が押し出しで勝利しました。
若隆景にとっては、2022年春場所以来となる25場所ぶり2度目の優勝。技能賞も獲得し、復活を印象づける場所となりました。霧島も大関として12勝を挙げ、優勝決定戦まで進む実力を示しています。
なお、2026年11月5日時点では、若隆景のその後の動向にも注目が集まっています。共同通信の11月4日付報道によると、7月に左脚の手術を受け、名古屋場所と秋場所を全休した若隆景は、11月の九州場所で復帰することが決まりました。番付は西十両5枚目です。
5月の優勝から負傷による休場、そして十両からの再出発へ。若隆景の2026年は大きな転機が続く一年となっています。
夏場所の取組結果を振り返る際には、優勝者だけでなく、15日間の対戦相手、星取表、決まり手、三賞まで確認することが大切です。特に若隆景と霧島のように本割で同じ成績を残した場合は、優勝決定戦の結果が最終的な優勝者を決めます。
2026年五月場所は、若隆景の復活と霧島の健闘が強く印象に残る、記録とドラマの両面で見応えのある夏場所となりました。