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オリンピックは何年に一回?夏季・冬季の開催周期と1994年変更を解説【2026年版】

高杉 葵 高杉 葵 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
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オリンピックは何年に一回開催されるのでしょうか。答えは、夏季オリンピックも冬季オリンピックも、それぞれ4年に一度です。ただし、両大会は同じ年には開催されず、現在は2年ずつずらして交互に行われています。そのため、世界規模ではほぼ2年おきにオリンピックが開催される仕組みです。

2026年にはイタリアでミラノ・コルティナ冬季オリンピックが開催され、次の夏季大会は2028年のロサンゼルス大会に決まっています。なぜ4年周期なのか、なぜ1994年から夏季・冬季の開催年がずれたのか。古代ギリシャの起源から2026年以降の開催予定まで、国際オリンピック委員会(IOC)と日本オリンピック委員会(JOC)の公式情報をもとに整理します。

【まず答え】オリンピックは何年に一回?夏季・冬季とも4年周期

オリンピック何年に一回

オリンピックは、夏季大会と冬季大会のそれぞれが4年に一度開催されます。

ただし、夏季と冬季の開催年は2年ずつずれています。両大会を合わせると、原則として2年ごとに世界的なオリンピックが開かれることになります。

例えば、2024年にパリで夏季大会が開催され、2026年にはミラノ・コルティナで冬季大会が開催されました。続いて2028年にはロサンゼルスで夏季大会が予定されています。

夏季と冬季の開催周期を比較
比較項目 夏季オリンピック 冬季オリンピック
開催周期 4年に一度 4年に一度
開催年の例 2024年 2026年
直近の開催地 パリ ミラノ・コルティナ
次回開催年 2028年 2030年
次回開催地 ロサンゼルス フランスアルプス

IOCの公式説明でも、夏季・冬季の両大会はそれぞれ4年周期で開催され、1994年以降は2年おきに交互に実施されるとされています。

ここで覚えておきたいのは、オリンピック全体が2年周期なのではなく、夏季と冬季それぞれの大会が4年周期という点です。

【歴史を解説】オリンピックが4年に一度になった理由は古代ギリシャにある

オリンピックが4年に一度開催される理由を理解するには、約3000年前の古代ギリシャまで歴史をさかのぼる必要があります。

古代ギリシャのオリンピア祭典競技が起源

現在のオリンピックのルーツは、古代ギリシャのペロポネソス半島にあるオリンピアで行われていた競技祭です。

この祭典は、単なるスポーツ大会ではありませんでした。全能の神ゼウスをはじめとする神々をたたえる宗教的な祭典として行われ、ギリシャ各地から競技者や観客が集まっていました。

IOCによると、古代オリンピックがいつ始まったのかは正確には判明していません。文献上では紀元前776年が最初の大会としてよく挙げられています。

当時のギリシャでは、オリンピアの競技祭は4年ごとに開催されていました。この周期が近代オリンピックにも受け継がれています。

オリンピアードとは?4年間を表す歴史的な単位

「オリンピアード」という言葉も、4年周期を理解するうえで欠かせません。

オリンピアードとは、オリンピック競技大会と次の大会の間にある連続した4年間を意味する言葉です。

古代ギリシャでは、単に年数を数えるだけでなく、オリンピックの開催周期を時間の基準として使っていました。

IOCの説明によれば、当時は現在のように年数だけで時間を数えるのではなく、オリンピアードを基準に年代を把握する方法も用いられていました。

現在の近代オリンピックでも、この考え方は制度上残っています。

IOCの規定では、オリンピアードは第1年の1月1日に始まり、第4年の12月31日に終わる4年間の期間です。

なぜ4年という周期が選ばれたのか

4年周期の背景については、いくつかの歴史的な説があります。

JOCが紹介する有力な説の一つが、古代ギリシャで使われていた太陰暦との関係です。

太陰暦と太陽暦では1年間の長さが異なり、古代ギリシャでは8年という周期が祭典を行ううえで重要だったと考えられています。

この8年周期の半分にあたる4年が、後にオリンピックの開催間隔として定着したという説明です。

ただし、これは歴史的な有力説の一つです。IOCも、古代オリンピックが生まれた正確な理由については、神話と歴史が混在しているため特定できないと説明しています。

つまり、4年周期の歴史的な由来は古代ギリシャにありますが、当時の人々がなぜその間隔を選んだのかについては、完全に解明されているわけではありません。

1896年アテネ大会から近代オリンピックが始まる

古代オリンピックの伝統は長い歴史を経て途絶えましたが、19世紀にフランスの教育者ピエール・ド・クーベルタンが復興を提唱しました。

1894年には近代オリンピック復興の構想が具体化し、1896年にギリシャのアテネで第1回近代オリンピックが開催されます。

このとき、古代オリンピックの4年周期も引き継がれました。

以降、近代オリンピックは世界各国の都市を開催地としながら、4年に一度という基本的なリズムを維持しています。

【1994年が転換点】夏季・冬季オリンピックが2年おきになった理由

現在のオリンピックで特徴的なのが、夏季と冬季の開催年が2年ずつずれていることです。

しかし、最初からこの仕組みだったわけではありません。

1992年までは、夏季大会と冬季大会が同じ年に開催されていました。

このルールを変更する決定が行われたのは1986年です。

1924年から1992年までは同じ年に開催

冬季オリンピックが初めて開催されたのは1924年のフランス・シャモニー大会です。

当時は夏季大会と冬季大会が同じ4年周期で行われていました。

そのため、1924年、1928年、1932年、1936年と、夏季・冬季の大会が同じ年に開催されていたのです。

この方式は1992年まで続きました。

1992年には、夏季のバルセロナ大会と冬季のアルベールビル大会が同じ年に開催されています。

この2大会が、同一年に開催された最後の夏季・冬季オリンピックとなりました。

1986年のIOC決定で開催周期を変更

大きな転換点となったのは、1986年にスイスのローザンヌで開かれたIOC総会です。

IOCは夏季大会と冬季大会の開催年を分離する方針を決定しました。

変更の背景には、冬季大会の存在感を高めることや、開催準備の負担を分散することなどがありました。

当時のロサンゼルス・タイムズの報道では、冬季大会が夏季大会の前座のように扱われる状況を改めること、テレビ放映権収入の拡大、IOCや各国オリンピック委員会の運営負担の分散などが変更の理由として紹介されています。

大会を同じ年に集中させず、冬季大会にも独立した注目を集める狙いがあったのです。

1994年リレハンメル大会から新周期へ

変更後、最初に開催された冬季大会が1994年のノルウェー・リレハンメル大会です。

ここが要点です。

通常の4年周期で考えれば、1992年の次の冬季大会は1996年になるはずでした。しかし、開催年をずらす制度変更により、1994年に冬季大会が開催されました。

その後は以下のようなスケジュールになっています。

- 1992年:夏季バルセロナ大会・冬季アルベールビル大会
- 1994年:冬季リレハンメル大会
- 1996年:夏季アトランタ大会
- 1998年:冬季長野大会
- 2000年:夏季シドニー大会

このように、1994年を境に夏季・冬季が2年おきに交互に開催される仕組みが定着しました。

重要なのは、1994年に冬季大会の4年周期そのものがなくなったわけではないという点です。開催間隔は引き続き4年で、夏季大会との位置関係だけが変更されたのです。

【歴代開催年一覧】夏季・冬季オリンピックの開催年と開催地

オリンピックの開催周期を具体的に理解するには、歴代大会を時系列で見ると分かりやすくなります。

ここでは近代オリンピックの始まりから2028年の予定まで、重要な大会と周期の転換点を整理します。

夏季・冬季オリンピックの歴史的な節目
年 夏季オリンピック 冬季オリンピック 歴史的な意味
1896年 アテネ — 近代大会の第1回
1924年 パリ シャモニー 第1回冬季大会
1992年 バルセロナ アルベールビル 同一年開催の最後
1994年 — リレハンメル 開催年変更後の最初の冬季大会
1996年 アトランタ — 新しい交互開催周期
1998年 — 長野 日本で冬季大会開催
2000年 シドニー — 夏季大会
2002年 — ソルトレークシティ 冬季大会
2020年 東京(実開催は2021年) — 新型コロナで延期
2022年 — 北京 冬季大会
2024年 パリ — 夏季大会
2026年 — ミラノ・コルティナ 第25回冬季大会
2028年 ロサンゼルス(予定) — 次回夏季大会
2030年 — フランスアルプス(予定) 次回冬季大会

※開催地・開催年はJOCおよびIOCの大会資料に基づきます。予定大会は開催予定として記載しています。

夏季オリンピックの歴代開催年

夏季大会は1896年のアテネ大会から始まり、原則4年ごとに開催されています。

実際の開催年を古い順に並べると、次のとおりです。

1896年、1900年、1904年、1908年、1912年、1920年、1924年、1928年、1932年、1936年、1948年、1952年、1956年、1960年、1964年、1968年、1972年、1976年、1980年、1984年、1988年、1992年、1996年、2000年、2004年、2008年、2012年、2016年、2021年、2024年。

2028年にはアメリカのロサンゼルスで次回大会が予定されています。

なお、1916年、1940年、1944年の大会は世界大戦の影響で開催されませんでした。

冬季オリンピックの歴代開催年

冬季大会は1924年のシャモニー大会から始まりました。

実際の開催年は次のとおりです。

1924年、1928年、1932年、1936年、1948年、1952年、1956年、1960年、1964年、1968年、1972年、1976年、1980年、1984年、1988年、1992年、1994年、1998年、2002年、2006年、2010年、2014年、2018年、2022年、2026年。

1940年と1944年は第二次世界大戦の影響で開催されていません。

また、1992年と1994年の間隔が2年になっているのは、前述した開催周期の変更によるものです。

2020年東京大会はなぜ2021年開催なのか

歴代開催年を見る際に注意したいのが、2020年東京オリンピックです。

東京大会は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、当初の2020年開催から2021年に延期されました。

実際の開催期間は2021年7月23日から8月8日です。

ただし、大会名称は「東京2020」のまま維持されました。

そのため、JOCの大会資料では「第32回オリンピック競技大会(2020/東京)」と表記されています。

つまり、2020年大会という名称と2021年という実際の開催年は、どちらも正しい情報です。

この例は、オリンピックの開催年を調べる際に、大会の正式名称と実際の開催日を区別する必要があることを示しています。

【2026年最新】ミラノ・コルティナから2028年ロサンゼルスまでの開催予定

2026年11月時点で、直近の冬季オリンピックはミラノ・コルティナ大会です。

大会は2026年2月6日から22日まで、イタリアのミラノとコルティナ・ダンペッツォを中心に開催されました。

JOCの大会概要によると、第25回冬季オリンピック競技大会として実施され、8競技116種目が行われています。

次の大会は2028年のロサンゼルス夏季オリンピックです。

2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック

2026年大会はイタリアで開催された冬季オリンピックです。

開催期間は2月6日から22日までの17日間でした。

開催地はミラノとコルティナ・ダンペッツォで、イタリアでは冬季オリンピックの開催は2006年のトリノ大会以来20年ぶりとなりました。

この大会が2026年に開催されたのは、2024年パリ夏季大会から2年後に冬季大会を配置する現在の開催周期に沿ったものです。

2028年ロサンゼルス夏季オリンピック

次回の夏季オリンピックは、アメリカのロサンゼルスで開催されます。

IOCが公表している日程は、2028年7月14日から30日までです。

ロサンゼルスでの夏季オリンピック開催は、1932年、1984年に続いて3回目となります。

2026年冬季大会から2年後というタイミングであり、現在の開催周期がそのまま反映された日程です。

2028年以降のオリンピック開催予定

2028年以降も、夏季と冬季が交互に開催される予定です。

開催年 大会 開催予定地
2028年 夏季 ロサンゼルス(アメリカ)
2030年 冬季 フランスアルプス
2032年 夏季 ブリスベン(オーストラリア)
2034年 冬季 ソルトレークシティー・ユタ(アメリカ)

このように、2026年、2028年、2030年、2032年、2034年と、夏季・冬季の大会が2年おきに並んでいます。

ただし、開催地や日程についてはIOCの正式な発表を確認することが大切です。

【プロの結論】オリンピックの周期を正しく理解する3つのポイント

オリンピックの開催周期を理解するうえで、特に押さえておきたい要点は3つあります。

1. 夏季・冬季それぞれの開催間隔は4年

夏季大会と冬季大会は別々の大会です。

夏季大会が2024年に開催された場合、次回は2028年です。冬季大会が2026年に開催された場合、次回は2030年になります。

この基本ルールを理解すれば、次回大会の開催年も簡単に予測できます。

2. 2年おきという表現は両大会を合わせた場合

「オリンピックは2年に一度」という説明は、完全な間違いではありませんが、正確ではありません。

夏季・冬季を交互に見ると2年おきに大会が開催されるためです。

一方、同じ種類の大会は4年ごとに開催されます。

検索結果やニュース記事で「2年おき」と「4年に一度」という異なる表現を見かけても、対象が違うと理解すれば混乱しません。

3. 開催年と大会名称は必ずしも一致しない

東京2020大会のように、延期によって実際の開催年が変わるケースもあります。

また、世界大戦による中止のように、予定されていた大会そのものが実施されない場合もありました。

したがって、歴代大会を調べる場合は、次の3点を区別が必要です。

- 大会の正式名称に使われている年
- 実際に競技が開催された年
- IOCが定めるオリンピアードの周期

この3つを分けて考えれば、オリンピックの歴史や開催年をより正確に理解できます。

【オリンピックは何年に一回?】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:オリンピックは夏季と冬季で何年に一回開催されますか?

A1:夏季オリンピックも冬季オリンピックも、それぞれ4年に一度開催されます。ただし、両大会は2年ずつずれているため、合わせると原則2年おきに大会が開催されます。

Q2:オリンピックが4年に一回なのはなぜですか?

A2:古代ギリシャのオリンピアで行われていた競技祭が4年ごとに開催されていた伝統を引き継いでいるためです。近代オリンピックは1896年のアテネ大会から始まり、この周期を採用しています。古代に4年周期が選ばれた正確な理由については、太陰暦との関係など複数の説があります。

Q3:夏季と冬季のオリンピックが2年おきになったのはいつからですか?

A3:1994年からです。1986年のIOC総会で開催年を分ける方針が決定され、1992年のバルセロナ・アルベールビル大会を最後に同一年開催が終了しました。1994年のリレハンメル冬季大会から、現在の交互開催方式になっています。

Q4:2026年の次のオリンピックはいつですか?

A4:2026年のミラノ・コルティナ冬季大会の次は、2028年7月14日から30日まで開催予定のロサンゼルス夏季オリンピックです。

Q5:オリンピアードとは何ですか?

A5:オリンピアードとは、オリンピックの4年間の周期を意味する言葉です。古代ギリシャでは年代を数える基準として使われ、現在もIOCの制度上の用語として残っています。

オリンピックは、夏季・冬季ともに原則4年に一度開催されます。両大会の開催年を2年ずつずらす現在の仕組みは、1994年のリレハンメル冬季大会から始まりました。

4年周期の由来は古代ギリシャのオリンピア祭典競技にあり、1896年のアテネ大会で始まった近代オリンピックにも受け継がれています。

2026年にはミラノ・コルティナ冬季大会が開催され、次回の2028年にはロサンゼルスで夏季大会が予定されています。その後も2030年のフランスアルプス冬季大会、2032年のブリスベン夏季大会へと続きます。

覚えておきたいのは「夏季・冬季それぞれ4年に一度、両大会を合わせると2年おき」というルールです。

この違いを理解しておけば、オリンピックの開催年や歴史、次回大会のスケジュールを迷わず把握できます。

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高杉 葵

アイドル・グラビア担当。所属事務所の公式発表を一次情報とし、憶測は書きません。

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